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Oracle Java Cloud Service OPCMでのサードパーティ製フレームワークの使用

Java EEおよびJava SE標準に準拠したサードパーティ・フレームワークを使用して、Oracle Java Cloud Serviceの機能性を拡張できます。

次のいずれかの方法で、各サポート対象フレームワークをOracle Java Cloud Serviceで使用できます。

複数のアプリケーションがあるフレームワークを使用する場合、またはこのフレームワークを使用するアプリケーションのサイズを最小化することで更新を単純化する場合は、フレームワークを共有ライブラリとしてデプロイします。

Oracle Java Cloud Serviceでテストされたサードパーティ・フレームワーク

Oracle Java Cloud Serviceは、いくつかのサードパーティ・フレームワークでテストされています。 各サポート対象フレームワークの特定のリリースがOracle Java Cloud Serviceでテストされました。

フレームワーク テスト済のリリース 用途
Akka 2.3.9 同時実行性に優れ、分散型で、自己回復性を備えたメッセージドリブン・アプリケーションをJVM上に構築します。
Apache Axis2/Java 1.6.2 Webサービスのクライアント側およびサーバー側のプログラミングを簡素化します。
Apache CommonsコンポーネントBeanUtils 1.9.2 JavaのリフレクションおよびイントロスペクションのAPIの使用を簡略化します。
Apache CommonsコンポーネントCollections 3.2.1 Java Collections Frameworkを拡張または拡大します。
Apache CommonsコンポーネントDigester 3.2 XML構成データをJavaオブジェクトにマップします。
Apache CommonsコンポーネントIO 2.4 データ・ストリームを介した入出力の機能の開発に役立ちます。
Apache CommonsコンポーネントLogging 1.2 選択したロギング実装で使用されるライブラリを実行時に有効にします。
Apache CXF 3.0.4 JAX-WSやJAX-RSのようなフロントエンド・プログラミングAPIを使用するサービスを構築し、開発します。
Apache Log4j 次のリリース:
  • 1.2.17
  • 2.0
Javaアプリケーションのロギング・フレームワークを提供します。
Apache MyFaces 2.2.8

次の機能を提供することによってJavaServer™ Facesを使用したWebアプリケーションの開発を簡略化します。

  • JavaServer Facesの実装
  • JavaServer Facesを使用してWebアプリケーションを構築するためのUIウィジェットのコンポーネント・ライブラリ
  • JavaServer Facesに対する拡張パッケージ
  • 他の技術や標準に対する統合モジュール
Apache Struts 2.3.3 モデル-ビュー-コントローラ(MVC)アーキテクチャを使用するJava Webアプリケーションの開発を簡略化します。
Apache Tapestry 5.3.7 動的かつ堅牢で拡張性の高いWebアプリケーションのJavaでの開発を簡略化します。
Apache Thrift 0.9.0 特に次の言語間で効率的かつシームレスに動作するサービスを構築します。
  • C++
  • C#
  • Cocoa
  • Delphi
  • Erlang
  • Haskell
  • Java
  • JavaScript
  • Node.js
  • OCaml
  • Perl
  • PHP
  • Python
  • Ruby
  • Smalltalk
Apache Velocity 1.7 テンプレート言語を使用して、Javaコード内で定義されたオブジェクトを参照します。
Apache Wicket 6.18.0 次の機能によってJava Webアプリケーションの開発を簡略化します。
  • マークアップおよびロジックの適切な分離
  • Plain Old Java Object (POJO)データ・モデルの使用
  • Extensible Markup Language (XML)構成ファイルの使用の制限
FreeMarker 2.3.19 テンプレートからテキスト出力を生成します(MVCパターンに準拠したサーブレット・ベースのアプリケーションで使用するWebページなど)。
Google Guava Libraries 15.0 次のような機能のJavaライブラリを提供します。
  • キャッシュ
  • コレクション
  • 同時実行性
  • 共通の注釈
  • I/O
  • プリミティブ
  • 文字列処理
Google Guice 3.0 Java 6以上で依存性の注入を提供します。
GWT 2.5.1 特定のブラウザ、XMLHttpRequestオブジェクトまたはJavaSrciptの動作を理解することなく、複雑なブラウザベースのアプリケーションを構築して最適化します。
Hibernate ORM 4.2.8 Object/Relational Mapping (ORM)を提供することで、リレーショナル・データベースでのオブジェクト指向アプリケーションによってデータのストレージを簡素化します。
JBoss Seam 3.1.0 コンテキストと依存性の注入(CDI)プログラミング・モデルに拡張機能のモジュール・セットを提供します。
Joda-Time 2.1 Java Platform, Standard Edition (Java SE)の日時クラス・ライブラリを置き換えます。
JQuery 2.0.3 JavaScriptライブラリを提供することでHTMLドキュメントの走査および操作、イベント処理、アニメーションおよびAjaxを簡素化します。
JRuby 1.7.2 Rubyプログラミング言語の100% Java実装を提供します。
PrimeFaces 4.0 JavaServer Faces (JSF)アプリケーションのユーザー・インタフェース・コンポーネントのライブラリを提供します。
Quartz Job Scheduler 2.1.5 タスクが標準Javaコンポーネントとして定義されているジョブを実行するための単純または複雑なスケジュールを作成します。
SLF4J (Simple Logging Facade for Java) 1.7.7 エンド・ユーザーは、特定のロギング・フレームワークをデプロイメント時にプラグインできます。
Spring 4.0.3 単純、ポータブル、高速かつ柔軟なJVMベースのシステムおよびアプリケーションを構築します。

Apache Axis/Javaを構成するための情報

Apache Software FoundationのWebサイトには、Apache Axis/Javaを使用するためのドキュメントがあります。

Oracle WebLogic ServerでのApache Axisの構成の詳細は、アプリケーション・サーバーに固有の構成ガイドWebLogicに関する項を参照してください。

Quartz Job Schedulerの更新チェックを省略した場合OPCM

デフォルトで、Quartz Job Schedulerは起動時に更新をチェックします。

更新のチェックにはリモート・サーバーへの接続が関係します。 サーバーにアクセスできないとチェックは失敗し、例外がログ・ファイルに書き込まれます。 この失敗によってQuartz Job Schedulerの起動が妨げられることはなく、Quartz Job Schedulerの機能にもまったく影響はありません。 ただし、この例外はQuartz Job Schedulerに対する更新チェックを省略することで防止できます。

Quartz Job Schedulerに対する更新チェックを省略する手順:

  1. Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの管理対象サーバーごとに、次のいずれかのプロパティをtrueに設定します。
    • Quartz構成プロパティのorg.quartz.scheduler.skipUpdateCheck
    • Javaシステム・プロパティのorg.terracotta.quartz.skipUpdateCheck

    これらのプロパティの詳細は、次のQuartz Job Schedulerドキュメントを参照してください。

    プロパティの設定方法の詳細は、使用しているOracle WebLogic Serverリリースの『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Administration Consoleオンラインヘルプ』を参照してください。

  2. 前述の手順でプロパティを設定した各管理対象サーバーを再起動します。