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仮想ネットワーク・コンピューティング(VNC)を介したVMへのアクセス

VNCを介してVMにログインすることで、Oracle Java Cloud Service VMで提供されるサービスおよびリソースにアクセスできます。

VNCクライアント・ユーティリティを使用してVMにアクセスできます。 たとえば、Windowsを使用している場合、RealVNCまたはTightVNCを使用できます。Linuxを使用している場合は、Linuxディストリビューションに含まれているvncviewerユーティリティを使用できます。

デフォルトでは、Oracle Java Cloud Service VM上のVNCサーバーによって使用されるポートは、インターネットを介して直接アクセスすることはできません。 SSHトンネルを使用することによって、ローカル・マシン上のVNCサーバー・ポートにアクセスできます。 SSHトンネルでは、VNC通信でセキュアなチャネルが使用されます。

VMにVNCセッションを作成するには、セキュア・シェル(SSH)を介したVMへのアクセスの説明に従って、まずVMのパブリックIPアドレスを識別し、SSHを使用して接続します。

  1. VMにSSHを使用して、oracleユーザーに切り替えます。
    sudo su - oracle
    

    注意:

    oracle VMユーザーには、正規のOSユーザー権限があります。 これは、VM上にインストールされたOracle製品を起動および停止するため、またVM上のその他のOracleアプリケーションやユーティリティを実行するために使用されます。
  2. 次を実行して、このユーザーに対してデスクトップのスクリーンセーバーのロックを無効にします。
    gconftool-2 -s -t bool /apps/gnome-screensaver/lock_enabled false
    
    このLinuxプロパティは、スクリーンセーバー・モードのときに、ユーザーにパスワードを入力するように求めるかどうかを制御します。
  3. 次を実行して、VMでVNCサーバーを起動します。
    vncserver :1 -nolisten tcp -localhost -geometry 1680x1050
    

    注意:

    このVMの外部に位置するクライアントからVNCサーバーに直接アクセスすることはできません。 外部からVNCサーバーへのセキュアなアクセスを可能にするには、SSHトンネルを使用します。

    デフォルトでは、VNCセッション:1のリスニング・ポートは5901で、セッション:2は5902になります。

    ローカル・マシンのディスプレイ解像度が低い場合、1024x768のような異なるジオメトリ設定を使用します。

  4. プロンプトが表示されたら、このVNCセッションのパスワードを入力します。
  5. VMとの接続を切断します。
  6. VM上にlocalhost:5901へのSSHトンネルを作成します。
    ssh -i path_to_private_key -L 5901:localhost:5901 opc@VM_IP_address -N
    

    次に例を示します。

    ssh -i /home/myuser/id_rsa -L 5901:localhost:5901 opc@111.111.111.111 -N
    

    詳細は、SSHトンネルの作成に関する項を参照してください。

  7. VNCクライアント・アプリケーションを起動し、localhost:5901に接続します。
  8. プロンプトが表示されたら、このVNCセッションに対して前に設定したパスワードを入力します。
VNCを使用して、グラフィック・アプリケーションなど、VMからアクセスできるリソースを操作できます。 たとえば、管理サーバーVMでFusion Middleware構成ウィザード・アプリケーションを起動できます。

注意:

VNCでの作業を完了したら、<ctrl> Cを実行して、SSHトンネルをシャットダウンできます。

注意:

VM上のVNCサーバーを終了するには、vncserver -kill :1を実行します。