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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
13c リリース2
E78887-03
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6.5 特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを現在のバージョンとして設定

企業内の管理エージェントの標準化に使用するエージェント・ゴールド・イメージの最新バージョンをエージェント・ゴールド・イメージの現行バージョンと呼びます。

エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンが作成されると、ドラフト・バージョンとしてマークされます。エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定することは、ゴールド・イメージ・バージョンが管理エージェントの一括デプロイまたは一括更新に使用する準備ができていることを意味します。イメージが「アクティブ(現在)」に設定されると、ドラフト・バージョンまたは制限されたバージョンに戻せません。

エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定するには、次のいずれかの方法を使用します。

6.5.1 「ゴールド・エージェント・イメージ」ホームページを使用した特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを現在のバージョンとして設定

エージェント・ゴールド・イメージ・ドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定するには、次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「ゴールド・エージェント・イメージ」を選択します。
  2. 目的のエージェント・ゴールド・イメージの名前をクリックします。
  3. イメージ・バージョンおよびサブスクリプションの管理をクリックします。
  4. バージョンとドラフト・タブを選択します。現在のバージョンとして設定するゴールド・イメージ・バージョンを選択して、「現行バージョンの設定」をクリックします。

    エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンを現行バージョンに昇格させるジョブがEnterprise Managerジョブ・システムに発行されます。ゴールド・エージェント・イメージ・アクティビティ・ページのイメージ・アクティビティ・タブでこのジョブのステータスを表示できます。

6.5.2 EM CLIを使用して特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを現在のバージョンとして設定

EM CLIを使用して特定のエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを現行バージョンとして設定するには、次の手順に従います。

  1. OMSのOracleホーム内にある/binディレクトリからEM CLIにログインします。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli login -username=<user_name>
    

    このコマンドを実行すると、EM CLIによってパスワードが求められます。指定したユーザー名のパスワードを入力します。

  2. EM CLIを同期します。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli sync
    
  3. promote_gold_agent_image動詞を実行して、エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを「現行」成熟度レベルに昇格させます。
    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli promote_gold_agent_image         
    -version_name="gold_image_version_name"       
     -maturity="Current/Restricted/Draft"
     

    -version_nameパラメータは、昇格するエージェント・ゴールド・イメージを定義します。

    -maturityパラメータはゴールド・イメージの成熟度レベルを定義します。

    たとえば、エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13を「現行」成熟度レベルに昇格させるには、次を実行します。

    $<ORACLE_HOME>/bin/emcli promote_gold_agent_image  -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13 -maturity=Current