プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77354-01
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

2 Oracle Data Integratorのインストール

Oracle Data Integratorをインストールして構成する方法、およびインストールを検証する方法を学習します。

この章の内容は次のとおりです:

2.1 インストール・プログラムの起動

Oracle Data Integratorのインストーラを起動する方法を学習します。

Oracle Data Integratorのインストールを開始する手順:

  1. ターゲットのシステムにログインします。
  2. 動作保証されたJDKがシステムに存在していることがインストーラでは必要です。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページで12c (12.2.1)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。
  3. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  4. インストールfmw_12.2.1.1.0_odi_Disk1_1of2.zipおよびfmw_12.2.1.1.0_odi_Disk1_2of2.zipファイルを解凍します。
  5. 次に示すように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jarを呼び出して、インストール・プログラムを起動します。
    /home/Oracle/jdk1.8.0_74/bin/java -jar fmw_12.2.1.1.0_odi.jar
    

    /home/Oracle/jdk1.8.0_74/bin/java は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。

インストール・プログラムが表示されると、インストールの準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の説明は、「インストール画面のナビゲートによるOracle Data Integratorのインストール」を参照してください。

2.2 インストール画面のナビゲートによるOracle Data Integratorのインストール

Oracle Data Integratorのインストール画面のナビゲートと理解を行う方法を学習します。

インストール・プログラムには、表2-1に示される順に一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。

表2-1 Oracle Data Integratorのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

この画面は、このホストにOracle製品をインストールするのが初めての場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracleインベントリの理解に関する項を参照してください。

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

インストール場所

この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。

  • Java EEエージェントおよびスタンドアロン・コロケート・エージェントは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャを含む既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。

  • スタンドアロン・エージェントは、新しい空のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。

詳細は、インストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用して、インストール・タイプを選択します。

Java EEエージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントのトポロジを作成するには、「エンタープライズ・インストール」を選択し、既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールします。

スタンドアロン・エージェントのトポロジを作成するには、「スタンドアロン・インストール」を選択します。

ODI Studioは、すべてのインストール・タイプで使用可能です。詳細は、「Oracle Data Integrator Studioの構成」を参照してください。

前提条件チェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

警告メッセージまたはエラー・メッセージが表示された場合、動作保証、システム要件および相互運用性の確認に関する項に示されているいずれかのドキュメントを参照してください。

セキュリティ・アップデートの指定

Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。

アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。

インストールの概要

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してから、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。

2.3 ODIのインストールの検証

Oracle Data Integratorのインストールを検証する方法を学習します。

ODIのインストールを検証するには、次のタスクを完了します:

2.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

ODIのインストール中に生成されるログ・ファイルは、インストール中に問題が発生したかどうかを判別する上で役に立ちます。

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、「インストール・ログ・ファイルと構成ログ・ファイルの理解」を参照してください。

2.3.2 ディレクトリ構造のチェック

ODIのインストールのディレクトリ構造をチェックします。この構造は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

ODIインストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、「Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとは」を参照してください。

2.4 サイレント・モードでのOracle Data Integratorのインストール

silentフラグの使用によってOracle Data Integratorをサイレント・モードでインストールできます。

Oracle Data Integratorをサイレント・モードでインストールするには、インストーラの起動時に、コマンドラインで-silentフラグを使用します。

サイレント・インストールやコマンドライン・インストールの詳細は、サイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。

レスポンス・ファイルの例

Oracle Data Integratorをサイレント・モードでインストールするためのレスポンス・ファイルの例を次に示します。

エンタープライズ・インストールの場合:

[ENGINE]
 
#DO NOT CHANGE THIS.
Response File Version=1.0.0.0.0
 
[GENERIC]
 
#The oracle home location. This can be an existing Oracle Home or a new Oracle Home
ORACLE_HOME=/scratch/aganeriw/odi1213enterprise
 
#Set this variable value to the Installation Type selected. e.g. Standalone Installation, Enterprise Installation.
INSTALL_TYPE=Enterprise Installation

スタンドアロン・インストールの場合:

[ENGINE]
 
#DO NOT CHANGE THIS.
Response File Version=1.0.0.0.0
 
[GENERIC]
 
#The oracle home location. This can be an existing Oracle Home or a new Oracle Home
ORACLE_HOME=/scratch/aganeriw/odi1213standalone
 
#Set this variable value to the Installation Type selected. e.g. Standalone Installation, Enterprise Installation.
INSTALL_TYPE=Standalone Installation
 
#Provide the My Oracle Support Username. If you wish to ignore Oracle Configuration Manager configuration provide empty string for user name.
MYORACLESUPPORT_USERNAME=
 
#Provide the My Oracle Support Password
MYORACLESUPPORT_PASSWORD=<SECURE VALUE>
 
#Set this to true if you wish to decline the security updates. Setting this to true and providing empty string for My Oracle Support username will ignore the Oracle Configuration Manager configuration
DECLINE_SECURITY_UPDATES=true
 
#Set this to true if My Oracle Support Password is specified
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT=false
 
#Provide the Proxy Host
PROXY_HOST=
 
#Provide the Proxy Port
PROXY_PORT=
 
#Provide the Proxy Username
PROXY_USER=
 
#Provide the Proxy Password
PROXY_PWD=<SECURE VALUE>
 
#Type String (URL format) Indicates the OCM Repeater URL which should be of the format [scheme[Http/Https]]://[repeater host]:[repeater port]
COLLECTOR_SUPPORTHUB_URL=