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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studio Contributorの使用
12c (12.2.1)
E70068-01
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7 リンクの操作

コントリビュータが実行するタスクの1つとして、ハイパーリンクの作成をあげることができます。ハイパーリンクは、サイト閲覧者をサイト上の他のWebページに誘導したり、他のWebサイトに誘導する場合に非常に役立ちます。ハイパーリンクは、特定のテーマについて詳細に説明している他のWebページやサイトに閲覧者を誘導する場合に特に有用です。

この項の内容は次のとおりです。

7.1 リンク・ウィザードについて

Contributorのリンク・ウィザードを使用して、サイトの他のセクションへのハイパーリンク、サイトのコントリビュータ・データファイルやネイティブ・ドキュメントへのハイパーリンク、コンテンツ・サーバー内の他のサイトへのハイパーリンクなどの作成や編集を行います。

リンク・ウィザードでは、様々なリンクを作成できます。

7.2 Webサイトの別のセクションへのリンクの作成

自分のWebサイトの別のセクションやコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイトへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-1)をクリックします。

    図7-1 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. 「セクションへのリンク」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。


    注意:

    使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。

  5. リンク先のセクションを選択します。これは、現在のWebサイトのセクションでも、コンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイトのセクションでもかまいません。サイト階層でターゲット・セクションを選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。

    • パスベースのURL: リンクには、リンク先の場所へのパスが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:

      • 絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->products/index.htm(<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->は、Webサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。

      • 相対パス: フルパスのかわりに、相対パスを生成します。たとえば、../products/index.htmなどです。

      コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをリンク先セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。

    • IDベースのURL: リンクには、パスベースの名前ではなく、リンク先の場所のコード化されたIDが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:

      • クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:nodelink('10024');などです。

      • サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、[!--$wcmUrl('nodelink','10024')--]などです。

      • URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、ssNODELINK/10024などです。


    注意:

    サイト設計者がコントリビュータに対してこの決定を許可したかどうかによって、URLフォーマットのページが表示されないことがあります。選択するURLフォーマットが不明な場合は、サイト設計者に問い合せてください。

  8. 「オプション」をクリックします。

    「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. リンクが新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにリンク先の名前を直接入力することもできますが、リンク先が有効でないとリンクが機能しません。

  10. 「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。

  11. 「次へ」をクリックします。

  12. リンクのURLを検証します。

  13. 「終了」をクリックします。

7.3 新しいコンテンツ・ファイルへのリンクの作成

管理対象サイト・アセットとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされる、新しいコンテンツ・ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)へのリンクを作成できます。

新しいコンテンツ・ファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-2)をクリックします。

    図7-2 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. 「ファイルへのリンク」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。


    注意:

    使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。

  5. 追加するファイルのタイプに応じて、「新規コントリビュータ・データファイル」または「新規ネイティブ・ファイル」を選択します。新しいネイティブ・ドキュメントの場合は、メニューからファイル・フォーマットも選択します。新規ネイティブ・ドキュメントに許可されるファイル・フォーマットはサイト設計者が決定します。(「ファイルへのリンクを作成する場合の考慮事項」も参照)。

  6. 「次へ」をクリックします。

    コンテンツ・サーバーの標準コンテンツ・チェックイン・ページが表示されます。

  7. アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインするための適切なコンテンツ情報(メタデータ)を入力します。情報の大部分は自動的に入力されます。フィールド名が赤でマークされている場合、そのフィールドは必須です(つまり、そのフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。新しいコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントは、サイト・コントリビュータ(自身または他のユーザー)によって編集されるまで空になります。

    終了後、「次」をクリックします。

  8. リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:

    • Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。サイト設計者がコントリビュータに対してリンクのURLフォーマットの選択を許可する場合は、IDベースのURLフォーマットを使用する必要があります(次の手順を参照)。

    • Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。

    • コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。

    「次へ」をクリックして続行します。

  9. サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。

    • パスベースのURL: リンクには、リンク先の場所へのパスが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:

      • 絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF("<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->"はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。

      • 相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。

      コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをリンク先セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。

    • IDベースのURL: リンクには、パスベースの名前ではなく、リンク先の場所のコード化されたIDが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:

      • クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。

      • サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。

      • URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、リンク先の場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。


    注意:

    サイト設計者がコントリビュータに対してこの決定を許可したかどうかによって、URLフォーマットのページが表示されないことがあります。選択するURLフォーマットが不明な場合は、サイト設計者に問い合せてください。

  10. 「オプション」をクリックします。

    「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  11. リンクが新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにリンク先の名前を直接入力することもできますが、リンク先が有効でないとリンクが機能しません。

  12. 「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。

  13. 「次へ」をクリックします。

  14. リンクのURLを検証します。

  15. 「終了」をクリックします。

7.4 コンテンツ・サーバー上の既存ファイルへのリンクの作成

コンテンツ・サーバーの現在のサイトまたは別のサイト上の既存のコンテンツ・ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)へのリンクを作成できます。

コンテンツ・サーバー上の既存のファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-3)をクリックします。

    図7-3 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. 「ファイルへのリンク」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。


    注意:

    使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。

  5. 「サーバーからの既存のファイル」を選択し、「次」をクリックします。

    コンテンツ・サーバーの標準検索結果ページが表示され、選択可能なすべてのコンテンツ・ファイルが表示されます。検索問合せに使用される条件はサイト設計者が決定します。

    (「ファイルへのリンクを作成する場合の考慮事項」も参照)。

  6. リンク先のファイルの横にある「選択」をクリックします。

  7. リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:

    • Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。サイト設計者がコントリビュータに対してリンクのURLフォーマットの選択を許可する場合は、IDベースのURLフォーマットを使用する必要があります(次の手順を参照)。

    • Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。

    • コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。

    「次へ」をクリックして続行します。

  8. サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。

    • パスベースのURL: リンクには、リンク先の場所へのパスが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:

      • 絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF("<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->"はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。

      • 相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。

      コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをリンク先セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。

    • IDベースのURL: リンクには、パスベースの名前ではなく、リンク先の場所のコード化されたIDが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:

      • クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。

      • サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。

      • URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、リンク先の場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。


    注意:

    サイト設計者がコントリビュータに対してこの決定を許可したかどうかによって、URLフォーマットのページが表示されないことがあります。選択するURLフォーマットが不明な場合は、サイト設計者に問い合せてください。

  9. 「オプション」をクリックします。

    「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  10. リンクが新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにリンク先の名前を直接入力することもできますが、リンク先が有効でないとリンクが機能しません。

  11. 「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。

  12. 「次へ」をクリックします。

  13. リンクのURLを検証します。

  14. 「終了」をクリックします。

7.5 既存のローカル・ファイルへのリンクの作成

管理対象サイト・アセットとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされる(自分のコンピュータ上の)既存のローカル・ファイルへのリンクを作成できます。

既存のローカル・ファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-4)をクリックします。

    図7-4 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. 「ファイルへのリンク」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。


    注意:

    使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。

  5. 「既存のローカル・ファイル」を選択し、「次」をクリックします。

    コンテンツ・サーバーの標準コンテンツ・チェックイン・ページが表示されます。

    (「ファイルへのリンクを作成する場合の考慮事項」も参照)。

  6. コンテンツ・サーバーにアイテムをチェックインするための適切なコンテンツ情報(メタデータ)を入力します。情報の大部分は自動的に入力されます。フィールド名が赤でマークされている場合、そのフィールドは必須です(つまり、そのフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。「プライマリ・ファイル」フィールドの横にある「参照」ボタンを使用してコンピュータ上のファイルにナビゲートし、そのファイルを選択します。タイトルも必ず指定してください。

    終了後、「次」をクリックします。

  7. リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:

    • Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。サイト設計者がコントリビュータに対してリンクのURLフォーマットの選択を許可する場合は、IDベースのURLフォーマットを使用する必要があります(次の手順を参照)。

    • Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。

    • コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。

    「次へ」をクリックして続行します。

  8. サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。

    • パスベースのURL: リンクには、リンク先の場所へのパスが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:

      • 絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF("<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->"はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。

      • 相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。

      コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをリンク先セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。

    • IDベースのURL: リンクには、パスベースの名前ではなく、リンク先の場所のコード化されたIDが含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:

      • クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。

      • サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。

      • URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、リンク先の場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。


    注意:

    サイト設計者がコントリビュータに対してこの決定を許可したかどうかによって、URLフォーマットのページが表示されないことがあります。選択するURLフォーマットが不明な場合は、サイト設計者に問い合せてください。

  9. 「オプション」をクリックします。

    「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  10. リンクが新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにリンク先の名前を直接入力することもできますが、リンク先が有効でないとリンクが機能しません。

  11. 「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。

  12. 「次へ」をクリックします。

  13. リンクのURLを検証します。

  14. 「終了」をクリックします。

7.6 URLへのリンクの作成

インターネットWebサイトまたはコンテンツ・サーバー上のファイル(PDFファイル、メディア・ファイル、ZIPファイルなどのコントリビューションで使用されないファイル)など、特定のURL (Webアドレス)にリンクを作成できます。

特定のURLにリンクを作成するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-5)をクリックします。

    図7-5 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. 「次のURLへのリンク」を選択します。

  4. 表示されたフィールドにWebアドレス(http://www.oracle.comなど)を入力します。

    URLを入力するまでウィザードで先に進むことはできません。

  5. 「オプション」をクリックします。

    「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. リンクが新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにリンク先の名前を直接入力することもできますが、リンク先が有効でないとリンクが機能しません。


    注意:

    「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」オプションを指定して別のWebサイトへのリンクを作成すると、ユーザーがリンクをクリックしたときに元のWebサイトを誤って閉じることが防止されるため便利です。

  7. 「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. リンクのURLを検証します。

  10. 「終了」をクリックします。

7.7 リンクの編集

Contributorでリンクを作成した後、いつでもリンクを編集できます。サイト上でのリンクの機能を変更したり、リンクが指すファイル(ターゲット・ファイル)を編集したりできます。

7.7.1 ハイパーリンクの編集

リンク上にカーソルを置き、リンク・ウィザードを再起動して、既存のリンクを編集できます。ウィザードを使用すると、リンクの任意の部分を変更できます。

リンクを編集するには、次のタスクを実行します。

  1. リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図7-6)をクリックします。

    図7-6 「ハイパーリンクの作成」アイコン

    「ハイパーリンクの作成」アイコン

    リンク・ウィザードが起動します(「リンク・ウィザード」を参照)。

  3. リンクの作成と同じステップを実行し、適切な場所に変更を加えます。詳細は、次を参照してください。

  4. リンク・ウィザードを閉じます。

7.7.2 リンク・ターゲットの編集

別のファイルへのリンクを作成した場合は、そのファイル(「リンク・ターゲット」)のコンテンツを編集できます。

ハイパーリンクのターゲット・ファイルを編集するには、次のタスクを実行します。

  1. ハイパーリンクが指定されたテキストの任意の場所にカーソルを置きます(またはテキストをハイライトします)。

  2. ツールバーの「リンク・ターゲットの編集」アイコン(図7-7)を選択します。

    図7-7 「リンク・ターゲットの編集」アイコン

    「リンク・ターゲットの編集」アイコン
  3. 次のいずれかの処理が行われます。

    • リンク・ターゲットがコントリビュータ・データファイルの場合、リンク・ターゲットを示すウィンドウが開き、次に、Contributorエディタが開いてファイルを編集できます。

      Contributorで、通常どおりの方法でファイルを編集します。保存アイコンをクリックすると、ファイルがコンテンツ・サーバーにチェックインされ、エディタが閉じます。

    • リンク・ターゲットがネイティブ・ドキュメントの場合、ネイティブ・ファイル・フォーマットに関連付けられたサードパーティ・アプリケーション(.docファイルの場合はMicrosoft Wordなど)でファイルが開きます。この「チェックアウトして開く」機能を有効にする小さいプログラムのインストールを確認することが必要となる場合があります。

      そのアプリケーションで通常行う方法でファイルを編集します。ファイルを保存して閉じると、ファイルがコンテンツ・サーバーにチェックインされ、Webで表示可能なフォーマット(通常はHTML)に変換されます。

  4. Contributorで作業していたページに戻ります。

    動的リストでリンク・ターゲットを編集することもできます(「動的リストでのファイルの編集」を参照)。

7.8 リンクの削除

リンク・ウィザードを使用してリンクを追加した後、次のタスクを実行していつでも簡単にリンクを削除できます。

  1. ハイパーリンクが指定されたテキストの任意の場所にカーソルを置きます(またはテキストをハイライトします)。

  2. ツールバーの「ハイパーリンクの削除」アイコン(図7-8)をクリックします。

    テキストからハイパーリンクが削除されます。

    図7-8 「ハイパーリンクの削除」アイコン

    「ハイパーリンクの削除」アイコン

7.9 ファイルへのリンクを作成する場合の考慮事項

別のファイルへのハイパーリンクを作成する場合、コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントにリンクすることを選択できます。サイト上の既存のファイルにリンクしたり、途中で作成した新しいファイルにリンクできます。リンクを作成するときは、次の点について考慮する必要があります。

コントリビュータ・データファイルとネイティブ・ドキュメントの比較

コントリビュータ・データファイルは、Oracle Site Studio Contributorによって生成されるファイルであり、Contributorアプリケーションを使用して表示および編集されます。一方、ネイティブ・ドキュメントはサードパーティ・アプリケーション(Microsoft Word、Excel、PowerPointなど)によって作成されるすべてのファイルであり、Dynamic Converterを使用してWebで表示可能なHTML形式に変換されます。

どちらのファイルも、Oracle Site Studio Webサイトで使用できます。どちらもWebサイトではWebページとなるため、実際には、コントリビュータ・データファイルから生成されたWebページと、ネイティブ・ドキュメントから生成されたWebページを区別することはできません。

相違点はその編集方法です。コントリビュータ・データファイルは、Contributorアプリケーション(Webページを編集するための強力かつ柔軟なツール)を使用して開き、編集します。ネイティブ・ドキュメントは、サードパーティ・アプリケーション(実際のアプリケーションは、編集するファイルのタイプによって異なります)を使用して開き、編集します。

データファイルの再利用と相対パス

同じコントリビュータ・データファイルを、Webサイトの様々な場所で再利用する場合は、リンクに相対パスを使用しないようにしてください。相対パスは、ファイルがWebサイト上のどこで使用されるかによって変わることがあるためです。

新しいファイルにより新しいWebページを作成

他のWebサイトでの作業時間が長い場合は、既存のWebページ(つまりファイル)へのリンク作成という概念に慣れています。たとえば、news.htmというページがあり、作成中のページからそのページを参照する場合、そのファイルへのリンクを作成します。

ただし、ファイルが存在しないため、作成する必要があることがわかっている場合は、Contributorでリンク・ウィザードを使用して、リンクの作成とファイルの作成を同時に行うことができます。新しいファイルを追加することで、新しいWebページをWebサイトに効率的に追加できます。このため、リンク・ウィザードは、リンクを作成する場合にのみ役立つのではなく、WebページをWebサイトに追加する最も簡単な方法でもあります(他の方法としては、「動的リストへの新規ファイルの追加」「動的リストへの既存のファイルの追加」で説明されているように、ファイルを動的リストに追加する方法があげられます)。


注意:

リンク・ウィザードは、ContributorとDesignerでのみ使用できます。サードパーティ・アプリケーションでネイティブ・ドキュメントを操作する場合は、ハイパーリンクに対するそのような柔軟性はありません。

ターゲット・セクションについて

ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)へのハイパーリンクを作成する場合は、リンクをクリックしたときにそのファイルが表示されるWebサイト上のセクションを指定できます。このセクションは、ターゲット・セクションとも呼ばれます。

これは、サイト上の実際の格納場所に関係なく、特定のファイルをWebサイト上のどこに表示するかを制御できるため、特別な機能です。たとえば、製品の説明がサイトの「Products」セクションに格納されている場合、「Support」セクションからのリンクを作成して、ハイパーリンクをクリックしたときにそのドキュメントが実際には「Support」セクションに表示されるように指定できます。

このことは、別のサイトに格納された別のファイルへのリンクを作成したり、コンテンツ・サーバー上のどのWebサイトにも関連付けられていないファイルへのリンクを作成する場合ほど明確にわかります。そのファイルが正式には自分のサイトの一部でなくても、そのファイルへのリンクを作成して、リンクをクリックしたときに自分のサイト上のセクションにそのファイルが表示されるように指定できます(あるいは、反対に自分のサイト上のファイルへのリンクを作成し、コンテンツ・サーバー上の別のサイトに表示されるようにすることもできます)。

この機能は、様々なWebサイトで同じファイルを異なる方法で再利用する場合に特に有用です。

Oracle Site Studio Contributorがターゲット・セクションを判断する方法

Contributorで頻繁にハイパーリンクを作成する場合は、Oracle Site Studioが特定のファイルを表示する場所を決定するときに使用するロジックについて理解しておくと有用です。基本的には、3つのルールの評価が次の順序で実行されます。

  1. コントリビュータがリンク・ウィザードでファイルのターゲット・セクションを指定した場合、ファイルはそのセクションに表示されます。

  2. コントリビュータがリンク・ウィザードで「Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用」を選択した場合、ファイルは格納されているWebサイト上のセクションに表示されます。

  3. コントリビュータがリンク・ウィザードで「Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用」を選択したものの、ファイルがWebサイト上のセクションに格納されていない場合、ファイルは元のハイパーリンクが存在するセクションと同じセクションに表示されます。このことは、コントリビュータが何も指定しない場合にも当てはまります。