Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成 12c (12.2.1.1) E77345-01 |
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この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Fusion Middlewareアンインストーラにより、起動元のOracleホーム・ディレクトリからソフトウェアが削除されます。
次の表は、手順を要約し、サポートするドキュメントへのリンクを示しています。
表5-1 Oracle Fusion Middleware Infrastructureアンインストールのロードマップ
タスク | 説明 | ドキュメント |
---|---|---|
Oracle Fusion Middlewareの停止。 |
アンインストーラを実行する前に、ドメイン内のすべてのサーバーおよびプロセスを停止することをお薦めします。 |
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データベース・スキーマを削除します。 |
Repository Creation Utilityを実行してデータベース・スキーマを削除します。 |
「データベース・スキーマの削除」を参照。 |
ソフトウェアを削除します。 |
製品のアンインストーラを実行し、Oracle Fusion Middleware Infrastructureを削除します。 |
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Oracleホーム・ディレクトリの削除。 |
アンインストーラでは、すべてのファイルとフォルダがOracleホーム・ディレクトリから削除されません。アンインストーラが終了した後、手動でOracleホームを削除して、製品の削除を完了させる必要があります。 |
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Windowsオペレーティング・システムからプログラム・ショートカットを削除します。 |
アンインストーラでは、Windowsオペレーティング・システムからプログラム・ショートカットは削除されません。 |
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ドメインとアプリケーション・データを削除します。 |
アンインストーラでは、ドメイン・ホームやアプリケーション・ホームのディレクトリにあるデータがOracleホーム内にあっても削除されません。必要に応じて、これらのディレクトリを手動で削除する必要があります。 |
アンインストーラ実行前に、削除対象のOracleホームに関連付けられたすべてのサーバーとプロセスを停止することをお薦めします。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理でOracle Fusion Middleware環境の停止に関する項を参照してください。
Oracleホームを削除する前に、リポジトリ作成ユーティリティを実行して、このドメインに関連付けられたデータベース・スキーマを削除することをお薦めします。
各ドメインにはカスタム接頭辞によって一意に識別される独自のスキーマ・セットがあります(『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください)。これらのスキーマを他のドメインと共有することはできません(『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください)。
データベースに複数のスキーマ・セットがある場合は、削除するドメインに関連付けられたスキーマ接頭辞を指定します。
スキーマの削除手順は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの削除に関する項を参照してください。
アンインストーラを使用するか、サイレント・インストールを実行できます。
サイレント(コマンド行)アンインストールを実行する場合、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』でサイレント・アンインストールのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。
アンインストール・プログラムを起動するメソッドは、使用するオペレーティング・システム(WindowsまたはUNIX)により異なります。
UNIXオペレーティング・システムでは、ORACLE_HOME
/oui/bin
ディレクトリに移動し、コマンド./deinstall.sh
を入力します
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME
\oui\bin
ディレクトリに移動し、deinstall.cmd
をダブルクリックします。
インストーラは、このプログラムが起動されるOracleホームで複数のディストリビューションが検出された場合にのみ「アンインストールする配布」画面を表示します。
ドロップダウン・リストからアンインストールするディストリビューションを選択し、「アンインストール」をクリックします。
ドロップダウン・リストの下には選択したディストリビューションの内容が表示され、正しいディストリビューションの削除を選択していることを確認できます。
アンインストール・プログラムでは、次の表に記載された順番で一連の画面が表示されます。
いずれかのアンインストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。
表5-2 アンインストール画面と説明
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品アンインストーラが開始します。 |
アンインストール・サマリー |
アンインストールされるOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。このディレクトリが正しいことを確認します。 「アンインストール」 をクリックしてソフトウェアの削除を開始します。 |
アンインストールの進行状況 |
アンインストールの進行状況が表示されます。 |
アンインストール完了 |
アンインストールが完了すると表示されます。この画面の情報を確認し、「終了」をクリックして、アンインストーラを終了してください。 |
アンインストールの完了後に、Oracleホーム・ディレクトリと、アンインストーラによって削除されなかった既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合でご使用のOracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Products/Oracle_Home
の場合の例は、次となります。
cd /home/Oracle/Products rm -rf Oracle_Home
Windowsオペレーティング・システムで、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Products\Oracle_Home
の場合、ファイル・マネージャのウィンドウを使用してC:\Oracle\Products
ディレクトリにナビゲートし、Oracle_Home
フォルダを右クリックしてから「削除」をクリックします。
Windowsオペレーティング・システムの場合は、プログラム・ショートカットを手動で削除する必要があります(アンインストーラでは、削除されません)。
C:\Program Data\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Oracle\
Oracle Home
\
Product
ディレクトリに移動します。Oracleホームにインストールされている製品が1つのみの場合は、Oracle Home
ディレクトリを削除してもかまいません。Oracleホームに複数の製品がインストールされている場合は、Oracle Home
を削除する前に、すべての製品を削除する必要があります。
アンインストールの手順に従いソフトウェアをアンインストールし、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除した場合のみ、同じOracleホームに以前のインストールとしてソフトウェアを再インストールできます。
再インストールするときに、前回のインストールと同じOracleホームを指定できます。
Oracleホームが空ではない場合、次の事項を考慮します。
インストール中に指定したOracleホームに、これからインストールしようとしているものと同じソフトウェアがすでに含まれていることが、インストーラによって警告されます。
次のオプションから選択します。
別のインストール・タイプを選択します。この場合、Oracleホーム・ディレクトリ内にまだ存在していない機能セットのみがインストールされます。
別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。
たとえば、ドメイン・ホームまたはアプリケーション・ホームを既存のOracleホーム内に作成するとします。
アンインストールのプロセスでこのデータは削除されないため、同じOracleホームに再インストールしようとしてもインストーラによって許可されません。
次のオプションから選択します。
この項の説明に従いOracleホームからソフトウェアをアンインストールし、次にOracleホーム・ディレクトリを削除します。これが完了すると、「Infrastructureソフトウェアのインストール」の手順に従い同じOracleホームの場所に再インストールし、再び使用できるようになります。Oracleホームにあったドメイン・データやアプリケーション・データを、再作成する必要があります。
別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。