Key Vault RESTfulサービス・ユーティリティを使用すると、エンドポイント・エンロールのプロセスおよび大規模な分散型エンタープライズ・デプロイメントの仮想ウォレット管理を自動化できます。
Oracle Key Vault管理コンソールのユーザー・インタフェースでは複数のエンドポイントを効率的に管理できる一方、エンドポイントと仮想ウォレットの間のアクセス制御マッピングを定義するプロセスは手動となり、管理者がユーザー・インタフェースをクリックして処理する必要があります。
多くの場合、大規模な分散型エンタープライズ・デプロイメントにおいては、一括デプロイメントを可能にするために、スクリプティングによる自動化が必要となります。Oracle Key VaultのRESTfulサービス機能を使用すると、人による操作を削減してより高速にデプロイメントするために、何百ものエンドポイントをエンロールおよびプロビジョニングしたり、エンドポイントとその仮想ウォレットの間のアクセス制御マッピングを定義することができます。また、この機能を使用して、ユーザー、ユーザー・グループおよびエンドポイント・グループの管理を自動化することもできます。
RESTfulサービスを使用すると、エンドポイントのエンロールおよびプロビジョニング、エンドポイント・グループの作成およびエンドポイント、エンドポイント・グループ、仮想ウォレットの間のアクセス制御マッピングの定義を行うことができます。コマンドラインから単一のサービス・コマンドを実行したり、1つのスクリプトから複数のサービス・コマンドを実行することができます。コマンドラインまたはスクリプトからサービス・コマンドを実行するには、特定のプロパティ・セットを含む構成ファイルが必要です。RESTfulサービス・ユーティリティを実行するには、エンドポイントに、少なくともJava Runtime Environmentバージョン1.7.0.21がインストールされている必要があります。
RESTfulサービスは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)とマルチテナント環境の両方で使用できます。これらの環境での構成プロセスは、単一インスタンス環境と同じです。
RESTfulサービスを使用してエンドポイントをエンロールおよびプロビジョニングした後は、RESTfulサービスを無効にしてOracle Key Vaultへのエントリ・ポイントの数を減らす必要があります。
RESTfulサービス実行処理を使用するには、次の一般的なステップに従います。
Oracle Key Vault管理コンソールからRESTfulサービスを有効にします。
RESTfulサービス・ユーティリティokvrestservices.jar
をダウンロードします。
構成ファイルを作成して、実行するサービスのプロパティを設定します。
RESTfulサービス・ユーティリティokvrestservices.jar
、構成ファイル、サービス・コマンドおよびオプションを使用してサービスを実行します。
複数のRESTfulサービス・コマンドを実行するには、次のことを行う必要があります。
スクリプトを作成して、このスクリプトにRESTfulコマンドを記述します。
RESTfulサービス・ユーティリティokvrestservices.jar
、構成ファイルおよびスクリプト・ファイルを使用してサービスを実行します。
エンドポイントのエンロールおよびプロビジョニングが完了したら、RESTfulサービスを無効にします。
RESTfulサービスを正常に有効化および使用するためのステップは、次の3つです。
Oracle Key Vaultサーバーにアクセスするには、RESTfulクライアントのWebアクセスをそのIPアドレスごとに構成する必要があります。すべてのIPアドレスを許可するか、このステップで指定するIPアドレスのサブセットへのアクセスを制限できます。このオプションによって、Oracle Key Vault管理コンソールへのアクセスも制限されることに注意してください。
ネットワーク・サービスを有効にする手順:
システム管理者権限を持っているユーザーとしてOracle Key Vault管理コンソールにログインします。
「System」を選択し、左側のサイドバーで「System Settings」を選択します。
「Settings」ページが表示されます。
「Network Services」セクションに移動します。
「Web Access」で、RESTfulクライアントに対して次のIPアドレス・オプションのいずれかを選択します。
すべてのIPアドレスを許可する場合は、「All」。
一連のIPアドレスを指定する場合は、「IP address(es)」。このオプションを選択した場合は、隣のフィールドにIPアドレスを入力します(各IPアドレスは空白で区切ります)。
右上の「Save」をクリックします。
親トピック: RESTfulサービスの有効化
RESTfulソフトウェア・ユーティリティokvrestservices.jarをダウンロードする手順:
注意:
サード・パーティの証明書をインストールする場合は、新しい証明書を使用するために、RESTfulソフトウェア・ユーティリティokvrestservices.jar
を再度ダウンロードする必要があります。
証明書を変更する場合や、新しいソフトウェアまたはバックアップを使用してKey Vaultアプライアンスを再インストールする場合は、常に、RESTfulソフトウェア・ユーティリティを再ダウンロードする必要があります。
親トピック: RESTfulサービスの有効化
次に、サーバー・プロパティにIPアドレスおよびホスト名を使用する構成ファイルの2つの例を示します。
例10-1 IPアドレスを使用する構成ファイル
server=192.0.2.254 usr=okvadmin log=/<absolute_path_to_your_log_file>/<your_log_file_name> log_level=warning
例10-2 ホスト名を使用する構成ファイル
server=HR_HQ-Database usr=okvadmin log=/<absolute_path_to_your_log_file>/<your_log_file_name> log_level=warning
script
プロパティの値がないことを確認します。-c
オプションで構成ファイル、-r
オプションまたは--service
オプションでサービスを指定し、さらにコマンド固有のオプションを指定して、RESTfulサービス・ユーティリティを実行します。次に例を示します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r create_endpoint -e hr_db_ep -d "HR database endpoint" -q solaris64 -t oracle_db -m psmith@enterprise.com User: Key_Vault_user_name Password: Key_Vault_user_password
この例の詳細は次のとおりです。
-c
は、構成ファイル: conf_file
を示します。
-r
は、RESTfulサービス: create_endpoint
を示します。
-e
は、エンドポイント名: hr_db_ep
を示します。
-d
は、エンドポイントの説明: HR database endpoint
を示します。
-q
は、エンドポイント・プラットフォーム: solaris64
を示します。
-t
は、エンドポイント・タイプ: oracle_db
を示します。
-m
は、エンドポイントの電子メール: psmith@enterprise.com
を示します。
注意:
コマンドライン・オプションは、構成ファイルまたはスクリプトで指定されたオプションよりも優先されます。たとえば、プロパティusr
が構成ファイルおよびコマンドラインで指定されている場合は、コマンドラインのオプションによって構成ファイルのオプションがオーバーライドされます。
一連のコマンドは、コマンドラインから1つずつ実行できます。ただし、一連のコマンドを1つのスクリプトに記述すると、より効率的に実行できます。スクリプト・ファイルの各コマンドは、サービス・コマンドとして解釈されます。-i
オプションまたは--script
オプションを含むスクリプトを起動して、スクリプト・ファイルのパスを指定する必要があります。
注意:
構成ファイルでscript
プロパティを定義すると、コマンドラインにこれを入力する必要がなくなります。script
パラメータは、構成ファイルまたはコマンドラインのいずれかで1回のみ入力します。
スクリプトを作成する手順:
RESTfulサービス・ユーティリティでは、一度に1つのコマンドが実行されます。コマンドが失敗すると、スクリプトは終了します。実行されたすべてのコマンドの結果は、行番号および実行時にレポートされたメッセージとともにログ・ファイルに表示されます。この情報はすべてのログ・レベルで出現します。
関連項目:
Key Vaultのロギングの詳細は、「エラー・レポート」を参照してください。
スクリプトの実行エラーを回避するために、次のガイドラインを使用してください。
スクリプトのコマンドおよび構文は、コマンドラインで使用されているものと同じです。
スクリプトの各行は、コマンドか、先頭が文字#の行である必要があります。
各コマンドを個別の行に置きます。
コマンドがない行は、先頭を#文字にする必要があります。
コメントおよび空白行には#文字を使用します。
コマンド・オプションが出現する順序は関係ありません。
すべての必須オプションには有効な値が必要です。
-i
オプションまたは--script
オプションを指定する必要があります。
-d
オプションまたは--desc
オプションで使用される説明に空白が含まれる場合は、二重引用符で囲む必要があります。
RESTfulサービスはデフォルトでは無効になっています。RESTfulサービスは、エンドポイントを登録およびエンロールする間の短期間のみ有効にすることをお薦めします。エンドポイントがエンロールされた後、RESTfulサービスを無効にする必要があります。
RESTfulサービスを無効にする手順:
RESTfulサービス・コマンドのリファレンスには、すべてのコマンドの詳細な説明と例が含まれているため、コマンドを迅速に記述および実行するために役立ちます。
java -jar
コマンドを使用してRESTfulサービス・ユーティリティokvrestservices
を実行し、構成ファイルのパスを指定する必要があります。
次の表に、すべてのRESTfulサービス・コマンドで使用される共通のオプションを示します。
表10-2 すべてのRESTfulコマンドに共通のオプション
オプション | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
構成ファイルの絶対パスを示します。 |
|
複数のRESTfulサービス・コマンドの場合は必須 |
スクリプト・ファイルの絶対パスを示します。 複数のRESTfulサービス・コマンドを実行するには、このプロパティを設定する必要があります。 |
|
必須 |
実行するRESTfulサービス(表2を参照)を示します。 |
|
オプション |
システム管理者ロールまたはキー管理者ロールを持つOracle Key Vaultアカウント・ユーザーのユーザー名を示します。このオプションを省略すると、対話式でユーザー名の入力を求められます。 |
|
オプション |
--usrオプションで指定されたOracle Key Vaultユーザー・アカウントのパスワードを示します。このオプションを省略すると、対話式でパスワードの入力を求められます(セキュリティ強化のために推奨)。 |
次の表に、-r
オプションまたは--service <arg>
オプションで使用できるRESTfulサービス・コマンドを示します。
表10-3 RESTfulサービス・コマンドのリスト
RESTfulサービス・コマンド | 説明 |
---|---|
|
Key Vaultにエンドポイントを追加します。追加されると、エンドポイントは登録済状態になります。 |
|
エンロール・トークンを取得して、登録されたエンドポイントのエンドポイント・ソフトウェアをダウンロードします。 |
|
エンドポイントにエンドポイント・ソフトウェア |
|
エンドポイント・ソフトウェアokvclient.jarをダウンロードしてインストールします。この後、エンドポイントはエンロール済状態になります。 |
|
エンドポイントを再エンロールします。 |
|
すべてのエンドポイントを再エンロールします。 |
|
Key Vaultからエンドポイントを削除します。 |
|
新しいエンドポイント・グループを追加します。 |
|
エンドポイント・グループにエンドポイントを追加します。エンドポイントがすでに存在する必要があります。 |
|
エンドポイント・グループからエンドポイントを削除します。 |
|
エンドポイント・グループを削除します。 |
|
Oracle Key Vaultに仮想ウォレットを追加します |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイントのアクセス権のマッピングを設定します。 |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイントのアクセス権のマッピングを変更します。 |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイントのアクセス権のマッピングを削除します。 |
|
エンドポイントのデフォルト・ウォレットを設定します。 |
get_default_wallet |
エンドポイントのデフォルト・ウォレットを取得します。 |
get_wallets |
エンドポイントのすべての仮想ウォレットを取得します。 |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイント・グループのアクセス権のマッピングを設定します。 |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイント・グループのアクセス権のマッピングを変更します。 |
|
仮想ウォレットに対するエンドポイント・グループのアクセス権のマッピングを削除します。 |
|
Key Vaultから仮想ウォレットを削除します。 |
|
仮想ウォレットの説明を変更します。 |
|
エンドポイント名を変更します。 |
|
エンドポイント・プラットフォームを変更します。 |
|
エンドポイント・タイプを変更します。 |
|
エンドポイントの説明を変更します。 |
|
エンドポイントの電子メールを変更します。 |
|
エンドポイント・グループの説明を変更します。 |
例10-3 ショート形式のオプションの指定
オプションの前に1つのハイフンを使用してショート形式のオプションを指定します。
java -jar okvrestservices.jar -c <path> [-r <RESTful_service> | -i <path>]
例10-4 ロング形式のオプションの指定
オプションの前に二重ハイフンを使用してロング形式のオプションを指定します。
java -jar okvrestservices.jar --config <path> [--service <RESTful_service> | --script <path>]
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
次の例に、--client_wallet
オプションで指定されるOracleウォレットに関連するRESTfulサービス・コマンドを示します。このウォレットは、人による操作なしで自動的にエンドポイントをプロビジョニングできるようにするために、自動モードでのユーザー名およびパスワードの格納に使用されます。
これは、仮想ウォレット・コマンドの一部である--wallet
オプションで指定される仮想ウォレットとは異なります。
表10-4 ウォレット・コマンドのオプション
オプション | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
-A、--add |
オプション |
ウォレットにユーザーを追加します。 |
-M、--modify |
オプション |
ユーザーのパスワードを変更します。 |
-L、--listuser |
オプション |
ウォレットに対するアクセス権を持つユーザーをリストします。 |
-D、--delete |
オプション |
ウォレットからユーザーを削除します。 |
-w、--wallet_name <arg> |
必須 |
ウォレット名を表します。 |
-j、--client_wallet <arg> |
必須 |
ウォレットの場所の絶対パスを表します。 |
-f、--force |
オプション |
確認を求めることなく、操作を実行します。 |
例10-5 ウォレット・コマンド構文
ユーザーにウォレットに対するアクセス権を付与します。
java -jar okvrestservices.jar -c <path_to_configuration file>/rest.init --client_wallet <absolute path to wallet location> --add <user>
ユーザー・パスワードを変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c <path_to_configuration file>/rest.init --client_wallet <absolute path to wallet location> --modify <user>
ウォレットに対するアクセス権を持つすべてのユーザーをリストします。
java -jar okvrestservices.jar --config <path_to_configuration file>/rest.init --client_wallet <absolute path to wallet location> --listuser <user>
ウォレットに対するユーザーのアクセス権を削除します。
java -jar okvrestservices.jar --config <path_to_configuration file>/rest.init --client_wallet <absolute path to wallet location> --delete <user>
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
create、enroll、get_enrollment_token、download、provisionという一連のコマンドは、Key Vaultにエンドポイントを追加およびエンロールするために使用されます。エンドポイントにエンドポイント・ソフトウェアokvclient.jar
がダウンロードされてインストールされると、エンドポイントがエンロールされます。エンロールされたエンドポイントは、セキュリティ・オブジェクトを格納、共有および管理するためにKey Vaultにアップロードできます。
re_enroll_al
コマンドは、エンドポイント・ソフトウェアをアップグレードするために、以前にエンロールされたすべてのエンドポイントを再エンロールします。 親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
create_endpoint
コマンドは、Oracle Key Vaultに新しいエンドポイントを追加します。エンドポイントを追加すると、このエンドポイントは登録済状態になります。
構文
ショート形式:
create_endpoint -e endpoint_name -d "description" -q platform -m email_address -t type
ロング形式:
create_endpoint --ep_name endpoint_name --desc "description" --ep_platform platform --ep_email email_address --ep_type type
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
追加するエンドポイントの名前 |
|
オプション |
わかりやすいエンドポイントの説明。空白が含まれる説明は、二重引用符で囲む必要があります。 |
|
必須 |
エンドポイント・プラットフォーム。使用可能な値は次のとおりです。
|
|
必須 |
エンドポイントのタイプ。使用可能な値は次のとおりです。
|
|
オプション |
エンドポイント管理者の電子メール・アドレス |
|
必須 |
チェックするオブジェクト・タイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
|
必須 |
構成ファイルの絶対パスを指定します |
|
複数のRESTfulサービス・コマンドの場合は必須 |
スクリプト・ファイルの絶対パスを指定します。複数のRESTfulサービス・コマンドを実行するには、このプロパティを設定する必要があります。 |
|
オプション |
|
|
必須 |
RESTfulサービス・コマンド構文にリストされている実行するRESTfulサービスを指定します |
|
オプション |
システム管理者ロールまたはキー管理者ロールを持つOracle Key Vaultアカウント・ユーザーのユーザー名を指定します。このオプションを省略すると、対話式でユーザー名の入力を求められます |
ショート形式の例
この例では、hr_db_ep
というエンドポイントが追加され、これにはオプションの識別説明'HR database endpoint'
、タイプoracle_db
、プラットフォームsolaris64
およびエンドポイント管理者の電子メールpsmith@example.com
が指定されています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r create_endpoint -e hr_db -d "HR database endpoint" -q solaris64 -t oracle_db -m psmith@example.com -
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service create_endpoint --ep_name hr_db --desc "HR database endpoint" --ep_platform solaris64 --ep_type oracle_db --ep_email psmith@example.com
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
get_enrollment_token
コマンドは、登録済エンドポイントのエンロール・トークンを取得します。このコマンドは、登録済状態のエンドポイントに対してのみ機能します。エンドポイントがすでにエンロールされている場合は、エラー・メッセージが表示されます。
構文
ショート形式:
get_enrollment_token -e endpoint_name
ロング形式:
get_enrollment_token --ep_name endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
ショート形式の例
この例では、登録済エンドポイントhr_db_epがエンロール・トークンを取得します。これは、エンドポイントにエンドポイント・ソフトウェアをダウンロードしてインストールするために使用されます。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r get_enrollment_token -e hr_db_ep
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service get_enrollment_token --ep_name hr_db_ep
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
download
コマンドは、ユーザーが指定したディレクトリにエンドポイント・ソフトウェア(okvclient.jar
)をダウンロードします。ディレクトリ・パスは、-oオプションで指定されます。絶対パスまたは相対パスを指定でき、さらにそのパスを指す環境変数も設定できます。ディレクトリが存在する場合は、ディレクトリが存在するというエラー・メッセージが表示されます。
エンドポイントをエンロールするには、downloadコマンドまたはprovisionコマンドのいずれかを使用できます。特定のエンドポイントに対して両方のコマンドを使用することはできません。
構文
ショート形式:
download -e endpoint_name -o <directory>
ロング形式:
download --ep_name endpoint_name -dir <directory>
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
エンドポイント・ソフトウェアのダウンロード・ディレクトリの絶対パス。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・ソフトウェアokvclient.jar
は、エンドポイントhr_db_ep
の/home/oracle/downloads/
にダウンロードされます。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r download -e hr_db_ep -o /home/oracle/downloads/
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service download --ep_name hr_db_ep --dir /home/oracle/downloads/
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
このコマンドを実行するには、次の前提条件を満たす必要があります。
システム管理権限を持つユーザーである必要があります。
ソフト・リンク/usr/bin/java
は、Java 1.4以上を指す必要があります。
インストール・プロセスがokvclient.ora
ファイルの場所を決定する方法を理解しておく必要があります。
provision
コマンドは、指定されたディレクトリ(存在する必要があります)にエンドポイント・ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。このディレクトリには、所有者とそのグループに対する読取り権限、書込み権限および実行権限が必要です。たとえば、Key Vaultエンドポイント・ソフトウェアがOracle Databaseサーバーにインストールされる場合、このエンドポイントのインストール・ディレクトリは、ユーザーoracle
およびグループoinstall
による読取り権限、書込み権限および実行権限を所有する必要があります。これにより、プロセスは実行時に適切にディレクトリにアクセスできるようになります。
エンドポイントをエンロールするには、downloadコマンドまたはprovisionコマンドのいずれかを使用できます。特定のエンドポイントに対して両方のコマンドを使用することはできません。
構文
ショート形式:
provision [-a|-v account_pwd ] -e endpoint_name -o <directory_path>
ロング形式:
認証にパスワードが使用される場合:
provision --endpoint_password account_pwd -ep_name endpoint_name --dir <directory_path>
パスワードが使用されない場合(自動ログイン):
provision --autologin -ep_name endpoint_name --dir <directory_path>
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
エンドポイント・ソフトウェアをダウンロードしてインストールする既存のディレクトリ。 |
|
オプション |
エンドポイントのパスワード。このオプションを省略する(推奨)と、provisionコマンドにより、対話式でパスワードを求められます。相互認証TLSを介してKey Vaultサーバーと通信するために、エンドポイント・ソフトウェアのインストール中にウォレットに対して使用されるパスワードを指定する必要があります。エンドポイント・ソフトウェアのインストール中にパスワードなしの自動ログイン・ウォレットを作成した場合、エンドポイントの資格証明はOracleウォレットに格納されます。 |
|
必須 |
これは、Key Vaultサーバーに接続するエンドポイントの資格証明が、自動ログイン・ウォレットに格納されることを意味します。 |
ショート形式の例
自動ログイン・モード
この例では、エンドポイントhr_db_ep
のエンドポイント・ソフトウェアは、パスワードなし(自動ログイン・モード)でディレクトリ/home/oracle/okvutil
にインストールされます。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r provision -a -e hr_db_ep -o /home/oracle/okvutil/ -a
パスワード保護モード
この例では、エンドポイントhr_db_ep
のエンドポイント・ソフトウェアは、パスワード付きでディレクトリ/home/oracle/okvutil
にインストールされます。パスワード・オプション(-v --client_password
)が省略されているため、要求に応じてこれをコマンドラインで入力する必要があります。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r provision -e hr_db_ep -o /home/oracle/okvutil/
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service provision --autologin --ep_name hr_db_ep --dir /home/oracle/okvutil/ -a java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service provision --ep_name hr_db_ep --dir /home/oracle/okvutil/
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
re_enroll
コマンドは、エンドポイント・ソフトウェアをアップグレードするために、すでにエンロール済のエンドポイントを再エンロールします。
構文
ショート形式:
re_enroll -e endpoint_name
ロング形式:
re_enroll --ep_name endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
この例では、エンドポイントhr_db_ep
が再エンロールされます。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r re_enroll -e hr_db_ep
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service re_enroll --ep_name hr_db_ep
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
re_enroll_al
コマンドは、エンドポイント・ソフトウェアをアップグレードするために、すでにエンロール済のすべてのエンドポイントを再エンロールします。
構文
ショート形式とロング形式:
re_enroll_all
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
構成ファイルの絶対パスを指定します |
|
複数のRESTfulサービス・コマンドの場合は必須 |
スクリプト・ファイルの絶対パスを指定します。複数のRESTfulサービス・コマンドを実行するには、このプロパティを設定する必要があります。 |
|
オプション |
このオプションを省略すると、対話式でパスワードの入力を求められます。セキュリティを強化するには、このオプションを省略します。 |
|
必須 |
RESTfulサービス・コマンド構文にリストされている実行するRESTfulサービスを指定します |
|
オプション |
システム管理者ロールまたはキー管理者ロールを持つOracle Key Vaultアカウント・ユーザーのユーザー名を指定します。このオプションを省略すると、対話式でユーザー名の入力を求められます |
ショート形式の例
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r re_enroll
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service re_enroll
delete_endpoint
コマンドは、Key Vaultからエンドポイントを削除します。エンドポイントを削除するかどうかを尋ねる確認メッセージが表示されます。
-f
オプションまたは--force
オプションを使用すると、確認メッセージなしでエンドポイントを削除できます。確認メッセージが抑止されるため、-f
オプションまたは--force
オプションは慎重に使用してください。
構文
ショート形式:
delete_endpoint -f -e endpoint_name
ロング形式:
delete_endpoint --force --ep_name endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須。 |
エンドポイントの名前。 |
|
オプションです。 |
強制的に削除し、確認メッセージを抑止します。 |
ショート形式の例
この例は、確認なしでKey Vaultからエンドポイントsales_db_ep
が削除されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r delete_endpoint -f -e sales_db_ep
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service delete_endpoint --force --ep_name sales_db_ep
親トピック: エンドポイントを追加およびエンロールするコマンド
エンドポイントの作成後にエンドポイントの詳細を変更して、機能、名前、プラットフォーム、タイプおよび電子メールの変更に対応できます。
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
modify_endpoint_name
コマンドは、エンドポイントの名前を変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_name -e endpoint_name -n new_endpoint_name
ロング形式:
modify_endpoint_name --ep_name endpoint_name --ep_new_name new_endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
このエンドポイントの新しい名前 |
ショート形式の例
この例は、エンドポイントhr_db
の名前をhr_db_ep
の名前に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_name -e hr_db -k hr_db_ep
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_name --ep_name hr_db --ep_new_name hr_db_ep
親トピック: エンドポイント詳細の変更コマンド
modify_endpoint_type
コマンドは、エンドポイント・タイプを変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_type -e endpoint_name -t endpoint_type
ロング形式:
modify_endpoint_type --ep_name endpoint_name --ep_type endpoint_type
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
エンドポイントのタイプ。値は次のとおりです。
|
ショート形式の例
この例は、エンドポイントhr_db
のエンドポイント・タイプをoracle_db
に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_type -e hr_db -t oracle_db
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_type --ep_name hr_db --ep_type oracle_db
親トピック: エンドポイント詳細の変更コマンド
modify_endpoint_platform
コマンドは、エンドポイントのプラットフォームを変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_platform -e endpoint_name -q endpoint_platform
ロング形式:
modify_endpoint_platform --ep_name endpoint_name --ep_platform endpoint_platform
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前 |
|
必須 |
このエンドポイントのサーバーのプラットフォーム。値は次のとおりです。
|
|
必須 |
チェックするオブジェクト・タイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
|
必須 |
構成ファイルの絶対パスを指定します |
|
複数のRESTfulサービス・コマンドの場合は必須 |
スクリプト・ファイルの絶対パスを指定します。複数のRESTfulサービス・コマンドを実行するには、このプロパティを設定する必要があります。 |
|
オプション |
|
|
必須 |
RESTfulサービス・コマンド構文にリストされている実行するRESTfulサービスを指定します |
|
オプション |
システム管理者ロールまたはキー管理者ロールを持つOracle Key Vaultアカウント・ユーザーのユーザー名を指定します。このオプションを省略すると、対話式でユーザー名の入力を求められます |
ショート形式の例
この例は、エンドポイントhr_db
のプラットフォームをaix
に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_platform -e hr_db -q aix
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_platform --ep_name hr_db --ep_platform aix
親トピック: エンドポイント詳細の変更コマンド
modify_endpoint_desc
コマンドは、エンドポイントの説明を変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_desc -e endpoint_name -d "new_desc"
ロング形式:
modify_endpoint_desc --ep_name endpoint_name --desc "new_desc"
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
二重引用符で囲まれたこのエンドポイントの新しい説明文字列。 |
ショート形式の例
この例は、エンドポイントhr_db
の説明を「HR database endpoint group
」に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_desc -e hr_db -d "HR database endpoint group"
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_desc --ep_name hr_db --desc "HR database endpoint group"
親トピック: エンドポイント詳細の変更コマンド
modify_endpoint_email
コマンドは、エンドポイントの電子メール・アドレスを変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_email -e endpoint_name -m endpoint_email_address
ロング形式:
modify_endpoint_email --ep_name endpoint_name --ep_email endpoint_email_address
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
このエンドポイントの新しい電子メール・アドレス |
ショート形式の例
この例は、エンドポイントhr_db
の電子メールをtjones@enterprise.com
に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_email -e hr_db -m tjones@enterprise.com
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_email --ep_name hr_db --ep_email tjones@enterprise.com
親トピック: エンドポイント詳細の変更コマンド
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
create_endpoint_group
コマンドは、新しいエンドポイント・グループを作成します。
構文
ショート形式:
create_endpoint_group -g endpoint_group_name -d "endpoint group description"
ロング形式:
create_endpoint_group --epg_name endpoint_group_name --desc "endpoint group description"
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
オプション |
二重引用符で囲まれたエンドポイント・グループのわかりやすい説明。 |
ショート形式の例
この例では、説明"HR endpoint group
"が付加されたepg_hr
というエンドポイント・グループが作成されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r create_endpoint_group -g epg_hr -d "HR endpoint group"
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service create_endpoint_group --epg_name epg_hr --desc "HR endpoint group"
親トピック: エンドポイント・グループ・コマンド
add_epg_member
コマンドは、エンドポイント・グループに既存のエンドポイントを追加します。エンドポイントが存在しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
構文
ショート形式:
add_epg_member -g endpoint_group_name -e endpoint_member
ロング形式:
add_epg_member --epg_name endpoint_group_name --ep_name endpoint_member
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
ショート形式の例
この例では、hr_db_ep
というエンドポイントがエンドポイント・グループepg_hr
に追加されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r add_epg_member -g epg_hr -e hr_db_ep
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service add_epg_member --epg_name epg_hr --ep_name hr_db_ep
親トピック: エンドポイント・グループ・コマンド
drop_epg_member
コマンドは、エンドポイント・グループからエンドポイントを削除します。
構文
ショート形式:
drop_epg_member -g endpoint_group -e endpoint_name
ロング形式:
drop_epg_member --epg_name endpoint_name --ep_name endpoint_group
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイントhr_db_ep
がエンドポイント・グループepg_hr
から削除されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r drop_epg_member -e hr_db_ep -g epg_hr
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service drop_epg_member --ep_name hr_db_ep --epg_name epg_hr
親トピック: エンドポイント・グループ・コマンド
delete_endpoint_group
コマンドは、Key Vaultからエンドポイント・グループを削除します。エンドポイント・グループが存在しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
構文
ショート形式:
delete_endpoint_group -f -g endpoint_group
ロング形式:
delete_endpoint_group --force --endpoint_group
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
オプション |
強制的に削除し、確認メッセージを抑止します。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・グループepg_hr
を削除します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r delete_endpoint_group -f -g epg_hr
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service delete_endpoint_group --force --epg_name epg_hr
親トピック: エンドポイント・グループ・コマンド
modify_endpoint_group_desc
コマンドは、エンドポイント・グループの説明を変更します。
構文
ショート形式:
modify_endpoint_group_desc -g endpoint_group_name -d "endpoint_group_description"
ロング形式:
modify_endpoint_group_desc --epg_name endpoint_group_name --desc "endpoint_group_description"
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
必須 |
二重引用符で囲まれたエンドポイント・グループの新しい説明文字列。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・グループepg_hr
が説明"HR DB endpoint group
"を取得することを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_endpoint_group_desc -g epg_hr -d "HR DB endpoint group"
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_endpoint_group_desc --epg_name epg_hr --desc "HR DB endpoint group"
親トピック: エンドポイント・グループ・コマンド
仮想ウォレット・コマンドを使用すると、仮想ウォレットのライフサイクルを管理したり、仮想ウォレットとエンドポイントまたはエンドポイント・グループの間のアクセス制御マッピングを定義することができます。
仮想ウォレット・コマンドを実行するには、キー管理者である必要があります。
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
create_wallet
コマンドを使用すると、仮想ウォレットを作成できます。
構文
ショート形式:
create_wallet -w virtual_wallet_name -d "wallet_description"
ロング形式:
create_wallet --wallet_name wallet_name --desc "wallet_description"
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
オプション |
二重引用符で囲まれた仮想ウォレットのわかりやすい名前。 |
ショート形式の例
この例では、説明"HR DB endpoint group
"が付加されたhr_wallet
というウォレットを作成します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r create_wallet -w hr_wallet -d "Virtual wallet for HR endpoint"
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service create_wallet --wallet hr_wallet --desc "Virtual wallet for HR endpoint"
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
modify_wallet_desc
コマンドは、既存の仮想ウォレットの説明を変更します。
構文
ショート形式:
modify_wallet_desc -w virtual_wallet_name -d "wallet_desc"
ロング形式:
modify_wallet_desc --wallet_name virtual_wallet_name --desc "wallet_desc"
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
二重引用符で囲まれた仮想ウォレットの新しい説明文字列。 |
ショート形式の例
この例では、ウォレットhr_wallet
に新しい説明"HR endpoint virtual wallet
"を付加します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_wallet_desc -w hr_wallet -d "HR endpoint virtual wallet"
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_wallet_desc --wallet_name hr_wallet --desc "HR endpoint virtual wallet"
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
add_wallet_access_ep
コマンドは、エンドポイントに仮想ウォレットに対するアクセス・レベルを付与します。
構文
ショート形式:
add_wallet_access_ep -e endpoint_name -w virtual_wallet_name -l wallet_access_level
ロング形式:
add_wallet_access_ep --ep_name endpoint_name --wallet_name virtual_wallet_name --access_level wallet_access_level
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットに対するアクセス・レベル。値は次のとおりです。
|
ショート形式の例
この例では、エンドポイントhr_db_ep
に、ウォレットhr_wallet
に対する読取り専用アクセス権限を追加します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r add_wallet_access_ep -e hr_db_ep -w hr_wallet -l ro
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service add_wallet_access_ep --ep_name hr_db_ep --wallet_name hr_wallet --access_level ro
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
modify_wallet_access_ep
コマンドは、エンドポイントに対する仮想ウォレットのアクセス・レベルを変更します。
構文
ショート形式:
modify_wallet_access_ep -e endpoint_name -w virtual_wallet_name -l virtual_wallet_access_level
ロング形式:
modify_wallet_access_ep --ep_name endpoint_name --wallet_name virtual_wallet_name --access_level wallet_access_level
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットに対するアクセス・レベル。値は次のとおりです。
|
ショート形式の例
この例では、ウォレットhr_db
に対するアクセス・レベルを読取り専用およびウォレット管理に変更します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_wallet_access_ep -e hr_db_ep -w hr_wallet -l ro_mw
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_wallet_access_ep --ep_name hr_db_ep --wallet_name hr_wallet --access_level ro_mw
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
drop_wallet_access_ep
コマンドは、ウォレットに対するエンドポイントのアクセス権を削除します。
構文
ショート形式:
drop_wallet_access_ep -e endpoint_name -w virtual_wallet_name
ロング形式:
drop_wallet_access_ep --ep_name endpoint_name --wallet_name virtual_wallet_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイントの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイントhr_db_ep
のウォレットhr_wallet
に対するアクセス権を削除します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r drop_wallet_access_ep -e hr_db_ep -w hr_wallet
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service drop_wallet_access_ep --ep_name hr_db_ep --wallet_name hr_wallet
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
set_default_wallet
コマンドは、エンドポイントのデフォルト・ウォレットを設定します。
構文
ショート形式:
set_default_wallet -e endpoint_name -w virtual_wallet_name
ロング形式:
set_default_wallet --ep_name --wallet_name virtual_wallet_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
デフォルト・ウォレットが設定されるエンドポイント名。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイントhr_db
のデフォルト・ウォレットhr_wallet
を設定します。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r set_default_wallet -e hr_db -w hr_wallet
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service set_default_wallet --ep_name hr_db --wallet_name hr_wallet
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
get_default_wallet
コマンドは、エンドポイントに関連付けられたデフォルト・ウォレットを取得します。
構文
get_default_wallet -e endpoint_name
get_default_wallet --ep_name endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
-e、 |
必須 | デフォルト・ウォレットを取得するエンドポイントの名前。 |
ショート形式の例
hr_db
に関連付けられたデフォルト・ウォレットを取得するには、次のようにコマンドでエンドポイント名を指定する必要があります。java -jar okvrestservvices.jar -c conf_file -r get_default_wallet -e hr_db
ロング形式の例
java -jar okvrestservvices.jar -c conf_file -service get_default_wallet --ep_name hr_db
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
get_wallets
コマンドは、エンドポイントに関連付けられたすべての仮想ウォレットを取得します。
構文
get_wallets -e endpoint_name
get_wallets --ep_name endpoint_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
-e、 |
必須 | 仮想ウォレットを取得するエンドポイントの名前。 |
ショート形式の例
hr_db
に関連付けられたすべての仮想ウォレットを取得するには、次のようにコマンドでエンドポイント名を指定する必要があります。java -jar okvrestservvices.jar -c conf_file -r get_wallets -e hr_db
ロング形式の例
java -jar okvrestservvices.jar -c conf_file -service get_wallets --ep_name hr_db
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
add_wallet_access_epg
コマンドは、エンドポイント・グループに仮想ウォレットに対するアクセス・レベルを付与します。
構文
ショート形式:
add_wallet_access_epg -g endpoint_group_name -w virtual_wallet_name -l virtual_wallet_access_level
ロング形式:
add_wallet_access_epg --epg_name endpoint_group_name --wallet_name virtual_wallet_name --access_level wallet_access_level
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットに対するアクセス・レベル。値は次のとおりです。
|
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・グループepg_hr
に読取り専用アクセス権が付与されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r add_wallet_access_epg -g epg_hr -w hr_wallet -l ro
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service add_wallet_access_epg -epg_name epg_hr --wallet_name hr_wallet --access_level ro
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
modify_wallet_access_epg
コマンドは、エンドポイント・グループに対する仮想ウォレットのアクセス・レベルを変更します。
構文
ショート形式:
modify_wallet_access_epg -g endpoint_group_name -w virtual_wallet_name -l virtual_wallet_access_level
ロング形式:
modify_wallet_access_epg --epg_name endpoint_group_name --wallet_name virtual_wallet_name --access_level wallet_access_level
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットに対するアクセス・レベル。値は次のとおりです。
|
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・グループepg_hr
に、ウォレットhr_wallet
に対する読取り権限、変更権限および管理権限が付与されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_wallet_access_epg -g epg_hr -w hr_wallet -l rm_mw
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_wallet_access_epg --epg_name epg_hr --wallet_name hr_wallet --access_level rm_mw
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
drop_wallet_access_epg
コマンドは、仮想ウォレットに対するエンドポイント・グループのアクセス権を削除します。
構文
ショート形式:
drop_wallet_access_epg -g endpoint_group_name -w virtual_wallet_name
ロング形式:
drop_wallet_access_epg --epg_name endpoint_group_name --wallet_name virtual_wallet_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
エンドポイント・グループの名前。 |
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
ショート形式の例
この例では、エンドポイント・グループepg_hr
に、ウォレットhr_wallet
に対する読取り、変更および管理アクセス権が付与されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r modify_wallet_access_epg -g epg_hr -w hr_wallet -l rm_mw
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service modify_wallet_access_epg --epg_name epg_hr --wallet_name hr_wallet -l rm_mw
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
delete_wallet
コマンドは、Key Vaultからウォレットを削除します。
構文
ショート形式:
delete_wallet -f -w virtual_wallet_name
ロング形式:
delete_wallet --force --wallet_name virtual_wallet_name
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 説明 |
---|---|---|
|
必須 |
仮想ウォレットの名前。 |
|
オプション |
確認を求めることなく、強制的に削除します。 |
ショート形式の例
この例では、確認なしでウォレットhr_wallet
が削除されることを示しています。
java -jar okvrestservices.jar -c conf_file -r delete_wallet -f -w hr_wallet
ロング形式の例
java -jar okvrestservices.jar --config conf_file --service delete_wallet --force --wallet_name hr_wallet
親トピック: 仮想ウォレット・コマンド
RESTfulサービス・ユーティリティには強固なエラー・レポートがあるため、これを使用してデバッグを行い、RESTfulサービス・コマンドを簡単に正常に実行できます。コマンド実行のステータス(成功および失敗)は、コマンドラインですぐにレポートされ、ログ・ファイルに書き込まれます。
親トピック: RESTfulサービス・コマンド・リファレンス
コマンド実行のステータス(成功および失敗)は、コマンドラインですぐにレポートされ、ログ・ファイルに書き込まれます。特定のエラーはレポートされ、必要に応じて修正処理が示されます。
コマンドが失敗したときには、まず、ログ・ファイルを確認します。選択した場所にカスタム・ログ・ファイルを作成していない場合は、現在のディレクトリのデフォルトのログ・ファイルokvrestservices.log
を確認すると、ここにコマンドの結果が書き込まれています。
コマンド実行中のOracle Key Vaultサーバーからのすべてのメッセージを表示するには、構成ファイルで適切なロギング・レベル、ログ・ファイル名およびログ・ファイルの場所を設定できます。
RESTfulサービス・ユーティリティは、ファイルやJAVA_HOME
などの環境変数が見つからない、不正なコマンド構文、不正なパスワードなどのエラーを報告します。
親トピック: エラー・レポート
エラー・レポートでは、不正なパスワードなどの問題があったアクションおよび正常なコマンド実行の両方が取得されます。
例10-6 エラー: -rオプションを使用しないサービス・コマンドの実行
java -jar okvrestservices.jar -c rest.ini modify_endpoint_desc -e ORDERS -b ORDERS_HR Script or service option is required.
例10-7 エラー: 不正なパスワード
java -jar okvrestservices.jar -c rest.ini -r modify_endpoint_desc -e ORDERS -b ORDERS_HR Password: Invalid username or password. Try again after 5 seconds
例10-8 サービス・コマンドの正常な実行
java -jar okvrestservices.jar -c rest.ini -r modify_endpoint_desc -e ORDERS -b ORDERS_HR Password: [Line 0 OK] [MODIFY ENDPOINT DESC] [ORDERS:ORDERS_HR]
例10-9 ログ・ファイルのエントリ
有用なエラー・メッセージおよび使用に関するメッセージに加え、ログ・ファイルには、アクションのエントリが日付とともに記録されます。
Mar 02, 2019 7:23:55 PM com.oracle.okv.cloud.client.OKVAutomation checkpoint INFO: [Line 0 OK] [MODIFY ENDPOINT DESC] [ORDERS:ORDERS_HR]
親トピック: エラー・レポート
1つのスクリプトから複数のサービス・コマンドを実行すると、コマンドラインに加えてログ・ファイルにも結果が表示されます。
次の出力は、スクリプトから実行された成功したコマンドの結果を示しています。
例10-10 スクリプトの実行結果
java -jar okvrestservices.jar --config rest.ini --script initial_setup.api Password: [Line 1 OK] [CREATE ENDPOINT] [APP_SERVER_1:ORACLE_NON_DB:LINUX64] [Line 2 OK] [CREATE ENDPOINT] [APP_SERVER_2:ORACLE_NON_DB:LINUX64] [Line 11 OK] [CREATE WALLET] [ApplicationWallet] [Line 12 OK] [CREATE WALLET] [FinanceWallet] [Line 15 OK] [CREATE ENDPOINT GROUP] [APP_SERVER] [Line 16 OK] [CREATE ENDPOINT GROUP] [FINANCE_RAC] [Line 20 OK] [ADD EPG MEMBER] [APP_SERVER:APP_SERVER_2] [Line 22 OK] [ADD EPG MEMBER] [FINANCE_RAC:FINANCE_RAC_NODE_1] [Line 29 OK] [ADD WALLET ACCESS EPG] [APP_SERVER:ApplicationWallet:RM] [Line 30 OK] [ADD WALLET ACCESS EPG] [FINANCE_RAC:FinanceWallet:RO] [Line 31 OK] [ADD WALLET ACCESS EP] [HR_DATABASE_PRIMARY:HRWallet:RM_MW]
親トピック: エラー・レポート
有効なオプションのリストを表示する場合は、RESTfulサービス・ユーティリティokvrestservices.jarとともに-hオプションまたは--helpオプションを使用できます。
--helpオプションの使用
-bash-4.1$ java -jar okvrestservices.jar -help usage: java -jar okvrestservices.jar --config <arg> [--service <arg> |--script <arg> -A,--add <arg> User to add to wallet -c,--config <arg> System configuration file for OKV REST Services Utility -D,--delete <arg> User to delete from wallet -f,--force Confirm to delete -h,--help Display all available options -L,--listuser List all user from wallet -M,--modify <arg> User to modify from wallet -p,--pwd <arg> OKV user password -t,--twallet <arg> Wallet location -u,--usr <arg> OKV username -x,--script <arg> Script file -r,--service <arg> Service name -z,--list Display all service commands
親トピック: エラー・レポート
RESTfulサービス・コマンドのリストを表示するには、コマンドラインで-Hまたは--listを入力します。
親トピック: エラー・レポート