Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード 12c (12.2.1.1) E77368-01 |
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この章では、Fusion Midleware Infrastructureを11gまたは前の12cリリースから最新の12c (12.2.1.1)リリースにアップグレードするプロセスについて説明します。
この章のトピックは、次のとおりです:
schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。Upgrade Assistantを実行すると、アップグレードできるスキーマが識別されます。シングル・セッションのUpgrade Assistantの実行で、複数のスキーマをアップグレードできます。Oracle Fusion Middleware 11g Application Developer installationからOracle Fusion Middleware 12c Infrastructureにアップグレードする前に、環境に関連するOracle Fusion Middlewareのアップグレード前タスクを完了することが重要です。アップグレード前タスクのほとんどは、Fusion Middlewareコンポーネントに必要ですが、Infrastructure固有のものもあります。
注意:
Infrastructureでの必要なアップグレード前タスクの完了に加えて、最初に、Oracle Fusion Middlewareのアップグレード前チェックリストで説明されているすべての該当するアップグレード前タスクを完了する必要があります。
既存の環境をバックアップする必要があります。なんらかの理由でアップグレードに失敗した場合、ソース・バックアップからアップグレード・プロセスをやりなおす必要があります。
詳細は、Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニングのアップグレードのバックアップ/リカバリ戦略を参照してください。
Infrastructure固有のアップグレード前タスクの詳細は、次を参照してください。
setDomainEnv
などのサーバー起動スクリプトがあります。起動スクリプトに行った変更は、その後のドメインのアップグレード操作中に上書きされるため、これらの起動スクリプトを変更しないでください。orclsslauthentication
属性によって制御されます。デフォルトでは、Oracle Internet Directory(OID)はSSL認証なしモード(orclsslauthentication
=1)を使用します。すべてのドメインには、動的に生成されたドメインおよびsetDomainEnv
などのサーバー起動スクリプトがあります。起動スクリプトに行った変更は、その後のドメインのアップグレード操作中に上書きされるため、これらの起動スクリプトを変更しないでください。
注意:
アップグレード前にsetDomainEnv
スクリプト(または他の起動スクリプト)に加えられた変更は、ドメインの再構成プロセスで再生成されるスクリプトにより上書きされます。別のファイルを作成して、アップグレード前にカスタマイズしたドメイン設定を格納してください。
たとえば、ドメインのすべてのサーバーに適用されるサーバー起動パラメータをカスタマイズする場合は、setUserOverrides.cmd
(Windows)またはsetUserOverrides.sh
(UNIX)という名前のファイルを作成することにより、たとえば、WebLogic Serverクラスパスにカスタム・ライブラリを追加する、サーバー実行用の追加のJavaコマンド行オプションを指定する、または追加の環境変数を指定する、などの構成が可能です。このファイルに追加されたカスタム設定はドメインのアップグレード操作中に保存され、packおよびunpackコマンドを使用する際にリモート・サーバーに継承されます。
setUserOverrides
ファイルにおける起動のカスタマイズの例を次に示します。# add custom libraries to the WebLogic Server system claspath if [ "${POST_CLASSPATH}" != "" ] ; then POST_CLASSPATH="${POST_CLASSPATH}${CLASSPATHSEP}${HOME}/foo/fooBar.jar" export POST_CLASSPATH else POST_CLASSPATH="${HOME}/foo/fooBar.jar" export POST_CLASSPATH fi # specify additional java command line options for servers JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Dcustom.property.key=custom.value"
サーバーの起動中にsetUserOverrides
ファイルが存在する場合、このファイルが起動シーケンスに含まれ、このファイルにオーバーライドがあれば、有効になります。setUserOverrides
ファイルは、domain_home/bin
ディレクトリに格納する必要があります。
注意:
アップグレード前に、setUserOverrides
スクリプトを作成できない場合は、「起動スクリプトへのカスタマイズの再適用」の説明に従って、設定を再適用する必要があります。
SSLプロトコルでは、認証、整合性および機密保護を含むトランスポート層セキュリティがクライアントとサーバーとの間の接続に提供されます。SSL認証モードは、インスタンス固有の構成エントリ内のorclsslauthentication
属性によって制御されます。デフォルトでは、Oracle Internet Directory(OID)はSSL認証なしモード(orclsslauthentication
=1)を使用します。
12c Infrastructureにアップグレードし、OIDをセキュリティ・ポリシー・ストアとしてOracle WebLogic Serverで使用している場合、デフォルトのSSLモードを変更する必要があります。Oracle Internet Directory 11gでは、SSL相互運用性モードはデフォルトで有効です。ただし、Oracle Internet Directoryは、SSL相互運用性モードが無効であることを前提として、JDKのSSLに完全に準拠しています。
Oracle Internet Directory (OID)における認証なしSSLモードのデフォルト使用は、介在者(MITM)攻撃を受けやすくなるため、本番環境ではお薦めできません。
ただし、認証なしSSLが必要で、WebLogic Serverがクライアントの場合は、アップグレード前に次のシステム・プロパティをweblogic.propertiesファイルに適用する必要があります。
-Dweblogic.security.SSL.AllowAnonymousCipher=true
-Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true
注意:
これらのプロパティを設定することにより、匿名暗号スイートが有効化され、ホスト名の検証チェックなしでクライアント接続が確立されるため、WebLogic Serverは介在者攻撃を受けやすくなる可能性があります。
WebLogic Server 12cでOIDを使用する場合は、サーバー認証またはクライアント/サーバーSSL認証の使用をお薦めします。
ポリシー・セットのサーバー・インスタンス・スコープは、11g (11.1.1.7.0)では非推奨で、12cではサポートされていません。ただし、サーバー・インスタンス・スコープを使用するポリシー・セットがある場合は、12cへのアップグレード中に無効化されます。したがって、12cにアップグレードする前に、11gのすべてのポリシー・セットからサーバー・インスタンス・スコープを削除する必要があります。
詳細は、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.7.0)のドキュメント・ライブラリのWebサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイドのポリシー・セットの編集を参照してください。
アップグレードの際、ご使用の環境向けにカスタマイズされていない事前定義ドキュメントは読取り専用バージョンで置き換えられ、新しい読取り専用の事前定義ドキュメントが追加される点に注意してください。ただし、カスタマイズされた既存の事前定義済ドキュメント、およびリポジトリのユーザー作成のカスタム・ポリシーは上書きされません。
最新のポリシーを常にすべて取得できるように、変更した事前定義ドキュメントはクローニングし、ポリシー・アタッチメントは移行することをお薦めします。詳細は、Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のOWSMリポジトリのアップグレードを参照してください。
アップグレード前環境でアップグレード準備が整っていることを確認するために、アップグレード・プロセスを開始する前に準備状況チェックを実行することをお薦めします。
Upgrade Assistantの準備状況チェックでは、既存のOracle Fusion MiddlewareスキーマおよびOracle WebLogic構成の読取り専用のアップグレード前確認を行います。
準備状況チェックでは、フォーマットされ、タイムスタンプの付けられた準備状況レポートが生成され、実際のアップグレードを試みる前に潜在的な問題に対処できます。問題が検出されない場合は、アップグレード・プロセスを開始できます。アップグレードを実行する前に、このレポートを詳細に確認することをお薦めします。
詳細は、「準備状況レポートのサンプル」を参照してください。
注意:
または、準備状況チェックを-responseモードで実行して、レスポンス・ファイルを使用してサイレント準備状況チェックを実行することもできます。Upgrade Assistantでのレスポンス・ファイルの使用の詳細は、「レスポンス・ファイル・モードでのUpgrade Assistantの起動」を参照してください。準備状況チェックは、既存のOracle Fusion Middlewareドメインがオンライン(他のユーザーがアクティブに使用している間)またはオフラインである間に実行できます。
準備状況チェックは、実際のアップグレードが試行される前に何度でも実行できます。ただし、アップグレード後はレポートで有効な結果が提供されないため、準備状況チェックを実行しないでください。
注意:
パフォーマンスが低下する可能性を回避するために、準備状況チェックはオフピーク時に実行することをお薦めします。
アップグレード前の環境で準備状況チェックを実行するには、次に示すように、Upgrade Assistantを-readiness
モードで実行します。
ディレクトリを、UNIXオペレーティング・システムでは$ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/bin
に、Windowsオペレーティング・システムでは%ORACLE_HOME%/oracle_common/upgrade/bin
に変更します。
次のコマンドを入力してアップグレード・アシスタントを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./ua -readiness
Windowsオペレーティング・システムの場合:
ua.bat -readiness
Upgrade Assistantの各画面で必要な情報を指定します。表示される画面は、選択するアップグレード・オプションによって異なります。次の項では、アップグレード・オプションおよび入力する必要がある情報を説明しています。
Upgrade Assistantを-readiness
モードで起動すると、次の画面が表示されます。
または、レスポンス・ファイルを使用して準備状況チェックを実行することもできます。Upgrade Assistantでのレスポンス・ファイルの使用の詳細は、「レスポンス・ファイル・モードでのUpgrade Assistantの起動」を参照してください。
次の画面は、表示される画面のサブセットです。
表3-1 Upgrade Assistant画面: 準備状況チェック
画面 | 画面が表示されるタイミング | 説明 |
---|---|---|
常時。 |
この画面には、準備状況チェックの概要が示されます。 |
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準備状況チェックのタイプ:
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常時。 |
準備状況チェックは、サポートされるアップグレードの開始点にあるスキーマまたはコンポーネント構成に対してのみ実行されます。次の2つのオプションがあります。次にこれらのオプションについて説明します。
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「個別に選択されたスキーマ」が選択されている場合。 |
この画面には、スキーマが選択される使用可能なコンポーネントがリストされます。ここで何かを選択すると、そのコンポーネントのスキーマに対して準備状況チェックが実行されます。 |
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常時。 |
この画面を使用して、選択したスキーマとそのスキーマをホストするデータベースへの接続に必要な情報を入力します。アップグレードするスキーマが以前のFusion MiddlewareのリリースでRCUによって作成された場合は、使用可能なスキーマ名がリストされたドロップダウン・メニューが表示されます。 |
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常時。 |
この画面には、選択に基づいて実行される準備状況チェックの概要が示されます。 Upgrade Assistantを—response (またはサイレント)モードで再実行する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。 |
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常時。 |
この画面には、準備状況チェックの現在のステータスが表示されます。チェック対象として選択した内容によっては、このプロセスには数分かかる場合があります。 詳細レポートを表示するには、準備状況レポートのレビューをクリックします。このボタンは、準備状況チェックがすべて完了した後のみ表示されます。 注意: パフォーマンスの低下を回避するには、準備状況チェックをオフピーク時に実行することを検討してください。 |
|
準備状況チェックが正常に完了した場合。 |
これで、完全なレポートをレビューできるようになります。 準備状況チェックで問題またはエラーが発生した場合、ログ・ファイルをレビューして問題を特定し、問題を修正してから、準備状況チェックを再開してください。 |
ドメインの準備状況チェックが完了したら、レポートをレビューし、正常なアップグレードが完了する前に実行が必要なアクション(存在する場合)を確認します。
準備状況レポートには、それぞれ次の情報が含まれています。
レポートの情報 | 説明 | 必要な操作 |
---|---|---|
全体的な準備状況ステータス: SUCCESSまたはFAILURE | レポートの上部には、アップグレードの準備状況チェックが成功したか、または1つ以上のエラーが発生して完了したかが示されます。 | 1つ以上のエラーが発生してレポートが完了した場合、アップグレードを試みる前に、FAILを検索し、障害の原因となった問題を修正します。準備状況チェックは、アップグレードする前に必要に応じて何度でも再実行できます。 |
タイムスタンプ |
これは、レポートが生成された日付と時刻です。 |
処理は必要ありません。 |
ログ・ファイルの場所 |
これは、生成されたログ・ファイルのディレクトリの場所です。 |
処理は必要ありません。 |
準備状況レポートの場所 |
これは、生成された準備状況レポートのディレクトリの場所です。 |
処理は必要ありません。 |
チェックされたコンポーネントの名前 |
チェックに含まれるコンポーネントの名前およびバージョンとステータス。 |
このリリースにアップグレードできないコンポーネント(SOAコア拡張など)がドメインに含まれる場合は、アップグレードを試みないでください。 |
チェックされたスキーマの名前 |
チェックに含まれるスキーマの名前および現在のバージョンとステータス。 |
スキーマのバージョン番号をレビューします。このリリースにアップグレードできないスキーマがドメインに含まれる場合は、アップグレードを試みないでください。 |
ステータス: FAIL |
個別準備状況チェック・テストによって問題が検出されました。 |
FAILED問題がすべて解決されるまではアップグレードしないでください。 |
ステータス: PASS |
準備状況チェック・テストによって問題が検出されませんでした。 |
準備状況チェック・レポートにPASSステータスのみが表示されている場合、環境をアップグレードできます。ただし、準備状況チェックでは、ハードウェアやアップグレード時の接続性などの外部環境に関する問題を検出することはできません。アップグレードの進捗を常に監視する必要があります。 |
Upgrade readiness check completed with one or more errors.
This readiness check report was created on Tue May 30 11:15:52 EDT 2016
Log file is located at: /scratch/yourname/oracle/work/middleware_latest/oracle_common/upgrade/logs/ua2016-05-30-11-14-06AM.log
Readiness Check Report File: /scratch/yourname/oracle/work/middleware_latest/oracle_common/upgrade/logs/readiness2016-05-30-11-15-52AM.txt
Starting readiness check of components.
Oracle Metadata Services
Starting readiness check of Oracle Metadata Services.
Schema User Name: DEV11_MDS
Database Type: Oracle Database
Database Connect String: machinename@yourcompany.com
VERSION Schema DEV11_MDS is currently at version 12.1.1.1.0. Readiness checks will now be performed.
Starting schema test: TEST_REQUIRED_TABLES Test that the schema contains all the required tables
Completed schema test: TEST_REQUIRED_TABLES --> Test that the schema contains all the required tables +++ PASS
Starting schema test: TEST_REQUIRED_PROCEDURES Test that the schema contains all the required stored procedures
EXCEPTION Schema is missing a required procedure: GETREPOSITORYFEATURES
Completed schema test: TEST_REQUIRED_PROCEDURES --> Test that the schema contains all the required stored procedures +++ FAIL
Starting schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS Test that the schema contains all the required database views
Completed schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS --> Test that the schema contains all the required database views +++ PASS
Starting index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_COMPONENTS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_COMPONENTS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_LABELS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_LABELS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_NAMESPACES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_NAMESPACES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PARTITIONS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_PARTITIONS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PATHS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_PATHS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_SANDBOXES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_SANDBOXES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting schema test: TEST_REQUIRED_TRIGGERS Test that the schema has all the required triggers
Completed schema test: TEST_REQUIRED_TRIGGERS --> Test that the schema has all the required triggers +++ PASS
Starting schema test: TEST_MISSING_COLUMNS Test that tables and views are not missing any required columns
Completed schema test: TEST_MISSING_COLUMNS --> Test that tables and views are not missing any required columns +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES Test that the schema does not contain any unexpected tables
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES --> Test that the schema does not contain any unexpected tables +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES --> Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_VIEWS Test that the schema does not contain any unexpected views
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_VIEWS --> Test that the schema does not contain any unexpected views +++ PASS
Starting index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_COMPONENTS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_COMPONENTS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_LABELS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_LABELS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_NAMESPACES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_NAMESPACES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PARTITIONS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_PARTITIONS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PATHS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_PATHS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_SANDBOXES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_SANDBOXES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS Test that the schema does not contain any unexpected triggers
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS --> Test that the schema does not contain any unexpected triggers +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS Test that tables and views do not contain any unexpected columns
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS --> Test that tables and views do not contain any unexpected columns +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_COMPONENTS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_COMPONENTS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_LABELS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_LABELS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_NAMESPACES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_NAMESPACES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_PARTITIONS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_PARTITIONS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_PATHS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_PATHS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_SANDBOXES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_SANDBOXES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_COMPONENTS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_COMPONENTS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_DEPENDENCIES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_DEPL_LINEAGES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_LABELS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_LABELS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_METADATA_DOCS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_NAMESPACES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_NAMESPACES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_PARTITIONS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_PARTITIONS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_PATHS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_PATHS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_PURGE_PATHS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_SANDBOXES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_SANDBOXES: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_STREAMED_DOCS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_TRANSACTIONS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions +++ PASS
Starting permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS Test that DBA user has privilege to view all user tables
Completed permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS --> Test that DBA user has privilege to view all user tables +++ PASS
Starting schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE Test that the schema tablespaces automatically extend if full
Completed schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE --> Test that the schema tablespaces automatically extend if full +++ PASS
Starting schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade
Completed schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA --> Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade +++ PASS
Starting schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE Test that schema tablespaces are online
Completed schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE --> Test that schema tablespaces are online +++ PASS
Starting schema test: TEST_DATABASE_VERSION Test that the database server version number is supported for upgrade
INFO Database product version: Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
Completed schema test: TEST_DATABASE_VERSION --> Test that the database server version number is supported for upgrade +++ PASS
Finished readiness check of Oracle Metadata Services with status: FAILURE.
Common Infrastructure Services
Starting readiness check of Common Infrastructure Services.
Schema User Name: DEV1212_STB
Database Type: Oracle Database
Database Connect String: machinename@yourcompany.com
VERSION Schema STB is currently at version 12.1.2.0.0. Readiness checks will now be performed.
Starting schema test: TEST_REQUIRED_TABLES Test that the schema contains all the required tables
Completed schema test: TEST_REQUIRED_TABLES --> Test that the schema contains all the required tables +++ PASS
Completed schema test: TEST_REQUIRED_TABLES --> Test that the schema contains all the required tables +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES Test that the schema does not contain any unexpected tables
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES --> Test that the schema does not contain any unexpected tables +++ PASS
Starting schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS Test that the schema contains all the required database views
Completed schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS --> Test that the schema contains all the required database views +++ PASS
Starting schema test: TEST_MISSING_COLUMNS Test that tables and views are not missing any required columns
Completed schema test: TEST_MISSING_COLUMNS --> Test that tables and views are not missing any required columns +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS Test that tables and views do not contain any unexpected columns
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS --> Test that tables and views do not contain any unexpected columns +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES --> Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures +++ PASS
Starting permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS Test that DBA user has privilege to view all user tables
Starting permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS Test that DBA user has privilege to view all user tables
Completed permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS --> Test that DBA user has privilege to view all user tables +++ PASS
Completed permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS --> Test that DBA user has privilege to view all user tables +++ PASS
Starting permissions test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table TEST_TABLE_GRANTS: Test that tables have the proper GRANT permissions --> PASS +++ {3}
Starting permissions test for table SERVICETABLE: TEST_TABLE_GRANTS --> Test that tables have the proper GRANT permissions
Completed permissions test for table TEST_TABLE_GRANTS: Test that tables have the proper GRANT permissions --> PASS +++ {3}
Starting datatype test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting datatype test for table SERVICETABLE: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes
Completed datatype test for table SERVICETABLE: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS
Starting index test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table COMPONENT_SCHEMA_INFO: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting index test for table SERVICETABLE: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes
Completed index test for table SERVICETABLE: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS
Starting index test for table SERVICETABLE: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes
Completed index test for table SERVICETABLE: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS
Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS Test that the schema does not contain any unexpected triggers
Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS --> Test that the schema does not contain any unexpected triggers +++ PASS
Starting schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE Test that the schema tablespaces automatically extend if full
Starting schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE Test that the schema tablespaces automatically extend if full
Completed schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE --> Test that the schema tablespaces automatically extend if full +++ PASS
Completed schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE --> Test that the schema tablespaces automatically extend if full +++ PASS
Starting schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE Test that schema tablespaces are online
Starting schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE Test that schema tablespaces are online
Completed schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE --> Test that schema tablespaces are online +++ PASS
Completed schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE --> Test that schema tablespaces are online +++ PASS
Starting schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade
Starting schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade
Completed schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA --> Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade +++ PASS
Completed schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA --> Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade +++ PASS
Starting schema test: TEST_DATABASE_VERSION Test that the database server version number is supported for upgrade
Starting schema test: TEST_DATABASE_VERSION Test that the database server version number is supported for upgrade
INFO Database product version: Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
Completed schema test: TEST_DATABASE_VERSION --> Test that the database server version number is supported for upgrade +++ PASS
Completed schema test: TEST_DATABASE_VERSION --> Test that the database server version number is supported for upgrade +++ PASS
Finished readiness check of Common Infrastructure Services with status: SUCCESS.
Finished readiness check of components.
この項では、Upgrade Assistantを-readinessモードで実行するときに表示される画面について説明します。
実際にアップグレードを実行する前にUpgrade Assistantを-readiness
モードで実行することにより、アップグレード前の環境における潜在的な問題を検出できます。
アップグレード・アシスタントの準備状況チェックでは、既存のOracle Fusion MiddlewareスキーマおよびOracle WebLogicコンポーネント構成の読取り専用のアップグレード前確認を行います。
準備状況チェックでは、フォーマットされ、タイムスタンプの付けられた準備状況レポートが作成され、実際のアップグレードを試みる前に問題に対処できます。問題が検出されない場合は、アップグレード・プロセスを開始できます。
Upgrade Assistantの準備状況チェックは、既存の11gまたは12cドメインでオンラインまたはオフラインで実行できます。
注意:
準備状況チェックは12.2.1に同梱されていますが、サポートされているアップグレード前の環境のみがチェックされます。準備状況チェックは、実際のアップグレードを実行する前に何度でも実行できます。ただし、アップグレード後はレポートで有効な結果が提供されないため、準備状況チェックを実行しないでください。
アップグレードを実行する前に、このレポートを詳細に確認することをお薦めします。
準備状況チェックを実行する場合、2つのオプションが用意されています。
個別に選択されたスキーマ
ドメイン・ベース
チェックの対象を特定のスキーマに制限するには、「個別に選択されたスキーマ」オプションを選択します。「次へ」をクリックすると、スキーマの資格証明を指定する必要があります。
準備状況チェックは、接続先のスキーマに対して実行されます。準備状況チェック・レポートにより、スキーマがアップグレードに対してサポートされているか、またはアップグレードが必要かどうかを確認できます。
「ドメイン・ベース」オプションを使用して、ドメインで使用されるアップグレード可能なスキーマまたはコンポーネント構成(あるいはその両方)をすべてチェックします。スキーマはすべてUpgrade Assistantによって検出されます。スキーマ構成とコンポーネント構成は同時にチェックできます。または、どちらかを選択することもできます。どちらの場合も、レビューするドメイン・ディレクトリを指定する必要があります。
WebLogic Serverドメインをチェックする場合、複数のオプションが用意されています。
ドメイン・ベースの準備状況チェックを実行する場合、1つ以上のオプションを次から選択できます。
すべてのスキーマのチェックを含める
アップグレード可能なスキーマを持つすべてのコンポーネントをUpgrade Assistantが検出およびレビューできるようにするには、このオプションを選択します。
すべての構成のチェックを含める
管理対象WebLogic Serverドメインのコンポーネント構成をレビューするには、このオプションを選択します。
ドメイン構成チェックはドメインがオンラインでもオフラインでも実行できます。
オンラインおよびオフラインの準備状況チェックの実行。
このオプションを選択しない場合、ドメインはオフラインにすることができます。チェックするドメインの場所を指定する必要があります。
この画面は、「スキーマ」画面で「個別に選択されたスキーマ」を選択すると、表示されます。
「個別に選択されたスキーマ」を選択した場合、この画面には、スキーマが選択される使用可能なコンポーネントがリストされます。ここで何かを選択すると、そのコンポーネントのスキーマに対して準備状況チェックが実行されます。準備状況チェックを実行するには、対象となるコンポーネントを1つ以上選択する必要があります。
この画面を使用して、選択したスキーマとそのスキーマをホストするデータベースへの接続に必要な情報を入力します。レビュー対象のスキーマが前のFusion MiddlewareリリースのRCUによって作成された場合、次に示されているように、使用可能なスキーマ名がリストされているドロップダウン・メニューが表示されます。
「接続」をクリックしてデータベースに接続してから、レビューするスキーマを選択します。注意: ほとんどのスキーマでは、この情報は事前に移入されます。ただし、Upgrade Assistantが接続の詳細を検出できない場合は、次に示すように、これらを手動で入力する必要があります。
複数のコンポーネントを選択すると、スキーマ資格証明画面が依存性の順に表示されます。
この画面には、実行中の準備状況チェックの全体的な進捗および完了の詳細が表示されます。複数のコンポーネントをチェックしている場合、コンポーネントごとに独自の進捗バーが表示され、これらが並行してチェックされます。完了したら、準備状況レポートのレビューをクリックし、完全なテキスト・レポートを表示します。
注意: 準備状況チェックをオンライン本番環境で実行している場合、パフォーマンスの低下を回避するためにオフピーク時にチェックを実行することをお薦めします。
任意の画面で「ログの表示」をクリックすると、最新のログ情報を表示できます。
ログ・ファイルは、設定したコマンドライン・オプションによって管理されます。詳細は、「追加のパラメータ(オプション)を使用したUpgrade Assistantの起動」を参照してください。
「準備状況成功」は、準備状況の確認が正常に完了したことを示します。
レビューが正常に完了した場合でも、準備状況レポートのレビューをクリックし、実際にアップグレードする前に準備状況レポートをレビューする必要があります。
Fusion Middleware InfrastructureのインストールでOracleホーム・ディレクトリが作成され、その他のFusion Middleware製品をインストールするサポート・ソフトウェアが配置されます。
Upgrade Assistantを実行する前に、すべてのOracle Fusion Middleware管理対象サーバー、管理サーバーおよび更新するスキーマまたは構成を使用している可能性があるシステム・コンポーネント(OHSなど)を停止します。これを行わないと、結果としてアップグレードが不完全になったり、障害が発生する場合があります。
ノード・マネージャを実行している場合は、ノード・マネージャも停止する必要があります。これを行うには、ノード・マネージャが実行されているコンソール・ウィンドウを閉じるか、stopNodeManager
WLSTコマンドを使用します。
Oracle Fusion Middleware環境を停止する手順は、Oracle Fusion Middlewareの管理のOracle Fusion Middleware環境の停止を参照してください。
ご使用の11gスキーマがファイルベースであったかデータベースベースであったかに応じて必要なスキーマを作成する必要があります。
次のシナリオを参考にしてください。
11gでデータベースを使用していなかった場合、サポートされているデータベースをインストールして構成し、Infrastructure 12cのデータベース・スキーマ要件の説明に従って、1つ以上のデータベース・スキーマを作成する必要もあります。
Application Developer 11gドメインのスキーマをホストするためにデータベースをすでに使用していた場合は、スキーマ・バージョン・レジストリを使用した既存のスキーマの識別の説明に従って、スキーマ・バージョン・レジストリを使用して、データベースですでに利用可能なOracle Fusion Middleware 11gスキーマのリストを表示します。
「スキーマ・バージョン・レジストリ」にリスト表示されたスキーマを手動で作成する必要はありません。かわりに、後からUpgrade Assistantを使用してアップグレード・プロセス中に11gスキーマをアップグレードできます。
ただし、その場合もInfrastructure 12cのデータベース・スキーマ要件の説明に従って、必要なスキーマを作成する必要があります。
注意:
リリース12cより、サービス表(_STB)スキーマは、すべてのInfrastructureインストールに必要です。サービス表は、インフラストラクチャをアップグレードするたびに、アップグレードする必要があります。新しいInfrastructureのインストールで、古いバージョンのスキーマは使用できません。
以前の12cリリースからアップグレードする場合は、12cスキーマを作成する必要はなく、Upgrade Assistantを使用して直接アップグレードできます。
11gからアップグレードする場合、アップグレードを開始する前に必要な12cスキーマを作成する必要があります。
注意:
この手順は、あなたが完全なデータベース管理者権限を持つSYSまたはSYSDBAユーザーであることを仮定しています。制限されたデータベース権限を持つユーザーの場合は、制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成に説明された手順に従ってください。RCUの使用の詳細は、リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成を参照してください11gリリースからアップグレードする場合は、12cスキーマの作成中に同じ接頭辞を指定する必要があります。
データベースにスキーマが作成されると、RCUは、schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。Upgrade Assistantを実行すると、アップグレードできるスキーマが識別されます。シングル・セッションのUpgrade Assistantの実行で、複数のスキーマをアップグレードできます。
どの11gまたは12cスキーマが12.2.1.1にアップグレードできるかを判断するには、Upgrade AssistantによるアップグレードのUpgrade Assistantを使用してアップグレードできるスキーマの識別を参照してください。
または、次のコマンドを使用してschema_version_registry
表を問い合せて既存のスキーマを識別します。
select * from schema_version_registry;
Upgrade Assistantには、スキーマをアップグレードするオプションが、「個別に選択されたスキーマ」と「ドメインで使用されるすべてのスキーマ」の2つ用意されています。
個別に選択されたスキーマ
このオプションを使用すると、アップグレードするコンポーネント・スキーマを選択できます。アップグレード用のスキーマを個別に選択する場合で、ドメインで使用されるすべてのスキーマをアップグレードしない場合は、このオプションを選択します。
たとえば、ドメインの外部にあるRCUを使用してスキーマを作成してUpgrade Assistantを試行してから、Upgrade Assistantを使用してこれらをアップグレードします。
ドメインで使用されるすべてのスキーマ
このオプションにより、Upgrade Assistantは指定したドメイン内の使用可能なスキーマをすべて検出し、それらをアップグレードに含めることができます。これは、ドメイン支援のスキーマ・アップグレードとも呼ばれています。
アップグレードを開始する前に、スキーマのバージョン・レジストリを問い合せて使用可能なスキーマのリストをレビューします。
このオプションの手順は、アップグレード・プロセスを開始する前に手動でschema_version_registry
表を問い合せる場合に使用できます。Upgrade Assistantは、アップグレードできるすべてのスキーマを識別して、アップグレードするスキーマを個別に選択するか、またはドメイン内のスキーマのすべてをアップグレードできる点に注意することが重要です。さらに、Upgrade Assistantを—readiness
モードで実行すると、すべてのスキーマとその現在のアップグレード前バージョンを含んだレポートを受け取ります。
Oracle Databaseを使用する場合、Oracle DBAを持つユーザーとしてデータベースに接続し、SQL*Plusから次を実行して現行のバージョン番号を取得します。
SET LINE 120 COLUMN MRC_NAME FORMAT A14 COLUMN COMP_ID FORMAT A20 COLUMN VERSION FORMAT A12 COLUMN STATUS FORMAT A9 COLUMN UPGRADED FORMAT A8 SELECT MRC_NAME, COMP_ID, OWNER, VERSION, STATUS, UPGRADED FROM SCHEMA_VERSION_REGISTRY ORDER BY MRC_NAME, COMP_ID ;
SQLスクリプト(version.sql
など)に保存されると、次のレポートが生成されます。
VERSIONの数値が11.1.1.7.0以上で、STATUS列がVALIDであれば、そのスキーマはアップグレードでサポートされます。
schema_version_registry
表には、アップグレード後もアップグレード前のバージョンでそのスキーマが保持されます。ヒント:
スキーマ・バージョン・レジストリから収集した情報を対応するスキーマと比較し、まだアップグレードできないスキーマがドメイン内にあるかどうかを確認します。
アップグレードが必要なスキーマに関する注意
ほとんどのコンポーネントで、アップグレードできるスキーマ・バージョンの開始点は、11gリリース1 (1.1.1.7.0、11.1.1.8.0、または11.1.1.9.0)または12c (12.1.2、12.1.3または12.2.1.0)のみです。スキーマが、サポートされているバージョンでない場合、12c (12.2.1.1)のアップグレード手順を使用する前に、それらをアップグレードする必要があります。
Oracle Enterprise Data QualityやOracle Golden Gate Veridataなど、一部のコンポーネントでは、サポートされている標準的なOracle Fusion Middlewareバージョン以外のバージョンからのアップグレードがサポートされています。
アップグレードに必要なスキーマに関する追加情報は、コンポーネント固有のインストールおよびアップグレードのドキュメントを参照してください。
11gでOIDベースのポリシー・ストアを使用していた場合は、アップグレードを実行する前に新しい12c (12.2.1.1) OPSSスキーマを必ず作成してください。アップグレード後も、OPSSスキーマはLDAPベース・ストアのままです。
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.1)リリースでアップグレード可能な製品のスキーマのみをアップグレードできます。まだ12c (12.2.1.1)へのアップグレードが可能になっていないコンポーネントを含むドメインをアップグレードしないでください。
Upgrade Assistantを実行して既存のドメイン内のすべてのスキーマを12.2.1.1にアップグレードします。Upgrade Assistantを非SYSDBAユーザーとして実行することをお薦めします。
再構成ウィザードは、ドメインの場所を保持したままドメインを再構成します。再構成ウィザードを使用して、ご使用のドメインを最新バージョンにアップグレードします。
重要
ソースがクラスタ化環境の場合、プライマリ・ノードでのみ再構成ウィザードを実行します。変更をドメイン内の他のクラスタ・メンバーに適用するには、既存の環境がクラスタ化構成の場合の説明に従って、パック/アンパック・ユーティリティを使用します。アップグレード・アシスタントを使用して追加のドメイン・コンポーネント構成(OWSMポリシー・メタデータ構造およびアダプタ構成など)をアップグレードするには、この項の手順に従います。
Infrastructureアップグレードに失敗した場合は、ログ・ファイルおよびこのトピックのガイドラインを使用して原因をトラブルシューティングします。
注意:
大半のFusion Middlewareエラーと同様、調査フェーズで検出されたエラーは修正可能であり、アップグレード・アシスタントの実行を継続できます。しかし、アップグレード・フェーズで発生したエラーは、リストア済のバックアップ・ファイルを使用して修正する必要があり、アップグレード・プロセスは最初からやりなおす必要があります。アップグレード・フェーズでエラーの発生したアップグレードを、再実行しないでください。その環境は不安定だとみなして、アップグレード前の状態にリストアする必要があります。
詳細は、Upgrade Assistantによるアップグレードの一般的なトラブルシューティングのガイドラインを参照してください。
Upgrade Assistantを実行してWeblogicコンポーネント構成をアップグレードする際に、UMSサーバーに不適切なログイン資格証明を指定した場合、Upgrade Assistantのログ・ファイルにこのトピックに示されているような例外を受け取ります。
[upgrade.UCSUMS.UCSUMS_CONFIGURATION_PLUGIN] [tid: 110] [ecid: 88ab893d-a523-4a83-b5a6-f7b1cf8cb029-00000001,0] [[ com.jcraft.jsch.JSchException: Auth fail
このエラーの解決方法は、エラーが発生した時点に応じて異なります。
調査フェーズ (アップグレード・フェーズの前)でこのエラーが発生した場合: すべての管理対象サーバーおよびディレクトリに対して入力したユーザー名およびパスワードが有効であること、および指定したユーザー名にssh権限があることを確認します。エラーを修正した後、接続を再試行します。
アップグレード・フェーズでエラーが発生した場合、アップグレード操作は正常に行われておらず、バックアップからファイルをリストアして、アップグレードをやりなおす必要があります。要求に従って、適切なログイン資格証明を入力していることを確認してください。
注意:
アップグレード・フェーズで発生したエラーは非リエントラントであり、エラーを修正してアップグレードを続行することはできません。「アップグレード」をクリックした後でエラーが発生した場合は、アップグレード・プロセスをやりなおす前に、バックアップから環境をリストアする必要があります。アップグレード・アシスタントでUMS構成ファイルの自動コピーに失敗した場合は、UMSをアップグレードする前に、アップグレードを停止して構成ファイルを手動でコピーする必要があります。この手順は、アップグレード・アシスタントで構成ファイルの自動コピーが失敗した場合、または構成ファイルを手動でコピーした場合のみ必要です。
この項では、UMSを11gから12cにアップグレードする際にリモートの管理対象サーバー・ノードから管理サーバーにコピーされる、UMS構成ファイルの場所について説明します。必要な前提条件をすべて満たし、必要なログイン情報を指定した場合、リモート構成ファイルは、アップグレード・アシスタントにより自動的にコピーされます。アップグレード・アシスタントによる構成ファイルのコピーに関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Upgrade Assistantによるアップグレード』を参照してください。
ただし、Upgrade Assistantでファイルの場所を特定できない場合は、リモートの管理対象サーバーからアップグレードを実行している管理サーバー上の同じ場所に、構成ファイルをコピーする必要があります。コピーする必要がある構成ファイルには、UMSサーバー構成ファイル(appconfig.xml)、ドライバの構成ファイル(driverconfig.xml)およびユーザー・プリファレンス・ファイル(businessterms.xml)などがあります。これらのファイルは、表3-7に示されているように、各管理対象サーバーの/applicationsフォルダに置かれています。
管理対象サーバーから管理サーバーに構成ファイルを手動でコピーした後、Upgrade Assistantを使用したドメイン・コンポーネント構成のアップグレードに記載されている手順に従って、Upgrade Assistantを起動しなおす必要があります
表3-7 構成ファイルの場所
構成ファイル | 場所 |
---|---|
UMSサーバー |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/MANAGED_SERVER_NAME/applications/usermessagingserver/configuration/appconfig.xml |
ドライバの構成( |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/MANAGED_SERVER_NAME/applications/usermessagingdriver-DRIVER_NAME/configuration/driverconfig.xml |
ユーザー・プリファレンス( |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/MANAGED_SERVER_NAME/applications/usermessagingserver/configuration/businessterms.xml |
注意:
ドメイン内に複数のドライバがデプロイされている場合は、すべてのドライバの構成ファイルをコピーしていることを確認してください。DRIVER_NAMEを、ドメインにデプロイされているすべてのドライバ名で置き換えて確認できます。
Oracle Fusion Middleware 11g Application DeveloperをOracle Fusion Middleware 12c Infrastructureにアップグレードした後、アップグレード後タスクを完了する必要があります。
アップグレード後タスクについては、アップグレード後に実行するタスクを参照してください。