ここで説明する項目は、次のとおりです。
この項では、BPEL AXFの表について説明します。
注意:
稼働中のシステムでのAXFの表の値を変更する場合は、変更を有効にするために、ドライバ・ページでDBキャッシュのクリアを実行するか、AXFアプリケーションをアプリケーション・サーバー内で再起動してください。ドライバ・ページの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』、11g リリース1 (11.1.1.9)のHelloWorldを使用したAXFインストールの検証に関する項を参照してください。
次の図に、BPEL AXFの構成表とその関係を示します。
AXFの表 | 説明 |
---|---|
AXFソリューションを定義し、インフラストラクチャ、サービスおよびソリューションの全般的なパラメータを定義します。 |
|
ソリューション内のAXFのコマンドを定義します。 |
|
AXFのコマンドのパラメータおよびAXFのユーザー・インタフェース・コンポーネントを定義します。 |
|
タスク・アクション・ペインそのものと、ペイン内のリンクを定義します。 |
|
タスク・ビューア内の省略可能なセクション(たとえば「サマリー」、「コメント」)および動的データ表を定義します。 |
|
列挙ピッカーとその値を定義します。 |
|
ペイロード要素のXPATH属性を定義します。 |
AXF_SOLUTIONS表は、AXFで使用されるソリューションを定義します。これは、SOLUTION_NAMESPACE列を通してAXF_COMMANDS表にリンクしています。
列の説明
表A-1 AXF_SOLUTIONS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
SOLUTION_CONTEXT |
AXFソリューション実装のJNDI名を定義します。(現時点では、AxfCommandMediatorが唯一のソリューション実装です。) |
SOLUTION_NAMESPACE |
AXFソリューション名を定義します。 |
実装例
この例の表では、定義されているAXFソリューションを示します。各ソリューションでは、AxfCommandMediatorがソリューション実装として使用されています。
表A-2 AXF_SOLUTIONS表の例
SOLUTION_NAMESPACE | SOLUTION_CONTEXT |
---|---|
InvoiceProcessing |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
AccountDistributionApproval |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
SupplierMaintenance |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
RequestInvoiceInformation |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
AccountDistribution |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
InvoiceApproval |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
Rescan |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
この表は、インフラストラクチャ、サービスまたはソリューションで使用される、全般的な属性を定義します。たとえば、この表を使用してエラー・メッセージのアドレス、接続および対話タイムアウトの設定を定義します。
列の説明
表A-3 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
SOLUTION_NAMESPACE |
このパラメータを使用するソリューション・ネームスペースを指定します。 |
PARAMETER_KEY |
パラメータの名前。パラメータ値をデータベースから取り出すときに使用されます。パラメータは次のとおりです。
|
PARAMETER_VALUE |
パラメータの値。 |
実装例
この例の表では、請求書処理ソリューションのソリューション属性が設定されます。
表A-4 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の例
SOLUTION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|
InvoiceProcessing |
BPEL_CONNECTION |
axfconnection |
InvoiceProcessing |
CONNECTION_PROVIDER |
oracle.imaging.axf.servicemodules.bpel.workflow.AxfWorkflowServiceModule |
InvoiceProcessing |
USE_AUTOTASK_LOCKING |
TRUE |
InvoiceProcessing |
TASKLIST_RANGESIZE |
10 |
この表は、各ソリューションのAXFコマンドおよびそのJavaクラスを定義するときに使用します。各コマンドのパラメータはAXF_SOLUTION_PARAMETERS表で定義されることに注意してください。
列の説明
表A-5 AXF_COMMANDS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
SOLUTION_NAMESPACE |
ソリューションの名前。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。 |
COMMAND_NAMESPACE |
ソリューション内でのコマンドの一意の名前を定義します。 |
COMMAND_CLASS |
コマンドが定義されているクラスの完全修飾名。このクラスがロードされ、コマンドを表すexecute()メソッドが実行されます。特定のタスクの詳細は、BPELイメージング・ソリューションのためのAXFのコマンドに記載されているそのタスクを参照してください。 |
実装例
この例では、請求書処理ソリューションのために定義されているコマンドを示します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-6 AXF_COMMANDS表の例
COMMAND_CLASS | COMMAND_NAMESPACE |
---|---|
oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand |
AutoOpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
ReleaseTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
SkipTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AccountDistributionComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AssignProcessingGroupComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
CompleteInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
DeleteInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
DuplicateInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bepl.CompleteTaskCommand |
Hold |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
InvoiceApprovalComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
RequestInformationComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
RescanComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
SpecialistExceptionComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
SupplierMaintenance |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
SupplierMaintenanceComplete |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand |
OpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand |
AttachSupplemental |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand |
SaveInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
AccountDistributionEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
EditComments |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
RequestInformationEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
RescanEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
SearchIPM |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
SpecialistExceptionEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
SupplierMaintenanceEdit |
oracle.imaging.axf.commands.system.TerminateConversationCommand |
TerminateConversation |
この表は、ソリューション、AXFのコマンドおよびAXFのユーザー・インタフェース・コンポーネントのコマンド・パラメータを定義します。
列の説明
表A-7 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
SOLUTION_NAMESPACE |
ソリューション・ネームスペースを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。 |
COMMAND_NAMESPACE |
コマンド名を指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。 |
CONFIGURATION_NAMESPACE |
コマンドを実装するために使用されます。実装クラスの完全なパッケージ名を指定します。このネームスペース・パスは、インスタンス化される物理Javaクラスを表します。また、このネームスペースによって、同じソリューション・ネームスペース内のコマンドが区別されます。 |
PARAMETER_KEY |
AXFのコマンドで使用されるパラメータ・キーを指定します。パラメータの詳細は、そのコマンドまたはWebツールの説明を参照してください。 ユーザー・インタフェース・コンポーネント: AXFのコマンド: |
PARAMETER_VALUE |
パラメータ・キーの値を指定します。(パラメータの詳細は、そのAXFコマンドまたはWebツールの説明を参照してください。) 値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、属性値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表からのものです。 |
実装例
この例では、請求書処理ソリューションのStartInvoiceProcessingコマンドが設定されます。最初の行では、タスク・リストが表示されることを、RedirectCommandおよび対応するURLを使用して指定します。残りの行では、タスク・リストをコールし(CONFIGURATION_NAMESPACE列で)、その動作を定義します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-8 StartInvoiceProcessingコマンドのためのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.RedirectCommand |
REDIRECT_URL |
taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
CMD_OPEN_TASK_BUTTON |
OpenTask |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
CMD_AUTO_TASK_BUTTON |
AutoOpenTask |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
DEFAULT_VIEW |
(null) |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
NO_OF_LINES |
20 |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
SHOW_INBOX |
FALSE |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
CONNECTION_NAME |
デフォルト |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
VIEW_LIST |
North Invoice Processing Group、South Invoice Processing Group、East Invoice Processing Group、West Invoice Processing Group、My Holds、Exceptions |
この表は、アクション・メニューをAXF Webページ(たとえば、タスク・ビューアやタスク・リストのページ)上に挿入してカスタマイズするために使用します。一般的な用途の1つは、図A-2に示すように、タスク・ビューア内に「タスク・アクション」ペインを表示するというものです。ユーザーは、表示されているタスクに関連するアクション・リンクをクリックできます。AXF_ACTIONS表を使用して、指定されたメニューのアクションを定義します。
列の説明
表A-9 AXF_ACTION_MENU表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
MENU_ID |
AXF_ACTIONS表の主キーを指定します。これは、どのメニューにメニュー・アクションを配置するかを指定するものです。 |
DISPLAY_TEXT |
ペインのタイトル(たとえば「タスク・アクション」、「ショートカット」または「再割当て」)を指定します。 |
MENU_TYPE |
ページ上のメニューを表示する場所およびそのタイプを指定します。(LEFT_SIDEBARを指定すると、サイド・ペインがページの左端に表示されます。) |
TASK_FLOW_ID |
どのアクティブ・タスク・フローにこのメニューを関連付けるかを指定します。たとえば、サイド・メニューをタスク・リスト表示に追加するには、値として |
VIEW_ID |
(将来使用するために予約済) |
SOLUTION_NAMESPACE |
AXFソリューションを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。 |
MENU_ORDER |
表示するメニューが複数設定されているときに、メニューを表示する順序を定義します。 |
実装例
この例では、請求書処理ソリューションの「タスク・アクション」というタイトルのペインを実装し、タスク・ビューアの左側に表示します。
表A-10 AXF_ACTION_MENUの例
MENU_ID | DISPLAY_TEXT | MENU_TYPE | TASK_FLOW_ID | VIEW_ID | SOLUTION_NAMESPACE | MENU_ORDER |
---|---|---|---|---|---|---|
0 |
タスク・アクション |
LEFT_SIDEBAR |
axf-taskviewer-tfd |
null |
InvoiceProcessing |
0 |
この表は、AXFのソリューションで使用されるタスク・アクションを定義します。アクション・メニューは、AXFのWebページ、たとえばタスク・ビューア・ページ(タスク・ビューWebツールを参照)やタスク・リスト(タスク・リストWebツールを参照)に表示できます。この表は、AXF_COMMANDS表にリンクしています。
列の説明
表A-11 AXF_ACTIONS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
DISPLAY_TEXT |
ペイン内のアクション(リンクなど)の名前を指定します。 |
COMMAND_NAMESPACE |
アクションの結果としてコールされるコマンドを指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。 |
MENU_ORDER |
ペイン内でのアクションの表示順序を指定します。 |
ELEMENT_TYPE |
アクションをページ上でどのようにレンダリングするかを指定します。LINKを指定すると、HTMLリンクが表示されます。 |
ACTION_HANDLER |
誰が/何がこのアクションを処理するかを決定します。現在使用できるハンドラはCOMMANDです。 注意: 省略した(null)場合の、この値のデフォルトはCOMMANDです。 |
REQUIRES_CONVERSATION |
このアクションには対話IDが初期化済であることが必須かどうかを指定します。 |
MENU_ID |
AXF_ACTION_MENU表に存在するIDを指定します。ここで定義されたメニューにアクションが表示されます。 |
ACTION_ID |
アクションの一意の数値識別子を定義します。 |
USE_POPUP |
将来の使用のために予約されています。 |
実装例
次に示す表は、AXF_ACTIONS表の例です。
図A-2 「タスク・アクション」、「サマリー」および「コメント」が有効になっている状態のタスク・ビューア・ページ
表A-12に示していないフィールド:
ACTION_HANDLER=COMMAND
REQUIRES_CONVERSATION=TRUE
表A-12 AXF_ACTIONS表の例
DISPLAY_TEXT | COMMAND_NAMESPACE | MENU_ORDER | ELEMENT_TYPE | MENU_ID | ACTION_ID |
---|---|---|---|---|---|
請求書承認 |
InvoiceApprovalEdit |
1 |
LINK |
0 |
AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL |
タスク・リストに戻る |
ReleaseTask |
0 |
LINK |
0 |
AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL |
タスクをスキップ |
SkipTask |
0 |
LINK |
0 |
AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL |
請求書を完成 |
CompleteTask |
0 |
LINK |
0 |
AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL |
この表は、AXFフレームワークで使用されるXPATHの属性を定義します。このXPATHは主に、ペイロード要素に対して定義されます。
列の説明
表A-13 AXF_XPATH_ATTRIBUTES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
ATTRIBUTE_KEY |
AXF_SOLUTION_PARAMETERS表のパラメータ値列で参照される属性キー。 |
XPATH |
ペイロード内の値の場所を指定するために使用されるXPATH式。 |
実装例
この例は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表でAssignProcessingGroupEditコマンドに対して指定されたXPATH属性に従っています。PARAMETER_VALUE列にはXPATH:という接頭辞が含まれており、この属性値がAXF_XPATH_ATTRIBUTES表からのものであることを示しています。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-14 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.EnumerationPicker |
ATTRIBUTE_NAME |
XPATH:InvoiceProcessing_ProcessingGroup |
次のAXF_XPATH_ATTRIBUTES表では、対応するXPATH列にペイロードの値を特定するXPATH式が表示されます。
表A-15 AXF_XPATH ATTRIBUTES表の例
ATTRIBUTE_KEY | XPATH |
---|---|
InvoiceProcessing_ProcessingGroup |
//task:processingGroup |
次に示すAXF_NAMESPACES表のXMLNS_URI列の内容は、XMLファイル内のどの場所にprocessingGroupのタスク情報があるかを表しています。
表A-16 AXF_XPATH_NAMESPACES表の例
接頭辞 | XMLNS_URI |
---|---|
task |
http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task |
次に示す表は、XPATHの属性に使用されるネームスペースを定義します。これは、AXF_XPATH_ATTRIBUTES表にリンクしています。
列の説明
表A-17 AXF_XPATH_NAMESPACES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
PREFIX |
XPATHで使用されるネームスペース接頭辞。 |
XMLNS_URI |
一意の識別子となります。 |
実装例
表A-18 AXF_XPATH_NAMESPACES表の例
接頭辞 | XMLNS_URI |
---|---|
task |
http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task |
documentContent |
http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/documentContentTypes |
solution |
http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/solutionTypes |
invoiceProcessing |
http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/InvoiceProcessing |
xml |
http://www.w3.org/XML/1998/namespace |
この項の内容は次のとおりです。
BPELイメージング・ソリューションの初期構成(ソリューション・アクセラレータまたはこの付録で説明する表を使用)の後に、Imagingのソリューション・エディタを使用してユーザー・インタフェースのコンポーネントに変更を加えることができます。
たとえば、ソリューション・エディタは次のようなタスクに使用できます。
タスク・リストでユーザーに対して表示されるプロファイル(BPELビュー)を変更する。
タスク・ビューアでユーザーに対して表示されるタスク・アクションを変更する。
タスク・ビューアに表示されるメタデータ項目および下部パネル・タブを変更する。
指定の列挙に対して列挙ピッカー・ページに表示される列挙の値を指定する。
AXFの「タスク・リスト」Webツールは、AXFソリューションによって制御されるヒューマン・ワークフロー・タスクを表示するための、再利用可能なWebインタフェースです。
タスク・リストの機能
「プロファイル」リストでは、BPELの標準のビューが使用され、ユーザー/グループ、BPEL ProcessのバージョンおよびBPELペイロード属性値に基づいてタスク・リストのビューが絞り込まれます。BPEL Imagingソリューション・エディタの「一般」タブを使用して、プロファイル・リストを編集し、デフォルト・プロファイルを割り当て、ソリューション内でのコメント・ブロックの使用を指定します。
ユーザーがタスクを表から選択するには、その「タスクの表示」リンクをクリックします。ワークフロー・タスクが指定のBPELサーバーおよびプロセスから取り出されて、そのユーザーが引き受けたことが宣言され、タスク・ビューアに表示されます。ユーザーは、選択されたタスクを完了したら、タスク・リストに戻ります。タスク・リストとして一度に返すタスクの数を構成できます。
自動タスク・モードが選択されているときは、タスクは自動的にそのユーザーが引き受けたことになって開かれ、ユーザーがそのタスクを完了します。これは、1人のユーザーの全タスクの処理が完了するか、ユーザーがタスクの処理の中止を選択してタスク・リストに戻るまで続きます。ユーザーが自動タスク・モードをアクティブにするには、「自動タスク」を選択します。
ユーザーは、割り当てられたタスクをリリースできます。その場合は、「リリース」ボタンをクリックします。これで、タスクはリリースされて、割当て可能タスクのプールに戻されます。ユーザーが、選択したタスクを獲得していない状態で「リリース」をクリックした場合は、そのタスクをリリースできないことを示すメッセージが表示されます。
ユーザーは、列見出しをクリックしてタスクをソートできます。ユーザーは、「検索」フィールドを使用して特定のタスクを検索することもできます。詳細は、『Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの使用』の「タスク・リスト」ウィンドウに関する項を参照してください。
タスク・リストのパラメータ
表A-19 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のタスク・リストのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
CMD_OPEN_TASK_BUTTON |
ユーザーが「タスク・リスト」Webページで「タスクの表示」リンクをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACEを指定します。 |
CMD_AUTO_TASK_BUTTON |
ユーザーが「タスク・リスト」Webページで「自動タスク」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACEを指定します。 |
NO_OF_LINES |
複数ページに分けずに一度に表示するタスクの最大数を指定します。タスク・リストとして返すタスクの数を構成するには、AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表にあるTASKLIST_RANGESIZEパラメータを使用します。 |
VIEW_LIST |
「プロファイル」フィールドでユーザーに対して表示するビュー(ヒューマン・ワークフロー・システムで定義される)のリストを指定します。 |
DEFAULT_VIEW |
デフォルトのプロファイルを指定します。VIEW_LISTパラメータとともに使用される場合は、この値はVIEW_LIST値のリストにも含まれている必要があります。 |
実装例
この例では、請求書処理ソリューションのStartInvoiceProcessingコマンドが設定されます。最初の行では、Redirectコマンドを使用してタスク・リストを表示します。残りの行では、タスク・リストの動作を定義します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-20 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のタスク・リストのパラメータの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.RedirectCommand |
REDIRECT_URL |
taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
CMD_OPEN_TASK_BUTTON |
OpenTask |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
CMD_AUTO_TASK_BUTTON |
AutoOpenTask |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
DEFAULT_VIEW |
(null) |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
SHOW_INBOX |
FALSE |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList |
VIEW_LIST |
North Invoice Processing Group、South Invoice Processing Group、East Invoice Processing Group、West Invoice Processing Group、My Holds、Exceptions |
AXFの「タスク・ビューア」Webツールは、ヒューマン・ワークフロー・タスクに関連付けられたコンテンツを表示する、再利用可能なWebインタフェースです。一般的な構成では、ビジネス・ユーザーはタスク・ビューアをモニターの1つで表示して、イメージに表示されている値を別のモニターのビジネス・アプリケーションに入力します。
構成後は、BPEL Imagingソリューション・エディタを使用してタスク・ビューアに次の変更を加えます。
アクション・メニューの表示ラベルを編集し、メニュー項目の順序を定義し、メニュー項目を表示するか非表示にするかを指定してメニュー項目のラベルを編集します。
メタデータ・ブロック・ラベルを編集し、メタデータ項目の順序を変更し、メタデータ項目を表示するか非表示にするかを指定し、メタデータ項目のラベルを編集し、動的データ表(下部パネル)の表示を変更します。
Webページのカスタマイズは、データベース構成を通して行うこともできます。
タスク・ビューアの機能
ユーザーはイメージ・ドキュメントを「イメージ・ビューア」ペインで、「基本」または「詳細」のイメージング・ビューア・モードで表示します。タスク・ビューアでは、Imagingビューア・ツールを使用してイメージ・ドキュメントがレンダリングされます。
ユーザーは、横の「タスク・アクション」ペインでアクションを選択できます(このように構成されている場合)。選択すると、ソリューションのAXFコマンドが起動されます。管理者は、「タスク・アクション」ペインをAXF_ACTION_MENU表で有効化し、AXFのコマンドを起動するためのアクション・リンクをAXF_ACTIONS表で構成し、コマンドそのものをAXF_COMMANDS表で構成します。自動タスク・モードが選択されている場合は、ユーザーはタスク・リストに戻ることによってこのモードを無効化します。戻るには、「タスク・アクション」ペインにある「タスク・リストに戻る」リンクをクリックするのが一般的です。
ユーザーは「サマリー」セクションを表示できます(そのように構成されている場合)。このセクションには、そのタスクに関するメタデータの値が表示されます。管理者は、この項目が表示されるように、AXF_METADATA_BLOCKS表およびAXF_METADATA_ATTRIBUTES表で構成します。このセクションのタイトルと、表示されるタスク・ペイロードの値も構成できます。
ユーザーは「コメント」セクションを表示できます(そのように構成されている場合)。このセクションでは、コメントの一部が表示され、アイコンをクリックしてコメント全体を表示することや、タスクにコメントを追加することができます。管理者は、コメントが表示されるようにAXF_METADATA_BLOCKS表で構成します。
ユーザーは、BPELペイロードXMLからの動的データ表(下部のタブ)を表示できます(そのように構成されている場合)。たとえば、請求書処理ソリューションのGeneral Ledger行です。管理者は、この表をAXF_METADATA_BLOCKS表で構成し、データ行をAXF_METADATA_ATTRIBUTES表で構成します。詳細は、動的データ表の構成または無効化を参照してください。
タスク・ビューアの構成
タスク・ビューアの構成は、次に示す表で行います。
この表は、タスク・ビューアそのものと、「タスク・ビューア」ページに表示するセクションを定義します。
列の説明
表A-21 AXF_METADATA_BLOCKS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
BLOCK_ID |
データベース内の行を指定します。AXF_METADATA_ATTRIBUTES表にリンクしています。 |
BLOCK_LOCATION |
「タスク・ビューア」ページ上のどの場所にブロックを表示するかを指定します。LEFT_SIDEBARを指定すると、左サイドバー・ペインが表示されます。 |
LABEL |
ペインのラベルを定義します(例: 「サマリー」、「コメント」)。 |
DISCLOSED |
TRUEを指定すると、ブロックが拡張した状態で表示されます。FALSEを指定した場合は、項目は表示されますが、折りたたまれた状態になります。 |
DISPLAY_ORDER |
ブロックを表示する順序を指定します。 |
TASK_FLOW_ID |
メタデータ・ブロックをどのタスク・フローに対して表示するかを指定します(例: axf-taskviewer-tfd、axf-tasklist-tfd)。 |
SOLUTION_NAMESPACE |
AXFソリューション名を指定します。 |
BLOCK_TYPE |
ブロックの中の値のタイプを指定します(例: METADATA、COMMENT)。 |
METADATA_STYLE |
メタデータをどのように使用するかを指定します。
動的表を構成するには、次の値を指定する必要があります。 BLOCK_LOCATION = BLOCK_TYPE = METADATA_STYLE = |
ORGANIC_MENU_ID |
将来の使用のために予約されています。 |
実装例
この表によって、「タスク・ビューア」ページの「サマリー」および「コメント」の各セクションが表示されます。
ここに示していない列: DISCLOSED=TRUE
ORGANIC_MENU_ID=null
表A-22 AXF_METADATA_BLOCKS表の例
BLOCK_ID | BLOCK_LOCATION | LABEL | DISPLAY_ORDER | TASK_FLOW_ID | SOLUTION_NAMESPACE | BLOCK_TYPE | METADATA_STYLE |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
LEFT_SIDEBAR |
サマリー |
1 |
axf-taskviewer-tfd |
InvoiceProcessing |
METADATA |
null |
2 |
LEFT_SIDEBAR |
コメント |
2 |
axf-taskviewer-tfd |
InvoiceProcessing |
COMMENT |
null |
3 |
BOTTOM_PANEL |
GL Lines |
3 |
axf-taskviewer-tfd |
InvoiceProcessing |
METADATA |
TABLE |
この表は、AXF_METADATA_BLOCKS表で指定されたメタデータのセクションに表示される、ラベルおよび値を定義します。また、XPath属性を使用して表示する属性値をどのように取得するかも定義します。
列の説明
表A-23 AXF_METADATA_ATTRIBUTES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
BLOCK_ID |
AXF_METADATA_BLOCKS表を参照します。この中にメタデータのラベルと値が表示されます。 |
ATTRIBUTE_ID |
メタデータ属性の主キー。 |
LABEL |
メタデータ・セクションでユーザーに対して表示されるメタデータ・ラベルを指定します(たとえば、「サマリー」セクションの「ステータス」)。 動的データ表が指定されているときは、このラベルが列見出しになります。 |
ATTRIBUTE_KEY |
この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーが「タスク・ビューア」ページの「OK」ボタンをクリックしたときです。属性値はシステム属性名か(Update Taskコマンド(BPEL)を参照)、XPATHという接頭辞付きです。後者の場合は、XPath表を使用して値が検出されます。動的データ表に対しては、XPATHのみがサポートされます。 IS_XPATHの値がTRUEの場合は、attribute_keyの値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、そのXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。 |
IS_XPATH |
TRUEの場合は、属性値はBPELペイロード内のXPATHから取得されます。FALSEの場合は、値はシステム属性またはフレックス・フィールド属性から取得されます。 |
DISPLAY_ORDER |
メタデータのラベル/値をメタデータ・セクションに表示する順序を指定します。 動的データ表の場合は、列の順序を指定します。 |
DATA_TYPE |
メタデータ項目のデータ型を指定します(例: String)。 動的データ表の場合は、この値はSTRINGであることが必要です。 |
実装例
表A-24は、図A-2に示すようにタスク・ビューアの「サマリー」セクションに表示されるメタデータのラベルと値を定義するものです。別の例は、動的データ表の構成または無効化を参照してください。
ここに示していない列:
DATA_TYPE=String
表A-24 「サマリー」セクションのためのAXF_METADATA_ATTRIBUTES表の例
BLOCK_ID | ATTRIBUTE_ID | LABEL | ATTRIBUTE_KEY | IS_XPATH | DISPLAY_ORDER |
---|---|---|---|---|---|
1 |
1 |
Status |
InvoiceProcessing_Status |
TRUE |
0 |
1 |
2 |
Exception Code |
InvoiceProcessing_ExceptionCode |
TRUE |
1 |
1 |
3 |
Processing Group |
InvoiceProcessing_ProcessingGroup |
TRUE |
2 |
1 |
4 |
Invoice Number |
InvoiceProcessing_InvoiceNumber |
TRUE |
3 |
1 |
5 |
Supplier Name |
InvoiceProcessing_SupplierName |
TRUE |
4 |
1 |
6 |
Supplier Site |
InvoiceProcessing_SupplierSiteName |
TRUE |
5 |
「コメント」ペインでは、ユーザーが、トランザクションの処理中にヒューマン・タスクに関連するコメントを表示および入力することができます。管理者は、コメントの構成をAXF_METADATA_BLOCKS表で行います。コメントについても参照してください。
「コメント」フィールドを表示するかどうかを、Imagingのソリューション・エディタの「一般」タブで指定できます。コメントは、タスク・ビューア・ページ、アイデンティティ・ピッカー・ページおよび列挙ピッカー・ページに表示できます。
列挙ピッカーWebツールを利用すると、AXFの表で構成された値のリストからユーザーが選択できるようになります。たとえば、次の図に示した列挙ピッカーには、「Processing Group」というドロップダウン・フィールドが表示され、このドロップダウンの値は「North」、「South」、「East」および「West」となっています。
ユーザーが値を選択すると、その値でBPELペイロード内の値が更新されてから、構成済のコマンドが実行されます。一般的には、タスク・ビューアに戻るためのコマンドか、そのコマンドを完了するためのコマンドです。
管理者は、列挙ピッカーの構成を次の表で行います。
ピッカーの構成パラメータをAXF_SOLUTION_PARAMETERS表で定義します(表A-25を参照)。
ピッカーの値をAXF_ENUM_TYPES表で定義します。
ピッカーの値をAXF_ENUM_ITEMS表で定義します。
構成済の列挙を、Imagingのソリューション・エディタで編集できます。「列挙」タブで、列挙の追加、削除、順序の変更や、選択可能な値の指定ができます。
表A-25 _AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内の列挙ピッカーのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
LOV_REFERENCE |
この値リスト参照は、AXF_ENUM_TYPES表にリンクしています。この表のID値がAXF_ENUM_ITEMS表にリンクしており、この表にすべてのピッカー値が格納されています。 |
ATTRIBUTE_NAME |
この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーが列挙ピッカーWebページの「OK」ボタンをクリックしたときです。属性値は定数です。Update Taskコマンド(BPEL)を参照してください。 値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、このXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。 |
CMD_ON_CANCEL |
ユーザーが列挙ピッカー・ページで「取消」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
CMD_ON_OK |
ユーザーが列挙ピッカー・ページで「OK」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
ATTRIBUTE_LABEL |
BPELタスク内で更新される属性に対してWebページ上に表示される、ラベル名を指定します。 |
DEFAULT_VALUE |
ピッカーのデフォルト値を指定します。デフォルトが指定されていない場合は、空白値が表示されます。 |
DEFAULT_ALWAYS |
列挙ピッカーを表示するときに、別の値が選択済かどうかにかかわらず、DEFAULT_VALUEパラメータで指定された値を必ず表示する場合は、TRUEを指定します。それ以外の場合は、FALSEを指定します。 |
実装例
この例で表示される列挙ピッカーは、処理グループを選択するために参照されます。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-26 AXF_SOLUTIONS表内の列挙ピッカーのパラメータの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
LOV_REFERENCE |
ProcessingGroups |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
ATTRIBUTE_LABEL |
Processing Group |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
CMD_ON_OK |
AssignProcessingGroupComplete |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
ATTRIBUTE_NAME |
XPATH:InvoiceProcessing_ProcessingGroup |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
CMD_ON_CANCEL |
OpenTask |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
DEFAULT_VALUE |
North |
AssignProcessingGroupEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker |
DEFAULT_ALWAYS |
FALSE |
この表は、列挙ピッカーを定義します。
列の説明
表A-27 AXF_ENUM_TYPES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
ENUMERATION_ID |
列挙ピッカーのIDを指定します。 |
ENUMERATION_NAME |
列挙ピッカー構成の名前を指定します。 |
実装例
この例では、請求書処理ソリューションの列挙ピッカーが定義されます。各ピッカーの項目は、AXF_ENUM_ITEMS表で定義します。
表A-28 AXF_ENUM_TYPES表の例
ENUMERATION_ID | ENUMERATION_NAME |
---|---|
1 |
ProcessingGroups |
2 |
SupplierMaintenanceCodes |
3 |
SpecialistExceptionCodes |
4 |
RescanCodes |
この表は、指定された列挙ピッカーの値を定義します。
列の説明
表A-29 AXF_ENUM_ITEMS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
ENUMERATION_ID |
ピッカーのIDを指定します。これは、AXF_ENUM_TYPES表で定義されます。 |
ITEM_ID |
ピッカー項目のIDを指定します。 |
DISPLAY_LABEL |
ピッカー・フィールドに表示される項目名を指定します。 |
ATTRIBUTE_KEY |
ペイロードに格納するリテラル値を指定します。この値は、多くの場合はDISPLAY_LABELの値と同じですが、異なっていてもかまいません。 |
LIST_ORDER |
ピッカー・フィールドに値を一覧表示するときの順序を指定します。 |
実装例
この例では、ProcessingGroups、SupplierMaintenanceCodes、SpecialistExceptionCodesおよびRescanCodesの各列挙ピッカーの項目を定義します。これらのピッカーは、AXF_ENUM_TYPES表で定義されます。
表A-30 AXF_ENUM_ITEMS表の例
ENUMERATION_ID | ITEM_ID | DISPLAY_LABEL | ATTRIBUTE_KEY | LIST_ORDER |
---|---|---|---|---|
1 |
1 |
North |
North |
1 |
1 |
2 |
South |
South |
2 |
1 |
3 |
East |
East |
3 |
1 |
4 |
West |
West |
4 |
2 |
5 |
No Supplier |
No Supplier |
1 |
2 |
6 |
No Supplier Site |
No Supplier Site |
2 |
3 |
7 |
Duplicate Invoice |
Duplicate Invoice |
1 |
3 |
8 |
Invalid Invoice Number |
Invalid Invoice Number |
2 |
3 |
9 |
No PO |
No PO |
3 |
3 |
10 |
Invalid PO |
Invalid PO |
4 |
3 |
11 |
PO Overbill |
PO Overbill |
5 |
4 |
12 |
Poor Image Quality |
Poor Image Quality |
1 |
4 |
13 |
Pages Out of Order |
Pages Out of Order |
2 |
4 |
14 |
Pages Missing |
Pages Missing |
3 |
4 |
15 |
Other |
Other |
4 |
アイデンティティ・ピッカーWebツールを使用すると、BPELのために構成されたアイデンティティ・ストアからユーザーがユーザーやグループを選択できるようになります。一般的には、アイデンティティが選択されると、関連アクションが実行されます。たとえば、タスクの割当てや委任です。アイデンティティの選択後に実行されるアクションの構成は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表で行います。
注意:
このコマンドによってタスク・ペイロードが更新されるのは、ユーザーが「OK」をクリックしたときです。BPELプロセスは、この情報を使用してタスクを委任する処理を担当します。
アイデンティティ・ピッカーのパラメータ
表A-31 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のアイデンティティ・ピッカーのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
CMD_ON_CANCEL |
ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページで「取消」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
CMD_ON_OK |
ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページで「OK」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
IDENTITY_FILTER |
アイデンティティ・ピッカーの検索方法を定義します。
注意: 1つのコマンドに対してUSERまたはGROUPを指定します。両方の検索タイプを使用できるようにするには、別のコマンドを作成し、そのコマンドで他方のタイプを使用してアイデンティティ・ピッカーを開くようにしてください。たとえば、AssignByGroupコマンドとAssignByUserコマンドを作成します。 |
IDENTITY_FILTER_ATTRIBUTE |
アイデンティティ・ピッカーのワイルドカード検索を定義します。
注意: このパラメータの値としてnullを指定すると、アスタリスクが検索値の先頭と末尾に追加されます(デフォルトの設定)。 |
IDENTITY_ATTRIBUTE |
この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページの「OK」をクリックしたときです。属性値は、システム属性で定義されている定数です。Update Taskコマンド(BPEL)を参照してください。 値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、このXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。 |
実装例
この例に示すInvoiceApprovalEditコマンドは、BPEL内に格納されているユーザー情報を検索し、XPATH変数を使用してBPELタスクを更新します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-32 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のアイデンティティ・ピッカーのパラメータの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker |
IDENTITY_FILTER |
USER |
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker |
IDENTITY_FILTER_ATTRIBUTE |
NONE |
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker |
CMD_ON_CANCEL |
OpenTask |
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker |
IDENTITY_ATTRIBUTE |
XPATH:InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment |
InvoiceApprovalEdit |
oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker |
CMD_ON_OK |
InvoiceApprovalComplete |
AXFアカウント配布コーディング・フォームは、請求書に対する詳細なアカウント配布情報を入力および選択するための、再利用可能なWebインタフェースです。図A-8に示すコーディング・フォームは、POなしの請求書に明細項目情報が必要である場合に使用されるものです。この場合は、認可を受けたユーザーはこのページにアカウント配布タスク・リストからアクセスし、アカウント配布コードを入力します。
アカウント配布コーディング・フォームに関する重要事項
このコーディング・フォームを使用できるのは、Oracle E-Business Suiteに対してのみです。
このコーディング・フォームは、Oracle E-Business Suiteシステムに対してルックアップを実行します。このルックアップを可能にするために、Oracle WebCenter Imaging WebLogic管理対象サーバーに対してJDBCデータソースが設定されている必要があります。このJDBCデータソースの設定方法は、ソリューション・アクセラレータのドキュメントを参照してください。
このコーディング・フォームは、ソリューション・アクセラレータ経由で起動されます。AXF表の構成またはソリューション・アクセラレータの適用を参照してください。このコーディング・フォームを使用するには、ソリューションをデプロイおよび構成するとともに、サポートのためのAXFのコマンドおよびソリューション・パラメータを設定する必要があります。
フォームの右上部分のボタン(「承認」、「却下」、「再割当て」、「保存」、「取消」および「未払請求書」)は、AXFの表を通して構成できます。
次に示す各項では、このコーディング・フォームに関する全般的な構成情報を示します。
AXF_LOOKUPS.sqlスクリプトによって、コーディング・フォームのためのルックアップ要素が作成されます。これは、Oracle E-Business SuiteデータベースのAPPSユーザーとしてAPPSスキーマの下で実行する必要があります。
Oracle E-Business SuiteデータベースのAPPSスキーマに、適切なAPPSユーザーとして接続します。
必要に応じて、既存のコーディング・フォーム・ルックアップ・パッケージをアンインストールします。
このステップを実行する必要があるのは、既存のシステムの更新/パッチ適用を実行しようとしているときに、そのシステムにAXF_LOOKUPSコーディング・フォーム・ルックアップ・パッケージがインストール済である場合のみです。
DROP TYPE AXF_LOOKUPS_SEGMENT_VALUE_COL; show errors DROP TYPE AXF_LOOKUPS_SEGMENT_OBJ; show errors DROP PACKAGE AXF_LOOKUPS; show errors
AXF_LOOKUPSスクリプトを実行します。
このスクリプトは、Oracle E-Business Suiteアダプタの一部として配布されます。これが存在する場所は次のいずれかであり、Oracle E-Business Suiteのリリースによって決まります。
12cの場合
MW_HOME/wccontent
/ucm/Distribution/EBSIntegration/R11/
MW_HOME/wccontent
/ucm/Distribution/EBSIntegration/R12/
11gの場合
MW_HOME/ECM_HOME
/axf/adapters/ebs/R11/
MW_HOME/ECM_HOME
/axf/adapters/ebs/R12/
次のコマンドを入力して、スクリプトを実行します。
@AXF_LOOKUPS.sql
表A-33に、アカウント配布のソリューションの例を示します。
表A-33 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_SOLUTIONS表の例
SOLUTION_NAMESPACE | SOLUTION_CONTEXT |
---|---|
AccountDistribution |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
表A-34は、アカウント配布コーディング・フォーム・ソリューションをサポートするAXFコマンドの例の一覧です。
表A-34 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_COMMANDS表の例
SOLUTION_NAMESPACE | COMMAND_CLASS | COMMAND_NAMESPACE | 説明 |
---|---|---|---|
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AccountDistributionApprove |
コーディング・フォームの「承認」ボタンのためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
AccountDistributionCancel |
コーディング・フォームの「取消」ボタンのためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AccountDistributionReject |
コーディング・フォームの「却下」ボタンのためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AccountDistributionRequestInfo |
コーディング・フォームの「リクエスト情報」ボタンのためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
AssignUser |
コーディング・フォームの「再割当て」ボタンのためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
AssignUserComplete |
ユーザーをアイデンティティ・ピッカーにリダイレクトするためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand |
AutoOpenTask |
タスク・リストでの自動タスク操作のためのコマンドを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand |
OpenTask |
タスク・リスト上にOpenTaskコマンド・リンクを作成します。 |
AccountDistribution |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
StartAccountDistribution |
ユーザーをタスク・リストからコーディング・フォームにリダイレクトするためのコマンドを作成します。 |
OpenTaskコマンドおよびAutoOpenTaskコマンドのオプションが、コーディング・フォームのソリューションに対して構成されます。表A-35に、OpenTaskのオプションの例を示します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACEおよびCOMMAND_NAMESPACE
表A-35 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例
CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE | 説明 |
---|---|---|---|
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
CMD_APPROVE |
AccountDistributionApprove |
ユーザーがコーディング・フォームの「承認」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
CMD_CANCEL |
AccountDistributionCancel |
ユーザーがコーディング・フォームの「取消」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
CMD_REASSIGN |
AssignUser |
ユーザーがコーディング・フォームの「再割当て」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
CMD_REJECT |
AccountDistributionReject |
ユーザーがコーディング・フォームの「却下」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
CMD_REQUEST_INFO |
AccountDistributionRequestInfo |
ユーザーがコーディング・フォームの「リクエスト情報」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
DISABLE_PROJECT |
FALSE |
コーディング・フォーム上の「プロジェクト」ルックアップ・ボックスを無効にするフラグ。 |
oracle.imaging.axf.web.backing.Coding |
READ_ONLY |
TRUE |
ユーザーがコーディング・フォーム上の値を入力および編集できるか(FALSE、デフォルト)、読取り専用値として表示するか(TRUE)を指定します。 |
BPEL AXFのコマンドは次のとおりです。
注意:
AXFを使用して実行するために、カスタム・コマンドおよび連鎖コマンドをデプロイすることもできます。カスタム・コマンドのデプロイおよび連鎖コマンドとユーザー・インタフェース・コンポーネントの構成を参照してください。
このコマンドは、指定のタスクIDのタスクをBPEL (ヒューマン・ワークフロー)から取得します。この指定されたタスクとは、多くの場合はタスク・リストから選択されたものです。そのタスクが、ユーザーによる取得が可能なものである場合は、このコマンドによってタスクの詳細が取得されて、指定のWebページ上に表示されます。
Open Taskコマンドのパラメータ
表A-36は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。
表A-36 OpenTaskコマンドのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
TASK_VIEW_URL |
このタスク・フローは、このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されます。 TASK_VIEW_URLパラメータの値では、次の文字列の1つを使用してタスク・フローを表します。各文字列は、taskflow:がhttpのかわりのプロトコルである、特別なURLと考えることができます。
|
実装例
この例では、OpenTaskコマンドを使用して請求書処理ソリューションのタスク・ビューアを表示します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-37 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のOpen Taskコマンドの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
OpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand |
TASK_VIEW_URL |
taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-taskviewer-tfd.xml#axf-taskviewer-tfd |
このコマンドは、自動タスク・モードを表示します。このモードでは、新しいヒューマン・ワークフロー・タスクは自動的に、そのユーザーが引き受けたことになります。自動タスク・ロックの構成も参照してください。
Autotaskコマンドのパラメータ
AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のパラメータを使用してAutotaskのコマンドを構成します。
表A-38 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のAutotaskコマンドのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
TASK_VIEW_URL |
このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されるタスク・フロー。 |
CMD_ON_NO_TASKS |
タスクがないときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。 |
BPEL_TRY_AUTO |
次のタスクをヒューマン・ワークフロー・システムから取得する処理の試行間隔(ミリ秒)。 |
実装例
この例では、Autotaskコマンドを使用して自動的にタスクを引き受け、請求書処理ソリューションのタスク・ビューアに表示します。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-39 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のAutotaskコマンドのパラメータ
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
AutoOpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand |
TASK_VIEW_URL |
taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-taskviewer-tfd.xml#axf-taskviewer-tfd |
AutoOpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand |
CMD_ON_NO_TASKS |
StartInvoiceProcessing |
AutoOpenTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand |
BPEL_TRY_AUTO |
3000 |
Release Taskコマンドは、ヒューマン・ワークフロー・タスクをリリースします。このコマンドの完了後に実行するアクションを構成するには、CMD_AUTOTASK_ONパラメータおよびCMD_AUTOTASK_OFFパラメータを使用します。
Release Taskコマンドのパラメータ
表A-40は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。
表A-40 Release Taskコマンドのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
CMD_AUTOTASK_OFF |
AUTOTASKモードがオフのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
CMD_AUTOTASK_ON |
AUTOTASKモードがオンのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
実装例
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-41 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のRelease Taskコマンドの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
SkipTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_OFF |
StartInvoiceProcessing |
SkipTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_ON |
AutoTaskOpen |
ReleaseTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_OFF |
StartInvoiceProcessing |
ReleaseTask |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_ON |
StartInvoiceProcessing |
Complete Taskコマンドは、ヒューマン・タスク・ワークフロー内の指定されたタスクの属性リストと結果を更新します。このコマンドは、Update Taskコマンド(BPEL)に対して定義されたパラメータも受け取ります。
さらに、Complete Taskコマンドは、このコマンドに対するリクエスト・パラメータを使用してBPELペイロード属性値を更新することができます。このコマンドの完了後に実行するアクションを構成することもでき、構成するにはCMD_AUTOTASK_ONパラメータおよびCMD_AUTOTASK_OFFパラメータを使用します。
Complete Taskコマンドのパラメータ
表A-42は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。
表A-42 CompleteTaskコマンドのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
OUTCOME |
ヒューマン・ワークフロー・システムに対して定義されている結果を指定します。デフォルトでは、どのBPELプロセスでもAPPROVEおよびREJECTが使用可能であり、プロセス設計者は他にも作成できます。 |
CMD_AUTOTASK_ON |
AUTOTASKモードがオンのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
CMD_AUTOTASK_OFF |
AUTOTASKモードがオフのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。 |
実装例
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-43 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のComplete Taskコマンドの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
DeleteInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_OFF |
StartInvoiceProcessing |
DeleteInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
CMD_AUTOTASK_ON |
AutoOpenTask |
DeleteInvoice |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand |
OUTCOME |
DELETE_INVOICE |
Redirectコマンドは、ブラウザをAXF Webツールまたはその他の外部URLにリダイレクトします。リクエスト・パラメータは内部URLのみに対して有効であり、次のものがあります。
CID (対話ID)
PID (パラメータ・セットID)
任意のユーザー定義リクエスト・パラメータをPIDの一部として格納します。
このコマンドは、URLをレスポンス・コマンドで返します。
表A-44は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。
Redirectコマンドのパラメータ
表A-44 RedirectCommandのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
REDIRECT_URL |
このURLは、このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されます。次のいずれかです。
|
EXTERNAL |
この値がTRUEの場合は、リダイレクト・ページにCIDおよびPIDは付加されません。リダイレクトURLは外部Webサイトであり、すべてのリクエスト・パラメータはURL内に付加されます。 |
実装例
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-45 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のRedirectコマンドの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
EXTERNAL |
FALSE |
StartInvoiceProcessing |
oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand |
REDIRECT_URL |
taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd |
Update Taskコマンドでは、BPELタスク内の属性リスト、XMLペイロード内の値(XPATHを使用)またはシステム属性を更新できます。(XPATHの例は、次の実装例に関する項を参照してください。)
Update Taskコマンド用に独自のパラメータ・キーを作成して、システム属性またはXPATHをパラメータ値に使用することができます。AXFはリクエスト・パラメータを検索し、パラメータ・キーに一致するすべての値を見つけます(outcomeの他に)。そのタスク・ペイロードの中で使用するために、属性リストに対応するパラメータ・キーを取り出します。
BPELタスク内でペイロード以外の属性を更新するには、次に記載されているシステム属性を使用します。たとえば、UpdateTaskコマンドは、outcome
(PARAMETER_KEYとして定義されます)の値をリクエスト・パラメータから受け取って、そのタスクのOUTCOME
(PARAMETER_VALUEとして定義されます)属性値を更新することができます。
Update Taskコマンドのパラメータ
表A-46 UpdateTaskCommandのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
OUTCOME |
ヒューマン・ワークフロー・システムに対して定義されている結果を指定します。デフォルトでは、どのBPELプロセスでもAPPROVEおよびREJECTが使用可能であり、プロセス設計者は他にも作成できます。 |
システム属性
システム属性は次のとおりです。
ACQUIREDBY
APPROVERS
ASSIGNEDDATE
ASSIGNEDGROUP //更新できません
ASSIGNEDUSER //更新できません
CREATEDATE
CREATOR
DATEATTRIBUTE1-DATEATTRIBUTE5
EXPIREDDATE
ENDDATE
FORMATTRIBUTE1-FORMATTRIBUTE5
FROMUSER
NUMBERATTRIBUTE1-NUMBERATTRIBUTE5
OUTCOME
OWNERGROUP
OWNERUSER
PRIORITY
STATE
TASKID
TASKNUMBER //更新できません
TITLE
TASKDEFINITIONNAME
TEXTATTRIBUTE1-TEXTATTRIBUTE10
UPDATEDBY
URLATTRIBUTE1 - URLATTRIBUTE5
実装例
この例では、2つの属性が同じコマンド・ネームスペース、UpdateHelloBPELによって更新されることを示します。HelloBPELの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成、11g リリース1 (11.1.1.9)のHelloBPELを使用したAXFインストールの検証に関する項を参照してください。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=HelloBPEL
表A-47 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のUpdateTaskCommandのパラメータの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
UpdateHelloBPEL |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand |
String1 |
XPATH:HelloBPEL_String1 |
UpdateHelloBPEL |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand |
String2 |
XPATH:HelloBPEL_String2 |
Update Task From Procedureコマンドは、指定したデータソースを使用してストアドPL/SQLプロシージャをコールし、XPATHを使用してタスク・ペイロードを更新します。実装例およびストアドPL/SQLプロシージャの例については、次の項を参照してください。
Update Task From Procedureコマンド・パラメータ
表A-48 UpdateTaskFromProcedureコマンドのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
XPATH_DATASTRING |
AXF_XPATH_ATTRIBUTES表に含まれるXPATH変数を指定し、返されたデータのリストが保存されるXPATHを参照します。 |
XPATH_MESSAGESTRING |
XPATH変数を指定すると、UpdateFromStoredProcedure関数によって、データがBPELペイロードに書き込まれ、基本ステータス、または関数(axfretrieveuserlist)の実行中に発生したエラー・コードが通信されます。 |
CMD_NO_DATA |
PL/SQLファンクションから結果が返されない場合は、このコマンドを指定して実行します。 |
CMD_DATA |
PL/SQLファンクションから結果が返される場合は、このコマンドを指定して実行します。 |
CMD_ERROR |
PL/SQLファンクションからエラーが返される場合は、このコマンドを指定して実行します。 |
JNDI_DS |
Application Serverに構成されているJNDIデータソース名を指定し、PL/SQLファンクションの実行に使用します。 |
PLSQL_PROC |
コールするPL/SQLファンクション名を指定します。 |
実装例
この例では、Update Task From Procedureコマンドを使用して、データソース(EBSDS)によってストアドPL/SQLプロシージャでコールされたAXFRETRIEVEUSERLISTをコールします。AXFRETRIEVEUSERLISTは請求書IDを取得し、そのトランザクションの請求金額を問い合せ、その金額に基づいて請求書承認を一連のユーザーに返します。
表A-49 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_SOLUTIONS表
SOLUTION_NAMESPACE | SOLUTION_CONTEXT |
---|---|
InvoiceProcessing |
ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote |
表A-50 UpdateTaskFromProcedureCommandのAXF_COMMANDS表の例(ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing)
COMMAND_CLASS | COMMAND_NAMESPACE |
---|---|
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
RetrieveUserList |
表A-51 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_SOLUTION_PARAMETERS表(ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing)
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
XPATH_DATASTRING |
XPATH:InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
XPATH_MESSAGESTRING |
<INSERT: ペイロードを介した通信ステータスに使用するXPATH変数> |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
CMD_DATA |
InvoiceApprovalEdit |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
CMD_NO_DATA |
CompleteInvoice |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
CMD_ERROR |
StartInvoiceProcessing |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
JNDI_DS |
jdbc/EBSDS |
RetrieveUserList |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand |
PLSQL_PROC |
AXFRETRIEVEUSERLIST |
次のAXF_XPATH_ATTRIBUTES表では、対応するXPATH列にペイロードの値を特定するXPATH式が表示されます。
表A-52 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_XPATH ATTRIBUTES表
ATTRIBUTE_KEY | XPATH |
---|---|
InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment |
//task:InvoiceApprovalAssignment |
次に示すAXF_NAMESPACES表では、XMLNS_URI列にXMLファイル内でInvoiceApprovalAssignmentタスク情報を特定する場所が表示されます。
表A-53 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_XPATH_NAMESPACES表
接頭辞 | XMLNS_URI |
---|---|
task |
http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task |
タスク・ペイロードを更新するPL/SQLプロシージャの例
XMLのDOMへのロード後のPL/SQLプロシージャにより、請求書IDを取得し、そのトランザクションの請求金額を問い合せ、その金額に基づいて一連のユーザーを返します。
create or replace FUNCTION axfretrieveuserlist(xmlPayload IN VARCHAR2, pDataString OUT VARCHAR2, pMsgString OUT VARCHAR2) RETURN INTEGER IS v_node xmldom.DOMNode; v_node2 xmldom.DOMNode; v_nl xmldom.DOMNodeList; v_doc xmldom.DOMDocument; v_elem xmldom.DOMElement; v_parser xmlparser.Parser; invoiceID VARCHAR2(256); invoiceAmount NUMBER(8,2); userList VARCHAR2(256); rtnCode INTEGER; BEGIN rtnCode := 0; -- execute CMD_NO_DATA -- rtnCode := -1; -- execute CMD_ERROR pmsgstring := ''; -- empty msg string v_parser := xmlparser.newParser; xmlparser.parseBuffer(v_parser, xmlPayload); v_doc := xmlparser.getDocument(v_parser); xmlparser.freeParser(v_parser); -- Retrieve the invoice ID v_nl := xmldom.getElementsByTagName(v_doc, 'invoiceID'); v_node := xmldom.item(v_nl, 0); v_node2 := xmldom.getFirstChild(v_node); invoiceID := xmldom.getNodeValue(v_node2); -- Retrieve Invoice Amount for given invoice id select INVOICE_AMOUNT into invoiceAmount from ap_invoices_all where INVOICE_ID = invoiceid; if invoiceamount > 10000 then pdatastring := 'jlondon'; rtnCode := 1; -- execute CMD_DATA pmsgstring := 'Additional approval required due to invoice amount.'; else pdatastring := 'jcooper,mtwain'; rtnCode := 1; -- execute CMD_DATA pmsgstring := 'No further approval is required.'; end if; RETURN rtnCode; END;
この例を使用するには、次のステップを実行します。
このプロシージャを変更して、選択したペイロードからデータの特定部分を取得できるようにします。作成するPL/SQLファンクションの唯一の要件として、VARCHAR2を取り、2つのVARCHAR2 OUTパラメータを設定し、INTEGERを返すことが必要です。ファンクションの名前はAXF構成に含めます。
Oracle E-Business Suiteデータベース・インスタンス上でストアド・プロシージャをインストールします。プロシージャはAppsユーザーとして実行する必要があります。
AXFインスタンス上のAXFユーザーとして、次のコマンドを実行してAXF_ACTIONS表を更新し、新規RetrieveUserListコマンドを実行パスに挿入します。
UPDATE AXF_ACTION SET COMMAND_NAMESPACE = 'RetrieveUserList' where DISPLAY_TEXT = 'Invoice Approval' and COMMAND_NAMESPACE = 'ValidateInvoiceApprovalEdit'
Validate Taskコマンドは、BPELシステム属性データまたはBPELペイロード・データを検証し、検証結果に基づいて後続コマンドを実行します。
表A-54は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。
Validate Taskコマンドのパラメータ
表A-54 ValidateTaskCommandのパラメータ
パラメータ・キー | 説明 |
---|---|
ATTRIBUTE_TO_VALIDATE |
BPELタスク内の、検証対象の属性を指定します。これは、システム属性でもペイロード属性でもかまいません。ペイロード属性を指定する場合は、接頭辞の値としてXPATH:を使用し、AXF_XPATH_ATTRIBUTES表からの値を参照します。 |
REGULAR_EXPRESSION |
指定された属性を検証するための、標準の正規表現を定義します。 |
CMD_ON_PASS |
検証に合格した場合にこのコマンドの後に実行するコマンドを指定します。 |
CMD_ON_FAIL |
検証不合格の場合にこのコマンドの後に実行するコマンドを指定します。 |
FAIL_MESSAGE |
検証不合格の場合に表示するメッセージを指定します。 |
実装例
次の構成は、請求書が保存されている(請求書トランザクションIDが0でない)ことを検証します。0の場合、コマンドは、FAIL_MESSAGEパラメータで指定されたエラー・メッセージを報告します。検証を追加する手順は、検証の追加を参照してください。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing
表A-55 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のValidateTaskコマンドの例
COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE |
---|---|---|---|
ValidateTransactionID |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand |
ATTRIBUTE_TO_VALIDATE |
XPATH:InvoiceProcessing_TransactionID |
ValidateTransactionID |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand |
CMD_ON_PASS |
CompleteInvoice |
ValidateTransactionID |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand |
REGULAR_EXPRESSION |
[ˆ0] |
ValidateTransactionID |
oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand |
FAIL_MESSAGE |
Please save the transaction before completing the task. |
Oracle E-Business SuiteのためにAXFを構成するには、AXF関連の表をOracle E-Business Suiteで構成する必要があります。この項の内容は次のとおりです。
注意:
Oracle E-Business Suite BPELイメージング・ソリューションがサポートされるのは、フォーム・ベースのアプリケーションのみです。OAFアプリケーションに対してはサポートされません。
次の図は、AXFソリューションの中でOracle E-Business Suiteシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。
図A-9 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle E-Business Suite AXFの表
AXF_CONFIGS表は、AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化するために使用します。この表では、どのフォームをAXF対応にするかを、データ・ブロック・レベルにまで細分化して選択できます。
フォーム・イベントは、アクションがOracle E-Business Suiteフォームに対して実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_CUSTOM.pllによって、すべてのイベント(たとえば、POST-INSERT)がカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。
アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。同じフォームが再利用される場合(たとえば請求書入力と請求書問合せ)は、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEによって各フォームを一意に識別します。
注意:
特定のデータブロックではなく、1つのフォーム上のすべてのデータブロックを有効化するには、AXF_DEFAULT
をDATABLOCKNAMEパラメータに対して指定します。これで、フォームのPOST-INSERTイベントが発生したときに、発生したデータブロックにかかわらずAXFに通知が送られるようになります。ただし、このようにDATABLOCKNAMEパラメータをAXF_DEFAULTに設定すると、指定されたZOOMコマンドやSPECIALコマンドが、そのフォームに関連するすべてのページ上で有効になります。(ZOOMコマンドおよびSPECIALコマンドはAXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite)で設定されます。)
列の説明
表A-56 AXF_CONFIGS表の列の説明
列名 | 説明 |
---|---|
FORMID |
表の主キーを指定します。 |
FORMFUNCTION |
Oracle E-Business Suiteフォームのそれぞれを、フォームの機能に基づいて区別します。 |
SOLUTIONENDPOINT |
AXFへのURLを指定します。この値は |
ENTITYNAME |
添付ファイル機能によって一意の名前として使用されます。この名前によって、添付ファイルを正しいフォームにリンクします。 |
LOGENABLED |
指定されたフォームに対するログを有効化または無効化します。次のいずれかを指定します。
|
DATABLOCKNAME |
有効化する、フォーム上のデータブロックを指定します。
フォームはOracle E-Business Suiteによって再利用されることもあるので(たとえば請求書入力と請求書問合せ)、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEの組合せによって各フォームを一意に識別します。 |
実装例
この例では、請求書フォーム全体がAXF対応であることを定義します。(仮に、最初の行がないとすれば、その場合は請求書フォームのINV_SUM_FOLDERデータ・ブロックが有効になります。)
この例の表の最後の行は、紙クリップ添付機能が有効であることを示します(管理対象添付ファイル・ソリューションを無効にしています)。詳細は、紙クリップ添付ファイルの再有効化(Oracle E-Business SuiteおよびImagingのみ)を参照してください。
ここに示していないフィールド: LOGENABLED=YES
表A-57 AXF_CONFIGS表の例
FORMID | FORMFUNCTION | SOLUTIONENDPOINT | ENTITYNAME | DATABLOCKNAME |
---|---|---|---|---|
1 |
AP_APXINWKB |
https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService |
AP_INVOICES |
AXF_DEFAULT |
2 |
AP_APXINWKB_SUMMARY_VIEW |
https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService |
AP_INVOICES |
INV_SUM_FOLDER |
6 |
AP_APXINWKB_BATCHES |
https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService |
AP_INVOICES |
INV_SUM_FOLDER |
7 |
AXF_MANAGED_ATTACHMENTS-DISABLED |
https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService |
(null) |
(null) |
AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite)と連携します。
列の説明
表A-58 AXF_COMMANDS表の列の説明
列名 | 説明 |
---|---|
FORMID |
AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite)にリンクしています。 |
EVENTID |
表の主キー。 |
EVENTNAME |
起動するイベント・コマンドの名前(例: ZOOM、POST-INSERT)。 |
DISPLAYMENU |
コマンドのメニューのテキストを表示します。 |
COMMANDNAMESPACE |
メニューが選択されたときにバックエンドに渡されるリクエスト・コマンド。 |
REQUIRESCONVERSATION |
このコマンドには有効な対話が必須かどうかを示します。 |
SORTBY |
メニューを表示する順序。 |
SOLUTIONNAMESPACE |
ソリューションの名前。 |
MENUTYPE |
Oracle E-Business Suiteでユーザーに対して表示するメニューのタイプを指定します。次の選択が可能です。
|
SPECIAL |
スペシャル・タイプ・メニューの一意の番号を入力して新しいメニュー・エントリを作成します。
(詳細は、Oracle E-Business Suiteのドキュメントを参照してください。) |
RESPONSIBILITY |
将来の使用のために予約されています。 |
実装例
この例では、2つのコマンドを「ズーム」メニューから起動するように設定します(「補足資料を添付」と「請求書処理」)。各コマンドは2回ずつ表示されます。コマンドによって有効化される機能は同じですが、2つの異なるページ上で有効化されるからです。
さらに、このソリューションはPOST-INSERTイベントの中でSaveInvoiceコマンドを起動するように構成されています。つまり、アクションによって新しいOracle E-Business Suiteトランザクション・レコードが挿入されるたびに、自動的にSaveInvoiceコマンドがバックエンド上で起動され、そのコマンドに関連付けられているアクションが実行されます。POST-INSERTは、Oracle E-Business Suiteの中で同じトランザクション・レコードがもう一度保存されてもコールされません。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing、SPECIAL=(null)、RESPONSIBILITY=(null)
表A-59 AXF_COMMANDS表の例
EVENTID | FORMID | EVENTNAME | DISPLAYMENU | COMMANDNAMESPACE | REQUIRESCONVERSATION | SORTBY | MENUTYPE |
---|---|---|---|---|---|---|---|
16 |
1 |
ZOOM |
Attach Supplemental |
AttachSupplemental |
YES |
2 |
ZOOM |
14 |
6 |
ZOOM |
Attach Supplemental |
AttachSupplemental |
YES |
2 |
ZOOM |
13 |
6 |
ZOOM |
Process Batch Invoices |
StartInvoiceProcessing |
いいえ |
1 |
ZOOM |
10 |
1 |
ZOOM |
Process Invoices |
StartInvoiceProcessing |
いいえ |
1 |
ZOOM |
11 |
1 |
POST-INSERT |
(null) |
SaveInvoice |
YES |
0 |
(null) |
15 |
6 |
POST-INSERT |
(null) |
SaveInvoice |
YES |
0 |
(null) |
AXF_COMMAND_PARAMETERS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を定義するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。
列の説明
表A-60 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
PARAMETERID |
パラメータの一意のIDを定義します。 |
EVENTID |
イベントの一意のIDを定義します。AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite)からの値です。 |
PARAMETERNAME |
渡すパラメータの名前。 |
DATASOURCENAME |
パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。 |
DATABLOCKNAME |
値のフェッチ元である、フォームのデータ・ブロック。 |
FIELDNAME |
値のフェッチ元である、フォーム内のフィールド名。 |
CONSTANTVALUE |
パラメータの定数値。 |
実装例
次に示す例では、2つのパラメータがEventID 2のために送信されます。1つは定数値(InvoicesByVendor)、もう1つはINVOICES_QFデータ・ブロック内のデータ値(VENDOR_NAME)です。
COMPLETEコマンドを実行するには、Oracle E-Business SuiteとAXFとの間の対話が確立している必要があります。対話とは、セッションの一意のIDであり、これによってOracle E-Business SuiteとAXF Frameworkの間の通信が可能になります。
別のウィンドウを開くことを必要とするコマンドの場合は、Oracle E-Business Suiteによってブラウザの別のインスタンスが開かれます。この新規作成されたウィンドウで、ユーザーはさらに操作を行うことができます。
表A-61 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の例
PARAMETERID | EVENTID | PARAMETERNAME | DATASOURCENAME | DATABLOCKNAME | FIELDNAME | CONSTANTVALUE |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
2 |
SearchName |
CONSTANT |
(null) |
(null) |
InvoicesByVendor |
2 |
2 |
VendorName |
DATA |
INVOICES_QF |
VENDOR_NAME |
(null) |
18 |
11 |
InvoiceTransactionID |
DATA |
INV_SUM_FOLDER |
INVOICE_ID |
(null) |
21 |
14 |
InvoiceTransactionID |
DATA |
INV_SUM_FOLDER |
INVOICE_ID |
(null) |
20 |
15 |
InvoiceTransactionID |
DATA |
INV_SUM_FOLDER |
INVOICE_ID |
(null) |
22 |
16 |
InvoiceTransactionID |
DATA |
INV_SUM_FOLDER |
INVOICE_ID |
(null) |
AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business SuiteとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。
列の説明
表A-62 AXF_PROPERTIES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
PROPNAME |
使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。
|
PROPVALUE |
プロパティの値を指定します。 |
実装例
この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。
表A-63 AXF_PROPERTIES表の例
PROPNAME | PROPVALUE |
---|---|
SecureMode |
OFF |
AXFWalletPath |
file:walletpath |
AXFWalletKey |
AXFWalletKey |
AXF_VERSION |
2 |
AXF_SOAP_POLICY |
USER_NAME_TOKEN |
AXF_SOAP_SECURITY |
TRUE |
AXF_SOAP_USER |
weblogic |
AXF_PAPERCLIP |
TRUE |
Oracle PeopleSoft用のアダプタを構成するには、Oracle PeopleSoftのAXF関連の表を構成する必要があります。詳細は、Oracle PeopleSoftのソリューションの構成を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
次の図は、AXFソリューションの中でOracle PeopleSoftシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。
図A-10 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle PeopleSoft AXFの表
注意:
AXFの表フィールドはすべて、null以外の値を必要とします。適用されないフィールドについては、スペースを入れておくことができます。
PS_AXF_CONFIG表は、AXFソリューションをOracle PeopleSoftの様々なコンポーネント上で有効にするために使用します。この表では、どのページやコンポーネントをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。
イベントは、Oracle PeopleSoftのページに対してアクションが実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_PS_Integrationプロジェクト・コンポーネントによってPRE-およびPOST- saveイベントがキャッチされるので、これらのイベントがカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。
列の説明
表A-64 PS_AXF_CONFIG表の列の説明
列名 | 説明 |
---|---|
AXF_CONFIG_ID |
表の主キーを指定します。 |
AXF_COMPONENT_NAME |
有効にするOracle PeopleSoftコンポーネントの名前を指定します。 |
AXF_CONNECT_NAME |
Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカー接続名(コールするサービス操作)を指定します。これは、Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの管理インタフェースで定義されます。 デフォルトのサービス操作はAXF_EXECUTEです。他の接続を設定して使用することができます。 |
AXF_VERSION |
接続のAXFバージョンを指定します。使用可能な値は次のとおりです。
|
実装例
この例では、VCHR_QUICK_PNLコンポーネントがAXF対応であることを定義します。
表A-65 PS_AXF_CONFIG表の例
AXF_CONFIG_ID | AXF_COMPONENT_NAME | AXF_CONNECT_NAME | AXF_VERSION |
---|---|---|---|
1 |
VCHR_QUICK_PNL |
AXF_EXECUTE |
11g |
PS_AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、PS_AXF_CONFIG表と連携します。
列の説明
表A-66 PS_AXF_COMMANDS表の列の説明
列名 | 説明 |
---|---|
AXF_CMDS_ID |
表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。 |
AXF_CONFIG_ID |
PS_AXF_CONFIG表への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびコンポーネントとが関連付けられます。 |
AXF_EVENT_NAME |
実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_NAMEは、既存のOracle PeopleSoftページに組み込まれるサブページに対応します。たとえば、AXFの機能(イメージ・ビューアやタスク・リストなど)をコールするためにOracle PeopleSoftページに追加されるボタン、リンクまたはメニューです。詳細は、Oracle PeopleSoftページへのAXFコンポーネントの配置を参照してください。使用可能なオプションは次のとおりです。
|
AXF_SELECT_LABEL |
選択フィールドに対してページ上に表示される名前を定義します。これが使用されるのは、COMBOイベントのみです。 |
AXF_DISPLAY_NAME |
Oracle PeopleSoftページ上に表示されるボタンまたはリンクの名前を定義します。 |
AXF_SOL_NAMESPC |
実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。 |
AXF_CMD_NAMESPC |
実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。 |
AXF_PSFT_ROLE |
コマンドへのアクセス権を持つOracle PeopleSoftのロールを指定します。これは、各ロールを単一引用符で囲んだものをカンマで区切ったリストです(例: 'Role1','Role2','Role3')。 |
AXF_SORT_ORDER |
選択フィールドに表示される項目の順序を指定します。ソート順序が適用されるのは選択フィールドのみです。 |
AXF_REQ_CONV |
このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。たとえば、UpdateTaskコマンドを実行するには、対話が実行中であることが必要です。これは、ユーザーが現在のタスクを選択できるようにするためです。 |
実装例
この例では、2つのコマンドを同じ請求書処理ページに追加します。1つはボタンを挿入するものであり、このボタンがクリックされると請求書処理が開始します。もう1つはリンクを挿入するものであり、このリンクがクリックされるとImagingでの重複請求書の検索が開始します。
さらに、このソリューションはSAVE_POST_CHANGEイベントの中でSaveInvoiceコマンドを起動するように構成されています。つまり、アクションによって新しいOracle PeopleSoftトランザクション・レコードが挿入されるたびに、自動的にSaveInvoiceコマンドがバックエンド上で起動され、そのコマンドに関連付けられているアクションが実行されます。SAVE_POST_CHANGEは、Oracle PeopleSoftの中で同じトランザクション・レコードがもう一度保存されてもコールされません。
コマンドの使用を許可するために、Oracle PeopleSoftロールの1つをAXF_PSFT_ROLEフィールドで指定する必要があります。ユーザーに、コマンドを使用する許可が付与されていない場合は、コマンドは表示されません。コマンドが表示されるが機能しない場合は、そのコマンドが正しく構成されていません。
ここに示していないフィールド: AXF_SELECT_LABEL=(null)、AXF_SORT_ORDER=1、AXF_REQ_CONV=N
表A-67 PS_AXF_COMMANDS表の例
AXF_CMDS_ID | AXF_CONFIG_ID | AXF_EVENT_NAME | AXF_DISPLAY_NAME | AXF_SOL_NAMESPC | AXF_CMD_NAMESPC | AXF_PSFT_ROLE |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
1 |
AXF_BUTTON_1 |
Start Invoice Processing |
InvoiceProcessing |
StartInvoiceProcessing |
'Employee' |
2 |
1 |
AXF_LINK_1 |
Search For Duplicates |
InvoiceInquiry |
SearchIPM |
'Employee' |
3 |
1 |
SAVE_POST_CHANGE |
(null) |
InvoiceProcessing |
SaveInvoice |
'Employee' |
PS_AXF_COMMAND_PARAMS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を指定するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。
列の説明
表A-68 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
AXF_CMDS_PARAMS_ID |
表の主キーを指定します。 |
AXF_CMDS_ID |
PS_AXF_COMMANDS表への外部キーを指定します。これによって、一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。 |
AXF_PARAM_NAME |
パラメータ名を定義します。 |
AXF_DATASOURCE |
パラメータ値の取得元を指定します。
|
AXF_RECORD_NAME |
Oracle PeopleSoftページ内のフィールドのレコードを指定します。これは、AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに取得するターゲット値として使用されます。 |
AXF_FIELD_NAME |
AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときにターゲット値として使用されます。 |
AXF_CONSTANT_VALUE |
AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。 |
実装例
次に示す例では、3つのパラメータがAXF_CMDS_ID 2のために送信されます。1つは定数値(SearchName)で、残りの2つはデータ値(INVOICENUMBERおよびInvoiceTransactionID)です。
表A-69 PS_AXF_COMMAND_PARAMS表の例
AXF_CMDS_PARAMS_ID | AXF_CMDS_ID | AXF_PARAM_NAME | AXF_DATASOURCE | AXF_RECORD_NAME | AXF_FIELD_NAME | AXF_CONSTANT_VALUE |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
2 |
SearchName |
CONSTANT |
(null) |
(null) |
SearchByInvoiceID |
2 |
2 |
INVOICENUMBER |
DATA |
VCHR_HDR_QV |
INVOICE_ID |
(null) |
3 |
3 |
InvoiceTransactionID |
DATA |
VCHR_HDR_QV |
VOUCHER_ID |
(null) |
PS_AXF_PROPERTIES表は、Oracle PeopleSoftとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。Oracle PeopleSoftポップアップ・ソリューション・ウィンドウのサイズ変更を参照してください。
列の説明
表A-70 PS_AXF_PROPERTIES表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
AXF_PROPNAME |
使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。
|
AXF_PROPVALUE |
プロパティの値を指定します。 |
実装例
この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。
表A-71 PS_AXF_PROPERTIES表の例
AXF_PROPNAME | AXF_PROPVALUE |
---|---|
WINDOW_HEIGHT |
600 |
WINDOW_WIDTH |
800 |