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Oracle® Enterprise Manager HP Service Manager Version 9 Connectorインストレーションおよび構成ガイド
for Enterprise Manager Cloud Control 13c リリース2
E94906-02
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5.5 チケット・テンプレートの変更

テンプレートは、入力XML形式を出力XML形式に変換するXSLTファイルです。マッピングを変更するには、変換される入力XML形式と、テンプレートによって生成される出力XMLを理解する必要があります。入力ドキュメントは、Enterprise Managerのインシデント情報を含むXMLドキュメントです。出力ドキュメントは、HP Service Manager Webサービスに送信されるリクエストです。出力XMLドキュメントは、Service Manager IncidentManagement WSDLで指定されるデータ形式に準拠している必要があります。

Enterprise Managerのインシデントの形式では、Enterprise Managerにより生成されるインシデント・データの形式の詳細を示しています。HP Service Manager WSDL形式では、あらかじめ用意されているIncidentManagement Service Manager Webサービスで必要なXML形式の詳細を示しています。Service Manager Webサービスはカスタマイズできるため、実際の環境で使用している形式は大幅に異なる場合があります。

カスタム・テンプレート・ファイルを変更する手順は、次のとおりです。

  1. HP Service Manager WSDL形式で、変更するService Managerのフィールドの名前を確認します。フィールドの順序が重要であるため、新規フィールドを追加する必要がある場合は、フィールドを配置する位置に注意してください。
  2. インシデントからのデータを使用する予定の場合は、Enterprise Managerのインシデントの形式で、マッピングで使用するフィールドを確認してください。Enterprise Managerのインシデントの例には、Enterprise ManagerのどのデータがXMLドキュメントに含まれているかを確認する場合に非常に役立つサンプル・トランザクションが示されています。
  3. テキスト・エディタまたはXSLTファイルを作成するためのユーティリティで、カスタム・テンプレート・ファイルを開きます。
  4. カスタム・テンプレート・ファイルに必要な変更を加えて保存します。
  5. 変更が非常に単純な場合を除き、Enterprise Managerのインシデントの例のサンプル・データを使用して変更内容をテストする必要があります。これには、XSLT変換を実行するユーティリティが必要です。