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Oracle® Enterprise Manager HP Service Manager Version 9 Connectorインストレーションおよび構成ガイド
for Enterprise Manager Cloud Control 13c リリース2
E94906-02
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5.6 カスタム・テンプレートの例

この項では、カスタム・テンプレートを作成するために必要な操作を、例を使用して順を追って説明します。最初の例は、デフォルト・テンプレートですでに指定されているフィールドの値を変更する単純な例です。2番目の例はより複雑で、デフォルト・テンプレートに含まれていないフィールドを移入します。

5.6.1 例1

この例では、顧客の環境ではデフォルトのマッピングが機能しないことがわかりました。顧客は、Enterprise Managerが報告するすべてのインシデントを処理するTier 1 Supportという名前の新しい割当てグループを作成しました。使用する環境ではバージョン9が実行され、Enterprise Managerでインシデントがクリアされた後、Service Managerでそのインシデントをクローズする必要があります。また、テンプレートを保持するために、OMSサーバー・システムの一時ディレクトリ(/home/oracle/custom_templates)も作成しました。

顧客の要件に対応するカスタム・テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 管理コネクタの「更新」ページに移動し、HPSM 9コネクタをエクスポートします。

  2. 後で使用するために、「エクスポート・ステップ」ウィンドウに示されている最初のEM CLIコマンドをコピーします。

    emcli export_update -id=DD4E9161C5E7129F9641447FB4F0497B -omslocal -dir=<dirname>
    
  3. OMSサーバー・システムでコマンド・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを一時ディレクトリに変更します。

    cd /home/oracle/custom_templates
    
  4. EM CLIにログインします。

    emcli login -username=sysman
    
  5. ステップ1のEM CLIコマンドを実行して、.zipファイルを一時ディレクトリにエクスポートします。

    emcli export_update -id=DD4E9161C5E7129F9641447FB4F0497B -omslocal -dir=/home/oracle/custom_templates
    
  6. .zipファイルから、コネクタ.jarファイルを抽出します。

    unzip *.zip archives/*connector.jar
    
  7. .jarファイルから、テンプレート・ファイルを抽出します。

    $JAVA_HOME/bin/jar xf archives/*.jar templates
    
  8. 変更するために、デフォルト・テンプレートをカスタム・テンプレート・ファイルにコピーします。

    cd templates
    
    cp ServiceManager_9_Default_Incident_AutoClose.xsl Tier1_Support_AutoClose.xsl
    
  9. カスタム・テンプレート・ファイルをテキスト・エディタで開き、AssignmentGroupノードに対し、次に示す変更を加えます。

    変更前

    <m:AssignmentGroup>Service Desk</m:AssignmentGroup>
    

    変更後

    <m:AssignmentGroup>Tier1 Support</m:AssignmentGroup>
    

    これは重要な変更ではないため、テストをスキップできます。

  10. OMSサーバー・システムで、次のコマンドを実行して新しいカスタム・テンプレートを登録します。

    emctl register_template connector
    -t /home/oracle/custom_templates/templates/Tier1_Support_AutoClose.xsl
    -repos_pwd sysmanpass
    -cname "HPSM 9"
    -iname "Tier1SupportAutoClose"
    -tname "Tier1 Support AutoClose"
    -ttype 2
    -d "Template to set assignment group to Tier1 Support"
    

5.6.2 例2

この例では、顧客は次の追加フィールドへの移入を希望しています。

  • Affected Item - このフィールドには、ターゲット・プロパティからターゲット・ホスト情報が移入されます。

  • Location - このフィールドには、ターゲット・プロパティから場所情報が移入されます。

  • Target URL - これは、Enterprise ManagerインシデントからのターゲットURLを保持するために、顧客のWebサービスに追加された新しいカスタム・フィールドです。

使用する環境ではバージョン9が実行され、Enterprise Managerでインシデントがクリアされた後、Service Managerでそのインシデントをクローズする必要があります。また、テンプレートを保持するために、OMSサーバー・システムの一時ディレクトリ(/home/oracle/custom_templates)も作成しました。

顧客の要件に対応するカスタム・テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 管理コネクタの「更新」ページに移動し、HPSM 9コネクタをエクスポートします。

  2. 後で使用するために、「エクスポート・ステップ」ウィンドウに示されている最初のEM CLIコマンドをコピーします。

    emcli export_update -id=C5289206C5A5A84AF82C49821C8F2931 -omslocal -dir=<dirname>
    
  3. OMSサーバー・システムでコマンド・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを一時ディレクトリに変更します。

    cd /home/oracle/custom_templates
    
  4. EM CLIにログインします。

    emcli login -username=sysman
    
  5. ステップ1のEM CLIコマンドを実行して、.zipファイルを一時ディレクトリにエクスポートします。

    emcli export_update -id=C5289206C5A5A84AF82C49821C8F2931 -omslocal -dir=/home/oracle/custom_templates
    
  6. .zipファイルから、コネクタ.jarファイルを抽出します。

    unzip *.zip archives/*connector.jar
    
  7. .jarファイルから、テンプレート・ファイルを抽出します。

    $JAVA_HOME/bin/jar xf archives/*.jar templates
    
  8. 変更するために、デフォルト・テンプレートをカスタム・テンプレート・ファイルにコピーします。

    cd templates
    
    cp ServiceManager_9_Default_Incident_AutoClose.xsl Target_Info_AutoClose.xsl
    
  9. カスタム・テンプレート・ファイルをテキスト・エディタで開き、次に示す変更を加えます。変更は太字で示しています。新しいフィールドが、WSDLで定義されている適切な順序で追加されていることに注目してください。

    変更前

    <m:AssignmentGroup>Service Desk</m:AssignmentGroup>
     
    . . .
     
    <m:Impact>1</m:Impact>
     
    . . .
     
    <m:OracleConnectorId><xsl:value-of select="ns0:ConnectorGUID"/></m:OracleConnectorId>
    

    変更後

    <m:AssignmentGroup>Service Desk</m:PrimaryAssignmentGroup>
    <xsl:for-each select="ns0:SystemAttributes/ns0:SourceInfo/ns0:TargetInfo/ns0:TargetProperty">
        <xsl:if test="./ns0:Name = 'Target_Host'">
         <m:AffectedItem><xsl:value-of select="./ns0:Value"/></m:AffectedItem>
       </xsl:if>
    </xsl:for-each>
     
    . . .
     
    <m:Impact>1</m:Impact>
    <xsl:for-each select="ns0:SystemAttributes/ns0:SourceInfo/ns0:TargetInfo/ns0:TargetProperty">
        <xsl:if test="./ns0:Name = 'Location'">
            <m:Location><xsl:value-of select="./ns0:Value"/></m:Location>
        </xsl:if>
    </xsl:for-each>
     
    . . .
     
    <m:OracleConnectorId><xsl:value-of select="ns0:ConnectorGUID"/></m:OracleConnectorId>
    <m:TargetURL><xsl:value-of 
    select="ns0:SystemAttributes/ns0:SourceInfo/ns0:TargetInfo/ns0:TargetURL"/></m:TargetURL>
    
  10. テストを設定するために、create.xmlファイルを作成し、そのファイルをテキスト・エディタで開きます。

  11. Enterprise Managerのインシデントの例作成の例の項にある、XMLドキュメントの内容をcreate.xmlファイルにコピーして保存します。

  12. create.xmlファイルを入力XMLドキュメントとして使用し、XSLT変換を実行するユーティリティを使用して、新しいテンプレートをテストします。

  13. 出力XMLドキュメントを調べて、結果が適切であることを確認します。

    注意:

    XMLクライアントを使用してXML出力ドキュメントを管理サーバーのWebサービスに送信し、ドキュメントの形式がService Managerによって受け入れられることを確認することもできます。

  14. XMLドキュメントに問題がある場合は、必要な修正を加え、ステップ12および13を繰り返します。

  15. OMSサーバー・システムで、次のコマンドを実行して新しいカスタム・テンプレートを登録します。

    emctl register_template connector
    -t /home/oracle/custom_templates/templates/Target_Info_AutoClose.xsl
    -repos_pwd sysmanpass
    -cname "HPSM 9"
    -iname "TargetInfoAutoClose"
    -tname "Target Info AutoClose"
    -ttype 2
    -d "Template to set target fields"