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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studio Designerの使用
12c (12.2.1)
E67373-01
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14 サイト・レポートの操作

Oracle Site Studioでは、Webサイト・オブジェクト・レポートとサイト使用状況レポートの2つのタイプの表示可能なレポートが提供されます。

この項の内容は次のとおりです。

14.1 サイト・レポートについて

大規模なWebサイトまたは複数のサイトを管理していると、サイトに関連付けられているファイルの数、それらのファイルの使用場所、特定のユーザーによるそれらのファイルの閲覧頻度などを確認することが必要になる場合があります。たとえば、特定のデータファイルがサイトのどこに配置されており、それがどのくらいの頻度で参照されているかを確認する場合があります。これは、ネイティブ・ドキュメント、フラグメント、スクリプトなどでも同様です。

これを行う方法の1つは、Oracle Site Studioのサイト・レポート機能を使用することです。サイト・レポートは、オンラインで参照することも、印刷することもできます。

次の3つのタイプのレポートを参照できます。

14.2 Webサイト・オブジェクト・レポート

Webサイト・オブジェクト・レポート(図14-1)には、サイトで使用されている、明示的に参照されるすべてのファイルが表示されます。このレポートでは、ファイルがカテゴリ別に表示されます(ページ・テンプレート、コントリビュータ・データファイル、フラグメント・ライブラリなど)。

図14-1 Webサイト・オブジェクト・レポート

サイト・オブジェクト・レポート

詳細は、第14.4項「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を参照してください。

14.3 サイト使用状況レポート

サイト使用状況レポート(図14-2)には、単一のファイルの詳細なサマリー(特にその使用場所)が表示されます。このレポートでは、使用されているWebサイト、使用されているセクションなどによって情報が分類されています。

図14-2 ページ・テンプレートの詳細を示すWebサイト使用状況レポート

サイト使用状況レポート

詳細は、第14.5項「Webサイト使用状況レポートの表示」を参照してください。


重要:

レポートの生成に使用される基準の1つは、各ファイルに割り当てられているメタデータです。したがって、不正確なメタデータが含まれファイルは、レポートに不適切に表示されるか、まったく表示されない可能性があります。メタデータ・モデルが効率的であるほど、サイト・レポートも効率的になります。

14.4 Webサイト・オブジェクト・レポートの表示

サイト・オブジェクト・レポートには、サイトで使用されているすべてのファイルが表示されます。レポートを表示すると、カテゴリ別(ページ・テンプレート、コントリビュータ・データファイル、フラグメント・ライブラリなど)のファイルの分類が表示されます。

Oracle Site Studioの様々な場所からレポートを表示できます。

14.4.1 Designerでのレポートの表示

Designerでレポートを表示するには、次のいずれかのタスクを実行します。

  • 「ファイル」をクリックして、「サイト」「詳細」「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を選択します。

    または

  • サイト階層ペインで、Webサイトのルートを右クリックし、「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を選択します。

14.4.2 Oracle Site Studioの管理ページでのレポートの表示

Oracle Site Studioの管理ページを使用してレポートを表示するには、次のタスクを実行します。

  1. Oracle Site Studioの管理ページを開きます。

  2. 「Webサイトの管理」をクリックします。

  3. レポートを表示するWebサイトをハイライトします。

  4. 「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」をクリックします。

リンク(使用可能な場合)をクリックして、サイトで使用されているファイルをプレビューできます。

サイトのホームページを表示するには、「ホームページ」アイコン(図14-3)をクリックします。

図14-3 「ホームページ」アイコン

スラッシュ・マークの付いたホームページ

ファイルのコンテンツ情報ページを表示するには、「情報」アイコン(図14-4)をクリックします。

図14-4 「情報」アイコン

グレーの「情報」アイコン

ファイルをこのレポートに表示するには、それにサイトと一致する必須メタデータが含まれている必要があります。

14.5 Webサイト使用状況レポートの表示

サイト使用状況レポートには、単一のファイルの詳細なサマリー(特にそれが使用されているコンテンツ・サーバーの1つ以上のサイトの場所)が示されます。レポート自体は、コンテンツ・サーバーに格納されます。レポートを表示すると、ファイルが使用されているWebサイトや、それが使用されているセクションなどの分類が表示されます。

Oracle Site Studioの様々な場所からレポートを表示できます。

14.5.1 Designerでのページ・テンプレートのレポートの表示

Designerでページ・テンプレートのレポートを表示するには、次のタスクを実行します。

  1. サイト階層ペインで、レポートを表示するページ・テンプレートを含むセクションを展開します。

  2. ページ・テンプレート(プライマリまたはセカンダリ)を右クリックし、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。

14.5.2 Designerでのデータファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートの表示

Designerでデータファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートを表示するには、次のタスクを実行します。

  1. Designerでリージョン・コンテンツの割当てダイアログを開きます(第A.54項「「コンテンツの割当」ダイアログ」を参照)。

  2. 「コントリビューション」アイコン(図14-5)からメニューを開きます。

    図14-5 「コントリビューション」アイコン・メニュー

    「コントリビューション」アイコンから展開されたメニュー
  3. 「Webサイト使用状況レポートの表示」をクリックします。

14.5.3 Webページからのデータファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートの表示

Webページからコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートを表示するには、次のタスクを実行します。

  1. データファイルまたはネイティブ・ドキュメントが表示されているWebページを参照します。

  2. コントリビューション・モードを有効化します。

  3. 「コントリビューション」アイコンからメニューを開き、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。

このオプションは、Designerのプレースホルダ定義でそれが有効化されている場合にのみ使用できます。

14.5.4 他のすべてのファイルのレポートの表示

その他すべてのファイルのレポートを表示するには、次のタスクを実行します。

  1. レポートを表示するファイルの「コンテンツ情報」ページを開きます。

  2. 「アクション」の横のメニューを使用して、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。

リンク(使用可能な場合)をクリックして、ファイルが使用されているサイト上の場所をプレビューできます。

サイトのホームページを表示するには、「ホームページ」アイコン(図14-6)をクリックします。

図14-6 「ホームページ」アイコン

スラッシュ・マークの付いたホームページ

すべてのWebサイト上のどこでファイルが使用されているかについての詳細を表示するには「すべて表示」をクリックし、詳細を表示しない場合は「すべて非表示」をクリックします。特定のサイト上のどこでファイルが使用されているかについての詳細を表示するには[+]アイコンをクリックし、詳細を表示しない場合は[-]アイコンをクリックします。

ファイルをレポートに表示するには、それにサイトと一致する必須メタデータが含まれている必要があります。

サイト使用状況レポートは、Contributorでも表示できます(Oracle Site Studio Contributorの使用を参照)。