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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77354-01
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3 マスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマの作成

マスターおよび作業リポジトリ(ODI_REPO)データベース・スキーマをRepository Creation Utility (RCU)を使用して作成する方法を学習します。

データベース・スキーマの作成は、Oracle Data Integratorエージェントのドメインを構成する前に行う必要があります。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 動作保証されたデータベースの構成

動作保証されたデータベースを構成する方法を学習します。

開始する前に、動作保証されたデータベースをインストールおよび構成していることを確認します。

詳細は、データベースおよびデータベース・スキーマのインストールに関する項を参照してください。

3.2 リポジトリ作成ユーティリティの起動

リポジトリ作成ユーティリティを起動する方法を学習します。

システムのORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリに移動してRCUを起動します。

  1. JAVA_HOME環境変数を、使用中のJDKの場所に設定します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME /home/Oracle/Java/jdkversion
    
  2. RCUを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./rcu
    

    Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

    rcu.bat

3.3 スキーマを作成するためのリポジトリ作成ユーティリティの各画面の移動

Oracle Data Integratorのデータベース・スキーマをRepository Creation Utility (RCU)を使用して作成する方法を学習します。

この項に示す画面の詳細は、リポジトリ作成画面の理解に関する項を参照してください。

Oracle Data Integratorのスキーマを作成する手順:

  1. RCUを起動し、「次」をクリックします。
  2. 次のいずれかのリポジトリ作成方法を選択します。

    対象のデータベースに対してDBAアクティビティを実行するパーミッションが付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロードの同時実行」を選択します。

    データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。これによってSQLスクリプトが生成され、これをデータベース管理者が利用できます。システム・ロードおよび製品ロードの理解に関する項を参照してください。

  3. RCUがデータベースに接続できるようにするために、データベース接続の詳細を指定します。

    注意:

    データベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイル内のSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMESパラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAMEやDB_DOMAINパラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じです。

    Oracle RACデータベースの場合、このフィールドにいずれかのノードのサービス名を指定します。次に例を示します。

    examplehost.exampledomain.com

    「次へ」をクリックして先に進み、データベースへの接続が成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウで、「OK」をクリックします。

  4. 「接頭辞の新規作成」を選択し、カスタム接頭辞を指定してからOracle Data Integratorスキーマを選択します。

    カスタム接頭辞は、これらのスキーマを論理的にグループ化して、このドメイン内でのみ使用することを目的としています。複数のドメイン間でのスキーマの共有はサポートされていないため、ドメインごとに固有のスキーマのセットを作成する必要があります。

    ヒント:

    カスタム接頭辞の詳細は、「カスタム接頭辞の理解」.を参照してください

    マルチドメイン環境のスキーマを編成する方法の詳細は、スキーマの作成計画に関する項を参照してください。

    スタンドアロン・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

    エンタープライズ・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

    注意:

    すでにODI Studioを使用してODIリポジトリを作成した場合は、ここでODIエントリの選択を解除し、依存スキーマのみを作成します。構成ウィザードで、STBスキーマから依存スキーマ接続を取得した後、手動でODIリポジトリ詳細を入力します

    ヒント:

    ここで入力したカスタム接頭辞は、後でドメイン作成プロセスで必要になるため、書き留めておいてください。

    「Oracle Data Integrator」を選択し、「次」クリックして次に進み、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

  5. スキーマのパスワードをデータベースに設定する方法を指定してから、パスワードの指定と確認を行います。

    ヒント:

    この画面で設定するパスワードは、メモしておく必要があります。このパスワードは、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。

  6. マスター・リポジトリおよび作業リポジトリのカスタム変数を指定します。

    ヒント:

    この画面のフィールドの詳細は、カスタム変数に関する項を参照してください。

  7. RCU画面の残りの部分を先に進めて、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面に到達したら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。