コンテンツ・サーバーには、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ内の一部またはすべてのコンテンツを編成および管理するための階層フォルダ・インタフェースを提供するコンポーネントがあります。
フォルダ: このコンポーネント(FrameworkFoldersコンポーネント)は、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ・コンテンツおよびコンテンツ・アイテム・メタデータを編成、検索および管理するための階層フォルダ・インタフェースをブラウザ内に提供します。Folders機能はデフォルトでインストールされますが、無効化されています。フォルダはスケーラブルな企業ソリューションで、以前のコントリビューション・フォルダ・インタフェースに置き換わるコンポーネントです。
コントリビューション・フォルダ: このオプション・コンポーネント(Folders_gコンポーネント)は、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ・コンテンツを編成するための階層フォルダ・インタフェースをブラウザ内に提供します。コントリビューション・フォルダはデフォルトでインストールされていますが、無効化されています。新しいフォルダ・コンポーネントは、コントリビューション・フォルダに置き換わることを意図したものです。
注意:
フォルダとコントリビューション・フォルダの両方を実行する構成はサポートされていません。コントリビューション・フォルダ内のコンテンツは、フォルダ・インタフェースに移行する必要があります。コントリビューション・フォルダのコンテンツを移行する方法の詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
WebCenter Portal 11.1.1.8.0以下では、folders_gコンポーネントのみがサポートされています。WebCenter Portalによるコンテンツ・サーバーの構成の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』を参照してください。
WebDAV (Web-Based Distributed Authoring and Versioning): 両方のフォルダ・コンポーネントはコンテンツ・サーバーに組込みのWebDAV機能と連動するため、ユーザーはWebDAVプロトコルをサポートしているクライアントを使用して、コンテンツをリモートで管理および作成できます。WebDAVインタフェースにはブラウザ・インタフェースで使用可能なオプションのサブセットが提供されます。通常は、フォルダとコンテンツ・アイテムの作成、削除、移動およびコピーと、コンテンツ・アイテムの変更およびチェックインができます。WebDAVインタフェースを通じてコンテンツ・アイテムをチェックアウトするには、ファイルを開くことのできるWebDAVクライアントを使用する必要があります。メタデータ値の指定または伝播などの他の管理タスクを実行するには、標準のブラウザ・インタフェースを使用する必要があります。
Windowsエクスプローラ、Microsoft Outlook、Lotus Notesおよびその他のアプリケーションとのより密接な統合によりWebDAVクライアント環境を拡張できるOracle WebCenter Content: Desktopもまた用意されています。詳細は、『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
この項の内容は次のとおりです。
コンテンツ・サーバーでのコンテンツの参照は、組織のファイル・キャビネットから書類を探すことと同様です。ファイル・キャビネットでは、ファイルの引き出し、フォルダ、書類の順に探します。コンテンツ・サーバーでは、「コンテンツの参照」トレイでフォルダ内のドキュメントおよびWebサイトへのリンクを探します。
「コンテンツの参照」トレイは階層リンク構造(ライブラリ)になっており、ここでは階層内のフォルダはメタデータによって定義されます。「ライブラリ・フォルダ」
フォルダはデフォルトで設定されます。「ライブラリ・フォルダ」
内のフォルダの階層は、システム管理者が決定します。縮小されているフォルダの横にあるプラス記号(+)をクリックすると、フォルダのコンテンツが展開されます。展開されているフォルダの横にあるマイナス記号(–)をクリックすると、フォルダが縮小されます。
階層の最後のフォルダ内のリンクをクリックすると、次のいずれかが表示されます。
フォルダのメタデータと一致し、表示権限があるコンテンツ・アイテムのリスト
Webサイト
コンテンツ・アイテム、ユーザー、メタデータ・フィールドまたは他のコンテンツ・サーバー要素に関する情報を提供するレポート
フォルダはコンテンツ・サーバーとともに使用するオプション・コンポーネント(Framework Foldersコンポーネント)で、有効にした場合、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ内の一部またはすべてのコンテンツを編成および検索するための階層フォルダ・インタフェースを提供します。
フォルダはスケーラブルな企業ソリューションで、以前のコントリビューション・フォルダ・コンポーネントに置き換わるコンポーネントです。フォルダには次のような利点があります。
フォルダまたはファイル(コンテンツ・アイテム)の数に関して、フォルダ・インタフェースには実質的に制限なし
コンテンツ・アイテムのデフォルト・メタデータがフォルダに追加済
新しく作成されたフォルダに対するメタデータの継承
新しいメタデータまたは変更されたメタデータの値に対するメタデータの伝播
リポジトリから動的に取得されるコンテンツ・アイテムに対する問合せベースのフォルダ
問合せで返されたアイテムの基本的な保存ルールを指定するための問合せベースの保存フォルダ
標準のコンテンツ・サーバー・セキュリティ・モデルを使用するフォルダレベルのセキュリティ
ローカル・フォルダおよびファイルの作成と管理におけるWebDAVインタフェースとの統合
拡張ローカル・フォルダおよびファイルの作成と管理におけるOracle WebCenter Content: Desktopとの統合
この項の内容は次のとおりです。
フォルダの階層は、標準のコンテンツ管理ページとWebDAVインタフェースの両方からアクセスできます。
使い慣れたフォルダとファイルのモデルが、リポジトリに格納されているコンテンツを編成し、アクセスするためのフレームワークとなります。フォルダおよびファイルの機能は、従来のファイル・システムにきわめてよく似ています。フォルダおよびファイルをコピー、移動、名前変更および削除できます。また、フォルダまたはファイルへのショートカットを作成して、階層内の複数の場所からコンテンツ・アイテムにアクセスすることもできます。
Foldersインタフェース内のファイルは、リポジトリ内のコンテンツ・アイテムを指すシンボリック・リンクまたはポインタであると考えることができます。Foldersインタフェースで操作(メタデータの検索や伝播など)を実行すると、関連付けられたコンテンツ・アイテムに対して、実質的に同じ操作が実行されます。
従来のファイル・システムと同様に、Foldersではコンテンツを簡単に編成できます。ユーザーは、フォルダとサブフォルダ間のリレーションシップを簡単に表示し、コンテンツ・アイテムのグループを参照できます。
コンテンツ・サーバーの標準セキュリティ・モデルによって定義された権限のあるユーザーは、Foldersを使用して次のアクションを実行できます。
チェックインやチェックアウトの対象となるコンテンツ・アイテムの保存場所に移動し、フォルダやアイテムの情報を表示および変更します。
フォルダやサブフォルダを新規に作成します。
フォルダにコンテンツ・アイテムを新規に作成したり、既存のリポジトリ・コンテンツをフォルダに追加します。
フォルダやコンテンツ・アイテムへのショートカットを1つ以上の場所に追加します。ショートカットは、参照先のコンテンツ・アイテムのプレースホルダとして機能します。
フォルダやファイルを他の場所に移動またはコピーします。
フォルダやファイルの名前を変更します。
フォルダ階層からファイルを削除します。このアクションを実行しても、関連付けられたコンテンツ・アイテムには影響を与えません。
フォルダやファイルを削除します。フォルダやファイルを削除すると、フォルダやファイルに加え、ショートカットも一緒にフォルダ階層から削除されます。ファイルにコンテンツ・アイテムが関連付けられていると、リポジトリではそのアイテムが「期限切れ」に設定されます。
関連付けられた問合せから返されたコンテンツ・アイテムを保存する、問合せフォルダを作成します。問合せフォルダの詳細は、「問合せフォルダおよびフォルダ検索」を参照してください。
保存問合せフォルダを作成し、問合せから返されたコンテンツ・アイテムに対して保存ルールを割り当てます。問合せフォルダおよび保存スケジュールの詳細は、「フォルダの保存」を参照してください。
フォルダに作成されるコンテンツ・アイテムに対してフォルダ・セキュリティおよびデフォルト・メタデータ値を割り当てます。また、指定されたメタデータ値をフォルダのコンテンツに伝播したり、特定のフォルダの伝播を遮断することもできます。詳細は、「フォルダおよびコンテンツ・アイテムのメタデータ」を参照してください。
Foldersインタフェースは、ファイル・システムのユーザーが使い慣れた表記規則に従っています。
フォルダを作成するときには、Windows標準の命名規則を使用します。次の文字は使用しないでください。
? / \ * " | < > :
コンテンツ・サーバーには、ファイル名が同じである複数のファイルを個別のコンテンツ・アイテムとして格納できます。ただし、Foldersインタフェースではフォルダ内のファイル名は一意である必要があります(Windowsのフォルダに同じ名前の2つのファイルを格納できないのと同じです)。
Foldersでは、ショートカットを使用して、複数の場所で同じフォルダまたはコンテンツ・アイテムを参照できます。ショートカットは、参照先のフォルダまたはファイルのプレースホルダとして機能します。フォルダ階層内で目的のコンテンツ・アイテムの検索および管理に役立つ、フォルダまたはファイルへのショートカットを作成できます。
フォルダおよびフォルダ・ショートカットは、それぞれ異なるアイコンで識別されます。
アイコン | 説明 |
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フォルダ: フォルダには、他のフォルダ、コンテンツ・アイテム、および他のフォルダやコンテンツ・アイテムへのショートカットを保存できます。フォルダは、標準のフォルダ・アイコンで識別されます。 |
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フォルダ・ショートカット: フォルダ・ショートカットには、ショートカットが格納された階層にある関連付けられたフォルダのコンテンツが含まれています。フォルダ・ショートカットは矢印の付いたフォルダ・アイコンで識別され、フォルダまたは問合せフォルダのいずれかを参照できます。フォルダ・ショートカットは、メタデータ伝播アクションの対象外です。 |
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問合せフォルダ: 問合せフォルダのコンテンツは、そのフォルダに関連付けられた問合せから返されたリポジトリ・コンテンツ・アイテムです。問合せフォルダは、拡大鏡の付いたフォルダ・アイコンで識別されます。 |
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保存問合せフォルダ: 保存問合せフォルダのコンテンツは、問合せフォルダと同じように、そのフォルダに関連付けられた問合せから返されたリポジトリ・コンテンツ・アイテムです。問合せから返されたコンテンツ・アイテムの保存ルールを追加で指定できます。保存問合せフォルダは、拡大鏡と時計の付いたフォルダ・アイコンで識別されます。 |
Foldersインタフェースのコンテンツ・アイテムは、リポジトリ内のアイテムへのリンクであると考えることができます。コンテンツ・アイテムのリンクには、2つのタイプがあります。
アイコン | 説明 |
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ファイル(プライマリ・リンク): Foldersインタフェース内でコンテンツ・アイテムを指すことができるプライマリ・リンクは1つのみです。プライマリ・リンクはリポジトリ内のコンテンツ・アイテムを表し、標準のドキュメント・アイコンで識別されます。ファイル(またはプライマリ・リンク)に対する操作は、リポジトリ内のコンテンツ・アイテムを直接操作するのとほとんど同じです。たとえば、ファイルを削除すると、リポジトリ内の関連付けられたコンテンツ・アイテムのステータスが「期限切れ」に設定されます。 |
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ショートカット(セカンダリ・リンク): Foldersインタフェースには、関連付けられるコンテンツ・アイテムへのファイル・ショートカットを任意の数だけ作成できます。ファイル・ショートカットは、矢印の付いたドキュメント・アイコンで識別され、矢印は、ファイル・ショートカットが実際のコンテンツ・アイテムへの参照であることを示しています。ショートカットは、メタデータ伝播アクションの対象外です。ショートカットを使用して(メタデータ変更などの)変更を加えると、基礎となるコンテンツ・アイテムにも同じ変更が加えられます。ショートカット自体に(ショートカットの削除などの)変更を加えても、基礎となるコンテンツ・アイテムには影響を与えません。 |
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問合せ結果: 問合せフォルダのコンテンツは、そのフォルダに関連付けられた問合せから返されたリポジトリ・コンテンツ・アイテムです。問合せコンテンツ・アイテムは、拡大鏡の付いたドキュメント・アイコンで識別されます。 |
問合せフォルダは保存済の検索と同じように機能し、フォルダにアクセスするたびに、そのフォルダに関連付けられた問合せが開始されます。問合せフォルダのコンテンツは、問合せから返されたコンテンツ・アイテムです。問合せフォルダのコンテンツは、リポジトリのコンテンツの変更に伴って動的に変更される場合があります。
問合せフォルダには、問合せから返された実際のリポジトリ・コンテンツ・アイテムが含まれています。つまり、フォルダおよびショートカットは問合せフォルダのコンテンツに含まれません。
問合せフォルダのコンテンツとともに、関連付けられたコンテンツ・アイテムをコピーしたり、個々のアイテムのメタデータ情報を表示および更新したり、問合せフォルダ内のすべてのアイテムにメタデータ変更を伝播できます。
また、Foldersでは、標準の検索結果オプションに「問合せフォルダの作成」オプションを含めて、検索問合せを問合せフォルダとして保存することもできます。詳細は、「問合せフォルダとしての検索の保存」を参照してください。
フォルダ階層内からフォルダまたはファイルを検索するには、特定のフォルダで「検索」メニューのオプションを使用します。いずれかまたはすべてのフォルダ・メタデータ・フィールドを検索し、指定した検索条件に一致するフォルダ階層内のフォルダまたはファイルを検出できます。
Foldersを使用すると、保存問合せフォルダを作成し、そのフォルダに保存属性を割り当ててから保存スケジュールを構成することによって、基本的なコンテンツ保存のスケジューリングを実行できます。保存ルールは、コンテンツ・アイテムの存続時間またはリビジョンの数に基づいて割り当てることができます。また、Oracle WebCenter Content: Recordsのライセンスがある場合には、Recordsで定義されたカテゴリに基づいて保存ルールを定義することもできます。
保存ルールまたはスケジュールを指定するには、管理者である必要があります。保存スケジュールの指定の詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』を参照してください。
考慮事項
次の考慮事項が、保存問合せフォルダに適用されます。
保存ルールは保存問合せフォルダに関連付けられますが、標準のフォルダ・メタデータとは別に格納されます。このため、フォルダの保存属性に基づいて問合せフォルダを検索できません。
標準の問合せフォルダと異なり、保存問合せフォルダではデータベース値のみを検索し、フルテキスト検索は、システムでサポートされている場合でも実行できません。
特定の1つの保存問合せフォルダに対して複数の保存ルールを指定した場合、処理が実行されるには、すべてのルールが満たされる必要があります。たとえば、有効期限を1カレンダ年、保持するリビジョンの数を3と指定した場合、1年を超え、かつ最新の3つのリビジョンよりも古いアイテムのみが削除されます。
異なる問合せの結果に、同じコンテンツ・アイテムが含まれることになってもかまいません。この場合、各保存問合せフォルダの保存ルールが互いに独立して適用されます。たとえば、ある問合せフォルダでは保持するリビジョンの数を2に指定し、別の問合せフォルダでは保持するリビジョンの数を3に指定した場合、アイテムのリビジョンは2つのみ保持されます。
フォルダ保存は、Oracle WebCenter Content: Recordsとは異なる方法で処理されます。Recordsを使用しているときは、複数の削除アクションが呼び出された場合、期間の最も長い保存が使用されます。Foldersでは、期間の最も短いものが常に最初に使用されます。
Oracle WebCenter Content: Recordsに関する考慮事項
FoldersとOracle WebCenter Content: Recordsの両方を同じシステムで使用する場合は、次の追加的な考慮事項も適用されます。
Recordsがインストールされている場合は、同じアイテムに対して(ルールを複数作成できるだけでなく)保存スケジュールを2つ作成できます。コンテンツ・アイテムの保存ルールがコンテンツ・サーバーとOracle WebCenter Content: Recordsの両方に定義されている場合は、Recordsシステムに定義されている保存とスケジュールのみが使用されます。
Recordsがあるレベル以降のDoDベースラインとともにインストールされている場合、コンテンツ・サーバー・インタフェースでは保存問合せフォルダ・オプションを使用できません。すべての既存の保存問合せフォルダは、アイコンと(非アクティブな)保存属性を保持しますが、標準の問合せフォルダとして機能します。
レベルが「標準」以下に設定されている場合は、コンテンツ・サーバーで保存問合せフォルダ・オプションが有効になり、既存の保存問合せフォルダのルールもアクティブになります。
フォルダ階層のルート・フォルダには「Users」フォルダがあり、認証済ユーザーに対して定義されている個人用のフォルダが格納されています。階層内の他のフォルダを操作する場合と同じ方法で、サブフォルダとコンテンツ・アイテムを作成できます。すべての認証済ユーザーは、個人フォルダを持つことができます。
注意:
フォルダおよびコンテンツ・アイテムを追加できるのは、自分の個人フォルダのみです。/Usersフォルダ内で行った変更は保持されません。
Foldersには、フォルダ、ファイル、および個人フォルダへのショートカットをすばやく追加するためのメニュー・オプションが用意されており、これらは「フォルダに追加」などのメニューにあります。個人フォルダはその本人にのみ表示されますが、そのフォルダ内のアイテムは、そのアイテム自体のセキュリティ設定によって管理され、必ずしもそれが含まれているフォルダのものによって管理されるとはかぎりません。アイテムによっては、検索結果などで他のユーザーからアクセス可能な場合があります。
個人フォルダにアクセスするには、トレイ領域で「コンテンツ・サーバー」をクリックしてから、「フォルダ」をクリックします。
ユーザーは、コンテンツ・サーバーの標準のセキュリティ・モデルで許可されているように、フォルダ、フォルダへのショートカット、およびドキュメントへのリンクを作成および編集できます。フォルダがコンテンツ・アイテムに割り当てられるのと同じ方法で、フォルダには、セキュリティ・グループ、アカウント、アクセス制御リストの属性などのセキュリティ属性(有効になっている場合)が割り当てられます。
デフォルトでは、フォルダはセキュリティ設定をはじめ、親フォルダに対して定義されているデフォルト・メタデータを継承します。ただし、特定のフォルダにセキュリティ値とメタデータ値を明示的に設定し、それぞれの値をそのフォルダ内のフォルダとコンテンツ・アイテムに伝播することもできます。
コンテンツ・アイテムをチェックアウトし、標準のコンテンツ管理ページを使用する場合とほぼ同じ方法でFoldersインタフェースを介してそのコンテンツ・アイテムの新規バージョンをチェックインできます。特定のコンテンツ・アイテムのメタデータ情報を表示または編集するときには、まずそのアイテムをチェックアウトするためのメニュー・オプションを選択し、次にそのアイテムの新規バージョンをチェックインするためのメニュー・オプションを選択できます。
Foldersには、コンテンツ・アイテムのバージョンを表示するためのモードが2つあります。
パブリッシュ済アイテム(使用量モード): ドキュメントの最新のリリース済リビジョンが表示されます。検索結果リストで返されるのと同じリビジョンです。
すべてのアイテム(コントリビューション・モード): 各ドキュメントの最新のリビジョンが、状態に関係なく表示されます。まだワークフロー内にあるドキュメントのリビジョンが含まれる場合があります。
ユーザーは、2つのモードを切り替えて、リリース済のコンテンツ・アイテムのみを表示したり、リリース前に作業が必要なコンテンツ・アイテムを表示できます。選択した内容は、明示的に変更するまで有効なままです。
すべてのフォルダには、フォルダに追加されるコンテンツ・アイテムに適用できる一連のメタデータ値があります。フォルダは、コンテンツ・アイテムにメタデータ・ルールを適用するように構成したり、任意またはすべての値の変更を許可するように構成できます。たとえば、「セキュリティ・グループ」メタデータ・フィールドの値としてSecureを適用するようにフォルダを構成できます。その後、コンテンツ・アイテムをそのフォルダに追加すると、「セキュリティ・グループ」の値がSecureに自動的に更新されます。
フォルダは、そうしないように明示的にフォルダを構成した場合を除き、親フォルダに割り当てられたデフォルト・メタデータを継承します。継承後に親フォルダのメタデータを変更しても、明示的に下の階層に伝播させないかぎり、既存のサブフォルダのメタデータは変更されません。
フォルダ・メタデータの継承および伝播によって、コンテンツ・アイテムにメタデータを容易に適用できます。すべてのフォルダおよびファイルを管理する管理者であるか、自分のフォルダおよびファイルのみを管理するユーザーであるかに関係なく、フォルダを作成し、コンテンツ・アイテムを追加する前に、メタデータ戦略を計画することをお薦めします。メタデータ戦略には、次の基本手順を含めてください。
フォルダに新しいコンテンツ・アイテムを作成またはチェックインすると、デフォルト・メタデータ値がそのアイテムに自動的に適用されます。フォルダのデフォルト・メタデータ値を変更するには、そのフォルダに対する削除権限を持つか、作成者として書込み権限を持つ必要があります。
デフォルト値のない必須フィールドがある場合は、コンテンツ・アイテムを作成またはチェックインするときに、デフォルト値を指定するように求められます。フォルダに「メタデータのプロンプト」オプションが選択されている場合、フォルダのデフォルト・メタデータ設定に依存するかわりに、アイテムのメタデータ値を指定するように求められます。
デフォルト・メタデータ値は、メタデータを伝播するときにデフォルト値としても使用されます。
適切な権限を持っていると、メタデータ値をフォルダからそのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに伝播できます。メタデータを特定のフォルダ内のコンテンツ・アイテムに伝播するには、そのフォルダおよびコンテンツ・アイテム自体に対する書込み権限が必要です。階層内のフォルダの下位フォルダに伝播するには、それらの下位フォルダに対する削除権限を持っている必要があります。
同じフォルダ内にあるコンテンツ・アイテムのセキュリティ設定は、必ずしも同じではありません。メタデータをコンテンツ・アイテムに伝播するには、そのコンテンツ・アイテムに対する書込み権限も必要です。必要に応じて、変更をフォルダに限定するために、「フォルダにのみ伝播」オプションを選択することもできます。
メタデータを伝播するときには、メタデータ・フィールドを選択し、現在のフォルダ用のメタデータから伝播する値を指定できます。変更できるすべてのメタデータ値を伝播できます。たとえば、セキュリティ・グループや所有者値は伝播できますが、コンテンツIDは伝播できません。また、コンテンツ・アイテムから関連付けられた値を消去するために、「コメント」や「有効期限」などの空白フィールドを伝播することもできます。
フォルダのフォルダ情報で「伝播禁止」を選択することによって、伝播しないようにフォルダを構成できます。また、必要に応じて、「伝播」ウィンドウの「伝播の強制」設定を使用して、フォルダの禁止設定をオーバーライドすることもできます。伝播の詳細は、「フォルダ・メタデータの伝播」を参照してください。
コントリビューション・フォルダはコンテンツ・サーバーとともに使用するオプション・コンポーネントで、コンテンツ・サーバーのコンテンツに対して、階層フォルダ・インタフェースをコントリビューション・フォルダ形式で提供します。コントリビューション・フォルダを使用すると、マルチレベル・フォルダ階層を作成できます。
ユーザーは、一般的なフォルダとファイルのインタフェースを使用して、コンテンツ・アイテムを編成および管理できます。ユーザーはコンテンツ・アイテムを作成、削除、コピーおよび移動できます。ユーザーはコンテンツ・アイテムをチェックインおよびチェックアウトしたり、特定のフォルダからコンテンツ・アイテムをチェックインすることで、デフォルト・メタデータをコンテンツ・アイテムに適用できます。
コンテンツ・サーバーのユーザー・ログインおよびセキュリティ制御は、コントリビューション・フォルダを介して管理されるコンテンツにも適用されます。たとえば、コンテンツ・アイテムに対して読取り権限を持つユーザーは、そのファイルを表示できますが、ファイルの新しいリビジョンをチェックインすることはできません。
新しいフォルダを作成すると、その親フォルダのメタデータが新しいフォルダのフィールドに移入されます。フォルダは最初はメタデータを継承しますが、ユーザーは親フォルダに影響を与えずに値を変更できます。フォルダはコンテンツ・アイテムと同じメタデータを持ちます。
注意:
「作成者」フィールドのデフォルト値を指定すると、フォルダへのドキュメントをチェックできるユーザーが制限されます。少なくとも1つのグループに管理者権限を持つユーザーのみがデフォルトの作成者が指定されたフォルダへのドキュメントをチェックできます。
親フォルダのメタデータに対する以降の変更は、既存のサブフォルダのメタデータには反映されません。親フォルダのメタデータをサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに適用する場合は、メタデータ伝播機能を使用できます。詳細は、「メタデータの伝播」を参照してください。
ファイルがコントリビューション・フォルダを通してコンテンツ・サーバーにチェックインされると、デフォルト・メタデータ値がコンテンツ・チェックイン・フォームに自動的に入力されます。デフォルト・メタデータ値は、次の順序で評価されます。
コントリビューション・フォルダのデフォルト値: 「新規アイテム」メニューで「新規フォルダ」を選択すると、そのコントリビューション・フォルダに対して定義されているコンテンツ・デフォルト・メタデータ値がコンテンツ・チェックイン・フォームに入力されます。この値は、「階層フォルダ構成」ページで定義されます。
ユーザーのデフォルト・メタデータ値: コンテンツ・メタデータ・デフォルトがコントリビューション・フォルダに対して定義されていない場合は、ユーザーのデフォルト・メタデータ値が適用されます。この値は、新しいコンテンツ・アイテムについては、デフォルト情報のフィールド構成ページで、改訂されたコンテンツ・アイテムについては、リビジョン情報のフィールド構成ページで各ユーザーが定義します。
注意:
ユーザーのデフォルト・メタデータ値を適用できるのは、WebDAVを使用して新しいコンテンツ・アイテムを作成する場合のみです。コンテンツ・サーバーのWebブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用している場合は適用できません。
システムのデフォルト・メタデータ値: システムのデフォルト値は、コントリビューション・フォルダとユーザーのいずれのデフォルト・メタデータでも定義されていないフィールドに適用されます。この値はシステム管理者が定義します。
注意:
システムのデフォルト・メタデータ値を適用できるのは、WebDAVを使用して新しいコンテンツ・アイテムを作成する場合のみです。コンテンツ・サーバーのWebブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用している場合は適用できません。
なし: メタデータ・フィールドは、必須フィールドでない場合には空白にできます。必須フィールドが空白のままの場合は、エラーが発生し、そのコンテンツ・アイテムはチェックインされません。
ごみ箱機能は、削除したアイテムを完全に削除せずに「ごみ箱」フォルダに送信するオプションの機能です。「ごみ箱」フォルダのアイテムは、その後、完全に削除するか、フォルダ階層の元の場所に戻すことができます。これにより、ユーザーは、誤って削除したファイルやフォルダを復元できます。
次のことに注意してください。
「ごみ箱」フォルダから削除されたアイテムは完全に削除されることを除き、「ごみ箱」フォルダの機能は通常のフォルダによく似ています。
リビジョンをコンテンツ情報ページから削除した場合は、「ごみ箱」フォルダは経由せず、そのリビジョンが完全に削除されます。
ユーザーは、「ごみ箱」フォルダを使用するか、アイテムを即座に完全削除するかを選択できます。また、「ごみ箱」フォルダ内の削除済アイテムをすべて表示するか、自分が削除したアイテムのみを表示するかも選択できます。
アイテムを検索ページで削除すると、そのアイテムは「ごみ箱」に移動します。
アイテムをWebDAVから削除すると、そのアイテムは「ごみ箱」フォルダに移動します。
メタデータの伝播機能を使用すると、コントリビュータは、デフォルト・メタデータ値をフォルダからそのサブフォルダとコンテンツ・アイテムにコピーできます。この機能の典型的な用途は、次のとおりです。
大量のコンテンツ・アイテムを新しいフォルダ構造に移動した後に、最上位フォルダのデフォルト・メタデータをすべてのサブフォルダとコンテンツ・アイテムに適用する場合。
フォルダに対するデフォルト・メタデータを改訂し、そのメタデータをそのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムに適用する場合。
次のことに注意してください。
伝播機能は、各フォルダのメタデータを、そのフォルダ内の伝播を禁止されていないすべてのサブフォルダとコンテンツ・アイテムに適用します。禁止されていないそれぞれのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムによって、伝播の開始元であるフォルダのメタデータが継承されます。
あるフォルダを伝播禁止にすると、上位フォルダからのメタデータの伝播はそのフォルダに適用されません。ただし、伝播禁止のフォルダからメタデータの伝播を開始することは可能です。
システム管理者は、伝播の対象に含めるメタデータ・フィールドを選択します。(これはシステム全体の設定です。)デフォルトでは、明示的にメタデータ伝播の対象として選択されないかぎり、メタデータ・フィールドは伝播されません。
フォルダのメタデータ・フィールドの値が定義されていない場合は、伝播時にそのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムに空白の値が継承されず、そのアイテムの既存のメタデータ値がそのまま使用される場合があります。システム管理者がシステムによる空白フィールドの処理方法を指定します。
ユーザーがメタデータ伝播を開始すると、そのユーザーがセキュリティ・グループに対する書込み権限を持つフォルダおよびコンテンツ・アイテムのみが影響を受けます。
ドキュメントが編集されてコンテンツ・サーバーにチェックインされるときに、改訂済ドキュメントは変換、索引作成およびリリースされる必要があります。改訂されたドキュメントは、このプロセスが完了するまで最新バージョンとみなされます。プロセスが完了した後は、改訂済ドキュメントが最新リリースバージョンであると見なされます。
コンテンツ・アイテムに対する読取り権限を持つユーザーが、そのアイテムが未リリースの場合に最新バージョンを参照できるか、何も参照できないかは、フォルダの設定に応じて決まります。ただし、作成者はいつでも最新バージョンを参照できます。デフォルトでは、最新バージョンは読取り権限を持つすべてのユーザーが参照できます。
WebDAV (Web-Based Distributed Authoring and Versioning)は、WebDAVプロトコルをサポートするクライアントを使用してコンテンツをリモートで作成および管理する手段を提供します。たとえば、ブラウザ・インタフェースを使用するのではなく、Microsoft Windowsエクスプローラを使用して、リポジトリ内のコンテンツを管理できます。
WebDAVはHTTP/1.1プロトコルの拡張機能で、クライアントがリモートWebコンテンツのオーサリング操作を実行できるようにします。WebDAVプロトコルはRFC 2518.0で規定されています。詳細は、次に示すWebDAV Resources Webサイトをご覧ください。
コンテンツ管理システム(たとえばOracle WebCenter Content)でWebDAVが使用されているときは、WebDAVクライアントが、コンテンツ・リポジトリ内のネイティブ・ファイルに対する代替ユーザー・インタフェースとなります。作成者がWebブラウザとWebDAVクライアントのどちらを使用する場合も、同じバージョニングおよびセキュリティ制御が適用されます。
WebDAVインタフェースにはブラウザ・インタフェースで使用可能なオプションのサブセットが提供されます。通常は、フォルダとコンテンツ・アイテムの作成、削除、移動およびコピーと、コンテンツ・アイテムの変更およびチェックインができます。WebDAVインタフェースを通じてコンテンツ・アイテムをチェックアウトするには、ファイルを開くことのできるWebDAVクライアントを使用する必要があります。メタデータ値の指定または伝播などの他の管理タスクを実行するには、標準のブラウザ・インタフェースを使用する必要があります。
コンテンツ・サーバーのWebDAVインタフェースは、コントリビューション・フォルダ・インタフェースまたはフォルダ・インタフェースの両方で使用できます。コントリビューション・フォルダ・インタフェースの詳細は、「コントリビューション・フォルダについて」を参照してください。Foldersインタフェースの詳細は、「フォルダについて」を参照してください。
WebDAVクライアントは、WebDAVプロトコルを使用してリクエストを送信し、レスポンスを受信できるアプリケーションです。WebDAVクライアントを使用して、コンテンツ・サーバー・リポジトリからコンテンツをチェックアウトし、コンテンツ・アイテムを変更し、ネイティブ・アプリケーション・メニューを使用して新しいリビジョンをチェックインできます。
WindowsエクスプローラでWebDAVフォルダを使用して、WebDAV以外のアプリケーションで作成されたファイルを管理できますが、ネイティブ・アプリケーションではなくコンテンツ・サーバー・ブラウザ・インタフェースを使用してコンテンツをコンテンツ・サーバー・リポジトリからチェックアウトする必要があります。
Oracle WebCenter Content: Desktopに含まれる一連の埋込みアプリケーションは、デスクトップでの操作をWebDAVベースのコンテンツ・サーバー・リポジトリとシームレスに統合するのに役立ちます。Desktopによって、Microsoft Windowsエクスプローラ、Microsoft Officeアプリケーション(Word、ExcelおよびPowerPoint)およびサポートされる電子メール・クライアント(Microsoft OutlookおよびLotus Notes)から直接コンテンツ・サーバーにアクセスできるようになります。コンテンツ・サーバーとデスクトップ・アプリケーションとを統合すると、ユーザーがコンテンツ・サーバーのファイルを操作しやすくなります。サーバー上のファイルを簡単に管理でき、コンテンツ・サーバーにログインしてWebブラウザ・インタフェースを使用するほかに、デスクトップから直接他のユーザーとファイルを共有できます。Desktopの詳細は、『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』を参照してください。
フォルダは、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ内の一部またはすべてのコンテンツを編成および検索するための階層フォルダ・インタフェースを提供します。
この章では、フォルダを使用する方法について説明します。
フォルダ階層を表示するには、トレイ領域で「コンテンツの参照」をクリックし、「フォルダ」をクリックします。「コンテンツの参照」トレイに、フォルダ階層のツリー・ビューが表示されます。基本的な階層には、Usersフォルダや管理者によって作成されたその他のフォルダなどの標準フォルダが含まれます。
フォルダ階層の特定のレベルを開くまたは閉じるには、「コンテンツの参照」トレイのフォルダ名の横にあるプラス・アイコンまたはマイナス・アイコンをクリックします。フォルダのコンテンツを表示するには、フォルダ名をクリックします。
注意:
個々のフォルダは、そのフォルダに対する読取り権限がある場合にのみ表示されます。
フォルダを開くと、そのコンテンツがフォルダ・コンテンツ領域に表示され、上部にフォルダ、下部にコンテンツ・アイテムが表示されます。「ページ」メニューには、フォルダとコンテンツ・アイテムの追加、および現在のフォルダの管理を実行するためのオプションがあります。フォルダ・コンテンツ・メニューには、現在のフォルダ内の選択したアイテム(フォルダまたはコンテンツ・アイテム)を管理するためのオプションがあります。個々のフォルダおよびコンテンツ・アイテムのメニューには、関連付けられたアイテムを管理するためのオプションがあります。
現在のフォルダのパスがページ上部に表示されます。パス内のフォルダをクリックすると、フォルダのコンテンツを開くことができます。
フォルダ・インタフェースでのフォルダの操作は、通常のファイル・システムでのフォルダの操作と似ています。フォルダおよびファイルをコピー、移動、名前変更および削除できます。また、フォルダまたはファイルへのショートカットを作成して、階層内の複数の場所からコンテンツ・アイテムにアクセスすることもできます。また、フォルダを使用して、そのフォルダに含まれるコンテンツ・アイテムに対するメタデータを適用および管理できます。
この項の内容は次のとおりです。
フォルダのコピーまたは移動の詳細は、「フォルダおよびファイルのコピーまたは移動」を参照してください。フォルダの削除の詳細は、「フォルダおよびファイルの削除」を参照してください。
この手順では、デフォルト・メタデータ値を定義して、フォルダに追加された新しいコンテンツ・アイテムに適用する方法を示します。デフォルト・メタデータ値は、メタデータを伝播するときにデフォルト値としても使用されます。
フォルダ・メタデータを変更するには、そのフォルダに対する削除権限を持っているか、作成者であり書込み権限を持っている必要があります。
フォルダ・インタフェースでのコンテンツ・アイテムの操作は、通常のファイル・システムでのファイルの操作と似ていますが、「ファイル」がリポジトリに格納されたコンテンツ・アイテムを表す点は異なります。
この項の内容は次のとおりです。
現在のフォルダに表示されているターゲット・フォルダまたはファイルへのショートカットを作成して、選択した保存先フォルダにショートカットを格納する方法は、次のとおりです。
フォルダ・インタフェースでは、コンテンツのチェックアウト用のオプションは特に提供されません。「コンテンツ情報」ページおよび「検索結果」ページで提供されるチェックアウト・オプションを使用してください。
標準的なコンテンツのチェックアウトの詳細は、「単一ファイルのチェックアウト」を参照してください。
フォルダ・インタフェースのファイルは常に、使用可能な最新のリビジョンを指します。標準のチェックイン・オプションを使用して新しいバージョンのコンテンツ・アイテムをチェックインすると、ファイルおよびショートカットはその新しいバージョンを参照します。
標準的なコンテンツのチェックインの詳細は、「改訂済ファイルのチェックイン」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
標準の検索または問合せフォルダの結果には、フォルダとショートカットは含まれません。特定のフォルダでフォルダ、ファイルまたはショートカットを検索するには、次の手順を実行します。
注意:
フォルダおよびファイルの検索では、指定したフォルダのみを検索します。それらでは、サブフォルダは検索しません。
フォルダは、特定のコンテンツ・アイテムに対してアクセス権を付与するのに便利な方法です。フォルダには、コンテンツ・アイテムに割り当てるのと同様に、セキュリティ・グループ、アカウント、アクセス制御リストの属性(有効にした場合)などのセキュリティ属性を割り当てます。デフォルトでは、コンテンツ・アイテムは、それを囲むフォルダに定義されているセキュリティ設定およびその他のデフォルト・メタデータを継承します。
たとえば、自分のチームのメンバーが取り組んでいる多くのプロジェクトがあるとします。各プロジェクトは独自のフォルダ(Project_1、Project_2など)を持つようにし、プロジェクト関連のドキュメント(Documentsフォルダ)とステータス・ドキュメント(Statusフォルダ)を格納するフォルダを分けます。
フォルダ構造に関するセキュリティ上の考慮事項は次のとおりです。
自分のチームのメンバーのみが、Projectsフォルダ内のドキュメントを追加または変更できるようにします。
プロジェクト・チームのメンバーは各プロジェクトのステータス・ドキュメントを閲覧することはできますが、プロジェクト・リーダーのみがステータス・ドキュメントを追加および変更できるようにします。
チーム・メンバーが、特定のプロジェクトのドキュメントを追加および変更できるようにします。何名かは複数のプロジェクトに取り組む場合があります。
各プロジェクトにおいて、特定のドキュメントを変更できるチーム・メンバーの数を制限する場合があります。これには、アクセス制御リスト(ACL)を有効にする必要があります。
これを実現するには、次のグループ、ロールおよびアカウントを設定し、アクセス制御リスト機能を有効にするように、管理者に依頼します。グループ、アカウントおよびアクセス制御リストの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
ロール: 管理者に次のロールを作成してもらいます。
Team_Lead
Team_Member
グループ: 管理者にProjectsというグループを作成してもらい、それを、アクセス制御リストを使用できるように特殊な認可グループとして指定してもらいます。管理者に、グループのロールに対して次のように権限を割り当ててもらいます。
Team_Lead: 読取り(R)、書込み(W)、削除(D)および管理者(A)の権限を割り当てます。
Team_Member: 読取り(R)、書込み(W)および削除(D)の権限を割り当てます。
アカウント: 管理者に、各プロジェクトに対して次のアカウントを作成してもらいます。
Project_1
Project_1/Documents
Project_1/Status
ユーザー: 管理者に、ロールおよびアカウントを次のようにユーザーに割り当ててもらいます。
チーム・リーダー: Team_Leadロールと、読取り(R)、書込み(W)、削除(D)および管理者(A)の権限を持つProjectアカウントを割り当てます。
チーム・メンバー: Team_Memberロール、読取り(R)、書込み(W)および削除(D)の権限を持つProject_1/Documentsアカウント、および読取り(R)権限を持つProject_1/Statusアカウントを割り当てます。
次のようにフォルダ構造を作成してセキュリティを割り当てます。
Projectsフォルダ:
グループ: Projects
Projects/Project_1フォルダ:
グループ: Projects(デフォルトを継承)
アカウント: Project_1
Projects/Project_1/Documentsフォルダ:
グループ: Projects(デフォルトを継承)
アカウント: Project_1/Documents
Projects/Project_1/Statusフォルダ:
グループ: Projects(デフォルトを継承)
アカウント: Project_1/Status
Team_Leadロールには、Project_1フォルダまたはそのサブフォルダ内の任意のコンテンツ・アイテムにアクセス制御リスト・セキュリティを指定することで、それらのアイテムへのアクセスをさらに制限する追加オプションがあります。
コントリビューション・フォルダは、従来のファイル・システムと同様に、リポジトリ・コンテンツを編成するための階層フォルダ・インタフェースをブラウザ内に提供するオプション・コンポーネント(Folders_gコンポーネント)です。新しいフォルダ・コンポーネントは、コントリビューション・フォルダに置き換わることを意図したものです。フォルダの詳細は、「フォルダの操作」を参照してください。
既存のコントリビューション・フォルダ階層内にコンテンツが存在する場合に、フォルダとファイルをフォルダ・インタフェースに移行したいときは、「フォルダ移行」ユーティリティを使用してフォルダ階層をレプリケートし、フォルダのコンテンツを選択的に移行できます。フォルダ移行ユーティリティの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
注意:
WebCenter Portal 11.1.1.8.0以下では、folders_gコンポーネントのみがサポートされています。WebCenter Portalによるコンテンツ・サーバーの構成の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
このガイドは、コンテンツ・サーバー・インスタンスで「トレイ」レイアウトとOracleスキン(コンテンツ・サーバーのデフォルト)が使用されていることを前提としています。
フォルダ・コンポーネントは、Windowsのファイル・システムに類似しています。したがって、ユーザーがフォルダを作成するときに、名前に二重引用符を使用することはできません(たとえば"doublequotedfolder")。二重引用符を使用すると、エラーが発生します。フォルダを作成するときは、Windowsの標準のネーミング規則を使用する必要があります。
特定のユーザーによってチェックインされる新規コンテンツのデフォルト・メタデータ値を定義します。
コントリビューション・フォルダを通してチェックインされる新規コンテンツにこのデフォルト値が適用されるのは、そのフォルダに対して値が定義されていない場合のみです。詳細は、「デフォルト・メタデータ値」を参照してください。
このメタデータ値が適用されるのは、コンテンツ・アイテムの初回チェックイン時のみです。この設定は、既存コンテンツのリビジョンには影響を及ぼしません。リビジョンのメタデータ・デフォルトを設定する方法は、「改訂済コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。
注意:
各ユーザーは、WebDAVを使用してコントリビューション・フォルダ経由でコンテンツをチェックインする前に、この手順に従って各自のデフォルト・メタデータを定義する必要があります。定義されたデフォルトにより、すべてのコンテンツ・アイテムのメタデータが同一になることがなくなるとともに、必須の値がフォルダやシステムのデフォルトで定義されていない場合でもコンテンツをチェックインできるようになります。各WebDAVコントリビュータは、必須メタデータ・フィールドが追加された後やアカウントが有効化された後に、この手順をもう一度実行する必要があります。
新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトを定義するには、次の手順を実行します。
コントリビューション・フォルダを通してチェックインされるコンテンツ・アイテム・リビジョンにこのデフォルト値が適用されるのは、そのフォルダに対して値が定義されていない場合のみです。詳細は、「デフォルト・メタデータ値」を参照してください。
これらのメタデータ値はリビジョンをチェックインするときにのみ適用されるため、新規コンテンツ・アイテムはこの設定の影響を受けません。新規コンテンツのメタデータ・デフォルトを設定する方法は、「新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。
特定のユーザーによってチェックインされる改訂済コンテンツのデフォルト・メタデータ値を定義するには、次の手順で行います。
改訂済コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトを定義するには、次の手順を実行します。
ローカル・フォルダ・マッピングが設定されている場合に、ファイルを別のフォルダに移動しても(フォルダ・ユーザー・インタフェースとWebDAVのどちらを使用するかに関係なく)、ソース・フォルダに関連付けられたローカル・フォルダ内のそのファイルのコピーは削除されません。たとえば、WebSiteというフォルダがある場合に、このフォルダの中のファイルは自動的に、ローカル・フォルダであるC:/Website/にコピーされます。この場合に、フォルダWebSiteのファイルを別のフォルダ、たとえばIntranet(ローカル・フォルダはZ:/Intranet/)に移動しても、C:/Website/にあるファイル・コピーは削除されません。
注意:
フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除されます。コンテンツ・アイテムを削除すると、そのコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、コンテンツを誤って削除することがないよう、十分に注意してください。
コントリビューション・フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、次のことに注意してください。
フォルダやコンテンツ・アイテムをフォルダ階層から削除するときに実行されるアクションは、ごみ箱機能が有効かどうか、およびごみ箱機能の使用がユーザー・プロファイルで選択されているかどうかによって決まります。
ごみ箱機能がシステム管理者によって有効化されている | 「フォルダ構成」ページの「削除時にアイテムを即座に削除」チェック・ボックス | 削除アクションの結果 |
---|---|---|
有効 |
選択解除 |
削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは「ごみ箱」フォルダに移動します。アイテムを完全に削除することも、「ごみ箱」フォルダから復元することもできます。 |
有効 |
選択 |
削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは、完全に削除されます。アイテムを復元することはできません。 |
無効 |
選択または選択解除 |
削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは、完全に削除されます。アイテムを復元することはできません。 |
コンテンツ・アイテムを削除するには、そのコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する削除権限が必要です。アカウントが有効化されている場合は、アカウントに対する削除権限も必要です。
コントリビューション・フォルダを削除するには、そのフォルダの所有者であるか、そのフォルダのセキュリティ・グループに対する削除権限を持つユーザーであることが必要です。アカウントが有効化されている場合は、アカウントに対する削除権限も必要です。
フォルダに格納されているコンテンツ・アイテムおよびサブフォルダに対する削除権限がない場合は、そのフォルダを削除することはできません。
注意:
フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除されます。コンテンツ・アイテムを削除すると、そのコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、コンテンツを誤って削除することがないよう、十分に注意してください。
コンテンツ・アイテムを削除するには、そのコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限が必要です。フォルダを削除するには、そのフォルダの所有者であるかそのフォルダのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていること、およびそのフォルダ内のすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていることが必要です。
フォルダとコンテンツ・アイテムを削除するには、次の手順で行います。
フォルダまたはコンテンツ・アイテムを「ごみ箱」フォルダから削除すると、そのフォルダやアイテムはコンテンツ・サーバーから完全に削除されます。フォルダやコンテンツが完全に削除されるのを防ぐには、「ごみ箱」フォルダから復元して元の親フォルダに戻します。「ごみ箱」フォルダに残っているアイテムは検索できます。
「ごみ箱」フォルダから元の親フォルダにアイテムを復元するには、次の手順で行います。
この手順を実行すると、禁止されていないフォルダおよびコンテンツ・アイテムのメタデータ値が置き換えられ、この処理は取り消すことができません。メタデータを伝播するときは、維持する必要がある値を誤って変更することがないよう、十分に注意してください。
システム管理者は、伝播の対象に含めるメタデータ・フィールドを選択します。これはシステム全体の設定です。このプロセスを開始する前に、どのメタデータ・フィールドに対して伝播が有効になっているかを確認してください。
フォルダのメタデータを伝播できるのは、そのフォルダの所有者または管理者であるユーザーのみです。空のメタデータ値が伝播されるかどうかは、システムがどのように設定されているかによって決まります。
コンテンツ・サーバー・インスタンスは、サブフォルダ用に構成されている場合とそうでない場合があります。そうでない場合も、単一のフォルダ内のアイテムを検索できます。それ以外の場合は、コンテンツを1つのフォルダ内で検索するか、そのフォルダと下位のものすべてで検索するかを選択できます。多数のサブフォルダがある場合は、ユーザーが実際に検索できる数が制限されることがあります。
フォルダ・コンポーネントで、フォルダとそのサブフォルダ内の検索がサポートされている場合、フォルダ内のコンテンツ・アイテムを検索するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーのWebDAVインタフェースは、コントリビューション・フォルダ・インタフェース(Folders_gコンポーネント)またはフォルダ・インタフェース(FrameworkFoldersコンポーネント)の両方で使用できます。特に記載がないかぎり、この項のトピックは、両方のコンポーネントに該当します。
この項の内容は次のとおりです。
この項の項目は次のとおりです。
WebDAVフォルダには、ネットワーク接続場所の場合と同様に接続します。使用する資格証明は、Oracle WebCenter Content Serverの標準のブラウザ・インタフェースに使用するものと同じです。保有するユーザー権限の定義に従って、フォルダおよびフォルダ・コンテンツを操作できます。たとえば、あるコンテンツ・アイテムの読取り権限がある場合、そのファイルは表示できますが、そのファイルにリビジョンをチェックインすることはできません。
WebDAVインタフェースにはブラウザ・インタフェースで使用可能なオプションのサブセットが提供されます。通常は、フォルダとコンテンツ・アイテムの作成、削除、移動およびコピーと、コンテンツ・アイテムの変更およびチェックインができます。WebDAVインタフェースを通じてコンテンツ・アイテムをチェックアウトするには、ファイルを開くことのできるWebDAVクライアントを使用する必要があります。メタデータ値の指定または伝播などの他の管理タスクを実行するには、標準のブラウザ・インタフェースを使用する必要があります。
WebDAVフォルダへの接続は、ネットワーク上の場所に接続する場合と同様に行います。たとえば、Windows XPオペレーティング・システムでWebDAVフォルダに接続するには、次の手順を実行します。
Windowsエクスプローラ、またはWebDAVクライアントの「開く」または「名前を付けて保存」ダイアログからフォルダを表示するには、次の手順で行います。
「マイ ネットワーク」ノードの下のWebフォルダをクリックする
「マイ コンピュータ」ノードの下の「Webフォルダ」ノードを展開してから、Webフォルダを選択する
新しいフォルダは、Windowsエクスプローラから作成することも、WebDAVクライアントの「Open」または「Save As」ダイアログから作成することもできます。既存のWebフォルダを右クリックして「新規作成」をクリックし、「フォルダ」を選択します。
新規作成されたフォルダのデフォルト・メタデータは、親フォルダと同じです。コントリビューション・フォルダのデフォルト・メタデータを変更する方法の詳細は、「新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。Foldersのデフォルト・メタデータを変更する方法の詳細は、「デフォルト・フォルダ・メタデータの指定」を参照してください。
新しいフォルダをルート・レベルに作成することはできません。
個人フォルダ(/Users/username/)内にフォルダを作成することはできますが、通常、Usersディレクトリ自体に新しいフォルダを作成することはできません。
新しい問合せフォルダを作成することはできません。関連付けられた問合せを指定するには、フォルダ・ブラウザ・インタフェースからのみアクセス可能なフォルダ・メタデータへのアクセス権を持っている必要があります。
次の文字は、フォルダの名前には使用しないでください。
? / \ * " | < > :
この項の内容は次のとおりです。
WindowsエクスプローラのWebDAVフォルダでは、サポートされるWebDAVクライアントで作成されたものではないファイルをチェックイン、表示、削除、コピーおよび移動できますが、それらのチェックアウトはブラウザ・インタフェースで行う必要があります。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由でチェックインするには、次のいずれかの方法を使用します。
ファイルをハード・ドライブまたは別のネットワーク・ドライブからフォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルをハード・ドライブまたは別のネットワーク・ドライブからコピーしてフォルダに貼り付けます。
Microsoft Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)からコンテンツ・アイテムをチェックインするには、ファイルをフォルダに保存してから、そのファイルを閉じます。
ファイルをフォルダに入れると、そのファイルはコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされます。ファイルをWebDAV経由でチェックインするときは、次の点に注意してください。
チェックインの一般的な考慮事項
Windowsエクスプローラを使用して、WebDAV以外のクライアントで作成されたファイルを管理することは可能ですが、コンテンツをコンテンツ・サーバー・リポジトリからチェックアウトするには、WebDAVクライアントを使用する必要があります。
同じ名前の2つのファイルを同じフォルダにチェックインすることはできません。
フォルダの必須メタデータ・フィールドのデフォルト値を定義していないと、コンテンツをチェックインしようとするとエラーが発生します。
コントリビューション・フォルダのデフォルト・メタデータを変更する方法の詳細は、「新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。Foldersのデフォルト・メタデータを変更する方法の詳細は、「デフォルト・フォルダ・メタデータの指定」を参照してください。
ファイルをフォルダに入れようとしたときに「名前を付けて保存」ウィンドウが開いた場合は、そのフォルダに対して定義されたセキュリティ・グループに対する書込み権限がありません。別のフォルダを選択するか、そのファイルを自分のハード・ドライブに保存してからWebブラウザ経由でチェックインする(このときにメタデータを選択できます)必要があります。
ファイル名にダブルバイト文字(中国語、日本語、韓国語など)が使用されており、かつコンテンツ・サーバーが西ヨーロッパ言語のオペレーティング・システム上で実行されている場合は、ファイルをWebDAV経由でチェックインできないことがあります(MicrosoftのWebDAVクライアントの制約のため)。ファイル名からダブルバイト文字を除去するか、ファイルをコンテンツ・サーバーのWebブラウザ・インタフェース経由でチェックインしてください。
シャープ記号(#)をファイル名に使用しないでください。シャープ記号(#)は、WebDAVでは無効な文字です。
ショートカットを使用してフォルダを開く場合、[F5]を押すか「表示」メニューから「最新の情報に更新」を選択して表示を更新するまで、そのフォルダには、コンテンツ・アイテムに対する最新の変更が表示されないことがあります。これは、Microsoft Windowsにおけるフォルダのショートカットについての既知のキャッシュの問題です。
コントリビューション・フォルダでのチェックインの考慮事項
チェックインされるコンテンツ・アイテムのタイトルは、システム管理者によって設定されたWebDAVタイトル割当て構成パラメータの値によって決まります。タイトルは、ファイル名(ファイル拡張子ありまたはなし)か、コンテンツ・アイテムが存在するフォルダに対して定義されたデフォルトのタイトル・メタデータ値です。コンテンツ・アイテムのタイトルは、次のように割り当てられます。
WebDAVタイトル継承設定が無効(デフォルト値)の場合は、拡張子を除いたファイル名がタイトルとなります(たとえば、monthly_report)。この命名規則は、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されていても適用されます。
WebDAVタイトル継承設定が有効で、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されていない場合は、拡張子の付いたファイル名がタイトルとなります(たとえば、monthly_report.doc)。
WebDAVタイトル継承設定が有効で、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されている場合は、定義された名前がタイトルとなります(たとえば、Monthly Report)。
ほとんどのWebDAV構成では、開いているファイルがコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされるのはファイルが閉じられたときであるため、ユーザーがファイルを何度も保存してもリビジョン番号に影響が及ぶことはありません。システム管理者は、保存のたびにコンテンツ・サーバー内で新しいリビジョンを作成するように変更することもできます。
ファイルをフォルダから、WindowsエクスプローラまたはWebDAVクライアント(Microsoft Officeアプリケーションなど)経由で開くと、そのファイルは、コンテンツ・サーバー・リポジトリからチェックアウトされて、他のユーザーが表示のみ可能になるようにロックされます。
「チェックアウトを元に戻す」オプションを選択すると、コンテンツ・アイテムのチェックアウトが取り消されます。このオプションが表示されるのは、コンテンツ・アイテムがチェックアウト済の場合のみであり、このオプションを選択できるのは、そのコンテンツ・アイテムをチェックアウトしたユーザーのみです。
リビジョン番号に影響を及ぼすことなくコンテンツ・アイテムを表示するには、コンテンツ・アイテムを開いてから、ファイルを保存せずに閉じます。このアクションにより、新しいリビジョンをチェックインするかわりに、チェックアウトを取り消したことになります。
注意:
WebDAVフォルダにあるファイルを開いた後に変更を加えて保存した場合は、新しいリビジョンが作成されます。
コンテンツ・アイテムの新規リビジョンを変更してチェックインするには、次のいずれかの手順を実行します。
WebDAVクライアントでサポートされるフォーマット(Word、Excel、PowerPointなど)のファイルに変更を加えるには、次の手順を実行します。
ほとんどのWebDAV構成では、開いているファイルがコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされるのはファイルが閉じられたときであるため、ユーザーがファイルを何度も保存してもリビジョン番号に影響が及ぶことはありません。システム管理者は、保存(自動保存も含む)のたびに新しいリビジョンをコンテンツ・サーバー内に作成するように変更することもできます。
フォルダまたはコンテンツ・アイテムは、Windowsエクスプローラから削除することも、WebDAVクライアントの「Open」または「Save As」ウィンドウから削除することもできます。参照画面で、削除するフォルダまたはコンテンツ・アイテムを右クリックし、メニューから「削除」を選択します(または[Delete]キーを押します)。
注意:
フォルダを削除する場合、そのフォルダとそのサブフォルダ内のすべてのファイルも削除されます。削除されたすべてのファイルおよび関連付けられているショートカットは、フォルダ・インタフェースから削除され、リポジトリで有効期限切れになります。フォルダまたはコンテンツ・アイテムを削除する場合は、注意が必要です。
コントリビューション・フォルダのセキュリティおよびごみ箱機能の詳細は、「コントリビューション・フォルダおよびそのコンテンツの削除」を参照してください。Foldersでのコンテンツの削除の効果の詳細は、「フォルダおよびファイルの削除」を参照してください。
コントリビューション・フォルダで作業しており、かつごみ箱機能が有効のときは、次のいずれかの方法を使用してフォルダまたはコンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラから復元できます。
フォルダまたはファイルを「ごみ箱」フォルダから別のコントリビューション・フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
フォルダまたはファイルを「ごみ箱」フォルダから切り取って別のコントリビューション・フォルダに貼り付けます。
ファイルを別のフォルダにコピーすると、コピーされたファイルが新しいコンテンツ・アイテムとしてチェックインされます。このファイルと同じ名前のファイルがすでにターゲット・フォルダ内にある場合は、新しいリビジョンがチェックインされます。この新しいコンテンツ・アイテムや新しいリビジョンは、ソースの最新リビジョンのファイル名とメタデータを付けて格納されます。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由でコピーするには、次のいずれかの方法を使用します。
フォルダにあるファイルを右クリックして別のフォルダにドラッグし、ボタンを放して「ここにコピー」を選択します。
ファイルをフォルダからコピーして別のフォルダに貼り付けます。
Microsoft Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)経由でコンテンツ・アイテムをコピーするには、次の方法を使用します。
フォルダにあるファイルを開き、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択し、別のフォルダを選択し、「OK」をクリックし、ファイルを閉じます。
注意:
「名前を付けて保存」ダイアログが再び開いた場合は、フォルダに対して定義されたセキュリティ・グループに対する書込み権限がありません。別のフォルダを選択するか、そのファイルを自分のハード・ドライブに保存してからWebブラウザ経由でチェックインする(このときにメタデータを選択できます)必要があります。
コンテンツ・アイテムを別のフォルダに移動するには、次のいずれかの方法を使用します。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由で移動するには、次のいずれかの方法を使用します。
ファイルをフォルダから別のフォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルをフォルダから切り取り、別のフォルダに貼り付けます。
Microsoft Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)経由でコンテンツ・アイテムを移動するには、次の方法を使用します。
フォルダにあるファイルを開き、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択し、別のフォルダを選択し、「OK」をクリックし、ファイルを閉じます。
ファイルを別のフォルダに移動しても、メタデータは変更されません。新しい親フォルダのメタデータを適用するには、メタデータ伝播機能を使用します。詳細は、「メタデータの伝播」を参照してください。
コンテンツ・サーバーのフォルダのWebページにアクセスするには、WebブラウザではなくWindowsエクスプローラを使用します。
WebページをWindowsエクスプローラ経由で表示できるようにするには、フル・パスをエクスプローラのタイトル・バーに表示するように設定する必要があります。