プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用
12c (12.2.1.1)
E77295-01
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

12 ドキュメントのチェックアウトおよびダウンロード

この章では、改訂可能なようにOracle WebCenter Contentから1つ以上のドキュメントをチェックアウトおよびダウンロードする方法、およびドキュメントのコピーをダウンロードする方法について説明します。次の項で構成されています。

12.1 ドキュメントのチェックアウトおよびダウンロードについて

他のユーザーが改訂できないように、ドキュメントをロックするためにチェックアウトします。1つのファイルをチェックアウトできるのは一度に1人のユーザーのみですが、ドキュメントがチェックアウトされている場合でも、複数のユーザーが引き続きリリース済のドキュメントを表示できます。ドキュメントを再度改訂できるようにするには、ドキュメントをチェックアウトした後に、新しいリビジョンをチェックインするか、チェックアウトを取り消す必要があります。ドキュメントのチェックアウトまたはリビジョンのチェックインには、そのドキュメントに対する書込み権限が必要です。チェックアウトを取り消すには、ドキュメントをチェックアウトした本人であるか、そのドキュメントに対して管理者権限を持っている必要があります。

12.2 ドキュメントのチェックアウト

変更中にロックするために、ドキュメントをチェックアウトします。ドキュメントをチェックアウトするには、ドキュメントを選択してから「ドキュメントの検索」ページまたは「ドキュメントの表示」ページの「その他」メニューから「チェックアウト」を選択するか、「ドキュメントの検索」ページのコンテキスト・メニューから「チェックアウト」を選択します。

12.2.1 ドキュメントをチェックアウトして編集するにはどのようにするのですか。

ドキュメントがチェックアウトされておらず、この機能を使用できるアプリケーションがある場合は、ドキュメントをチェックアウトしてアプリケーション内で開いて編集できます。アプリケーションは、WebDAV準拠で、ネイティブ・ファイル・フォーマットを編集できる必要があります。アプリケーションがWebDAV準拠かどうかが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。この機能の使用方法の詳細は、「「チェックアウトして開く」の使用」を参照してください。

ドキュメントをチェックアウトして編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「ドキュメントの表示」ページの「その他」メニューから「チェックアウトと編集」を選択します。ドキュメントがチェックアウトされ、ネイティブ・アプリケーションで編集のために開かれます。
  2. ドキュメントを改訂したら、ドキュメントを閉じて変更内容を保存します。新しいドキュメントは、新しいリビジョンとしてOracle WebCenter Contentに自動的にチェックインされます。

12.3 ドキュメントのダウンロード

ファイル・システムにバージョンをコピーするために、ドキュメントをダウンロードします。コピーは、ネイティブ・ファイル・バージョン、Web表示可能レンディションまたは注釈付きベージョンのいずれかになります。ドキュメントをダウンロードするには、読取り権限が必要です。

ドキュメントをダウンロードする理由には、次のものがあります。

  • チェックアウト後にドキュメントを編集するため

  • 別のユーザーにコピーを送信するため

  • たとえば外出時などのOracle WebCenter Contentに接続していないときにドキュメントを確認するため

  • 異なるリビジョンを比較するため

注釈付きのドキュメントのダウンロードの詳細は、「注釈付きドキュメントをダウンロードするにはどのようにするのですか。」を参照してください。

12.3.1 ネイティブ・ファイルをダウンロードするにはどのようにするのですか。

ドキュメントのコピーをネイティブ・ファイル・フォーマットでダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 次のいずれかを行います。
    • 「ドキュメントの表示」ページで「ダウンロード」をクリックします。

    • 「ドキュメントの表示」ページの指定したリビジョンの「プロパティ」セクションにある「サマリー」タブで「ネイティブ・ファイル」をクリックします。

    • 「ドキュメントの検索」ページの「その他」メニューから「ダウンロード」を選択します。

    • 「ドキュメントの検索」ページの「リスト」ビューでドキュメント・サイズをクリックします。

  2. プロンプトが表示されたら、ファイルを格納する場所に移動して、ファイルを保存します。

12.3.2 Web表示可能レンディションをダウンロードするにはどのようにするのですか。

ドキュメントのWeb表示可能レンディションをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 「ドキュメントの表示」ページの「プロパティ」セクションにある「サマリー」タブで「Web表示可能」を右クリックし、コンテキスト・メニューからファイルの保存に適したオプションを選択します。
  2. プロンプトが表示されたら、ファイルを格納する場所に移動して、ファイルを保存します。

12.4 WebCenter Content: Desktopからのドキュメントのチェックアウトおよびダウンロード

Oracle WebCenter Content: Desktopでは、標準のMicrosoft Windowsファイル・システムまたはOutlookやWordといったMicrosoft Office製品を介して、Oracle WebCenterにすばやくアクセスできます。Oracle WebCenter Content: Desktopに統合されている場合、ファイルは、デスクトップ・アプリケーションを介して自動的にチェックアウトおよびダウンロードされます。Oracle WebCenter Contentで使用可能なすべての機能の使用方法の詳細は、『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』を参照してください。

12.5 モバイル機器からのドキュメントのチェックアウトおよびダウンロード

オンラインでない場合のドキュメントの確認や、他のユーザーへのドキュメントの送信のために、Apple iPad、iPhoneまたはAndroidデバイスを使用して、Oracle WebCenter Contentからドキュメントをダウンロードできます。