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Oracle® Database Appliance X6-2S and X6-2Mデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.7.0
E67091-01
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8 Oracle Appliance Manager Webコンソール

Oracle Appliance Manager Webコンソールでは、データベースを表示および作成し、ジョブ・アクティビティを表示するためのわかりやすいインタフェースが提供されます。

内容は次のとおりです。

Oracle Appliance Manager Webコンソールについて

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、データベースを表示および作成し、ジョブ・アクティビティを表示します。

Webコンソールは、Optimal Flexible Architectureガイドラインに従ったOracle Databaseをデプロイするために役立ちます。Optimal Flexible Architecture標準ではベスト・プラクティスな構成が提供され、サポートおよび維持がより簡単なデータベース・デプロイメントが保証されます。Optimal Flexible Architectureには、次のものが含まれます。

  • ディレクトリとファイルの構造化された編成、および制御ファイル、REDOログ・ファイル、その他の重要なファイルなど、重要なデータベース・ファイルの一貫性があるネーミング(データベース管理が簡略化されます)

  • 表領域の空き領域の断片化を最小にして、管理の柔軟性を最大にするための表領域のコンテンツの分離

  • Stripe and Mirror Everything (SAME)のデプロイメント(データベース・エラーから保護します)

Webコンソールには、次のタスクを実行するためのわかりやすいオプションが用意されています。

  • アプライアンスのデプロイ

  • 既存データベースの表示

  • データベースの作成

  • ジョブ・アクティビティの表示

注意:

Oracle Database Applianceに対してデータベースが最適に構成されるように、Oracle DatabaseはWebコンソールまたはコマンドライン・インタフェースを使用して作成してください。

コマンドライン・インタフェースを使用して実行できるライフサイクル・タスクは、Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースを参照してください。

Optimal Flexible Architectureの詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linuxの「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

Webコンソールを使用したデータベースの作成

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、Oracle Database Applianceにデータベースを作成します。

Webコンソールを使用して、既存の(ORACLE_HOME)にデータベースを作成することはできません。Webコンソールを使用してデータベースを作成する場合は、各データベースに対して新しいデータベース・ホームが作成されます。既存のOracle Databaseホーム(ORACLE_HOME)を使用してデータベースを作成するには、odacli create-database --dbhomeidコマンドを使用します。コマンドラインを使用してデータベースを作成する方法は、odacli create-databaseを参照してください。
  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Databases」タブをクリックします。
  4. 「Create Database」をクリックします。
  5. 次の情報を入力してデータベースを構成し、「Next」をクリックします。
    1. DB Name: データベースの名前を入力します。
      名前には英文字を含める必要があり、8文字以内にする必要があります。データベースが複数ある場合、このパラメータ値は、システムで実行中の他のデータベースと混同しないように、各インスタンスのOracleインスタンス識別子と一致する必要があります。
    2. DB Version: バージョンを選択します。
    3. CDB: データベースをコンテナ・データベース(CDB)にするかどうかによって、「Yes」または「No」を選択します。
    4. PDB Name: プラガブル・データベース(PDB)の名前を入力します。
      名前は英文字で始まる必要があります。次の文字が有効です: 英文字およびアンダースコア(_)。
    5. Configure EM Console: 「Yes」または「No」を選択します。
      Oracle Database 12.1.0.2用のOracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)コンソール、またはOracle Database 11.2.0.4用のDatabase Controlコンソールを構成する場合は「Yes」を選択します。「Yes」を選択すると、コンソールを使用してデータベースを管理できます。
    6. Characterset: 文字セットを選択します。
    7. National Characterset: 各国語文字セットを選択します。
    8. Language: データベース言語を選択します。
    9. Territory: リストからデータベースの地域または場所を選択します。
    10. Class: リストからデータベース・クラス(OLTP、DSSまたはIMDB)を選択します。
    11. Shape: リストからデータベースのシェイプを選択します。
    12. Storage Type: 「ACFS」または「ASM」を選択します。
    13. Password: パスワードを入力します。
      パスワードは英文字で始まり、30文字以内にする必要があります。引用符は使用できません。
    14. Confirm Password: 確認のためにパスワードをもう一度入力します。
  6. 「Submit」をクリックします。プロンプトが表示された場合は、「Yes」をクリックして、データベースを作成するジョブを開始することを確認します。
ジョブが発行され、ジョブへのリンクを含む確認ページが表示されます。リンクをクリックすると、ジョブの進捗、タスクおよびステータスが表示されます。ジョブ番号をクリックするとタスクが表示されます。
ジョブ確認ページを閉じた後、「Activity」タブをクリックしてジョブの進捗を監視できます。ジョブ番号をクリックすると、タスクおよびステータスの詳細が表示されます。

ジョブ・アクティビティの表示

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、ジョブ・アクティビティ、ジョブ内のタスクのステータスおよびジョブ・ステータスを表示します。

  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Activity」をクリックします。
    ジョブ・ページに、最新のジョブ、ジョブ名、ステータスおよび詳細が表示されます。ジョブ名をクリックすると、ジョブを構成するタスクなど、そのジョブに関するより詳細な情報が表示されます。