SSH鍵の管理

SSH鍵を使用することによって、インスタンスへのログイン・プロセスを自動化できます。

トピック:

add sshkey

このコマンドを使用すると、新しい公開SSH鍵をインポートしてユーザーに関連付けることができます。

構文

oracle-compute add sshkey name key [--osuser] [--enabled]

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	SSH鍵の名前。オブジェクト名には、英数字、ハイフン、およびピリオドのみを使用できます。オブジェクト名は大文字と小文字が区別されます。
key	SSH公開鍵の値を含むファイルの名前
--osuser	(オプション)この鍵が割り当てられるオペレーティング・システム・ユーザー。このオプションを指定しない場合、VMに鍵がインストールされません。
--enabled	(オプション)鍵を有効または無効にするかを指定します。デフォルト値は`True`です。

例

oracle-compute add sshkey /mytenant/public/sshkey id_rsa.pub -f json

サンプル出力

$ oracle-compute add sshkey /mytenant/public/sshkey id_rsa.pub -f json

{"list": 
        [ {  
        "osuser": "",  
        "enabled": true,  
        "uri": "http://api/sshkey/mytenant/public/sshkey",  
        "key": "-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
MIIEo.....==
-----END RSA PRIVATE KEY-----",  
        "name": "/mytenant/public/sshkey" 
        } ]
}

delete sshkey

このコマンドを使用すると、特定のSSH鍵を削除できます。

構文

oracle-compute delete sshkey name

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	削除するSSH鍵の名前

例

$ oracle-compute delete sshkey /mytenant/public/sshkey

update sshkey

このコマンドを使用すると、特定のSSH鍵の情報を更新できます。

構文

oracle-compute update sshkey name [--key] [--enabled] [--osuser]

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	SSH鍵の名前
--key	(オプション) SSH公開鍵の値を含むファイルの名前
--enabled	(オプション)キーが有効か無効かを指定します。
--osuser	(オプション)このキーが割り当てられるオペレーティング・システム・ユーザー。

例

$ oracle-compute -u /mytenant/user update sshkey /mytenant/public/sshkey --enabled false

サンプル出力

$  oracle-compute -u /mytenant/user update sshkey /mytenant/public/sshkey --enabled false  -f json
{
 "list": [
  {
   "osuser": "",
   "enabled": false,
   "uri": "http://api.oc.example.com/sshkey/mytenant/public/sshkey",
   "key": "-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
MIIEo.....==
-----END RSA PRIVATE KEY-----",
   "name": "/mytenant/public/sshkey"
  }
 ]
}

download sshkey

このコマンドを使用すると、特定のSSH鍵をダウンロードできます。

構文

oracle-compute download sshkey name sshkey

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	ダウンロードするSSH鍵の名前
sshkey	ダウンロードしたキーを保存するローカル・ファイルの名前

例

oracle-compute download sshkey /mytenant/public/sshkey sshkey.pub

SSH鍵の詳細の取得

CLIを使用することによって、SSH鍵の詳細を取得できます。

トピック:

discover sshkey

このコマンドを使用すると、特定のコンテナおよびサブコンテナ内のSSH鍵を取得できます。

構文

oracle-compute discover sshkey container

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
container	SSH鍵の階層的な名前空間

例

$ oracle-compute discover sshkey /mytenant/public

サンプル出力

$ oracle-compute discover sshkey /mytenant/public
entry
/mytenant/public/user1_key1
/mytenant/public/root_key1

get sshkey

このコマンドを使用すると、特定のテナントまたはユーザーの鍵情報を取得できます。

構文

oracle-compute get sshkey name

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	情報を取得する必要があるSSH鍵の名前

例

$ oracle-compute get sshkey /mytenant/public/root_key1

サンプル出力

$ oracle-compute get sshkey /mytenant/public/root_key1 -Fname,osuser
name                                   osuser
/mytenant/public/root_key1             root

list sshkey

このコマンドを使用すると、特定のコンテナおよびサブコンテナ内のSSH鍵の情報をリストできます。

構文

oracle-compute list sshkey container [--name]

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
container	SSH鍵の階層的な名前空間
--name	(オプション)情報を取得する必要があるSSH鍵の名前

例

oracle-compute list sshkey /mytenant/public/

サンプル出力

$ oracle-compute list sshkey /mytenant/public/ -F name,osuser
name                                              osuser
/mytenant/public/user1_key1                       oracle
/mytenant/public/root_key1                        root