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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド
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E82969-01
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出力オプションの設定

「出力」タブには、「出力」「宛先」の2つのリージョンがあります。スケジュールした各ジョブには、異なる特徴を持つ複数の出力ファイルを指定できます。各出力ファイルに異なる宛先を指定できます。

次の図に、「出力」タブを示します。

オプションについては、「出力」タブのオプションの表で説明します。

オプション 説明

出力先および配信先を決定するには、バースティング定義を使用します

バースティング定義を使用してレポートの出力と配信を設定する場合は、このオプションを有効にします。選択すると、このページの他のすべてのフィールドは無効になります。このオプションは、レポートでバースティングが有効になっている場合にのみ使用できます。レポートのバースティングの詳細は、バースティング・ジョブの作成を参照してください。

出力をパブリックに設定

このレポートにアクセスする権限を持つすべてのユーザーがこのジョブの出力を使用できるようにする場合は、このオプションを有効にします。アクセス権を持つユーザーは、「レポート・ジョブ履歴」ページからレポートを表示できます。

再公開用にデータを保存

このジョブ用に生成されたXMLデータを保存する場合は、このオプションを有効にします。保存したデータに「レポート・ジョブ履歴」ページからアクセスすると(レポート・ジョブ履歴と保存された出力の表示を参照)、新しいレイアウトや出力オプションを選択してそのデータを再公開できます。

出力の追加

この表で説明されている「出力」の表のフィールドを使用して、出力をジョブに追加します。

出力表を使用すると、出力フォーマット、ロケール、タイムゾーンおよびカレンダを組み合せた1つまたは複数のレイアウトで複数のレポート・ドキュメントを作成できます。

次の表では、「出力」の表のフィールドについて説明します。

フィールド 説明

名前

この出力の名前を入力します。

レイアウト

この出力に適用するレイアウトを選択します。

書式

ドキュメントの出力フォーマットを選択します。出力フォーマットとは、PDF、HTML、Excelなど、生成されるドキュメントのタイプです。ここで使用できるオプションは、レポート定義で指定されているものです。

ロケール

このレポート出力に対応する言語と地域の組合せを選択します。このフィールドは、デフォルトで、ユーザーの「プリファレンス」に定義されている「レポート・ロケール」に設定されます(アカウントのプリファレンス設定とグループの表示を参照)。

選択されているロケールの翻訳がレイアウトに用意されていない場合は、BI Publisherによってロケールのフォールバック・ロジックが適用され、レイアウトが選択されます。詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイドのロケール選択ロジックを参照してください。

適切な数値と日付の書式は、テンプレート翻訳と関係なく適用されます。

タイムゾーン

このレポート出力に使用するタイムゾーンを選択します。タイムゾーンは、デフォルトで、ユーザーの「プリファレンス」に定義されているタイムゾーンに設定されます(アカウントのプリファレンス設定とグループの表示を参照)。

カレンダ

この出力に使用するカレンダを選択します。

出力の保存

レポート出力を保存する場合は、このボックスを選択します。「レポート・ジョブ履歴」ページからレポートを表示するには、このオプションを選択する必要があります。

  1. レポート・ビューアの既存のレポートから、「アクション」「スケジュール」の順に選択します。
  2. 「レポート・ジョブのスケジュール」で、「出力」タブをクリックします。
  3. 「出力」タブで、「+」をクリックして出力を追加します。
  4. 「名前」に出力の名前を入力します。
  5. 「レイアウト」「書式」「ロケール」「タイムゾーン」および「カレンダ」 lists.のリストから、使用するオプションを選択します。
  6. 「出力の保存」をクリックします。

レポート出力への宛先タイプの追加

レポートの「宛先」リージョンに配信の詳細を入力してレポートを複数の宛先に配信するには、次の手順を使用します。

配信サーバーは、「管理」ページで設定します。詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドの配信先の設定を参照してください。

詳細は、レポート・ジョブ履歴と保存された出力の表示を参照してください。

  1. レポート・ビューアの既存のレポートから、「アクション」「スケジュール」の順に選択します。
  2. 「レポート・ジョブのスケジュール」で、「出力」タブをクリックします。
  3. 「出力」タブで宛先を開き、「宛先タイプ」リストから宛先タイプを選択します。

    管理者によって設定された宛先タイプのみが、「宛先タイプ」リストに表示されます。

  4. 宛先ごとに、「出力」リストから、宛先に送信するドキュメントを選択します。
  5. 「宛先の追加」をクリックして、レポート・ドキュメントを複数の宛先に配信します。
  6. 「出力の保存」を選択し、「レポート・ジョブ履歴」ページから出力を表示します。

レポート出力の宛先タイプ

次の詳細を使用して、「レポート・ジョブのスケジュール」ページで、レポートの出力の宛先タイプを選択および定義します。

選択できるのは、管理者によって構成された宛先タイプのみです。レポートの出力には、複数の宛先を追加できます。

宛先タイプ 説明
電子メール

カンマで区切った複数の電子メール・アドレスを入力します。レポートに含める「メッセージ」テキストがあれば、入力します。

メッセージ・テキストの書式設定には、フォント、リスト、表のセル、ハイパーリンクおよび埋込みGIFイメージなど、HTML 4の要素を使用できます。

プリンタ

「プリンタ・グループ」と「プリンタ」を選択して「印刷部数」を入力し、「片面」または両面(このオプションを有効にするには、プリンタが両面印刷をサポートしている必要があります)を選択します。必要に応じて、プリンタでレポートを印刷する「デフォルト・トレイ」、および「印刷範囲」ページを選択します。

FAX

レポートを配信するための「FAXサーバー」を選択し、レポート送信先の「FAX番号」を入力します。

FTP

「FTP」を選択する場合、有効なユーザー名パスワードを資格証明として入力する必要があります。

次のプロパティを指定します。

  • リモート・ディレクトリ

    (必須)配信ディレクトリの場所を入力します(例: /pub/)。

    ドキュメントをユーザーのホーム・ディレクトリに配信するには、「.」(ピリオド)を入力します。

  • リモート・ファイル名

    (必須)リモート・サーバーでBI Publisherによって配信ドキュメントに割り当てられるファイル名を入力します(例: myreport.pdf)。

    名前にファイル拡張子を含める必要があります(例: .pdf)。

    日付式を使用してファイル名を動的に割り当てる場合は、日付式を使用した宛先ファイル名の動的定義を参照してください。

  • セキュアFTPプロトコルを使用して出力を送信するには、セキュアFTPの使用を選択します。

Webフォルダ

Webフォルダを選択した後、有効なユーザー名パスワードを資格証明として入力します。

リモート・ディレクトリ: ドキュメントの配信先ディレクトリを入力します(例: /pub/)。値を入力しない場合、ドキュメントはログイン・ディレクトリに配信されます。

リモート・ファイル名: リモート・サーバーでBI Publisherによって配信ドキュメントに割り当てられるファイル名を入力します(例: myreport.pdf)。

日付式を使用してファイル名を動的に割り当てる場合は、日付式を使用した宛先ファイル名の動的定義を参照してください。

コンテンツ・サーバー

コンテンツ・サーバー上のレポートへのアクセスを制限し、セキュリティ・グループとアカウントをレポートに割り当てるには、「コンテンツ・サーバー」を選択します。Oracle BI Publisherでは、管理者が指定したコンテンツ・サーバーからセキュリティ・グループとアカウントの値が取得されます。

詳細は、「コンテンツ・サーバー」宛先タイプのプロパティを参照してください。

ドキュメント・クラウド・サービス

ODCSサーバーと宛先フォルダ名を選択します。

「コンテンツ・サーバー」宛先タイプのプロパティ

「コンテンツ・サーバー」は、レポート・ドキュメントを配信する宛先タイプの1つです。この表の情報を使用して、フィールドに適切な値を入力します。

レポートを配信するコンテンツ・サーバーを選択します。次の表に、「コンテンツ・サーバー」のプロパティを示します。

プロパティ名 説明
セキュリティ・グループ (オプション) WebContent Serverセキュリティ・グループを選択してレポートに割り当てます。
アカウント (オプション)「セキュリティ・グループ」内でアカウントを選択してレポートに割り当てます。

次の必須メタデータ・フィールドに、値を入力できます。これらのフィールドに値を入力しない場合、Oracle BI Publisherはデフォルトのレポート情報の値を割り当てます。

作成者 (オプション)作成者の値を入力します。作成者を入力しない場合、ユーザー名がWebContent Serverの「作成者」メタデータ・フィールドで使用されます。
タイトル (オプション)レポートのタイトルを入力します。タイトルを入力しない場合、レイアウト名が、WebContent Serverの「タイトル」で使用されます。
ファイル名 リモート・サーバーで配信ドキュメントに割り当てられるファイル名を入力します(例: myreport.pdf)。「ファイル名」フィールドは、WebContent Serverのネイティブ・ファイル名として使用されます。ファイル名の値を入力しない場合、出力名が使用されます。
コメント (オプション)説明を入力して、WebContent Serverのドキュメントに含めます。
カスタム・メタデータを含める 「カスタム・メタデータを含める」オプションは、レポートのデータ・モデルにカスタム・メタデータ・コンポーネントを含める場合のみ、使用できます。「カスタム・メタデータを含める」オプションを選択すると、配信されたドキュメントには、データ・モデルで指定されたカスタム・メタデータ・フィールドが含まれます。
埋込みのパラメータ化されたBI Publisherレポートをオンラインで表示するように設定すると、パラメータには分析から、またはサブジェクト領域への直接接続から適切な値が表示されます。埋込みのパラメータ化されたBI Publisherレポートをスケジュールすると、分析からのパラメータはレポートに渡されません。結果として、レポートには、分析で使用されたパラメータのデフォルト値が表示されます。スケジュール済みのレポートへの直接接続の場合、パラメータは渡され、値がレポートに正しく表示されます。