内容は次のとおりです。
開始する前にこの項をよく読み、Oracle Forms and Reportsをインストールする前に、現在の環境やその他のソフトウェアの要件を満たしていることを確認してください。
この項の内容は次のとおりです。
インストールを実行する前に、システム要件のドキュメントをよく読み、現在の環境がこれからインストールを行う製品の最小インストール要件を満たしていることを確認する必要があります。
システム要件ドキュメントには、ハードウェアおよびソフトウェア要件、データベース・スキーマ要件、最小のディスク領域とメモリー要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージ、パッチなどに関する情報が記載されています。このドキュメントは、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様ページにあります。
アップグレードまたはインストールを実行する前に、該当するリリースのOracle Fusion Middlewareの動作保証ドキュメントに目を通してください。このドキュメントは、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページにあります。
アップグレードまたはインストールを行う前に、『相互運用性および互換性の理解』の「Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.2)の相互運用性および互換性」の章を参照してください。Oracle Fusion Middleware製品が旧バージョンの他のOracle Fusion Middleware、Oracleまたはサード・パーティ製品と機能するために重要な情報がこの章に記載されています。この情報は、既存の環境をアップグレードする既存ユーザーと新しいOracle Fusion Middlewareユーザーの両方に適用されます。
Oracle Fusion Middlewareを初めて使用する場合は、『Oracle Fusion Middlewareコンセプト・ガイド』の「主要な概念の理解」およびその他の章に目を通して、これから目にする概念や用語のいくつかに慣れておいてください。
具体的なニーズに応じて、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアを入手できる場所は複数あります。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のREADME」ページにある、特定のリリースのREADMEファイルを参照してください。
Oracle Forms and Reportsをインストールおよび構成するには、次のソフトウェアをダウンロードする必要があります。
Oracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)の動作保証されたバージョン用のインストーラ。動作保証に関するドキュメント(「動作保証情報の確認」)を参照して、入手するOracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)のバージョンを判断してください。
Oracle Forms and Reportsのインストーラ。
Oracle Forms and Reportsのインストールをアイデンティティ管理を使用して保護する場合は、Oracle Internet Directory with Oracle Access Managementもダウンロードできます。
各製品のインストーラ起動時に必要になるため、各インストーラをダウンロードしたディレクトリを書き留めておきます。
Oracle FormsとOracle Reportsを異なるサーバーにインストールする場合は、これら2つの製品が相互に正しく通信できるように、手動でいくつかの構成を実行する必要があります。
手動の構成手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の異なるインスタンスにインストールされたReportsとFormsの間の通信に関する項を参照してください。
Oracle Forms and ReportsはOracleホーム・ディレクトリ内にインストールされる必要があり、このディレクトリはOracle WebLogic Serverのインストール時に作成されます。
Oracle Forms and Reportsは独自のOracleホーム・ディレクトリにインストールされる必要があり、このディレクトリはバージョンの異なる他のOracle Fusion Middleware製品とは共有されません。
UNIXオペレーティング・システムでは、インストールされたFusion Middleware製品の所有権は既知のユーザー(たとえば、oracle)に属して管理されます。このインストールに関連付けられているファイル関連権限は、可能な最高のレベルのセキュリティが確保されるように構成されます。デフォルトでは700 (すべてのファイルには所有者があり、所有者のみアクセス可能)になります。
デフォルトの権限設定を変更すると、インストールとシステムのセキュリティが脆弱になります。そのため、そのような変更はお薦めしません。他のユーザーが特定のファイルまたは実行可能ファイルにアクセスする必要がある場合は、ファイルのアクセス権を変更するかわりに、UNIXのsudoコマンド(または他の同様のコマンド)を検討してください。
さらにサポートが必要な場合は、ご使用のUNIXオペレーティング・システムに付属している管理者ガイドを参照するか、オペレーティング・システムのベンダーに問い合せてください。
Windowsオペレーティング・システムの場合、ユーザーは、WindowsのAdminグループのメンバーである必要があります。これにより、インストール後に、Buildersを含む、プロセスの起動および停止に必要な適切な権限がユーザーに与えられます。
Oracle Forms and Reports 12.2.1.2.0のインストールおよび構成を完了するために、この項では実行する必要がある基本手順を示します。
インストールと構成の手順
次に示す基本手順を実行して、Oracle Forms and Reports 12.2.1.2.0のインストールおよび構成を実行します。
WebLogic Server Infrastructure 12.2.1.2.0をインストールします。
Forms and Reports 12.2.1.2.0をインストールします。
Repository Creation Utility (RCU)を実行します。
「構成ウィザード」を実行します。
すべてのサーバーを起動して構成を完了します。
Oracle Forms and Reportsでは、インストール時にOracleホーム・ディレクトリを作成するOracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)が必要です。
この項では、次の項目について説明します。
該当するリリースのOracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを読み、必要なOracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)の最小バージョンを判断してください。このドキュメントは、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成に関するページにあります。
Oracle ReportsをWindowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、Oracleホーム・ディレクトリへのパスの文字数が規定の範囲内であることを確認します。詳細は、「Oracle Reports用の環境変数の長さの確認(Windowsのみ)」を参照してください。
Oracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)インストーラの入手先は、「Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手」を参照してください。
Oracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)のインストールの手順は、『Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成』の「WebLogic Server MTのOracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストール」の章を参照してください。Oracleホーム・ディレクトリを作成するためにWebLogic Serverのインストールは完了している必要がありますが、WebLogic Serverドメインは、Oracle Forms and ReportsのインストーラでOracle Forms and Reports製品用に作成されるため、作成する必要はありません。
Windowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、Oracle WebLogic Server (FMWインフラストラクチャ)のインストール完了後に、「Oracle Forms and Reportsのインストール前のノード・マネージャの停止(Windowsのみ)」に目を通してください。
Oracle Forms and ReportsをMicrosoft Windowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、インストールの開始前に、Oracle WebLogic Serverでインストールされたノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認する必要があります。
Oracle WebLogic Serverのノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認します。実行中であればプロセスを終了します。
WebLogic_Home\common\nodemanagerディレクトリにnodemanager.propertiesファイルがあるかどうかを確認します。
nodemanager.propertiesファイルが存在しない場合は、Oracle Forms and Reportsのインストールを続行します。
nodemanager.propertiesファイルが存在する場合は、そのファイルを開き、ListenPortパラメータが含まれていて、値が設定されていることを確認します。ListenPortパラメータが含まれていないか、設定されていない場合は、次のようにnodemanager.propertiesファイルを編集して、NODE_MANAGER_LISTEN_PORTがノード・マネージャのリスニング対象となるポートを示すようにします(5556など)。
ListenPort=NODE_MANAGER_LISTEN_PORT
Oracle Forms and Reportsインストールは、Identity Managementを使用して保護できます(「Identity Managementを使用したOracle Forms and Reportsの保護」を参照)。Oracle Forms and ReportsをOracle Internet DirectoryおよびOracle Access Managerを使用して保護することを選択した場合で、これらの製品がまだない場合は、ダウンロードしてインストールする必要があります。
Oracle Identity and Access Managementは、Oracle Forms and Reportsインストールとは別のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります(「新規OracleホームへのOracle Forms and Reportsのインストール」を参照)。パフォーマンス上の理由から、Oracle Forms and ReportsはOracle Identity Management製品とは別のマシンにインストールすることをお薦めします。
Oracle Identity and Access Managementのインストール手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の「Identity and Access Managementのインストールおよび構成」の章を参照してください。
この項では、Oracle Forms and Reportsのインストールに関する情報と手順を説明します。
この項では、次に示すトピックについて説明します。
IBM AIXオペレーティング・システムにインストールする場合は、インストーラを起動する前に、rootユーザーでDisk1ディレクトリからrootpre.shスクリプトを実行する必要があります。rootpre.shスクリプトをシステムで1度だけ実行し、Oracle DatabaseまたはOracle Fusion Middlewareで必要な正しいカーネル拡張機能をロードしてください。
IBM AIX上でインストーラが起動すると、次のメッセージが表示されます。
Answer 'y' if root has run 'rootpre.sh' so you can proceed with Oracle installation. Answer 'n' to abort installation and then ask root to run 'rootpre.sh'. Has 'rootpre.sh' been run by root? [y/n] (n) Answer 'y', if root has run 'rootpre.sh' so that you can proceed with Oracle installation. Answer 'n', to abort installation and then ask root to run 'rootpre.sh'.
以前にrootpre.shを実行したことのあるシステムでこのメッセージをスキップするには、SKIP_ROOTPRE環境変数をTRUEに設定します。
インストーラを起動するために、Oracle Forms and Reportsのzip圧縮形式のインストーラをダウンロードしたディレクトリに移動します。
Windowsオペレーティング・システムの場合は、この.zipファイルを解凍します。
fmw_12.2.1.2.0_fr_win64_Disk1_1of1.zip
実行可能な.exeファイルが抽出されます。この.exeファイルをダブルクリックして、インストーラを起動する必要があります。
setup_fmw_12.2.1.2.0_fr_win64.exe
UNIX/Linuxオペレーティング・システムの場合は、.zipファイルを解凍して実行可能な.binファイルを抽出します。これにより、インストーラを起動します。
unzip fmw_12.2.1.2.0_fr_linux64_Disk1_1of1.zip ./fmw_12.2.1.2.0_fr_linux64.bin
インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/log(UNIXオペレーティング・システム)またはOracle_Inventory_Location\logs(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに書き込みます。ログ・ファイルとその内容の詳細は、「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。
UNIXオペレーティング・システムにインストールする場合で、Oracle Universal InstallerによるOracle製品のインストールをそのシステム上で初めて行う場合は、インベントリ・ディレクトリの場所を尋ねられます。これは、インストーラがサブディレクトリを設定し、このシステムにインストールされている各Oracle製品のインベントリ・データを保持する場所です。
表2-1のインベントリの画面を使用して、インベントリ・ディレクトリおよびグループ情報を構成します。ヘルプを参照する場合は、表で画面の名前を選択するか、GUIで「ヘルプ」ボタンをクリックします。
表2-1 インベントリ・ディレクトリおよびグループの画面
| 画面 | 説明 |
|---|---|
インベントリ・ディレクトリの指定 |
Oracleインベントリ・ディレクトリとそのディレクトリのグループ権限を指定します。グループには、Oracleインベントリ・ディレクトリへの書込み権限を指定する必要があります。 |
インベントリの場所の確認 |
|
Oracle中央インベントリを使用しない場合は、oraInst.locというファイルを作成して、このファイルに選択したインベントリ・ディレクトリのフル・パスを含めます。たとえば、標準的なoraInst.locファイルには次が含まれます。
inventory_loc=/home/username/oraInventory inst_group=group
次に、インストーラを起動してoraInst.locファイルを指定できます。次に例を示します。
./fmw_12.2.1.2.0_fr_linux64.bin -invPtrLoc /location_of_oraInst.loc_file
次の手順に従って、Oracle Universal Installerを使用してOracle Forms and Reportsをインストールします。「Oracle Forms and Reportsのインストーラの起動」で説明したOracle Universal Installerの起動後の手順です。
次のタスクに進む前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用します。RCUは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのディストリビューションで入手できます。次の手順を実行します。
$FMW_HOME/oracle_common/bin/rcu.shを実行しますこの項では、構成ウィザードを使用してOracle Formsを構成する方法について説明します。
注意:
構成を正常に完了するためには、Windows DOSシェルの場合は、管理者権限で実行し、Unixシェルの場合は、インストールの実行と同一のユーザー(たとえば、oracle)が所有する必要があります。この手順に従わない場合、構成はサイレントに失敗します。
次の手順に従い、構成ウィザードを使用して、Oracle Formsを構成します。
構成を完了するには、ノード・マネージャおよび管理サーバーを正常に起動する必要があります。
Unix/Linuxプラットフォームでは、これらのサーバーを初回に起動するシェルは、インストールの所有者(たとえば、oracle)により所有されている必要があります。
Microsoft Windowsでは、これらのサーバーを初回に起動するDOSシェルには、管理者権限が付与されている必要があります。管理者シェルのセッションを有効化するには、「コマンド・プロンプト」ショートカットを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。次の図に示すように、表示されるシェルでは、管理者権限があることがタイトル・バーに表示されます。
ユーザーに管理者権限が付与されていることを示しているコマンド・シェル。
この項では、構成ウィザードを使用してOracle Reportsを構成する方法について説明します。
注意:
構成を正常に完了するためには、Windows DOSシェルの場合は、管理者権限で実行し、Unixシェルの場合は、インストールの実行と同一のユーザー(たとえば、oracle)が所有する必要があります。この手順に従わない場合、構成はサイレントに失敗します。
次の手順に従い、構成ウィザードを使用して、Oracle Reportsを構成します。
ORACLE_HOME/oracle_common/common/binディレクトリ内のconfig.shを使用して、構成ウィザードを実行します。
次に示すいずれかのオプションを選択して、目的のドメイン・ホーム・パスを入力します。
新しいドメインの作成:
新しいドメインにReportsを追加します既存ドメインの更新:
既存のドメインにReportsを追加します「次へ」をクリックします。「テンプレート」画面が表示されます。「Reports Server」、「Reportsツール」、「Reports Bridge」、「Reportsアプリケーション」および「OHS」を選択します。アップグレードでのみ使用する「Reportsのアップグレードのみのテンプレート」をスキップします。
「次へ」をクリックします。「アプリケーションの場所」画面が表示されます。アプリケーションの場所は、デフォルト値のままにします。
「次へ」をクリックします。「管理者アカウント」画面が表示されます。WebLogicドメイン管理ユーザー名とパスワードを入力します。この情報は、WebLogic Server ControlおよびFusion Middleware Controlにアクセスする際に必要です。
「次へ」をクリックします。「ドメイン・モードおよびJDK」画面が表示されます。「ドメイン・モード」(「開発モード」または「本番」のいずれか)を選択します。この場合は、「本番」を選択します。他のJDKのバージョンが必要な場合以外は、デフォルトのJDKの選択のままにします。
「次へ」をクリックします。「データベース構成タイプ」画面が表示されます。RCUのデータベース接続情報を入力します。
ドロップダウン・リストから「ベンダー」とドライバを選択します。
「DBMS/サービス」、「ホスト名」および「ポート」に入力します。
「スキーマ所有者」および「スキーマ・パスワード」に入力します。「スキーマ所有者」の値は、インストール操作の以前の手順で、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の実行中に作成されたスキーマを指します。後ろの_STBを、RCUが以前に実行された際に選択した接頭辞の値とともに含める必要があります。たとえば、リポジトリ作成中に指定した接頭辞がDEMOの場合、「スキーマ所有者」にDEMO_STBと入力します。
「RCU構成の取得」をクリックします。成功のメッセージが表示されます。
「次へ」をクリックします。「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面が表示されます。これらの手順は、各リポジトリで同一のパスワードを使用することを前提としています。そうではない場合、適切なパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面が表示されます。テストが実行され、結果が表示されます。
「次へ」をクリックします。「拡張構成」画面が表示されます。「管理サーバー」、「ノード・マネージャ」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」および「デプロイメントおよびサービス」を選択します。
「次へ」をクリックします。「管理サーバー」画面が表示されます。デフォルト値はほとんどの場合に適しています。
「次へ」をクリックします。「管理対象サーバー」画面が表示されます。WLS_REPORTSを作成します。「サーバー・グループ」が「REPORTS-APP-SERVERS」に設定されていることを確認します。リスニング・アドレスはすべてのローカル・アドレスです。WLS_REPORTSをreports_clusterに追加します。
「次へ」をクリックします。「クラスタ」画面が表示されます。新しいクラスタを必要としていないかぎり、デフォルトのエントリはほとんどの場合で使用できます。
「次へ」をクリックします。「サーバーのクラスタへの割当」画面が表示されます。デフォルト値はほとんどの場合に適しています。ただし、管理対象サーバーを以前の手順で追加した場合、ここでそれらをクラスタに追加する必要があります。
「次へ」をクリックします。「Coherenceクラスタ」画面が表示されます。デフォルト値はほとんどの場合に適しています。
「次へ」をクリックします。「マシン」画面が表示されます。たとえば、「AdminServerMachine」(デフォルト)など、マシンを追加します。
「次へ」をクリックします。「サーバーのマシンへの割当」画面が表示されます。>ボタンをクリックして、「AdminServer」および「WLS_REPORTS」を「AdminServerMachine」に追加します。デフォルトで、「Reportsアプリケーション」がWLS_REPORTSをターゲットに指定します。
「開発モード」構成を、使用可能なリソースが十分ではない開発モードで使用することができます。この構成を行うには、次の手順を実行します。
「管理サーバー」画面の「サーバー・グループ」ドロップ・ダウン・リストから、グループの1つとして「REPORTS-APP-SVR」を選択します。これにより、管理サーバーがレポートで構成されます。
以降の手順はこれまでと同じです。
注意:
1つの「Reportsツール」コンポーネントは必須です。「Reports Server」および「Reports Bridge」はオプションです。
この構成は本番の複数ユーザー環境ではサポートされていません。使用可能なリソースが十分ではない場合、お薦めしません。この構成は、システム・メモリーなどの十分なリソースが制限されている開発環境でのみ使用します。
Oracle Formsをこの構成で使用することはサポートされていません。
「次へ」をクリックします。「システム・コンポーネント」画面が表示されます。デフォルト値はほとんどの場合に適しています。この画面で、追加のFormsまたはその他の「システム・コンポーネント」インスタンスを追加できます(拡張ドメイン・シナリオ用)。たとえば、OHSを追加すると、ここに表示されます。
「次へ」をクリックします。「システム・コンポーネントの割当」画面が表示されます。デフォルト値はほとんどの場合に適しています。
注意:
拡張ドメイン・シナリオの場合、Formsの「システム・コンポーネント」を関連する「マシン」に追加します。
「次」をクリックします。デプロイメント・ターゲット設定画面が表示されます。
「次」をクリックします。「サービスのターゲット指定」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。「構成のサマリー」画面が表示されます。
「作成」をクリックします。「構成の進行状況」画面が表示されます。
この項では、Oracle Reports 12cの「構成ウィザード」をインストールおよび実行した後に実行するReportsToolsInstanceコマンドについて説明します。
Oracle Reports 12cの「構成ウィザード」をインストールおよび実行した後、インプロセスまたは新しく作成されたスタンドアロンのReports Serverを起動しようとする際に、次に示すエラーが発生する場合があります。
REP-54005: キャッシュ・ディレクトリDOMAIN_HOME\reports\cacheを作成できません。
REP-52266: インプロセスReports Server rep_wls_reports_xxxxxxxの起動に失敗しました oracle.reports.RWException: IDL:oracle/reports/RWException:1.0
前述の例の3番目の手順の後にOracle Reports 12c用に作成されるいくつかの主要フォルダを次に示します。
DOMAIN_HOME/reports/bin
DOMAIN_HOME/reports/cache
DOMAIN_HOME/reports/fonts
DOMAIN_HOME/reports/plugins
DOMAIN_HOME/reports/server
Oracle Reports環境が作成され、使用する準備が整いました。
この項では、Reports Serverにアクセスする際に起きる問題の解決方法について説明します。
Reports Serverにアクセスしようとすると、次のエラーが発生する場合があります。
REP-51002: Reports Server <rep_server_name>へのバインドに失敗しました。このエラーは、getserverinfoまたはshowjobsを使用してReports Serverにアクセスしようとすると発生します。
REP-50503: ネットワークにサーバーが見つかりません。コマンドrwdiag.sh -findAllを実行するときにもこのエラーが発生します。
Reports Serverトレース・ファイルにReports Serverが稼働していることが示されているため、これはファイアウォールの権限に関連する問題です。 トレース・ファイルにエラーはありません。
注意:
前述の手順で問題が解決しない場合は、Reports Serverのあるマシンの名前およびそのマシンのIPアドレスをhostsファイル(/etc/hostsまたはC:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts)に追加します。