ドメイン作成に使用可能なその他の方法の詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のWebLogicドメインの作成、拡張および管理のための追加ツールに関する項を参照してください。
注意:
「インストール・タイプ」画面で「スタンドアロンHTTPサーバー」(「WebLogic Serverとは切り離して管理」)を選択した場合にのみ、この項の構成手順を実行します。「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択した場合、WebLogic ServerドメインにおけるOracle HTTP Serverの構成を参照してください。
Oracle HTTP Serverのドメイン構成の詳細は、Oracle HTTP Serverについてを参照してください。
次の各項では、構成ウィザードの各手順を説明します。
構成ウィザードを使用してスタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverを構成します。
注意:
Oracle HTTP Serverインスタンスを新しいドメインに作成する際に、ご使用のコンポーネントに割り当てているポートが利用可能であることを確認してください。構成ウィザードでは、ポートの自動的な割当ては実行されません。
ドメイン・ホーム・ディレクトリの場所(Oracleホーム・ディレクトリの外部が最適)を選択する必要があります。
ドメイン・タイプおよびドメインのホーム・ディレクトリを指定する手順:
この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。
「テンプレート」画面を使用して、必要なテンプレートを選択します。
「テンプレート」画面で、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。
Oracle HTTP Server (スタンドアロン) - 12.2.1.1.0 [ohs]
.
ヒント:
この画面上のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のテンプレートを参照してください。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面を使用して、ドメイン・モードおよびJava Development Kit (JDK)を指定します。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、次の操作を実行します。
「ドメイン・モード」フィールドで、「本番」を選択します。
「JDK」フィールドで、Oracle HotSpot JDKを選択します。
ヒント:
この画面上のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のドメイン・モードとJDKに関する項を参照してください。
「システム・コンポーネント」画面を使用して、新しいOracle HTTP Serverインスタンスの詳細を指定します。
「システム・コンポーネント」画面で、次の操作を実行します。
「追加」をクリックして、新しいOracle HTTP Serverインスタンスを作成します。
「システム・コンポーネント」フィールドで、ohs_1
を指定します。
「コンポーネント・タイプ」フィールドで、OHS
を指定します。
再起動間隔秒数: アプリケーションが応答しない場合に、再起動を試行する前に待機する秒数を指定します。
再起動遅延秒数: 再起動を再度試行する前に待機する秒数を指定します。
注意:
構成ウィザードを再実行して、「構成タイプ」画面で「既存ドメインの更新」を選択すると、Oracle HTTP Serverシステム・コンポーネントの名前を変更できます(例: ohs_1
)。ただしこれを行うと、当初のOracle HTTP Serverコンポーネント名およびカスタマイズされたすべての値(ポート指定など)は削除され、新規システム・コンポーネントがデフォルト値で作成されます。したがって、デフォルト設定にするのでないかぎり、Oracle HTTP Serverコンポーネントの名前を変更しないでください。
この画面上のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のシステム・コンポーネントを参照してください。
「OHSサーバー」画面を使用して、ドメイン内のOracle HTTP Serverインスタンスを構成します。
「リスニング・アドレス」フィールドで、Oracle HTTP Serverインスタンスが常駐するホストのIPアドレスを指定します。localhost
を使用しないでください。詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のリスニング・アドレスの指定を参照してください。
残りのすべてのフィールドは事前移入されますが、必要に応じて値を変更できます。たとえば、デフォルトのポート番号が他のサービスによって使用されていないことを確認してください。
この画面上のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のOHSサーバーを参照してください。
構成が完了したら、ツールを使用してドメインを管理できます。
注意:
ドメイン管理に使用する追加のツールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの管理ツールの概要に関する項を参照してください。
予約済の範囲内(通常1024未満)にあるTCPポートを使用するOracle HTTP Serverインスタンスを作成しようとしている場合、サーバーを特権ポートにバインドできるように追加の構成を行う必要があります。詳細は、Oracle HTTP Serverの管理の権限ポートでのOracle HTTP Serverインスタンスの起動(UNIXの場合のみ)を参照してください。
DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
ノード・マネージャを起動します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次に示すようにnohup
とnm.out
をサンプル出力ファイルとして使用します。
nohup ./startNodeManager.sh > LOG_DIR
/nm.out&
ここで、LOG_DIR
は、ログ・ファイルを格納するディレクトリの場所です。
Windowsオペレーティング・システムの場合:
startNodeManager.cmd
注意:
Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによって、システムが再起動されるたびに、ノード・マネージャが自動で起動されます。
詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』の起動サービスとしてのノード・マネージャの実行に関する項を参照してください。
ノード・マネージャの追加の構成オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。
Oracle HTTP Serverインスタンスを起動するには、次の手順を行います。
UNIXの場合
Domain_Home
/bin
ディレクトリに移動します。Domain_Home
は、Oracle HTTP Serverを構成した場所への完全なパスです。
次に例を示します。
cd /user_projects/domains/base_domain/bin
次のコマンドを実行します。
./startComponent.sh
system_component_name
ここで、system_component_name
は、ドメインの構成時に指定したOracle HTTP Serverシステム・コンポーネント名です。
次に例を示します。
./startComponent.sh ohs_1
Windowsの場合
Domain_Home
/bin
ディレクトリに移動します。Domain_Home
は、Oracle HTTP Serverを構成した場所への完全なパスです。
次に例を示します。
cd \user_projects\domains\base_domain\bin
次のコマンドを実行します。
startComponent.cmd
system_component_name
ここで、system_component_name
は、ドメインの構成時に指定したOracle HTTP Serverシステム・コンポーネント名です。
次に例を示します。
startComponent.cmd ohs_1
詳細は、Oracle HTTP Serverの管理のコマンド行からのOracle HTTP Serverインスタンスの起動を参照してください
WindowsプラットフォームでOracle HTTP Serverが機能するには、そのシステムにMicrosoft Visual C++ランタイム・ライブラリがインストールされている必要があります。インストールされていない場合、Oracle HTTP Serverは何も出力せずに、またはエラー・ダイアログ・ボックスを表示せずに(レジストリの設定に応じて)、終了することがあります。