バックアップまたはリストアを試行すると問題が発生する場合があります。
次の解決策はOracle Java Cloud Serviceのバックアップおよびリストア操作における問題に対応します。
アイデンティティ・ドメインのパスワードを変更した後にバックアップが失敗します
アイデンティティ・ドメインのパスワードを変更した後にバックアップが失敗しないようにするには、次の場所にあるパスワードを更新します。
Oracle Java Cloud Serviceのユーザー・インタフェースの「バックアップ」ページから呼び出す「バックアップの構成」ダイアログ・ボックス
Oracle Database Cloud Serviceデプロイメント
「Oracle Database Cloud Serviceの使用」の「ストレージ・クラウドへのバックアップのためのパスワードの更新」を参照してください。
Oracle Traffic Directorがバックアップされません
一般的にこの問題は、トラフィック・ディレクタが他のリクエストの処理で現在ビジーのときに発生します。
Oracle Traffic Directorが稼働中で正常な状態にあることを確認したら、バックアップを再試行してください。
Oracle Traffic Directorの状態をチェックする手順:
Oracle Java Cloud Service Consoleに移動します。
サービスのLoad Balancer Consoleを開きます。
サービス・インスタンスのメニュー・アイコンをクリックし、ロード・バランサ・コンソールを開くを選択します。
新規のブラウザが開き、ロード・バランサ・コンソールのログイン・ページにリダイレクトされます。
サーバーが自己署名証明書で保護されている場合、接続は安全でないと警告されます。
証明書を受け入れます。
ログイン・ページが表示されたら、サービス・インスタンスの作成時に指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
Oracle Traffic Director管理コンソールが表示されます。
左パネルで「サービス」を選択します。
右側に「サービス」ページが表示されます。
ロード・バランサの「ステータス」、「状態」および「ヘルス」に注意してください。 次の場合、ロード・バランサは起動されて正常な状態です。
「ステータス」の下の矢印が緑色で上を指しています。
「状態」が「実行中」です。
「ヘルス」が「OK」です。
それ以外の場合、ロード・バランサは停止しており、ロード・バランサの状態は正常ではありません。
バックアップ用の領域が十分にありません
バックアップ・ストレージ領域に、バックアップ操作でアーカイブを作成するのに十分な領域がありません。
使用可能な領域をチェックするには、VMにログインして、/u01/data/backup
の下のバックアップ・マウント済ディレクトリのサイズをチェックします。 セキュア・シェル(SSH)を介したVMへのアクセスを参照してください。
バックアップ用の領域が十分にない場合は、次のいずれかの作業を実行します。
不要なバックアップを削除します。 バックアップの削除を参照してください。
1つ以上のバックアップをNFSリモート・バックアップ先にアーカイブします。 「Oracle Java Cloud Service REST API」の「サービス・インスタンスのバックアップのダウンロードまたはアーカイブ」を参照してください。
リストア操作が失敗して、事前チェックの失敗に関するエラーが生成されます
1つ以上のサーバーが現在アクセス不可能か、ストレージ・ボリュームの1つに十分な領域がないかのいずれかです。
リストアの失敗の理由を探す手順:
「バックアップ」ページに移動します。
管理者から提供されたURLと資格証明を使用して、Oracle Public Cloud MachineのOracle Enterprise Manager Cloud Controlにサインインします。
「エンタープライズ」メニューから、「クラウド」→「セルフ・サービス・ポータル」をクリックします。
「管理」リストから「Exalogicパブリック・クラウド」を選択します。
複数のサイトにアクセスする権限がある場合、「Oracle Computeサイト」リストから作業するサイトを選択します。
「Oracle Java Cloud Service」セクションで、「サービス・コンソール」をクリックします。
Oracle Java Cloud Serviceサインイン・ページが表示されます。
Oracle Java Cloud Serviceの資格証明を使用してサインインしてください。
Oracle Java Cloud Service Consoleが表示されます。
リストア・ステータス情報を検索する対象のサービス・インスタンスの名前をクリックします。
「概要」タイルに焦点が当たった状態でOracle Java Cloud Serviceインスタンス・ページが表示され、サービス・インスタンスに関する詳細情報が示されます。
「管理」タイルをクリックします。
「管理」タイルに焦点が当たった状態でOracle Java Cloud Serviceインスタンス・ページがリフレッシュされます。
「バックアップ」タブをクリックします。
「バックアップ」ページが表示されます。
失敗したリストアのアイコンを特定します。
アイコンの右側の日付をクリックします。
ステータス詳細が含まれるポップアップが表示されます。
サーバーがアクセス不可であることが問題の場合、ソフトウェアは自動的にスケール・イン操作を試行します。 サービスのリストアを再試行してください。
バックアップ用の領域が十分にない場合は、次のいずれかの作業を実行します。
不要なバックアップを削除します。 詳細は、「バックアップの削除」を参照してください。
1つ以上のバックアップをNFSリモート・バックアップ先にアーカイブします。 詳細については、「Oracle Java Cloud Service REST API」の「サービス・インスタンスのバックアップのダウンロードまたはアーカイブ」を参照してください。
バックアップの1つに警告アイコンが表示されています
スケジュールされたバックアップが完了すると、Oracle Java Cloud Serviceは古いバックアップをブロック・ストレージから移動し、古いバックアップをNFSバックアップ先から削除しようとします。
Oracle Java Cloud Serviceが古いバックアップを移動または削除できない場合、新しく完了したバックアップには、次のような警告アイコンが表示されます。
この問題が、新しく完了したバックアップに影響を与えることはありません。 ただし、古いバックアップがあると、十分な領域がないため、以降のバックアップが失敗する場合があります。
このような失敗を防ぐには、スケジュール済の次のバックアップが完了したらOracle Java Cloud Serviceが古いバックアップを削除できるようにします。
Oracle Java Cloud Serviceがバックアップを移動または削除できない理由を確認するには、カーソルをアイコン上に置きます。
Oracle Java Cloud Serviceがバックアップを移動または削除できない理由に関する詳細が記載されたテキスト・ロールオーバーが表示されます。
Oracle Java Cloud Serviceがバックアップを移動または削除できない原因の問題を修正します。
たとえば、NFSバックアップ先が正しいこと、および正しいパーミッションがあることを確認します。 Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの自動バックアップの構成を参照してください。
スケジュール済の次のバックアップが完了したら、次のようにバックアップの成功を示すアイコンが表示されるかどうかを確認します。
表示される場合、これ以上の操作は不要です。
スケジュール済の次のバックアップにも警告アイコンが表示される場合、Oracleサポート・サービスに連絡してください。