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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77351-01
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12 Satellite Serverの構成

Oracle WebCenter Sites: Satellite ServerのWebLogicドメインを設定した後、Satellite Serverコンフィギュレータを実行して構成プロセスを完了できます。

Satellite Server構成の前提条件の完了

Satellite Serverを構成する前に、次の前提条件の完了を確認してください。

  • 「データベース・スキーマの作成」で説明しているように、リポジトリ作成ユーティリティを使用して必要なデータベース・スキーマを作成します。

  • 「WebCenter Sitesドメインの構成」で説明しているように、WebLogic構成ウィザードとOracle WebCenter Sites — Satellite Serverテンプレートを使用して、Satellite ServerのWebLogicドメインを作成します。

  • WebCenter Sitesドメインのためにまだ実行していない場合は、次のスクリプトを実行して、ORACLE_HOME/wcsites/wcsites_common/lib/sites-security.jarOracle Platform Security Services資格証明ストアの読取り、書込みおよび削除のアクセス権限を付与します。

    • UNIXオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME/wcsites/bin/grant-opss-permission.sh
    • Windowsオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME\wcsites\bin\grant-opss-permission.bat

    スクリプトから入力を要求されたら、WebLogic Server管理者のユーザー名とパスワードを使用します。

    Fusion Middleware構成ウィザードでデフォルト(ORACLE_HOME/user_projects/domains/domain_name)以外のドメイン・ホームを指定した場合は、grant-opss-permission.shまたはgrant-opss-permission.batを実行する前に、指定したドメイン名が含まれていることを確認してください。必要に応じて、ファイルを編集してドメイン名を更新します。

  • 手動により、ORACLE_HOME/wcsites/satelliteserver/config/wcs_properties.jsonss.passwordプロパティの値をクリア・テキストで設定する場合は、hidden.encryptedプロパティの値をfalseに設定する必要があります。(暗号化されたパスワードを使用する場合は、hidden.encryptedtrueに設定します。)

インポート/エクスポート・ユーティリティによるSatellite Serverの構成

インポート/エクスポート・ユーティリティにより、プロパティ・ファイル形式でサイト・キャプチャ構成ストアをインポートおよびエクスポートできます。エクスポートされたプロパティ・ファイルには、key=value形式で製品のすべての設定が含まれています。

このユーティリティを実行するには、Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンスのインポート/エクスポート・ユーティリティによるSatellite Serverプロパティの管理に関する項を参照してください

コマンド・ラインからサイト・キャプチャ・コンフィギュレータを起動し、対話モードまたはサイレント・モードのいずれかでそれを実行してサイト・キャプチャを構成できます。コンフィギュレータが、構成の手順を説明します。

対話モードでのSatellite Serverコンフィギュレータの実行

対話モードでコンフィギュレータを実行するための手順:

  1. コマンド・ラインを使用して、ORACLE_HOME/wcsites/satelliteserver/ディレクトリに移動します。

  2. サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを実行します: java -jar satellite-configurator.jar -configPath DOMAIN_HOME/wcsites/satelliteserver/config

  3. コンフィギュレータに表示される指示に従います。

  4. Satellite Server管理対象サーバーを起動します。

サイレント・モードでのSatellite Serverコンフィギュレータの実行

サイレント・モードでコンフィギュレータを実行する手順:

  1. DOMAIN_HOME/wcsites/satelliteserver/config/wcs_satelliteserver_properties_bootstrap.iniファイルを編集し、指示を完了します。

  2. コマンド・ラインを使用して、ORACLE_HOME/wcsites/satelliteserver/ディレクトリに移動します。

  3. サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを実行します: java -jar satellite-configurator.jar -silent DOMAIN_HOME/wcsites/satelliteserver/config

  4. Satellite Server管理対象サーバーを起動します。

管理対象サーバーの起動時にnullpointer例外が発生する場合は、次の手順が完了していることを確認し、再度Satellite Serverコンフィギュレータを実行します。

  1. 「Satellite Server構成の前提条件の完了」で説明しているように、grant-opss-permission.shスクリプトまたはgrant-opss-permission.batコマンドを実行します。

  2. 「WebCenter Sites構成の前提条件の完了」で説明しているように、cs-cache.xmlss-cache.xmllinked-cache.xmlおよびcas-cache.xmlファイルを更新します。

  3. WebCenter Sites構成のセットアップURLの初期構成を完了します: http://sites-host:sites-port/sites/sitesconfigsetup

Satellite Serverの構成の詳細は、Oracle WebCenter Sitesでの開発のキャッシュの管理に関する項を参照してください。

注意:

WARファイルに加えた変更は、再デプロイ時に保持されないため、WARファイルの変更は、Webアプリケーションの各再デプロイの後にコピーする必要があります。イメージやスタイルシート・ファイルなどの静的アーティファクトをWebサーバーにデプロイすることをお薦めします。