インストーラと構成ウィザードの実行が正常に終了したら、次の手順を任意に組み合せて実行し、インストールのステータスを確認できます。
Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogs
ディレクトリでインストール・ログ・ファイルの有無を確認します。
UNIXオペレーティング・システムでは、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所が不明な場合、ORACLE_HOME
/oraInst.loc
ファイルで確認できます。
Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
です。
インストール・ログ・ファイルの詳細は、「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。
ドメイン・サーバー・ログを確認します。このファイルは、ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のservers
ディレクトリにあります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように指定します。
DOMAIN_HOME/servers/server_name
Windowsオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME\servers\server_name
製品と製品バージョン番号を確認するには、opatch lsinventory -detailコマンドをORACLE_HOME
/OPatch
ディレクトリから実行します。
「インストール完了」画面には、表3-1に示すように、インストールして構成した製品へのアクセスに使用できるURLが表示されます。
表3-1 Oracle Forms and Reportsの製品URL
製品またはコンポーネント | URL |
---|---|
管理サーバー・コンソール |
|
Enterprise Managerコンソール |
|
Oracle Forms |
|
Oracle Reports |
|
開発モードでインストールした場合は、確認するEnterprise ManagerコンソールURLはなく、Oracle Forms and ReportsのURLでは管理サーバー・ポートが使用されます。デプロイメント・モードでは、Enterprise ManagerコンソールおよびEMAgentは管理サーバー・ポートを使用しますが、Oracle Forms and Reportsは、各管理対象サーバーのポートまたはOracle HTTP Serverのポート番号を使用して確認できます。
さらに、Oracle Forms and ReportsがOracle Identity Managementによって保護されている場合は、Oracle Forms and Oracle ReportsのURLにアクセスを試みると、ログイン資格証明の入力が求められます。
インストーラおよび構成ツールの実行後に、システムのすべてのコンポーネント、管理サーバーおよび管理対象サーバーを手動で起動して、構成プロセスを完了させる必要があります。
サーバーまたはコンポーネントの一部が予期せず停止した場合は、『Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middleware環境の起動に関する項の手順に従って、Oracle Fusion Middleware環境を再起動できます。
Oracle Fusion Middleware環境は、『Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middleware環境の停止に関する項に従って停止することもできます。