重要:
エージェント・ゴールド・イメージを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、必ずスタンドアロン管理エージェントをゴールド・イメージにサブスクライブします。スタンドアロン管理エージェントをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする方法の詳細は、エージェント・ゴールド・イメージに対する管理エージェントのサブスクライブ設定を参照してください。
中央エージェントをエージェント・ゴールド・イメージで更新することはできません。中央エージェントとは、OMSのインストールごとにデフォルトでインストールされる管理エージェントです。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージを使用して、共有エージェント(NFSエージェント)をインストール、更新またはアップグレードすることはできません。共有エージェントの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージを使用してOracle Management Agentsを更新する方法に関するデモを表示するには、次のURLにアクセスし、ビデオの開始をクリックします。
https://apexapps.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0:::24:P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:12796,1
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して管理エージェントを更新するには、次の手順に従います。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。
注意:
関連する管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージに更新する必要がある場合、関連するエージェントをすべて更新する必要があります。しかし、選択したいくつかのエージェントのみをエージェント・ゴールド・イメージに更新する場合に備えて、これをオーバーライドするオプションがあります。これを実現するには、EM_GI_MASTER_INFO
表でパラメータclosureRelated
をfalse
に設定する必要があります。
前の手順で特定の管理エージェントを含めず、ここで更新操作に含める場合には、「追加」を選択して管理エージェントを追加で指定します。
管理エージェントの更新後に、sbinディレクトリに対して変更(特にエージェント・アップグレード全体に関する変更)がある場合またはsbin固有のパッチがある場合は、管理エージェント・ホストの特権優先資格証明が管理エージェントでのroot.shスクリプトの実行に使用されます。
このような資格証明がまだ設定されていない場合は、「優先資格証明のオーバーライド」をクリックして、かわりに使用する資格証明を入力します。
「次へ」をクリックします。
また、管理エージェント・デプロイメントのメソッドを入力します。デフォルト・オプション「プッシュ」を選択する場合、OMSは管理エージェント・ソフトウェアを更新操作用に選択されたすべてのホストに転送します。ただし、かわりにOMSから管理エージェント・ソフトウェアを取得するために管理エージェントを各宛先ホストに存在させる場合は、プルを選択します。
「バッチ・サイズ」: 管理エージェント更新アクティビティは、管理エージェントがバッチで更新される方法で実行されます。バッチ・サイズは、バッチに存在する管理エージェントの数を示します。
ジョブの時間間隔: アプリケーションが現在のバッチ処理が完了したかどうかを確認するまでの時間(分)。
成功率: バッチが完了した後、次のバッチが開始するまでに更新する必要がある管理エージェントの合計数(つまり、現在の更新バッチの一部である管理エージェントと前の更新バッチの一部であった管理エージェント)の割合。
たとえば、企業内にデプロイされたエージェントが1000あり、バッチ・サイズが100に、バッチ成功率が90に設定され、エージェントは100のバッチで更新されるとします。この場合、1つのバッチが完了すると、管理エージェントの合計数の90パーセントが正常に更新された場合のみ、アプリケーションは次のバッチに移動します。
開始: 更新操作を開始する時間および更新操作を終了する時間。デフォルトでは、設定される時間は「即時」です。このコンテキストでは、OMS時間とみなされます。
期間: この期間まで更新操作を実行します。
デフォルトでは、これは選択されず、オプションです。
クリーンアップ前: 管理エージェントの更新前に、古いまたは非アクティブなエージェント・ホームをクリーンアップする場合。
クリーンアップ後: 管理エージェントの更新後に、古いまたは非アクティブなエージェント・ホームをクリーンアップする場合。
注意:
この時点でクリーンアップ・オプションを実行しない場合は、エージェント・アップグレード・コンソールを使用して後で実行できます。詳細は、古い管理エージェントのアップグレード後クリーンアップの実行を参照してください。
管理エージェントを更新するジョブがEnterprise Managerジョブ・システムに発行されます。ゴールド・エージェント・イメージ・アクティビティ・ページのアクティビティの更新タブでこのジョブのステータスを表示できます。
管理エージェントを更新するジョブがEnterprise Managerジョブ・システムに発行されます。ゴールド・エージェント・イメージ・アクティビティ・ページのアクティビティの更新タブでこのジョブのステータスを表示できます。
イメージ・バージョンを作成して管理エージェントを更新すると、Enterprise Manager Cloud Controlにより、ここで指定したイメージ・バージョン名を使用して、更新対象の管理エージェントのエージェント・ベース・ディレクトリにサブディレクトリが作成されます。
たとえば、更新対象の管理エージェントのエージェント・ベース・ディレクトリが/u01/software/em13c/agentbasedir
で、エージェント・ホームが/u01/software/em13c/agentbasedir/agent_13.2.0.0.0
の場合、イメージ・バージョン名としてOPB_BP1
と指定すると、そのイメージ・バージョンで管理エージェントを更新する際に、新しいサブディレクトリ/u01/software/em13c/agentbasedir/GoldImage_OPB_BP1/agent_13.2.0.0.0
が作成されます。
EM CLIを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンで管理エージェントを更新するには、次の手順に従います。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。
/bin
ディレクトリからEM CLIにログインします。$<ORACLE_HOME>/bin/emcli login -username=<user_name>
このコマンドを実行すると、EM CLIによってパスワードが求められます。指定したユーザー名のパスワードを入力します。
$<ORACLE_HOME>/bin/emcli sync
get_updatable_agents
動詞を実行して、特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンまたはエージェント・ゴールド・イメージを使用して更新できる管理エージェントを表示します。$<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name | -image_name [-agents="Full Agent Name"] [-versions="List of Versions"] [-groups="List of group names"] [-output_file="Location of the output file"]
[ ]
内のパラメータはオプションであることに注意してください。
注意:
-version_name
パラメータまたは-image_name
パラメータを指定する必要があります。両方指定すると、(これらのパラメータをそれぞれ個別に指定した場合の)出力が結合して表示されます。
注意:
更新できない管理エージェントのリストを表示するには、get_not_updatable_agents
動詞を実行します。
emcli get_not_updatable_agents [-version_name | -image_name]
[ ]
が付いているパラメータはオプションです。
表6-5に、特定の管理エージェント・イメージ・バージョンを使用して更新できる管理エージェントの表示でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。
表6-5 更新可能な管理エージェントの表示でサポートされているパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
このオプションは、指定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して更新できる管理エージェントを表示する場合に指定します。 |
|
このオプションは、指定のエージェント・ゴールド・イメージを使用して更新できる管理エージェントを表示する場合に指定します。 |
|
このオプションは、更新可能で、指定のバージョンである管理エージェントを表示する場合に指定します。 |
|
このオプションは、更新可能で、名前が指定の名前パターンに一致する管理エージェントを表示する場合に指定します。 |
|
このオプションは、更新可能で、名前が指定の名前パターンに一致するグループに属する管理エージェントを表示する場合に指定します。 |
|
このオプションは、更新できる管理エージェントの表示されたリストを出力ファイルに追加する場合に指定します。 |
例:
次の例では、最新のエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"
次の例では、バージョンが 12.1.0.4.0、12.1.0.5.0または13.1.0.0.0で、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストが表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -versions=" 12.1.0.4.0,12.1.0.5.0, 13.1.0.0.0"
次の例では、GROUP1またはGRP2に属し、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -groups="GROUP1,GRP2"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示し、そのリストを出力ファイル/scratch/agents_file.txt
に追加します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -output_file="/scratch/agents_file.txt"
update_agents
動詞を実行し、管理エージェントを更新するために環境を準備し、管理エージェント更新ジョブを発行します。<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -version_name | -image_name -agents="agent_names" | -input_file="agents_file:input_file_location" [-pre_script_loc="location_of_pre_script"] [-pre_script_on_oms] [-post_script_loc="location_of_post_script"] [-post_script_on_oms] [-op_name="custom_operation_name"] [-override_credential="named_credential"] [-additional_parameters] [-stage_location="custom_stage_location"] [-is_staged="true|false"] [-stage_action="push|pull"] [-batch_size] [-start_time] [-end_time] [-frequency]< [-success_rate] [-runPrecleanup] {-runPostcleanup] [-email] [-update_profile] [-profile_path]
[ ]
内のパラメータはオプションであることに注意してください。
注意:
-version_name
パラメータまたは-image_name
パラメータを指定する必要があります。また、-agents
パラメータまたは-input_file
パラメータを指定する必要があります。-agents
と-input_file
の両方を指定すると、(これらのパラメータをそれぞれ個別に指定した場合の)出力が結合して表示されます。
パラメータはすべて、-input_fileパラメータを使用してレスポンス・ファイルで渡すことができます。たとえば、-input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"
とします。
レスポンス・ファイルでは、各パラメータを新しい行に、名前/値ペアで指定する必要があります。たとえば、op_name=UPDATE_AGT_121020
コマンドラインとレスポンス・ファイルの両方で同じパラメータが渡された場合は、コマンドライン・パラメータの値が優先されます。
表6-6に、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用した管理エージェントの更新でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。
表6-6 エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用した管理エージェントの更新でサポートされているパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
管理エージェントを更新するエージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。 |
|
管理エージェントを更新するエージェント・ゴールド・イメージ。 |
|
更新する管理エージェントすべての名前。 |
|
更新対象の管理エージェントをリストするファイルへの絶対パス。 |
|
管理エージェントの更新前に実行するスクリプトへの絶対パス。 |
|
前処理スクリプトがOMSホスト上に存在することを示します。 |
|
管理エージェントの更新後に実行するスクリプトへの絶対パス。 |
|
後処理スクリプトがOMSホスト上に存在することを示します。 |
|
管理エージェント更新のカスタム操作名。 |
|
別の名前の資格証明で優先資格証明をオーバーライドします。通常、管理エージェントのOracleホームの優先資格証明が、アップグレード後に特定の管理エージェントでroot.shを実行するのに使用されます。しかし、このオプションを渡すと、その優先資格証明はオーバーライドされます。 |
|
管理エージェント更新用に渡される追加パラメータ。 |
|
管理エージェント更新用のカスタムのステージング場所。イメージがまだステージングされていない場合の必要な最小空き領域は、1GBです。イメージが事前にステージングされている場合、この場所が更新されるすべての管理エージェントからアクセスできることを確認してください。 |
|
エージェント・ゴールド・イメージがすでにステージングされている場合は、'true'に設定します。 |
|
更新対象の管理エージェントでエージェント・ゴールド・イメージをプルする場合は、'pull'に設定します。通常、エージェント・ゴールド・イメージがまだステージングされていない場合、デフォルトではエージェント・ゴールド・イメージは更新対象の管理エージェントにプッシュされます。'pull'に設定すると、かわりにエージェント・ゴールド・イメージをプルします。 |
|
更新バッチに存在する管理エージェントの数。デフォルト値は100です。 |
|
更新ジョブの開始時間。書式\"yyyy-mm-dd hh:mm:ss\"で指定します。 |
|
更新ジョブの終了時間。書式\"yyyy-mm-dd hh:mm:ss\"で指定します。 |
|
現行バッチが完了したかどうかをアプリケーションがチェックし、次のバッチを更新のためにスケジュールするまでの時間(分単位)。デフォルト値。 |
|
次のバッチの開始が許可されるまでに、前のバッチで正常に更新される必要がある管理エージェントの合計数の割合。デフォルト値は90です。 |
|
管理エージェントの更新前に古いエージェント・ホームをクリーンアップします。 |
|
管理エージェントの更新後に古いエージェント・ホームをクリーンアップします。 |
|
バッチが完了すると通知が送信される、カンマ(,)で区切られた電子メールID。 |
|
プロファイルがエージェントのOracleホームを使用して設定されていることを示します。 |
|
更新プロファイル・オプションを選択した場合、カンマ(,)で区切られたユーザー・プロファイルへの絶対パス。 |
例:
次の例では、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して、入力ファイル/scratch/agents_file.txt
にあるすべての管理エージェントを更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -input_file="agents_file:/scratch/agents_file.txt"
次の例では、/scratch/pre_script
を実行してから、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -pre_script_loc="/scratch/pre_script"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新しから、/scratch/post_script
を実行します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -post_script_loc="/scratch/post_script"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新(更新ジョブUPDATE_JOB123を作成)します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -op_name="UPDATE_JOB123"
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新し、更新後にNAMED_CRED123
を使用してroot.shを実行します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -override_credential="NAMED_CRED123"
次の例では、追加パラメータを2つ渡して、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -additional_parameters="-ignorePrereqs -newParameter"
次の例では、追加パラメータを2つ渡して、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -additional_parameters="-ignorePrereqs -newParameter"
次の例では、ゴールド・イメージをステージングせずに、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243
を更新します。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -is_staged="true"
次の例では、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243
を更新し、ゴールド・イメージがxyz.domain.com:1243:
によってプルされます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -stage_action="pull"
次の例では、管理エージェントの更新を実行し、各バッチで最大150の管理エージェントが更新されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -batch_size=150
次の例では、管理エージェントの更新を実行し、各バッチで最大150の管理エージェントが更新されます。
注意:
次のバッチは、前のバッチで管理エージェントの80%が正常に更新された場合のみ、スケジュールされます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -batch_size=150 success_rate=80
次の例では、5月7日午前10:00:00に開始し、5月8日午前10:00:00に終了するエージェント更新ジョブをスケジュールします。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -start_time="2014-05-07 10:00:00" -end_time="2014-05-08 10:00:00"
get_agent_update_status
動詞を実行して、管理エージェントの更新結果を表示します。<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name | -op_name [-agent="agent_name_pattern"] [-severity="ERROR|WARNING"] [-severity_id="severity_id"] [-status="PendingUpdateInprogress|Updatable|NotUpdatable|NotExecuted|Success|Inprogress|Failed"]
[ ]
内のパラメータはオプションであることに注意してください。
注意:
-op_name
パラメータまたは-version_name
パラメータを指定する必要があります。-severity
または-severity_id
を指定している場合、-version_name
または-statusを指定しないでください。
表6-7に、管理エージェントの更新ステータスの表示でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。
表6-7 管理エージェントの更新ステータスの表示でサポートされているパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
指定したエージェント・ゴールド・イメージ・バージョン名について発行された更新操作の詳細が表示されます。 |
|
指定した更新操作の詳細が表示されます。 |
|
指定した名前パターンを持つ管理エージェントについて発行された操作の詳細が表示されます。 |
|
指定したステータスを持つ更新操作の詳細が表示されます。 |
|
指定した重大度レベルを持つ更新操作の詳細が表示されます。 |
|
指定した重大度IDを持つ更新操作の詳細が表示されます。 |
例:
次の例では、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"
次の例では、管理エージェントxyz.domain.com:1243
およびエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、ステータスがFailed
の、管理エージェント xyz.domain.com:1243
およびエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agent="xyz.domain.com:1243" -status="Failed"
次の例では、更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123"
次の例では、管理エージェントxyz.domain.com:1243
に対する更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、ステータスがFailed
の、管理エージェントに対する更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -status="Failed"
次の例では、ステータスがFailed
の、管理エージェントxyz.domain.com:1243
に対する更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -status="Failed" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、重大度がERROR
の更新操作UPDATE_JOB123
の管理エージェントが表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR"
次の例では、重大度がWARNING
、重大度IDがROOT_RUN_CHECK
の更新操作UPDATE_JOB123
の管理エージェントが表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="WARNING" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
次の例では、重大度IDがROOT_RUN_CHECK
の更新操作UPDATE_JOB123
の管理エージェントが表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
次の例では、重大度がERROR
の管理エージェントxyz.domain.com:1243
の更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、重大度IDがROOT_RUN_CHECK
の管理エージェントxyz.domain.com:1243
の更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、重大度がWARNING
、重大度IDがROOT_RUN_CHECK
の、管理エージェントxyz.domain.com:1243
に対する更新操作UPDATE_JOB123
の詳細が表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="WARNING" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK" -agent="xyz.domain.com:1243"
次の例では、重大度がERROR
の更新操作UPDATE_JOB123
の管理エージェントが表示されます。
<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR"