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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77345-01
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2 Infrastructureソフトウェアのインストール

この項では、Oracle Fusion Middleware Infrastructureソフトウェアのインストール方法について説明します。

この項では、次の項目について説明します。

2.1 インストール・プログラムの起動

システムのJDKディレクトリからインストール・プログラムを起動します。

インストール・プログラムを開始するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲットのシステムにログインします。
  2. インストーラでは動作保証されたJDKを必要とするため、動作保証されたJDKがシステムにあることを確認します。Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページで、12c (12.2.1)に適した動作保証のドキュメントを参照してください。
  3. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  4. 次の例に示すように、システム上のJDKディレクトリからjava実行可能ファイルを呼び出すことにより、インストール・プログラムを起動します。これらの例のJDKの場所は、システム上の実際のJDKの場所に置き換えてください。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    /home/Oracle/jdk/jdk1.8.0_77/bin/java -jar fmw_12.2.1.1.0_infrastructure_generic.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_77\bin\java -jar fmw_12.2.1.1.0_infrastructure_generic.jar
    

インストール・プログラムが開いたら、インストールを開始できます。「インストール画面のナビゲート」で、各画面について説明します。

2.2 インストール画面のナビゲート

インストール・プログラムでは、一連の画面が表示されます。

次の表では、表示される順序でインストール・プログラム画面を説明します。

画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。


表2-1 Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が表示されます。

中央インベントリを作成する場所を指定します。選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracleセントラル・インベントリに関する項を参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

自動更新

「自動更新」を有効にすると、インストーラが新しいソフトウェアの有無を確認します。

システムでソフトウェア更新を確認しない場合、デフォルト設定の「自動更新をスキップ」のままにします。

ディレクトリからパッチを選択ローカルで使用可能なソフトウェア更新がある場合は、このオプションを使用して場所を指定できます。

My Oracle Supportで更新を検索My Oracle Supportのアカウントがある場合は、アカウント名とパスワードを指定して、My Oracle Supportから利用可能なソフトウェア更新をインストーラで自動的にダウンロードすることができます。インストーラがMy Oracle Supportにアクセスするようにプロキシ・サーバーを構成する必要がある場合は、「プロキシ設定」をクリックします。

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

インストール場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

ディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

インストールするインストール・タイプ、製品および機能のセットの選択で使用します。

このトポロジの場合は、「Fusion Middleware Infrastructure」を選択します。

注意: このドキュメントのトポロジは、サーバーのサンプルを含みません。製品環境にはサンプルをインストールしないように強くお薦めします。

前提条件のチェック

システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告またはエラー・メッセージが表示されたら、「システム環境の確認のロードマップ」のいずれかのドキュメントを参照してください。

セキュリティ・アップデートの指定

Oracle Supportアカウントを所有している場合、この画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。

アカウントを所有していない場合、この手順をスキップするには、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。オプション: レスポンス・ファイルに保存するには、「保存」をクリックし、場所およびファイル名を入力します。レスポンス・ファイルを使用して、後でサイレント・インストールを実行できます。

サイレント・インストールに構成は含まれていません(サイレント構成機能はありません)。サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

インストールの進行状況を表示します。

インストール完了

インストールが完了すると表示されます。この画面を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


2.3 インストールの確認

インストールの完了後、次のタスクを実行してインストールを検証します。

2.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラに問題が発生していないことを確認します。

ログ・ファイルとその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。

2.3.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後に表示されるディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。

2.3.3 Oracleホームの内容の表示

Oracleホームの内容を、viewInventoryスクリプトを使用して表示できます。

『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。