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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77351-01
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11 訪問者サービスの構成

Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービス管理対象サーバーを設定した後、ブラウザ・ベースの訪問者サービス・コンフィギュレータを使用して訪問者サービスを構成できます。訪問者サービス・ランタイムは、visitors-webappアプリケーション(WARファイル)、configディレクトリ、データベース・インスタンス、サンプル・バンドル・コード、プロバイダおよびvisitorsクライアントで構成されています。

次のトピックでは、訪問者サービスの構成について説明します。

11.1 訪問者サービスの構成の前提条件の完了

訪問者サービスを構成する前に、前提条件タスクが完了していることを確認してください。

訪問者サービスの構成の前提条件を完了するための手順:
  1. 「データベース・スキーマの作成」で説明しているように、リポジトリ作成ユーティリティを使用してWebCenter Sites – 訪問者サービスのデータベース・スキーマを作成します。
  2. 「WebCenter Sitesドメインの構成」で説明しているように、構成ウィザードとOracle WebCenter Sites Visitor Services — 12.2.1.1テンプレートを使用して、訪問者サービスの管理対象サーバーを作成します。

    注意:

    IBM DB2の訪問者サービスは、構成ウィザードによって作成されるデフォルトのデータ・ソースをサポートしません。DB2がサポートするドライバを使用して新しいデータ・ソースを作成する手順:
    1. WebLogicドメインのクラス・パスに、IBM DB2ドライバJARファイルを追加します。

      1. WebLogic Server管理サーバーを停止します。

      2. ドメインのクラス・パスに追加できる場所に、DB2のdb2jcc.jarおよびdb2jcc_license_cu.jarファイルをコピーします。

      3. DOMAIN_HOME/bin/setDomainEnv.shを編集し、# ADD EXTENSIONS TO CLASSPATHSの後に次の行を追加します。

        PRE_CLASSPATH="path_to_db2jcc.jar:path_to_db2jcc_license_cu.jar:${PRE_CLASSPATH}"

      4. 管理サーバーを起動します。

    2. 前述のDB2ドライバを使用して新しいデータ・ソースを作成します。詳細は、「JDBCコンポーネント・スキーマ情報の指定」を参照してください。

  3. WebCenter Sitesなどの他のコンポーネントのためにまだ実行していない場合は、セキュリティの構成を実行します。訪問者サービスWebCenter Sitesと同じWebLogicドメインに構成する場合は、この手順を無視してください。

    次のスクリプトを実行して、ORACLE_HOME/wcsites/wcsites_common/lib/sites-security.jarOracle Platform Security Services資格証明ストアの読取り、書込みおよび削除のアクセス権限を付与します。

    • UNIXオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME/wcsites/bin/grant-opss-permission.sh

    • Windowsオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME\wcsites\bin\grant-opss-permission.bat

    スクリプトから入力を要求されたら、WebLogic Server管理者のユーザー名とパスワードを使用します。

11.2 コンフィギュレータによる訪問者サービスの構成

訪問者サービス・コンフィギュレータは、サイレント・モードと対話モードをサポートします。

サイレント・モードで訪問者サービスを構成する手順:

  1. DOMAIN_HOME/wcsites/visitorservices/config/wcs_svs_properties_bootstrap.propertiesファイルを編集し、Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの詳細によって更新します。

    Javaメッセージング・サービス(JMS)を構成する必要がある場合は、JMSの詳細を更新します。そうでない場合は、visitors.jms_service_in_use=falseを保持します。

  2. 訪問者サービス管理対象サーバーを起動します。

    次のURLを使用して、訪問者サービスのブートストラップ・プロセスを完了します: http://visitorservices-server:visitorservices-port/visitorservices-webcontext/bss

  3. 訪問者サービス管理対象サーバーを再起動します。

対話モードで訪問者サービスを構成する手順:
  1. 訪問者サービス管理対象サーバーを起動します。
  2. Webブラウザで、次のURLの訪問者サービス・コンフィギュレータにアクセスします: http://visitorservices-host:visitorservices-port/visitors-webapp/bootstrapconfig
  3. 表示される訪問者サービス・コンフィギュレータの画面で、「開始」をクリックします。
  4. 表示される画面のSites Webアプリケーション・パラメータのセクションで、次の表に示すように値を入力します。
    名前 説明

    ホスト名またはIPアドレス

    ターゲットWebCenter Sitesインスタンスのホスト名またはIPアドレス。

    ポート番号

    ターゲットWebCenter Sitesインスタンスのポート番号。

    アプリケーション・コンテキスト・ルート

    ターゲットWebCenter Sitesインスタンスのコンテキスト・ルート。

    セキュアな接続?

    環境にSSL接続が設定されている場合は「はい」を選択し、そうでない場合は「いいえ」を選択します。

    サイト名

    ターゲットWebCenter Sitesサイトの名前。

    ユーザー名

    ターゲットWebCenter Sitesインスタンスの管理者ユーザー・アカウントの名前。

    パスワード

    ターゲットWebCenter Sitesインスタンスの管理者ユーザー・アカウントのパスワード。

    パスワードの確認入力

    前のフィールドに入力したパスワードを確認します。

  5. 訪問者サービスのパラメータのセクションで、次のように入力します。
    名前 説明

    データ・ソースJNDI名

    訪問者サービスのデータ・ソースのフルネーム。訪問者サービスのデータ・リポジトリの作成にリポジトリ作成ユーティリティを使用している場合、これは自動的に事前移入されています。

    JMSリソースを構成しましたか。

    Javaメッセージング・サービスと訪問者サービスを統合する場合は「はい」を選択し、そうでない場合は「いいえ」を選択します。

    JMS接続ファクトリJNDI名

    Javaメッセージング・サービス接続ファクトリのフルネーム。

    JMSエンリッチメント・キューのJNDI名

    Javaメッセージング・サービスのエンリッチメント・キューのフルネーム。

    JMSプロファイル更新キューのJNDI名

    Javaメッセージング・サービスのプロファイル更新キューのフルネーム。

    JMSトランザクションのサポート

    Javaメッセージング・サービス・トランザクション・サポートを有効にするには「はい」を選択し、そうでない場合は「いいえ」を選択します。

    JMSの永続性のサポート

    Javaメッセージング・サービスの永続性のサポートを有効にするには「はい」を選択し、そうでない場合は「いいえ」を選択します。

  6. WebCenter Sitesインスタンスとの接続をテストするために「テスト」をクリックします。
  7. 接続テストが成功した場合は、構成処理を開始するために「OK」をクリックし、確認画面が表示されるまで待ちます。
  8. 確認画面で、構成をコミットするには「閉じる」をクリックする必要があります「閉じる」をクリックしない場合、構成は失われます。
  9. 訪問者サービスの管理対象サーバーを再起動します。
  10. WebCenter Sites管理インタフェースにログインします。
  11. WebCenter Sitesプロパティ管理ツールに、訪問者サービスの管理者のユーザー名とパスワードを構成します。
    1. 管理インタフェース・アイコンを選択します。

    2. 「管理」ツリーの「システム・ツール」を展開し、「プロパティ管理」をダブルクリックします。

    3. wcsites.visitors.admin.userおよびwcsites.visitors.admin.passwordプロパティを編集してユーザー名とパスワードを設定します。

  12. WebCenter Sites管理対象サーバーを再起動します。
  13. 訪問者サービスで使用するアイデンティティ・プロバイダを作成し、有効にします。アイデンティティ・プロバイダは、訪問者サービスのサイト訪問者を認証します。訪問者サービスには、Oracle Access Managerと統合するためのOracle Access Managerアイデンティティ・プロバイダが付属しています。
  14. (オプション)訪問者サービスで使用するアクセス・プロバイダを作成し、有効にします。アクセス・プロバイダは、訪問者サービスWebCenter Sites間のRESTコールを認証します。訪問者サービスWebCenter Sites間の安全な接続を維持するためにアクセス・プロバイダの使用をお薦めします。訪問者サービスには、LDAPディレクトリに対する認証のための基本的なLDAPアクセス・プロバイダが付属しています。
    次のプロパティも設定する必要があります。
    • wcsites.visitors.auth.password

    • visitors.rest.authalias

    • visitors.rest.authtype

    • visitors.rest.authheader

    • wcsites.visitors.auth.user

  15. プロファイル・プロバイダを1つ以上作成し、有効にします。プロファイル・プロバイダにより、訪問者プロファイルと訪問者のアイデンティティの関連付けが可能になります。Visitor Servicesには、Eloqua Cloud Marketing Serviceと統合するためのEloquaプロファイル・プロバイダ、およびOracle Access Managerと統合するためのOracle Access Managerプロファイル・プロバイダが同梱されています。
  16. 集計テンプレートテンプレートを作成します。集計テンプレートにより、訪問者のプロファイルに基づいて、サイトの訪問者に返されるデータが決定します。
    詳細は、Oracle WebCenter Sitesでの開発のWebCenter Sites: 訪問者サービスの開発に関する項を参照してください。
  17. WebCenter Sitesおよび訪問者サービスの管理対象サーバーを再起動します。

11.3 訪問者IDの取得

Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスOAMIdentityProviderは、Oracle Access Manager 11.1.2.2.0および11.1.2.3.0をサポートします。

Oracle Access Managerのインストールの詳細は、Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドを参照してください。

OAMIdentityProviderを使用してvisitorId値を取得する手順:

  1. WebCenter Sites(http://site-host:site-port/sites/)にログインします。

  2. AdminSite管理インタフェース・アイコンの順に選択し、「左側のナビゲーションの非表示」「管理」「アイデンティティ・プロバイダ・リスト」の順にクリックします。

  3. 構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/identity-providers/下に配置されたidentity-provider-oam.jarファイルをアップロードします。

  4. ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/identity-provider-oam/identity-provider-oam.properties下に配置された構成をコピーします。

  5. Profile Provider Listをクリックします。

  6. Oracle Access Managerのユーザー・プロファイルのためのユーザー・アイデンティティ・ストアが構成されていることを確認します。ユーザー・アイデンティティ・ストアの構成の詳細は、Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドを参照してください。

  7. 構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/profile-providers/下に配置されたprofile-provider-ldap.jarファイルをUserIdentityStore1という名前でアップロードします。

  8. ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties下に配置された構成をコピーします。

  9. get visitorId for user exテストは、RESTクライアントの次のURLを使用しているOracle Access Manager組込みLDAPに属します:

    http://OHS-host:OHS-port/visitor-services-context/rest/v1/visitor/getId

    content-typeおよびapplication/x-www-form-urlencodedヘッダーを追加し、リクエスト本文を入力します。

    request={
    "parameters":"{}",
    "headers":"{}",
    "cookies":"[{}]"
    "header":"{\"oam_identity_domain\":\"UserIdentityStore1\",\"oam_remote_user\":\"test\"}"
    }

SampleIdentityProviderを使用してvisitorId値を取得する手順:

  1. WebCenter Sites (http://sites-host:sites-port/sites/)にログインします

  2. AdminSite管理インタフェース・アイコンの順に選択し、「左側のナビゲーションの非表示」「管理」「アイデンティティ・プロバイダ・リスト」の順にクリックします。

  3. 構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/identity-providers/下に配置されたidentity-provider-oam.jarファイルをアップロードします。

  4. ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/identity-provider-sample/identity-provider-sample.properties下に配置された構成をコピーします。

  5. Profile Provider Listをクリックします。Oracle Internet Directoryまたは他のLDAP認証プロバイダがインストールされ、構成されていることを確認します。

  6. ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties下に配置されたprofile-provider-ldap.jarファイルをアップロードします。

  7. ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties下に配置された構成をコピーします。

  8. get visitorId for userテストは、RESTクライアントの次のURLを使用しているOracle Internet Directory LDAPに属します:

    http://visitorservices-host:visitorservices-port/visitorservices-context/rest/v1/visitor/getId

    content-typeおよびapplication/x-www-form-urlencodedヘッダーを追加し、リクエスト本文を入力します。

    request={
    "parameters":"{\"external_id\":[\"ssoid1\"]}",
    "headers":"{}",
    "cookies":"[{}]"
    "header":"{}"
    }

11.4 訪問者サービス・クラスタ構成の完了

訪問者サービスは完全にステートレスなWebアプリケーションであるため、クラスタ・レベルのセッション・レプリケーションまたはセッション管理は必要ではありません。訪問者サービスのクラスタの構成には、主に構成データの処理が含まれます。

最初のノード(プライマリ・クラスタ・ノード)を作成した後、他のすべてのノードは、プライマリ・クラスタ・ノードの構成ファイルを使用する必要があります。特に重要なのはvisitors.propertiesファイルです。訪問者サービスの主要な構成ファイルはvisitors.propertiesです。このファイルには、訪問者サービス・データベース内のデータ・ソースの詳細、JMSオブジェクトおよびWebCenter SitesインスタンスへのURLが含まれています(1つのノードのURL、またはWebCenter Sitesクラスタがある場合はロード・バランサのURL)。セカンダリ・ノードは、次のいずれかの方法で、プライマリ・クラスタ・ノードからのvisitors.propertiesファイルを使用できます。

  • 訪問者サービス・クラスタ内のすべてのノードは、そのクラス・パスに、同じ訪問者サービス・ファイルの複製を持つことができます。

  • すべてのノードは、共有フォルダ内にファイル・パスを持つ単一のvisitors.propertiesファイルを指すことができます。

訪問者サービス・クラスタ全体のための単一のデータベースがあります。各ノードのvisitors.propertiesファイル内のデータ・ソース・プロパティは、この単一のデータベースを指す必要があります。

他の訪問者サービスの構成ファイルの修正は必要ではありません。それらは現状のまま、プライマリ・ノードからセカンダリ・ノードにコピーしてください。

JMSはオプションですが、JMSの使用をお薦めします。各ノードが同じJMSオブジェクトを指している必要があります。ノードで異なるJMSキューが構成されると、そのノードが停止した場合にそのキューに存在するメッセージが損なわれるので、そのように構成しないでください。

visitors-cache.xmlファイルは、訪問者オブジェクトのキャッシュを管理する分散キャッシュ構成を提供します(identity provideraccess providerprofile provideraggregation templatesおよびvisitor configuration)。これは分散キャッシュであるため、このファイル内ですべてのノードが次のプロパティに対して同じ値を持つ必要があります。

  • multicastGroupPort

  • multicastGroupAddress

これらのプロパティの値は、プライマリ・クラスタ・ノード上のvisitors-cache.xmlファイルで設定し、各セカンダリ・ノードにファイルをコピーすることをお薦めします。または手動により、各セカンダリ・ノードでローカル・ファイルに変更を加えることもできます。

visitors-logging.xmlファイルは、様々なログ出力のログ・レベル設定を提供します。ノード全体に一貫したロギング操作を提供するために、すべてのノードが同じファイルを使用するか、1つのノードで行った変更をすべてのノード上のこのファイルのローカル・コピーに手動で伝播することをお薦めします。

注意:

WARファイルに加えた変更は、再デプロイ時に保持されないため、WARファイルの変更は、Webアプリケーションの各再デプロイの後にコピーする必要があります。一般に、イメージやスタイルシート・ファイルなどの静的アーティファクトをWebサーバーにデプロイすることをお薦めします。

訪問者サービスとOAMの統合

サイトがOAMと統合された訪問者サービスを実行する必要がある場合は、サイトにOAMがインストールされていることを確認してから、OAMログインURLと統合されたサイトを使用して、訪問者サービス・ブートストラップを実行します。

クラスタへの訪問者サービス

訪問者サービスをクラスタにインストールする必要がある場合:

  • Webサーバーでブートストラップを実行するには、訪問者サービスのプライマリ・ノードのみが実行されていることを確認します。

  • 次に、訪問者サービスの構成ディレクトリを両方のノードと共有するか、構成ディレクトリをプライマリ・ノードから他のノードにコピーし、すべてのノードのプロパティが同じになるようにします。

11.5 訪問者サービスのJMSクラスタの設定

永続ストア、JMSサーバーおよびJMSモジュールを使用して、訪問者サービスのJMSクラスタの設定を構成します。

前提条件

訪問者サービスをJavaッセージング・サービス(JMS)クラスタに設定する前に、次の前提条件を設定する必要があります。

  • 少なくとも2つ以上のサイト訪問者サービスをクラスタに作成します。

  • すべてのクラスタ・メンバーのホスト名またはアドレスをメモします。

  • すべてのサーバー間で共通のディレクトリを作成します(例: 図11-1は、サーバー/u01/oracle/12.2.1/tmp/prod/に設定されたディレクトリ・パスを示します)。

永続ストアの構成

VSjmsサポート・ウィザードを使用して、永続ストアを構成します。

  1. 「永続ストア」で、WL left navサービスを特定します。

  2. 「永続ストア」を選択し、Vsjmsサポートを選択します。

  3. 「ディレクトリ」フィールドで、有効な共有ファイルシステム(例: /u01/oracle/12.2.1/tmp/prod/)を指定します。

  4. 選択したディスク上の場所(/u01/oracle/12.2.1/tmp/prod/)に、rs_daemons.cfgファイルを作成します。

  5. 変更を永続ストアに保存します。

    注意:

    変更の保存時に、エラーが発生する場合は、「無視」をクリックしてプロセスを完了します。
  6. rs_daemons.cfgファイルを編集して、値を入力します。次の例は、サーバーに設定する必要がある値を示しています。

    #ipaddress portno shmkey memlmt

    111.222.2.333

    14545

    4545

    1G

    111.666.2.111

    14546

    4545

    1G

  7. rs_daemons.cfgファイルを保存します。

rs_daemons.cfgファイルの詳細は、「メッセージング・サービス」を参照してください。

図11-1 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの永続ストアの構成

図11-1の説明が続きます
「図11-1 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの永続ストアの構成」の説明

JMSサーバーの構成

JMSサーバーを更新する手順:

  1. 構成ウィザードでは、VSjms Serverがすでに作成されています。

  2. 「永続ストア」で、WL left navサービスを特定します。

  3. 「JMSサーバー」→VSjmsサーバーを選択します。

  4. VSJMSサーバーの設定で、「ターゲット」タブを選択します。

  5. ドロップダウン・リストから、訪問者サービス・クラスタを選択します。図11-2に、wcvisitorの例を示します

  6. 「保存」をクリックします。

    注意:

    変更の保存中にエラーが発生した場合は、「無視」をクリックして続行し、プロセスを完了します。

図11-2 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスのJMSサービスの構成

図11-2の説明が続きます
「図11-2 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスのJMSサービスの構成」の説明

JMSモジュールの構成

JMSモジュールを構成する手順:

  1. 構成ウィザードでは、VSjms Moduleがすでに作成されています。

  2. WL left navサービスを特定します。

  3. 「JMSモジュール」→VSjmsモジュール→VSjmsサーバーを選択します。

  4. 「ターゲット」タブをクリックして、クラスタ全体を選択します。

  5. 「保存」をクリックします。

    注意:

    変更の保存中にエラーが発生した場合は、「無視」をクリックして続行し、プロセスを完了します。
  6. 「サブデプロイメント」タブをクリックします。

  7. サブデプロイメントVsjms Module Subを表示します。

  8. ここで、これはVsjmsサーバーを指しています。Vsjmsサーバーを指している場合は変更しないでください。

  9. 「構成」タブをクリックします。

  10. wcsitesVisitorsEnrichQueueおよびwcsitesVisitorsUpdateQueueを選択します。

  11. これらはスタンドアロン・キューで、クラスタでは機能しないため、「削除」をクリックします。

  12. 「新規」をクリックします。

  13. 「分散キュー」を選択し、「次へ」をクリックします。

  14. 「名前」フィールドにwcsitesVisitorsEnrichQueueを入力し、「JNDI名」jms/wcsitesVisitorsEnrichQueueを入力します。

  15. 「保存」をクリックします。

  16. JMSモジュール構成タブに戻ります。

  17. 「新規」をクリックします。

  18. 「分散キュー」を選択し、「次へ」をクリックします。

  19. 「名前」フィールドに、wcsitesVisitorsUpdateQueueを入力します。

  20. 「JNDI名」に、jms/wcsitesVisitorsUpdateQueueを入力します。

  21. 「保存」をクリックします。

  22. 図11-3のような構成ページが表示されます。

    注意:

    この手順を完了した後に、赤色のエラーが上部のバーに表示されていないことを確認します。

図11-3 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスのVSjmsサーバーの設定

図11-3の説明が続きます
「図11-3 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスのVSjmsサーバーの設定」の説明