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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
13c リリース2
E78887-03
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6.8 エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用したスタンドアロン管理エージェントの更新

重要:

エージェント・ゴールド・イメージを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、必ずスタンドアロン管理エージェントをゴールド・イメージにサブスクライブします。スタンドアロン管理エージェントをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする方法の詳細は、エージェント・ゴールド・イメージに対する管理エージェントのサブスクライブ設定を参照してください。

中央エージェントをエージェント・ゴールド・イメージで更新することはできません。中央エージェントとは、OMSのインストールごとにデフォルトでインストールされる管理エージェントです。

注意:

エージェント・ゴールド・イメージを使用して、共有エージェント(NFSエージェント)をインストール、更新またはアップグレードすることはできません。共有エージェントの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

注意:

エージェント・ゴールド・イメージを使用してOracle Management Agentsを更新する方法に関するデモを表示するには、次のURLにアクセスし、ビデオの開始をクリックします。

https://apexapps.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0:::24:P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:12796,1

エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新するには、次のいずれかの方法を使用します。

6.8.1 「ゴールド・エージェント・イメージ」ホームページを使用したエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンによるスタンドアロン管理エージェントの更新

エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して管理エージェントを更新するには、次の手順に従います。

注意:

エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。

注意:

関連する管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージに更新する必要がある場合、関連するエージェントをすべて更新する必要があります。しかし、選択したいくつかのエージェントのみをエージェント・ゴールド・イメージに更新する場合に備えて、これをオーバーライドするオプションがあります。これを実現するには、EM_GI_MASTER_INFO表でパラメータclosureRelatedfalseに設定する必要があります。

  1. 「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「ゴールド・エージェント・イメージ」を選択します。
  2. 目的のエージェント・ゴールド・イメージの名前をクリックします。
  3. イメージ・バージョンおよびサブスクリプションの管理をクリックします。
  4. 「サブスクリプション」タブを選択します。更新する管理エージェントを選択し、「更新」「現行バージョン」または「制限されたバージョン」の順に選択します。
  5. 管理エージェント更新ジョブのデフォルトのジョブ名を受け入れます。これは、必要に応じて変更できます。

    前の手順で特定の管理エージェントを含めず、ここで更新操作に含める場合には、「追加」を選択して管理エージェントを追加で指定します。

    管理エージェントの更新後に、sbinディレクトリに対して変更(特にエージェント・アップグレード全体に関する変更)がある場合またはsbin固有のパッチがある場合は、管理エージェント・ホストの特権優先資格証明が管理エージェントでのroot.shスクリプトの実行に使用されます。

    このような資格証明がまだ設定されていない場合は、「優先資格証明のオーバーライド」をクリックして、かわりに使用する資格証明を入力します。

    「次へ」をクリックします。

  6. デフォルトでは、「事前にステージングされたイメージ・バージョン」が選択されておらず、その場合は宛先ホストに対してローカルなステージング場所を指定します。ただし、「事前にステージングされたイメージ・バージョン」を選択する場合は、すべての管理エージェントからアクセスできるNFSマウントされた共有のステージング場所を指定します。

    また、管理エージェント・デプロイメントのメソッドを入力します。デフォルト・オプション「プッシュ」を選択する場合、OMSは管理エージェント・ソフトウェアを更新操作用に選択されたすべてのホストに転送します。ただし、かわりにOMSから管理エージェント・ソフトウェアを取得するために管理エージェントを各宛先ホストに存在させる場合は、プルを選択します。

  7. 「追加の入力」セクションで、更新操作前および更新操作後に実行するスクリプトを指定します。スクリプトがOMSホスト上に存在する場合、「OMSホスト上のスクリプト」を選択するようにしてください。さらに、更新操作で使用する追加パラメータも指定します。表6-2に、アップグレードに使用される追加のパラメータのリストを示します。
  8. 「スケジュール」セクションで、次の値を指定します。
    • 「バッチ・サイズ」: 管理エージェント更新アクティビティは、管理エージェントがバッチで更新される方法で実行されます。バッチ・サイズは、バッチに存在する管理エージェントの数を示します。

    • ジョブの時間間隔: アプリケーションが現在のバッチ処理が完了したかどうかを確認するまでの時間(分)。

    • 成功率: バッチが完了した後、次のバッチが開始するまでに更新する必要がある管理エージェントの合計数(つまり、現在の更新バッチの一部である管理エージェントと前の更新バッチの一部であった管理エージェント)の割合。

      たとえば、企業内にデプロイされたエージェントが1000あり、バッチ・サイズが100に、バッチ成功率が90に設定され、エージェントは100のバッチで更新されるとします。この場合、1つのバッチが完了すると、管理エージェントの合計数の90パーセントが正常に更新された場合のみ、アプリケーションは次のバッチに移動します。

    • 開始: 更新操作を開始する時間および更新操作を終了する時間。デフォルトでは、設定される時間は「即時」です。このコンテキストでは、OMS時間とみなされます。

    • 期間: この期間まで更新操作を実行します。

  9. 「通知」セクションで、更新ジョブ進行状況について送信先となる電子メール・アドレスを指定します。
  10. 新しい管理エージェントのOracleホームの場所でシェル・プロファイルを更新する場合は、「シェル・プロファイル」セクションで、「シェル・プロファイルの更新」を選択し、シェル・プロファイルの場所を指定します。

    デフォルトでは、これは選択されず、オプションです。

  11. 「クリーンアップ・オプション」セクションで、次を選択します。
    • クリーンアップ前: 管理エージェントの更新前に、古いまたは非アクティブなエージェント・ホームをクリーンアップする場合。

    • クリーンアップ後: 管理エージェントの更新後に、古いまたは非アクティブなエージェント・ホームをクリーンアップする場合。

      注意:

      この時点でクリーンアップ・オプションを実行しない場合は、エージェント・アップグレード・コンソールを使用して後で実行できます。詳細は、古い管理エージェントのアップグレード後クリーンアップの実行を参照してください。

    管理エージェントを更新するジョブがEnterprise Managerジョブ・システムに発行されます。ゴールド・エージェント・イメージ・アクティビティ・ページのアクティビティの更新タブでこのジョブのステータスを表示できます。

  12. 「更新」をクリックします。

    管理エージェントを更新するジョブがEnterprise Managerジョブ・システムに発行されます。ゴールド・エージェント・イメージ・アクティビティ・ページのアクティビティの更新タブでこのジョブのステータスを表示できます。

    イメージ・バージョンを作成して管理エージェントを更新すると、Enterprise Manager Cloud Controlにより、ここで指定したイメージ・バージョン名を使用して、更新対象の管理エージェントのエージェント・ベース・ディレクトリにサブディレクトリが作成されます。

    たとえば、更新対象の管理エージェントのエージェント・ベース・ディレクトリが/u01/software/em13c/agentbasedirで、エージェント・ホームが/u01/software/em13c/agentbasedir/agent_13.2.0.0.0の場合、イメージ・バージョン名としてOPB_BP1と指定すると、そのイメージ・バージョンで管理エージェントを更新する際に、新しいサブディレクトリ/u01/software/em13c/agentbasedir/GoldImage_OPB_BP1/agent_13.2.0.0.0が作成されます。

6.8.2 EM CLIを使用したエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンによる管理エージェントの更新

EM CLIを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンで管理エージェントを更新するには、次の手順に従います。

注意:

エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。

  1. OMSのOracleホーム内にある/binディレクトリからEM CLIにログインします。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli login -username=<user_name>
    

    このコマンドを実行すると、EM CLIによってパスワードが求められます。指定したユーザー名のパスワードを入力します。

  2. EM CLIを同期します。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli sync
    
  3. get_updatable_agents動詞を実行して、特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンまたはエージェント・ゴールド・イメージを使用して更新できる管理エージェントを表示します。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents
    -version_name  | -image_name
    [-agents="Full Agent Name"]
    [-versions="List of Versions"]
    [-groups="List of group names"]
    [-output_file="Location of the output file"]
     

    [ ]内のパラメータはオプションであることに注意してください。

    注意:

    -version_nameパラメータまたは-image_nameパラメータを指定する必要があります。両方指定すると、(これらのパラメータをそれぞれ個別に指定した場合の)出力が結合して表示されます。

    注意:

    更新できない管理エージェントのリストを表示するには、get_not_updatable_agents動詞を実行します。

    emcli get_not_updatable_agents 
            [-version_name  | -image_name] 
     

    [ ]が付いているパラメータはオプションです。

    表6-5に、特定の管理エージェント・イメージ・バージョンを使用して更新できる管理エージェントの表示でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。

    表6-5 更新可能な管理エージェントの表示でサポートされているパラメータ

    パラメータ 説明

    -version_name

    このオプションは、指定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して更新できる管理エージェントを表示する場合に指定します。

    -image_name

    このオプションは、指定のエージェント・ゴールド・イメージを使用して更新できる管理エージェントを表示する場合に指定します。

    -versions

    このオプションは、更新可能で、指定のバージョンである管理エージェントを表示する場合に指定します。

    -agents

    このオプションは、更新可能で、名前が指定の名前パターンに一致する管理エージェントを表示する場合に指定します。

    -groups

    このオプションは、更新可能で、名前が指定の名前パターンに一致するグループに属する管理エージェントを表示する場合に指定します。

    -output_file

    このオプションは、更新できる管理エージェントの表示されたリストを出力ファイルに追加する場合に指定します。

    例:

    • 次の例では、最新のエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"
      
    • 次の例では、バージョンが 12.1.0.4.0、12.1.0.5.0または13.1.0.0.0で、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストが表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -versions=" 12.1.0.4.0,12.1.0.5.0, 13.1.0.0.0"
      
    • 次の例では、GROUP1またはGRP2に属し、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -groups="GROUP1,GRP2"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントのリストを示し、そのリストを出力ファイル/scratch/agents_file.txtに追加します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_updatable_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -output_file="/scratch/agents_file.txt"
      
  4. update_agents動詞を実行し、管理エージェントを更新するために環境を準備し、管理エージェント更新ジョブを発行します。
    <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents 
            -version_name | -image_name  
            -agents="agent_names" | -input_file="agents_file:input_file_location" 
            [-pre_script_loc="location_of_pre_script"]
            [-pre_script_on_oms]
            [-post_script_loc="location_of_post_script"]
            [-post_script_on_oms]
            [-op_name="custom_operation_name"]
            [-override_credential="named_credential"]
            [-additional_parameters]
            [-stage_location="custom_stage_location"]
            [-is_staged="true|false"]
            [-stage_action="push|pull"]
            [-batch_size]
            [-start_time]
            [-end_time]
            [-frequency]<
            [-success_rate] 
            [-runPrecleanup]
            {-runPostcleanup]
            [-email]
            [-update_profile]
            [-profile_path]
    

    [ ]内のパラメータはオプションであることに注意してください。

    注意:

    -version_nameパラメータまたは-image_nameパラメータを指定する必要があります。また、-agentsパラメータまたは-input_fileパラメータを指定する必要があります。-agents-input_fileの両方を指定すると、(これらのパラメータをそれぞれ個別に指定した場合の)出力が結合して表示されます。

    パラメータはすべて、-input_fileパラメータを使用してレスポンス・ファイルで渡すことができます。たとえば、-input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"とします。

    レスポンス・ファイルでは、各パラメータを新しい行に、名前/値ペアで指定する必要があります。たとえば、op_name=UPDATE_AGT_121020

    コマンドラインとレスポンス・ファイルの両方で同じパラメータが渡された場合は、コマンドライン・パラメータの値が優先されます。

    表6-6に、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用した管理エージェントの更新でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。

    表6-6 エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用した管理エージェントの更新でサポートされているパラメータ

    パラメータ 説明

    -version_name

    管理エージェントを更新するエージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。

    -image_name

    管理エージェントを更新するエージェント・ゴールド・イメージ。

    -agents

    更新する管理エージェントすべての名前。

    -input_file

    更新対象の管理エージェントをリストするファイルへの絶対パス。

    -pre_script_loc

    管理エージェントの更新前に実行するスクリプトへの絶対パス。

    -pre_script_on_oms

    前処理スクリプトがOMSホスト上に存在することを示します。

    -post_script_loc

    管理エージェントの更新後に実行するスクリプトへの絶対パス。

    -post_script_on_oms

    後処理スクリプトがOMSホスト上に存在することを示します。

    -op_name

    管理エージェント更新のカスタム操作名。

    -override_credential

    別の名前の資格証明で優先資格証明をオーバーライドします。通常、管理エージェントのOracleホームの優先資格証明が、アップグレード後に特定の管理エージェントでroot.shを実行するのに使用されます。しかし、このオプションを渡すと、その優先資格証明はオーバーライドされます。

    -additional_parameters

    管理エージェント更新用に渡される追加パラメータ。

    -stage_location

    管理エージェント更新用のカスタムのステージング場所。イメージがまだステージングされていない場合の必要な最小空き領域は、1GBです。イメージが事前にステージングされている場合、この場所が更新されるすべての管理エージェントからアクセスできることを確認してください。

    -is_staged

    エージェント・ゴールド・イメージがすでにステージングされている場合は、'true'に設定します。

    -stage_action

    更新対象の管理エージェントでエージェント・ゴールド・イメージをプルする場合は、'pull'に設定します。通常、エージェント・ゴールド・イメージがまだステージングされていない場合、デフォルトではエージェント・ゴールド・イメージは更新対象の管理エージェントにプッシュされます。'pull'に設定すると、かわりにエージェント・ゴールド・イメージをプルします。

    -batch_size

    更新バッチに存在する管理エージェントの数。デフォルト値は100です。

    -start_time

    更新ジョブの開始時間。書式\"yyyy-mm-dd hh:mm:ss\"で指定します。

    -end_time

    更新ジョブの終了時間。書式\"yyyy-mm-dd hh:mm:ss\"で指定します。

    -frequency

    現行バッチが完了したかどうかをアプリケーションがチェックし、次のバッチを更新のためにスケジュールするまでの時間(分単位)。デフォルト値。

    -success_rate

    次のバッチの開始が許可されるまでに、前のバッチで正常に更新される必要がある管理エージェントの合計数の割合。デフォルト値は90です。

    -runPrecleanup

    管理エージェントの更新前に古いエージェント・ホームをクリーンアップします。

    -runPostcleanup

    管理エージェントの更新後に古いエージェント・ホームをクリーンアップします。

    -email

    バッチが完了すると通知が送信される、カンマ(,)で区切られた電子メールID。

    -update_profile

    プロファイルがエージェントのOracleホームを使用して設定されていることを示します。

    -profile_path

    更新プロファイル・オプションを選択した場合、カンマ(,)で区切られたユーザー・プロファイルへの絶対パス。

    例:

    • 次の例では、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して、入力ファイル/scratch/agents_file.txtにあるすべての管理エージェントを更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -input_file="agents_file:/scratch/agents_file.txt"
      
    • 次の例では、/scratch/pre_scriptを実行してから、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -pre_script_loc="/scratch/pre_script"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新しから、/scratch/post_scriptを実行します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -post_script_loc="/scratch/post_script"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新(更新ジョブUPDATE_JOB123を作成)します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -op_name="UPDATE_JOB123"
      
    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新し、更新後にNAMED_CRED123を使用してroot.shを実行します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -override_credential="NAMED_CRED123"
      
    • 次の例では、追加パラメータを2つ渡して、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agents="xyz.domain.com:1243" -additional_parameters="-ignorePrereqs -newParameter"
      
    • 次の例では、追加パラメータを2つ渡して、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -additional_parameters="-ignorePrereqs -newParameter"
      
    • 次の例では、ゴールド・イメージをステージングせずに、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243を更新します。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -is_staged="true"
      
    • 次の例では、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新のエージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243を更新し、ゴールド・イメージがxyz.domain.com:1243:によってプルされます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -stage_action="pull"
      
    • 次の例では、管理エージェントの更新を実行し、各バッチで最大150の管理エージェントが更新されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -batch_size=150
      
    • 次の例では、管理エージェントの更新を実行し、各バッチで最大150の管理エージェントが更新されます。

      注意:

      次のバッチは、前のバッチで管理エージェントの80%が正常に更新された場合のみ、スケジュールされます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -batch_size=150 success_rate=80
      
    • 次の例では、5月7日午前10:00:00に開始し、5月8日午前10:00:00に終了するエージェント更新ジョブをスケジュールします。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli update_agents -image_name="OPC_AGT_ADC_POD" -agents="xyz.domain.com:1243" -start_time="2014-05-07 10:00:00" -end_time="2014-05-08 10:00:00"
      
  5. get_agent_update_status動詞を実行して、管理エージェントの更新結果を表示します。
    <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status 
            -version_name | -op_name 
            [-agent="agent_name_pattern"] 
            [-severity="ERROR|WARNING"] 
            [-severity_id="severity_id"] 
            [-status="PendingUpdateInprogress|Updatable|NotUpdatable|NotExecuted|Success|Inprogress|Failed"]
    

    [ ]内のパラメータはオプションであることに注意してください。

    注意:

    -op_nameパラメータまたは-version_nameパラメータを指定する必要があります。-severityまたは-severity_idを指定している場合、-version_nameまたは-statusを指定しないでください。

    表6-7に、管理エージェントの更新ステータスの表示でサポートされているパラメータとその説明をまとめます。

    表6-7 管理エージェントの更新ステータスの表示でサポートされているパラメータ

    パラメータ 説明

    -version_name

    指定したエージェント・ゴールド・イメージ・バージョン名について発行された更新操作の詳細が表示されます。

    -op_name

    指定した更新操作の詳細が表示されます。

    -agent

    指定した名前パターンを持つ管理エージェントについて発行された操作の詳細が表示されます。

    -status

    指定したステータスを持つ更新操作の詳細が表示されます。

    -severity

    指定した重大度レベルを持つ更新操作の詳細が表示されます。

    -severity_id

    指定した重大度IDを持つ更新操作の詳細が表示されます。

    例:

    • 次の例では、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"
      
    • 次の例では、管理エージェントxyz.domain.com:1243およびエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agent="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、ステータスがFailedの、管理エージェント xyz.domain.com:1243 およびエージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEについて発行された更新操作の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -agent="xyz.domain.com:1243" -status="Failed"
      
    • 次の例では、更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123"
      
    • 次の例では、管理エージェントxyz.domain.com:1243に対する更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -agent="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、ステータスがFailedの、管理エージェントに対する更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -status="Failed"
      
    • 次の例では、ステータスがFailedの、管理エージェントxyz.domain.com:1243に対する更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status -op_name="UPDATE_JOB123" -status="Failed" -agent="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、重大度がERRORの更新操作UPDATE_JOB123の管理エージェントが表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR"
      
    • 次の例では、重大度がWARNING、重大度IDがROOT_RUN_CHECKの更新操作UPDATE_JOB123の管理エージェントが表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="WARNING" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
      
    • 次の例では、重大度IDがROOT_RUN_CHECKの更新操作UPDATE_JOB123の管理エージェントが表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
      
    • 次の例では、重大度がERRORの管理エージェントxyz.domain.com:1243の更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR"  -agent="xyz.domain.com:1243"	
      
    • 次の例では、重大度IDがROOT_RUN_CHECKの管理エージェントxyz.domain.com:1243の更新操作UPDATE_JOB123 の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"  -agent="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、重大度がWARNING、重大度IDがROOT_RUN_CHECKの、管理エージェントxyz.domain.com:1243に対する更新操作UPDATE_JOB123の詳細が表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="WARNING" -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"  -agent="xyz.domain.com:1243"
      
    • 次の例では、重大度がERRORの更新操作UPDATE_JOB123の管理エージェントが表示されます。

      <ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_update_status  -op_name="UPDATE_JOB123" -severity="ERROR"