この章では、次の項目について説明します。
ワークフローとは、コンテンツをシステムにリリースする前のレビューおよび承認のために、どのようにルーティングするかを定めたものです。ワークフローにより、レビューするファイルがユーザーに割り当てられていることが電子メールで通知されます。また、バナーに示されるユーザー名の横に「ワークフローの通知」アイコンが表示されます。
ワークフローの参加者の視点から見ると、ワークフローには2つのタイプがあります。
基本ワークフローは、特定のコンテンツ・アイテムのレビュー・プロセスを定義するワークフローで、手動で開始する必要があります。
基準ワークフローでは、ファイルのメタデータが事前定義済の基準と一致すると、そのファイルがチェックイン時に自動的にワークフローに入ります。
コントリビュータとして基本ワークフローに割り当てられている場合は、電子メールと「WebCenter Content」ホームページのバナーに示される通知フラグの両方でワークフローにアイテムがあることが通知されます。ワークフローを開始するには、最初のステップとして、指定されたファイルをチェックインする必要があります。
ファイルをチェックインして基本ワークフローを開始するには、次の手順で行います。
ワークフローの現在のステップに割り当てられていることは、電子メール・メッセージの受信と、「WebCenter Content」ホームページのバナーに示される通知フラグで通知されます。必要な数のレビューアがリビジョンを承認すると、コンテンツ・アイテムはワークフロー内の次のステップに進みます。
ワークフロー内のファイルをレビューするには、次の手順で行います。
図16-1 ワークフローのオプションが示された「ドキュメント・プロパティ」の「サマリー」タブ
ワークフロー内のコンテンツ・アイテムに関する情報を表示するには、様々な方法があります。ワークフロー・ページ間のリンクを使用して、次のタスクを実行できます。
ユーザーのアクションが必要なワークフローのリストを表示するには、次のいずれかを実行します。
ホームページのバナーに示されるワークフローのアイテム通知アイコン()をクリックして、すべてのワークフロー・アイテムのリストを表示します。このリストは、デフォルトでは、自分に割り当てられたワークフロー・アイテムを表示するフィルタが適用されています。
「ワークフローのコンテンツ」システム・ライブラリにナビゲートします。
サイド・バーで「参照」をクリックします。
検索ボックスで、「ライブラリ・タイプ」リストから「システム・ライブラリ」フィルタを選択して、ライブラリの結果リストにシステム・ライブラリのみが表示されようにフィルタ処理します。
結果リストで「ワークフローのコンテンツ」をクリックします。デフォルトでは、自分に割り当てられたワークフロー・アイテムのみが表示されます。
システム内でアクティブなすべてのワークフローのリストを表示するには、「ワークフローの割当てのリストを表示するにはどのようにするのですか。」の手順を実行して自分に割り当てられたすべてのアイテムを表示し、検索ボックス内で「自分への割当て」フィルタをクリアして、アクティブなワークフローがすべて含まれるように結果を拡張します。
特定のワークフロー内のドキュメントのリストを表示するには、まず、アクティブなワークフロー内のすべてのドキュメントのリストを表示してから(「アクティブなワークフローのすべてのドキュメントのリストを表示するにはどのようにするのですか。」を参照)、検索ボックスのフィルタ・リストからワークフローの名前を選択します。
ワークフローの詳細にアクセスするには、ワークフロー内のドキュメントのプロパティ・ページで、プロパティの「サマリー」タブにある「ワークフローの詳細の表示」リンクをクリックするか、そのリンクをドキュメントの表示ページの「その他」メニューから選択します。ワークフローの詳細には、ワークフローの現在のステップと、完了したすべてのステップに関する情報が含まれています。このオプションは、ドキュメントが現在ワークフロー内にある場合にのみ使用できます。
「ワークフロー履歴」には、ドキュメントが属していたワークフローがリストされ、各ワークフローのステップとアクションの詳細が表示されます。ワークフロー履歴は、アクティブ・ワークフロー内にあるかどうかにかかわらず、あらゆるドキュメントに対して使用できます。アクティブ・ワークフローのドキュメントの場合は、ドキュメント・プロパティの「サマリー」セクションで「ワークフローの詳細の表示」をクリックしてから、「ワークフローの詳細」ページの「ワークフロー履歴の表示」をクリックして、ワークフロー履歴にアクセスします。アクティブ・ワークフローでないドキュメントの場合、ドキュメントの表示ページの「その他」メニューから「ワークフロー履歴の表示」を選択することでワークフロー履歴にアクセスします。