この章では、各ブラックアウト・ビューとその列について説明します。ブラックアウトでは、メンテナンス操作を実行するために1つ以上のターゲットのモニタリングを一時停止できます。内容は次のとおりです。
ビューを使用する方法の例は、「例」を参照してください。
MGMT$BLACKOUT_HISTORYビューには、管理対象ターゲットについてブラックアウト状態の変化の履歴ログが表示されます。また、ビューを使用して、特定の期間についてブラックアウト期間にあったターゲットのリストを生成できます。
表2-1 MGMT$BLACKOUT_HISTORY
| 列 | 説明 | 
|---|---|
BLACKOUT_NAME  | 
ブラックアウトの名前  | 
CREATED_BY  | 
ブラックアウトを作成したEnterprise Manager管理者  | 
BLACKOUT_GUID  | 
ブラックアウトの一意のグローバル識別子(GUID)  | 
START_TIME  | 
管理対象ターゲットのブラックアウト期間の開始  | 
END_TIME  | 
管理対象ターゲットのブラックアウト期間の終了。ターゲットが現在ブラックアウト期間の場合、END_TIMESTAMPの日付はNULLになります。  | 
TARGET_NAME  | 
メトリックが収集されたターゲットの名前。ターゲット名は、管理リポジトリ内の管理対象ターゲットを一意に識別します。通常、ターゲット名には、システムまたはデータベース管理者によって提供された管理対象エンティティの名前が含まれます。  | 
TARGET_TYPE  | 
ターゲットのタイプとして、データベース、ホスト、Webサーバー、アプリケーションまたはアプリケーション・サーバーがあります。管理エージェントで収集定義を定義する人がターゲット・タイプを定義します。ターゲット・タイプは、管理リポジトリ内の管理対象ターゲットについて収集されるメトリックのセットを定義します。  | 
STATUS  | 
ブラックアウトの現在のステータス ステータス値は次のとおりです。 
  | 
使用上の注意
このビューを使用した問合せでtarget_name、target_type、start_timestampまたはend_timestampが参照されている場合、その問合せでは索引が使用されます。
通常、このビューを使用して取得されたブラックアウト履歴情報は、target_name、target_typeおよびstart_timestampの順でソートされます。
MGMT$BLACKOUTSビューには、すべてのブラックアウト定義情報が現在のスケジュールとともに表示されます。
表2-2 MGMT$BLACKOUTS
| 列 | 説明 | 
|---|---|
BLACKOUT_NAME  | 
ブラックアウトの名前  | 
BLACKOUT_GUID  | 
ブラックアウトの一意のグローバル識別子(GUID)  | 
REASON  | 
ブラックアウトの目的。理由は、レポート所有者が事前定義済リストから選択します。  | 
DESCRIPTION  | 
ブラックアウトに関する詳細情報  | 
STATUS  | 
ブラックアウトの現在のステータス ステータス値は次のとおりです。 
  | 
CREATED_BY  | 
ブラックアウトを作成した管理者。ブラックアウトがEnterprise Managerコマンドライン・インタフェースを使用して作成された場合、CREATED_BYはブラックアウト所有者としてSYSTEMを返します。  | 
LAST_START_TIME  | 
ブラックアウトが前回正常に開始した時刻  | 
LAST_END_TIME  | 
ブラックアウトが前回正常に終了した時刻  | 
SCHEDULED_TIME  | 
使用可能な値は次のとおりです。 
  | 
SCHEDULE_START_TIME  | 
ブラックアウトの開始がスケジュールされる時刻。  | 
SCHEDULE_END_TIME  | 
ブラックアウトが終了するようスケジュールされている時刻  | 
DURATION  | 
ブラックアウトの期間(分)  |