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Oracle® Enterprise Manager Cloud管理ガイド
13c リリース2
E78872-08
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38 Testing as a Serviceについて

Testing as a Service (TaaS)は、自動アプリケーション・テスト・サービスを配信するためのクラウド・ベースのプラットフォームです。

これはプライベート・クラウド用に設計されたセルフ・サービス・ソリューションであり、次の特徴があります。

Enterprise Manager Cloud Controlを介して提供されるTaaSは、品質を損なうことなくテストの時間とコストを大幅に削減することを可能にし、組織はこれを使用して、より機敏にクリティカルなビジネス・アプリケーションをユーザーに配信できます。

TaaSの主な機能は次のとおりです。

38.1 TaaSのロール

TaaSでは、3つのロール(テスト管理者、テスト設計者およびテスト実施者)が使用されます。次の各項で、これらのロールについて詳しく説明します。

38.1.1 テスト管理者

TaaSを使用すると、テスト管理者は、テスト・アクティビティのアプリケーション・インフラストラクチャの管理、セルフサービス・テストのユーザー・アクティビティの定義、およびテスト環境とテスト・アセットの管理を行うことができます。図38-1を参照してください。

図38-1 クラウド管理のテスト・アクティビティ



TaaSから、テスト管理者は、次を実行できます。

38.1.2 テスト設計者

TaaSを使用すると、テスト設計者は、テスト・アクティビティを実行するためにユーザーが使用できるテスト・アセットおよびテスト環境を作成できます。テスト設計者は、テスト・ドライバのネイティブ機能を使用して、テスト・スクリプトおよびテスト・シナリオを作成します。これらのシナリオには、実行時にどのパラメータが構成可能かが含まれています。図38-2を参照してください。

図38-2 クラウド設計者のテスト・アクティビティ



TaaSから、テスト設計者は、次を実行できます。

38.1.3 テスト実施者

TaaSを使用すると、テスト実施者は、テスト管理者が発行したテスト・アセットおよびテスト環境からテストを作成できます。テスト実施者は、テスト・アセットおよびテスト環境に基づいて試行を実行し、進行中の試行をモニターして、完了した試行の結果を分析します。テスト実施者は、パッチを環境に適用し、試行を再実行して結果を比較して、環境の変更がキー・メトリックおよびパフォーマンス全体にどのように影響するかを判断できます。図38-3を参照してください。

図38-3 クラウドのエンド・ユーザーのテスト・アクティビティ


クラウドのエンド・ユーザーのテスト・アクティビティ

TaaSから、テスト実施者は次を実行できます。