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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77352-02
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3 Oracle HTTP Serverソフトウェアのインストール

この項の手順に従って、Oracle HTTP Serverソフトウェアをインストールします。

インストールを開始する前に、システム環境の確認(「システム環境の確認のロードマップ」)およびOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール(『Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』)が完了していることを確認してください。

3.1 インストール・プログラムの起動

UNIXまたはWindows上でインストール・プログラムを起動できます。

インストール・プログラムを起動する手順は次のとおりです。

  1. ホスト・システムにログインします。
  2. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  3. 次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。
    • UNIXオペレーティング・システム: ./fmw_12.2.1.1.0_ohs_linux64.bin

    • Windowsオペレーティング・システム: fmw_12.2.1.1.0_ohs_win64.exe

    注意:

    実行権限のない./fmw_12.2.1.1.0_ohs_linux64.binは実行できません。このコマンドを実行する前には、実行権限のチェックと付与を必ず行ってください。

    インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。各インストール・プログラム画面の詳細は、次のトピックを参照してください。

3.2 インストール画面への移動

インストーラにより、情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。

表3-1に、インストーラ画面が表示される順序を示します。インストール画面の詳細情報が必要な場合は、表の画面名またはインストーラの「ヘルプ」をクリックしてください。

表3-1 Oracle HTTP Serverインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が開きます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

自動更新

この画面で、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。

インストールの場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

  • WebLogic Serverドメインに同じ場所に配置されたOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、既存のOracle Fusion Middleware InfrastructureのOracleホームへのパスを入力する必要があります。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、Oracleホーム・ディレクトリを任意に指定できます。ただしこのソフトウェアを確実に、新規のOracleホームにインストールしてください。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、インストールおよび構成のためのディレクトリの理解を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「スタンドアロンHTTPサーバー」(「WebLogic Serverとは切り離して管理」)を選択します。

  • WebLogic Serverドメインに同じ場所に配置されたOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択します。

これらの2つのインストール・タイプの詳細は、Oracle HTTP Serverについてを参照してください。

前提条件のチェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

検証済のタスクのリストを表示するには、「正常なタスクの表示」を選択します。ログの詳細を表示するには、「ログの表示」を選択します。

セキュリティ・アップデートの指定

注意: この画面は、インストール・タイプとして「スタンドアロンHTTPサーバー(WebLogic Serverとは切り離して管理)」を選択した場合にのみ表示されます。

Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。

アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

インストールの完了後にインストールされる機能セットすべてが、ここにリストされます。

サイレント・インストールまたはコマンド・ライン・インストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』の「サイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用」を参照してください。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

インストールの進行状況

この画面はインストールの進行状況を示します。

進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。

インストール完了

サマリー情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。

3.3 インストールの確認

インストールの完了後、一連のタスクを実行して、成功したことを確認します。

3.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラに何も問題が発生しなかったことを確認します。

デフォルトでは、インストーラはログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/logs (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logs (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに書き込みます。

ログ・ファイルとその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。

3.3.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストールが正常に完了したことを確認するには、ディレクトリ構造をOracle HTTP Serverのディレクトリ構造に示されているものと比較します。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要なディレクトリに関する項を参照してください。

3.3.3 Oracleホームの内容の表示

viewInventoryスクリプトを使用すると、Oracleホームの内容を表示することができます。

詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。