プロビジョニング・ウィザードを実行して、Oracle SOA Cloud Serviceにサブスクライブします。 この項では、プロビジョニング・ウィザードに表示される各ページについて説明します。
新しいインスタンスを作成することにより、プロビジョニング・プロセスを開始します。
Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスのサービス・タイプおよび請求頻度を選択します。
使用できるサービス・タイプは、次のとおりです。 サービス・タイプ・コンポーネントの詳細は、「Oracle SOA Suite Cloud Suiteのコンポーネントについて」を参照してください。
サービス・タイプ | インストールされているコンポーネント |
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Service Busクラスタ | Oracle Service Bus、Oracle Enterprise Scheduler、Oracle Technology AdaptersおよびOracle Cloud Adaptersのみインストールして構成します。
注意: このサービス・タイプは12.1.3ソフトウェア・イメージでのみ使用できます。 |
SOAクラスタ | Oracle SOA Suite、Oracle Technology Adapters、Oracle Enterprise SchedulerおよびOracle Cloud Adaptersのみをインストールして構成します。
注意: このサービス・タイプは12.1.3ソフトウェア・イメージでのみ使用できます。 |
SOAおよびService Busクラスタ | Oracle SOA Suite、Oracle Service Bus、Oracle Enterprise Scheduler、Oracle Technology AdaptersおよびOracle Cloud Adaptersをインストールして構成します。
注意: SOAおよびService Busクラスタ12.2.1.2サービス・タイプは本稼働環境で使用しないでください。 今後のリリースで、このサービス・タイプは、単一のSOAおよびService BusとB2Bクラスタ・サービス・タイプの選択に結合されます。 この結合されたサービス・タイプへのアップグレード方法はありません。 ただし、テストにSOAおよびService Busクラスタ・サービス・タイプを使用できます。 |
SOAおよびB2Bクラスタ | Oracle SOA Suite、Oracle B2B、Oracle Technology AdaptersおよびOracle Cloud Adaptersをインストールして構成します。
注意: このサービス・タイプは12.1.3ソフトウェア・イメージでのみ選択できます。 このサービス・タイプを12.2.1.2でプロビジョニングするには、REST APIを使用する必要があります。 |
MFTクラスタ | Oracle Managed File Transfer Cloud Serviceのみをインストールして構成します。 『Oracle Managed File Transfer Cloud Serviceの使用』を参照してください |
Integration Analytics Cluster | Oracle Real-Time Integration Business InsightおよびOracle Business Activity Monitoringをインストールして構成します。 『Oracle Real-Time Integration Business Insightスタート・ガイド』を参照してください。 |
インスタンスを構成するための情報を指定して、「Enter」をクリックします。
項目 | 説明 |
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Instance Name |
インスタンス名には、次の規則を使用します。
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説明 | インスタンスを説明します。 |
Cluster Size |
SOA Cloudのサービスは、常にクラスタ内の1つ以上のサーバーでドメインを作成します。 クラスタ・サイズを選択します。 1つ、2つ、または4つの仮想マシンから選択します。 注意: 複数のノードを構成する場合は、この後このページで説明するロード・バランサを有効にすることをお薦めします。 |
Compute Shape |
CPU/メモリーのペアを選択します。 ロード・バランサに対して割り当てるOracle Compute Units (OCPU)の数およびRAMメモリー量を選択します。 コンピューティング形態が大きくなるほど、処理能力は上昇します。 有効なコンピューティング形態は次のとおりです。
Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスを作成した後では、コンピューティング形態を変更できないことに注意してください。 |
SSH Public Key |
VMの公開鍵の値、または公開鍵の値が含まれるファイルを指定します。 セキュア・シェル(SSH)の公開鍵を定義します。 この鍵は、SSHクライアントを使用してOracle SOA Cloud Serviceインスタンスに接続するとき、認証に使用されます。 「Edit」をクリックしてVMアクセス用の公開鍵の入力を表示し、次のいずれかの方法を使用して公開鍵を指定します。
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Oracle WebLogic Server管理者に関する情報を指定します。
項目 | 説明 |
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User Name |
Oracle WebLogic Server管理者のユーザー名。 ユーザー名は、インスタンスを作成した後で、WebLogic Server管理コンソールから変更できることに注意してください。 |
Password | 次の基準を満たす、Oracle WebLogic Server管理者のパスワードを指定します。
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Confirm Password | パスワードを再入力します。 |
データベースに関する情報を指定します。
注意:
Provision New Java Cloud Serviceウィザードの「Service Details」ページの「Database Configuration」セクションで、接続および管理者の情報を指定します。
項目 | 説明 |
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Name |
サービス・インスタンスでOracleが必要とするスキーマを格納するための既存の本番レベルのOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを選択するか、オンプレミス・データベースの接続文字列を指定します。 接続文字列は次のいずれかの形式であることが必要です。
選択するデータベース・デプロイメントの構成は、「Backup Destination」が「None」以外である必要があります。 このサービス・インスタンスを作成する前に、データベース・デプロイメントで他の使用可能ないずれかのバックアップ・オプションを選択する必要があります。 注意: 他のサービス・インスタンスのデータ損失のリスクを回避して確実にOracle SOA Cloud Serviceインスタンスのデータベースをリストアするには、複数のOracle SOA Cloud Serviceインスタンスで同じOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを使用しないでください。 複数のOracle SOA Cloud Serviceインスタンスで使用されているOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントのバックアップには、すべてのOracle SOA Cloud Serviceインスタンスのデータが含まれます。 Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスのリストア中にデータベースをリストアすると、すべてのOracle SOA Cloud Serviceインスタンスのデータがリストアされます。稼働中のDatabase Cloud Serviceデータベース・デプロイメントのみがリストに示されます。 Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントが「In Progress」の場合は、リストに表示されません。 |
Administrator User Name |
データベース管理者のユーザー名を入力します。 Oracle WebLogic Server 12c (12.1.3)またはOracle WebLogic Server 12c (12.2.1)に基づいたデータベース・デプロイメントの場合、この値は |
Password |
データベース管理者ユーザーのパスワードを入力します。 |
注意:
Oracle SOA Suiteは、このデータベースにSOAINFRAやMDSなどのSOAスキーマを自動的に作成します。 SOAスキーマは、このウィザードの「WebLogic Administrator」セクションで指定したものと同じパスワードを取得します。ロード・バランサを使用するかどうかを指定します。
注意:
ロード・バランサを選択しない場合、ロード・バランサIPアドレスを使用して管理対象サーバーのURL (b2bconsole、worklistapp)にアクセスすることはできません。 これらのURLにアクセスするためのSSHトンネルを作成する必要があります。項目 | 説明 |
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Provision Load Balancer |
ロード・バランサを使用するかどうかを選択します。 ロード・バランサには次のような利点があります。
クラスタ内に複数のノードがある場合、ロード・バランサを選択しないと、1つのサーバーのみがすべての作業リクエストを受信し、クラスタ内のその他のサーバーはアイドル状態になります。 すべてのHTTPリクエストを受信するサーバーが過負荷になり、それ以外のサーバーの使用率が低くなる可能性があります。 Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスの作成時にロード・バランサを構成しなかった場合は、後でロード・バランサを追加できることに注意してください。 ロード・バランサの追加の詳細は、「Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスへのロード・バランサの追加」を参照してください。 |
Load Balancer Policy |
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Compute Shape |
ロード・バランサに対して割り当てるOracle Compute Units (OCPU)の数およびRAMメモリー量を選択します。 コンピューティング形態が大きくなるほど、処理能力は上昇します。 有効なコンピューティング形態は次のとおりです。
Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスを作成した後では、コンピューティング形態を変更できないことに注意してください。 |