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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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43 ポータルへのアクティビティの追加

この章では、アクティビティ・ストリームをポータルに追加する方法について説明します。アクティビティは、ユーザーのコネクションが実行したアクション、ポータル内で実行されたアクションおよびビジネス・アクティビティのストリーミング・ビューを提供します。たとえば、アクティビティ・ストリームは、ユーザーがフィードバックを投稿したとき、ドキュメントをアップロードしたとき、およびディスカッション・フォーラムを作成したときに、それをピックアップして表示します。さらに、「パブリッシャ」タスク・フローを通して入力されたメッセージや添付ファイルもストリームします。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータル・レベルのBasic Services: Edit Page Access and Structure (標準権限)またはPages: Edit Pages (アドバンスト権限)のいずれかの権限を持つポータル・メンバーである必要があります。

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

43.1 アクティビティ・ストリームについて

WebCenter Portalでは、アクティビティ・ストリームは、ユーザーのコネクションのアクティビティ、ポータル内で実行されたアクションおよびビジネス・アクティビティのストリーミング・ビューを提供します。たとえば、アクティビティ・ストリームは、ユーザーがフィードバックを投稿したときや、ディスカッション・フォーラムを作成したときに、それをピックアップして表示できます。さらに、パブリッシャを通して入力されたメッセージや添付ファイルもストリームします。

注意:

アクティビティ・ストリームには、パブリッシャを使用して行われたファイルのアップロード・アクティビティが表示されます。アクティビティ・ストリームには、コンテンツ・マネージャを使用して行われたファイル・アクティビティは表示されません。たとえば、あなたまたはコネクションが、コンテンツ・マネージャでファイルを編集、アップロード、ダウンロード、チェックアウトまたはチェックインした場合、このアクティビティはアクティビティ・ストリームには表示されません。

アクティビティ・ストリームのプリファレンスを使用して、ユーザーはコネクションとポータルのアクティビティを表示するように選択できます。(システム管理者によって、ユーザーがアプリケーション・レベルの設定をオーバーライドできないように設定されている可能性があります。)

アクティビティ・ストリームでは、メッセージのストリーミングに加え、パブリッシャを通して追加された添付ファイルとWebリンクへのアクセスも提供できます。ファイル添付はリンクとしてレンダリングされ、このリンクを使用してファイルにアクセスできます。

ユーザーはストリームされた各アイテムで使用できる「共有」機能を使用して、ストリームされたアクティビティとその添付ファイルを共有できます。

関連項目:

「パブリッシャ」タスク・フローの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のアイテムのお気に入り登録、コメントおよび共有に関する項を参照してください。

表43-1に、アクティビティ・ストリームを通して報告されるアクティビティのタイプをリストして説明します。

注意:

削除したアクティビティ自体は、アクティビティ・ストリームに表示されなくなります。ただし、オブジェクトへの参照(例: Joe Smith created the document file.xml)は、そのオブジェクトを削除したときにストリームから削除されます。

表43-1 アクティビティ・ストリームで追跡されるアクティビティ

ツール/サービス 追跡されるアクティビティ 有効範囲 アクティビティの共有または非公開

お知らせ

  • お知らせの作成

  • お知らせの編集

  • ポータル

他のポータル・メンバーと共有

ブログ

  • ブログの作成

  • ブログの更新

  • ポータル

  • ホーム・ポータル

  • ポータルのブログに対するアクティビティは、他のポータル・メンバーと共有されます

  • ホーム・ポータルのブログに対するアクティビティは、ブロガーのコネクションと共有されます

コネクション

  • コネクションへの招待

  • コネクションの招待の承認

  • ホーム・ポータル

招待者および被招待者のコネクションと共有されます。

ディスカッション

  • フォーラムの作成

  • トピックの作成

  • トピックへの返信

  • ポータル

他のポータル・メンバーと共有

ドキュメント

  • ドキュメントのアップロード

    (パブリッシャを使用)。コンテンツ・マネージャで実行されるドキュメント・アクティビティは、アクティビティ・ストリームには表示されません。
  • ポータル

  • ホーム・ポータル

  • ポータルのドキュメントに対するアクティビティは、他のポータル・メンバーと共有されます

  • ホーム・ポータルのドキュメントに対するアクティビティは、ユーザー以外には非公開です

フィードバック

  • フィードバックを残す

  • フィードバックの受信

  • ホーム・ポータル

このようなアクティビティの表示を許可されたユーザーと共有されます。

リスト

  • リストの作成

  • ポータル

他のポータル・メンバーと共有

メッセージ・ボード

  • メッセージを残す

  • メッセージの受信

  • ホーム・ポータル

このようなアクティビティの表示を許可されたユーザーと共有されます。

ページ

  • ページの作成

  • ページの編集

  • タグの追加

  • タグの削除

  • ポータル

  • ホーム・ポータル

  • ポータルのページに対するアクティビティは、他のポータル・メンバーと共有されます。

  • ホーム・ポータルのページに対するアクティビティはユーザーに非公開になります。

プロファイル

  • 写真の更新

  • プロファイルの更新

  • 個人ステータスの更新

  • ホーム・ポータル

このようなアクティビティの表示を許可されたユーザーと共有されます。

ポータル・イベント

  • イベントの作成

  • イベントの編集

  • ポータル

他のポータル・メンバーと共有

ポータル管理

  • ポータルの作成

  • ポータル・メンバーシップの変更

  • ポータルへの参加

  • コメントの投稿

  • アイテムのLIKE登録

  • ポータル構成の更新

  • ポータル・ツールまたはサービスの有効化

  • ポータル・ツールまたはサービスの無効化

  • カスタム・ポータル属性の変更

  • ポータル・ロール権限の変更

  • ポータル・ロール割当ての変更

  • ポータル

他のポータル・メンバーと共有

タグ付け

  • タグの追加

  • タグの削除

  • ポータル

  • ホーム・ポータル

  • ポータル内のアクティビティは、すべてのポータル・メンバーと共有されます。

  • ホーム・ポータル内でのアクティビティは、該当するアクティビティの表示を許可されたすべてのユーザーと共有されます。

ユーザーは、アクティビティ・ストリームのプリファレンスを使用して、自分のアクティビティ・ストリームを表示できるユーザーと、表示するアクティビティのタイプを指定できます。「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローに関連するプリファレンスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のアクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定に関する項を参照してください。

ページ・エディタで、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのプロパティを使用して、全ユーザーのタスク・フロー・インスタンス・ビューの各種コントロールについて表示と非表示を切り替えたり、オブジェクトのタイプや追跡する特定のポータルを制限します。アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのプロパティの詳細は、「アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのプロパティの使用」を参照してください。

WebCenter Portalでは、次の「アクティビティ・ストリーム」ビューアが提供されます。

  • 「アクティビティ・ストリーム」では、アプリケーションのアクティビティと自分のコネクションのアクティビティを表示し、「共有」リンクを介して追加された添付ファイルにアクセスできます。

    図43-1 アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー

    図43-1の説明が続きます
    「図43-1 アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー」の説明

    このアクティビティ・ストリーム機能のフル・ビューには、リストされたアクティビティをリンクしたりそれにコメントを付けるオプションと、各種オブジェクト(イメージ、URL、ドキュメントなど)を共有するオプションが含まれています。また、アクティビティ・ストリームは、所定ユーザーのアクティビティや投稿を非表示にする方法を提供します。「アクティビティ・ストリーム・オプション」を使用して、非表示にしたユーザーを表示できます。

    ホーム・ポータル「アクティビティ」ページには、パブリッシャ・タスク・フローのインスタンスとアクティビティ・ストリーム・タスク・フローが結合されます。

    関連項目:

    パブリッシャの詳細は、「パブリッシャについて」を参照してください。

  • 「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」では、アプリケーション・アクティビティと自分のコネクションのアクティビティのサマリー・ビューが提供されます。

    図43-2 アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー

    図43-2の説明が続きます
    「図43-2 アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」の説明

    「アクティビティ・ストリーム」のフル・ビューとは異なり、「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」には、「お気に入り登録」「コメント」および「共有」リンクは表示されません。また、「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」により、類似アクティビティを1つのエントリにまとめます。たとえば、ユーザーが2つのドキュメントを投稿すると、両方のドキュメントをリストする1つのエントリが表示されます。ユーザーが2つのメッセージを投稿すると、ユーザーが「メッセージを投稿しました」という1つのエントリが表示され、最新のメッセージのみが表示されます。

    クイック・ビューで、ストリームされたアイテムをすべて表示できない場合は、ストリームの下部に「詳細」リンクが表示されます。「詳細」をクリックすると、アクティビティ・ストリームのフル・ビューが開きます。同じページにフルのアクティビティ・ストリームとクイック・ビューの両方が存在するまれなケースでは、「詳細」をクリックすると、クイック・ビューからそのフル・ビューにフォーカスが変更され、クイック・ビューが非表示になります。

構成設定の階層によって、自分の「アクティビティ・ストリーム」ビューで何ができるかが制御されます。システム管理者は、「WebCenter Portal管理」「設定」ページでアプリケーション全体の値を設定します。自分の個人用の値は、ピープル・コネクションのプリファレンスを通して設定できます。さらに、所定のビューア・インスタンスの値は、ページ・エディタとページ・ビュー・モードのどちらでも設定でき、ページ・エディタで設定した場合はインスタンスの全ユーザーのビューが影響を受け(アプリケーションのカスタマイズ)、ページ・ビュー・モードで設定した場合は自分のインスタンスのビューのみが影響を受けます(ユーザーのカスタマイズ)。

ヒント:

プリファレンスを通して設定を調整した場合に、期待どおりにタスク・フローの動作が影響を受けていないように見えるときは、タスク・フロー自体の設定によってプリファレンスの設定がオーバーライドされている可能性があります。

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローは、所定のタスク・フロー・インスタンスの構成設定にアクセスするための「オプション」リンクを提供します(図43-3)。

図43-3 「アクティビティ・ストリーム」オプションの「オプション」リンク

図43-3の説明が続きます
「図43-3 「アクティビティ・ストリーム」オプションの「オプション」リンク」の説明

アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー・タスク・フローでは、鉛筆アイコン(「ソース、フィルタおよび表示オプションの変更」)を通してその構成設定にアクセスできます(図43-4)。

図43-4 鉛筆アイコンと「構成」ダイアログ

図43-4の説明が続きます
「図43-4 鉛筆アイコンと「構成」ダイアログ」の説明

これらのコントロールを使用し、アクティビティ・ストリームのプリファレンスを通してすべての「アクティビティ・ストリーム」ビューに提供される同様の設定によって、個々のタスク・フロー・インスタンスを調整します。

システム管理者は、ストリームされたアクティビティをアーカイブして、個々のユーザーのストレージに対する負荷を軽減し、過去のアクティビティの記録を維持できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter WLSTコマンド・リファレンス』のアクティブ・ストリームに関する項を参照してください。

43.2 ページへの「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの追加

ページにアクティビティ・ストリーム・タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

ヒント:

リソース・カタログでの「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローは「アラートと更新」フォルダに含まれます。

43.3 アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのプロパティの使用

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、アクティビティ・ストリーム・インスタンスが表示されるページを編集し、インスタンスをクリックして「アクション・メニューの表示」を開き、「パラメータ」を選択して「パラメータ」ダイアログを表示します(図43-5)。

図43-5 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」

図43-5の説明が続きます
「図43-5 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」」の説明

次の各項では、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローに関連付けられたプロパティと、タスク・フローのパラメータについて説明します。

43.3.1 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのプロパティの設定

ページ・エディタでコンポーネントを選択すると、「アクション・メニューの表示」が開き(図43-6)、ここから、コンポーネントのプロパティ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。

図43-6 アクティビティ・ストリーム・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」

図43-6の説明が続きます
「図43-6 アクティビティ・ストリーム・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」」の説明

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・エディタで、このタスク・フローを含むページを開きます(「ページ・エディタでのページのオープン」を参照)。
  2. タスク・フローを選択して「アクション・メニューの表示」をクリックし、設定するプロパティを選択します。
    • パラメータによって、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツが制御されます。各パラメータの詳細は、「「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。パラメータをイベントに結び付けたり、パラメータを使用してタスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、「ページとコンポーネントの結付け」を参照してください。

    • アクセス設定で、特定のロール、ユーザーまたはグループに対してコンポーネントを表示または非表示にします。詳細は、「コンポーネント・アクセスの設定」を参照してください。

    • 「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」のプロパティは、すべてのユーザーのタスク・フローの外観および動作に影響を及ぼします。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

    「パラメータ」ダイアログと「表示オプション」ダイアログから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。

    注意:

    「表示オプション」ダイアログにELを入力する際、閉じ大カッコがないなど無効な構文が検出された場合にのみ、パーサーはエラーを報告します。検証は構文に対してのみ行われ、式の値に対しては行われません。汎用の表示オプションとは、表10-1に掲載されているオプションです。

    ELの検証は、汎用ではない表示オプションに対しては実行されません。

    ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

  3. 変更を保存します。

43.3.2 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのパラメータ

表43-2に、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローに固有のパラメータを示します。


表43-2 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Advanced Query

ストリームされたアイテムをフィルタ処理するためのカスタム問合せを指定するためのフィールド。

詳細は、「拡張問合せを使用したアクティビティ・ストリーム・アイテムのフィルタ」を参照してください。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Enable Context Info

ユーザーが「コンテキスト情報」アイコンをクリックしたときにコンテキスト情報を表示するかどうかを指定するチェック・ボックス。

たとえば、「コンテキスト情報」アイコン(赤みのあるドット)のあるアクティビティ・ストリームにアイテムJohn created the purchase order General Suppliesが表示された場合、ストリームされたアイテムを表示したユーザーはアイコンをクリックして、どのようにイベントが構成されているかに応じて、ポップアップに購買オーダー(PO)を表示するか、POに移動できます。

このパラメータは、主に、他の方法(ユーザー名の「プロファイル」ポップアップなど)で処理されないかぎり、「リソース・ビューア」システム・ページ内のリソースがレンダリングされる場所で使用されます。

  • チェック・ボックスを選択すると、コンテキスト情報が有効になります(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、コンテキスト情報は表示されません(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Hide Comments

「コメント」リンクをタスク・フロー・インスタンスで表示するかどうかを指定するチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、「コメント」リンクが表示されます(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、「コメント」リンクが非表示になります(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Hide Configuration Button

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローに「オプション」リンクを表示するかどうか、または「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」に鉛筆アイコンを表示するかどうかを指定するチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、構成コントロールが表示されます(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、構成コントロールが非表示になります(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー

  • アクティビティ・ストリーム

Hide Inline Preview

ストリームされたファイルのプレビューを非表示にするかどうかを指定するためのチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、ストリームされたファイルのプレビューは非表示になります(#{true})。ストリームされたファイルへのリンクは表示されますが、プレビューは表示されません。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、ストリームされたファイルのプレビューが表示されます(#{false})。ストリームされたファイルへのリンクとプレビューの両方が表示されます。

アクティビティ・ストリームでのファイルのプレビューでサポートされるMIMEタイプの詳細は、「アクティビティ・ストリームについて」を参照してください。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Hide Like

ストリームされたアイテムの「お気に入り登録」リンクを非表示にするかどうかを指定するためのチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、「お気に入り登録」リンクが非表示になります(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、「お気に入り登録」リンクが表示されます(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Hide Share

ストリームされたアイテムの「共有」メニューを非表示にするかどうかを指定するためのチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、「共有」メニューが非表示になります(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、「共有」メニューが表示されます(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Hide Portal Options

「アクティビティ・ストリーム」およびアクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー構成ダイアログに、「ポータル」オプションを表示するかどうかを指定します。「ポータル」オプションにより、すべてのポータルのアクティビティを表示する、メンバーであるポータルのアクティビティを表示する、ポータルのアクティビティを表示しない、またはタスク・フローが配置されているポータルのみのアクティビティを表示するのいずれかを指定できます。

  • チェック・ボックスを選択すると、「ポータル」オプションが表示されます。これがデフォルトです(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、「ポータル」オプションが非表示になります(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • アクティビティ・ストリーム

  • アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー

No of activities to display per page

1ページ当たりに表示するストリームされたアイテムの数を入力するためのフィールド。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • アクティビティ・ストリーム

  • アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー

Pagination

ユーザーがページを移動してストリームされたアクティビティを表示するための「前」リンクと「次」リンクを表示するかどうかを指定するチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、「前」リンクと「次」リンクが表示されます(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、それらが非表示になります(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Profile Only

ユーザー・プロファイルからのみアクティビティをストリームするかどうかを指定するためのチェック・ボックス。:

  • チェック・ボックスを選択すると、現在のユーザーに関連付けられたアクティビティのみがストリームされます(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、現在のユーザーに関連付けられたアクティビティに加え、他のユーザーのアクティビティもストリームされます(#{false})。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Resource Id

現在のユーザーのIDを入力するためのフィールド。

この値は、デフォルトで#{securityContext.userName}が指定されます。タスク・フロー・インスタンスがポータルのコンテキストで表示された際、ユーザーがこの値を変更しないようにしてください。ホーム・ポータルでこれを使用して、指定のユーザーのアクティビティを表示できます。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Service Categories

アクティビティをストリームするコンポーネントのIDを入力するフィールド。

このパラメータを使用して、ストリーム・アクティビティの表示を、指定したコンポーネントに関連付けられたアクティビティのみに制限します。カテゴリIDまたはサービスIDを入力します。

サービスIDのリストは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』のサービスIDに関する項を参照してください。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。

Portals

アクティビティをストリームするポータルの名前を入力するフィールド。

このパラメータを使用して、ストリームされるアクティビティの表示を、指定したポータルに関連付けられたアクティビティのみに制限します。

ポータルのGUIDまたはポータル内部名を入力します。ポータルの内部名は、ポータルの管理設定の「一般」ページのポータルURL」で指定される名前になります。

特定のポータルにスコープ設定されたアクティビティ・ストリーム・タスク・フローにストリームされるアクティビティは、そのポータルの全メンバーが表示できます。この場合、ポータルのメンバーが正式に相互接続されているかどうかは関係ありません。

このパラメータは「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと関連付けられています。


43.3.3 拡張問合せを使用したアクティビティ・ストリーム・アイテムのフィルタ

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローは、SQL WHERE句を使用して、ストリームされたアクティビティに対するカスタム・フィルタを作成する、Advanced Queryパラメータを提供します。たとえば、SQLを使用して、ページに関連するアクティビティのみ表示したり、現在のユーザーや指定のユーザーからストリーミングされたアクティビティのみを表示するように、アクティビティ・ストリーム・インスタンスを設定できます。

この項では、アクティビティ・ストリームの拡張問合せ(Advanced Query)オプションの概要と、拡張問合せを入力する手順を説明します。次のサブセクションが含まれます:

43.3.3.1 アクティビティ・ストリームの拡張問合せオプションについて

Advanced Query(拡張問合せ)を使用して、ユーザー名、サービスIDおよびオブジェクトの詳細(ドキュメントの表示名など)に対するフィルタを作成できます。パラメータ値にはSQL構文を使用できます。さらに、SQL内にEL式を配置できます。

問合せは、照会の先頭に付いた別名で表現される特定のデータベース・オブジェクトに対して作成できます。表43-3に、問合せを作成できるデータベース・オブジェクトのタイプをリストして説明し、その別名接頭辞を示します。

関連項目:

多くの場合、EL式を使用して、表43-3にリストしたサポートされているフィールドおよび列に必要な値を取得できます。

ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

表43-3 SQL WHERE句の作成にサポートされるデータベース・オブジェクト

データベース・オブジェクト 別名接頭辞 サポートされるフィールド/列

ACTIVITY

AE

  • SCOPE_ID—スコープのGUID(例: #{serviceCtx.scope.GUID})。

  • SERVICE_ID—追跡するコンポーネントのサービスID。

    サービスIDのリストは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』サービスIDに関する項の表を参照してください。

  • ACTIVITY_TIME—アクティビティが発生する時刻。

    SQLまたはターゲット・データベースでサポートされる日時書式を使用します。また、OracleデータベースSQLコンストラクト(to_date()など)も使用できます。

  • ACTIVITY_TYPE—追跡するアクティビティのタイプ。

    有効なアクティビティ・タイプ名のリストは、表43-4を参照してください。

ACTIVITY (ACTOR)

AD

ACTOR_NAME—アクティビティを実行する人のユーザー名。

ACTIVITY (OBJECT)

OD

  • SERVICE_ID—追跡対象オブジェクトの発行元のコンポーネントのサービスID。

    サービスIDのリストは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』サービスIDに関する項の表を参照してください。

  • OBJECT_ID—オブジェクトのGUID。

  • DISPLAY_NAME—オブジェクトの表示名。

  • OBJECT_TYPE—オブジェクト・タイプ。

    拡張問合せ(Advanced Query)で使用するオブジェクト・タイプ名は次のとおりです。

    • event

    • announcement

    • forum

    • topic

    • bookmark

    • list

    • page

    • blog

    • document

    • wiki

表43-4は、表43-3に示されているACTIVITYデータベース・オブジェクトで有効なアクティビティ・タイプ名のリストを示しています。

表43-4 詳細な問合せのアクティビティ・タイプ名

ツール/サービス アクティビティ・タイプ名

イベント

  • createEvent

  • updateEvent

お知らせ

  • createAnnouncement

  • updateAnnouncement

ディスカッション

  • createForum

  • createTopic

  • replyTopic

タグ

  • updateBookmark

リスト

  • createList

  • editList

ページ

  • createPage

  • editPage

ドキュメント

注意: 12c (12.2.1)ではドキュメント・アクティビティはストリームされません(パブリッシャを使用してアップロードされたドキュメントを除く)。ドキュメントとの統合は今後のリリースで戻されます。

  • create-blog

  • update-blog

  • create-document

  • create-wiki

  • update-document

  • update-wiki

ピープル・コネクション(プロファイル)

  • updateStatus

  • updateProfile

  • updatePhoto

ピープル・コネクション(メッセージ・ボード)

  • postScope

  • postself

  • post

  • sharescope

  • shareself

  • share

  • shareobjectscope

  • shareobjectself

  • shareobject

  • updatescope

  • updateself

  • update

ピープル・コネクション(コネクション)

  • connect

  • inviteForConnection

ピープル・コネクション(フィードバック)

  • post

拡張問合せパラメータとして渡されるSQL文字列は、SQL規格を使用してコンパイルされます。つまり、これはSQLコンストラクト(ANDORINなど)をサポートします。ただし、INSERTUPDATEDELETESELECTJOINコンストラクトはサポートしないことに注意してください。拡張問合せの構文には、SQL問合せのWHERE句の部分のみを含める必要があります。SELECTはサポートされていないので、WHERE句ではネストされた問合せや副問合せは使用できません。

Advanced QueryパラメータはEL式もサポートします。EL式はWHERE句に埋め込むか、WHERE句全体を生成するために使用できます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

問合せ内のすべてのリテラルは、バック・スラッシュ文字(\)を先頭に追加してエスケープする必要があります。そうしないと、こうした文字によって構文エラーが生成されます(例は表43-5を参照)。

拡張問合せのWHERE句は、現在のユーザー、ポータル・メンバーシップ、コネクション・リストなどに基づいてアクティビティ・ストリームによって生成された内部問合せと常にANDで結合されます。これは、アクセス権を持たないアクティビティをユーザーが表示できないようにするためです。

表43-5に、拡張問合せの例をリストします。

表43-5 アクティビティ・ストリームで使用する拡張問合せの例

使用例 問合せ構文

ディスカッション・アクティビティのみをストリームします。

AE.SERVICE_ID = \'oracle.webcenter.collab.forum\'

オブジェクトまたは現在のポータルからのみアクティビティをストリームします。

OD.OBJECT_ID = \'objectA\' OR AE.SCOPE_ID = \'#{serviceCtx.scope.GUID}\'

現在のユーザーが作成したwikiに関するアクティビティのみをストリームします。

OD.OBJECT_TYPE = \'wiki\' AND AD.ACTOR_NAME = \'#{securityContext.userName}\'

ディスカッションのアクティビティをストリームしますが、作成アクティビティまたは現在のユーザーの全アクティビティのみをストリームします。

(AE.SERVICE_ID IN (\'oracle.webcenter.collab.forum\') AND AE.ACTIVITY_TYPE IN (\'createTopic\')) OR AD.ACTOR_NAME = \'#{securityContext.userName}\'

43.3.3.2 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フロー・インスタンスに対する拡張問合せの入力

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フロー・インスタンスに対する拡張問合せを入力するには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリームが表示されるページを編集します。
  2. 変更する「アクティビティ・ストリーム」をクリックし、その「アクション・メニューの表示」から「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログで、プロパティAdvanced Queryの値を入力します。

    関連項目:

    このフィールドに入力可能な値のタイプと形式の詳細は、「アクティビティ・ストリームの拡張問合せオプションについて」を参照してください。

  4. パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

この後、ストリームされたアクティビティは指定した問合せによってフィルタされます。

43.3.4 プロパティを使用した「アクティビティ・ストリーム」タスク・フロー・インスタンスの構成

この項では、プロパティ値を使用して特定のタスク・フロー・インスタンスの動作を変更する方法の例を示します。次のサブセクションが含まれます:

43.3.4.1 ユーザーによるアクティビティ・ストリームのカスタマイズの防止

デフォルトでは、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローはユーザー・カスタマイズ・コントロールを提供し、これによってユーザーは、所定の「アクティビティ・ストリーム」で、どのサービスとポータルの誰のアクションを表示するかを指定できます。「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローでは、これは「オプション」リンクです。「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」タスク・フローでは、これは鉛筆アイコンです。

ユーザーが各自のユーザー・レベルのカスタマイズによってアプリケーション・レベルのカスタマイズをオーバーライドするのを防止するには、Hide Configuration Buttonプロパティを使用できます。

ユーザーが「アクティビティ・ストリーム」タスク・フロー・インスタンスをカスタマイズできないようにするには、次の手順を実行します。

  1. ページを編集し、「アクティビティ・ストリーム」インスタンスをクリックします。
  2. 「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Configuration Button」を選択します。

    注意:

    「オプション」リンクまたは鉛筆アイコンを表示するには、「Hide Configuration Button」の選択を解除します。

  4. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.2 ストリームされたアイテムへのユーザーによるコメント投稿の防止

デフォルトでは、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのすべてのアイテムには、所定のアイテムにユーザーがコメントを投稿するための「コメント」リンクが表示されます(図43-7)。

図43-7 ストリームされたアイテムの「コメント」リンク

図43-7の説明が続きます
「図43-7 ストリームされたアイテムの「コメント」リンク」の説明

Hide Commentsプロパティを使用すると、「コメント」リンクの表示を抑制できます。その結果、ユーザーは、所定のタスク・フロー・インスタンスのストリームされたアイテムにコメントを投稿できなくなります。

ストリームされたアイテムにユーザーがコメントを投稿できないようにするには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Comments」を選択します。

    注意:

    ストリームされたアイテムの「コメント」リンクを表示するには、「Hide Comments」の選択を解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.3 ストリームされたアイテムへのユーザーによるお気に入り登録の防止

デフォルトでは、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのすべてのアイテムには、所定のアイテムへの賛同の意を表すための「お気に入り登録」リンクが表示されます(図43-8)。

図43-8 ストリームされたアイテムの「お気に入り登録」リンク

図43-8の説明が続きます
「図43-8 ストリームされたアイテムの「お気に入り登録」リンク」の説明

「お気に入り登録」リンクは、クリックすると「お気に入り登録解除」リンクに切り替わり、ユーザーはこれを使用して賛同の意を取り消すことができます。

Hide Likeプロパティを使用すると、「お気に入り登録」リンクの表示を抑制できます。その結果、ユーザーは、所定のタスク・フロー・インスタンスのストリームされたアイテムをお気に入りに登録できなくなります。

ストリームされたアイテムをユーザーがお気に入りに登録できないようにするには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Like」を選択します。

    注意:

    ストリームされたアイテムの「お気に入り登録」リンクを表示するには、「Hide Like」の選択を解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.4 ストリームされたアイテムのユーザーによる共有の防止

デフォルトでは、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローのすべてのアイテムには、ストリームされたアイテムをユーザーが自分のコネクションと共有するための「共有」メニューが表示されます(図43-9)。

図43-9 ストリームされたアイテムの「共有」メニュー

図43-9の説明が続きます
「図43-9 ストリームされたアイテムの「共有」メニュー」の説明

Hide Shareプロパティを使用すると、「共有」メニューの表示を抑制できます。その結果、ユーザーは、所定のタスク・フロー・インスタンスのストリームされたアイテムを共有できなくなります。

ストリームされたアイテムをユーザーが共有できないようにするには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Share」を選択します。

    注意:

    ストリームされたアイテムの「共有」リンクを表示するには、「Hide Share」の選択を解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.5 アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのポータル・オプションの非表示

デフォルトでユーザーには、「アクティビティ・ストリーム」と「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」のオプション・ダイアログの「設定」タブに「ポータル」オプションが表示されます(図43-10)。「ポータル」オプションにより、すべてのポータルのアクティビティを表示する、メンバーであるポータルのアクティビティを表示する、ポータルのアクティビティを表示しない、またはタスク・フローが配置されているポータルのみのアクティビティを表示するのいずれかを指定できます。

図43-10 「アクティビティ・ストリーム・オプション」ダイアログの「設定」ページの「ポータル」オプション

図43-10の説明が続きます
「図43-10 「アクティビティ・ストリーム・オプション」ダイアログの「設定」ページの「ポータル」オプション」の説明

Hide portal Optionsパラメータを使用すると、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローのオプション・ダイアログで設定ページのポータルセクションを非表示にできます。

「ポータル」オプションを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスをクリックし、「アクション・メニューの表示」を表示します。
  2. メニューから、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Portals Options」を選択します。

    注意:

    ポータルオプションを表示するには、「Hide Portals Options」の選択を解除します。

  4. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.6 1つ以上のポータルからのアクティビティへのストリームの制限

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」タスク・フローの構成オプションは、ポータルからアクティビティをストリームするための全か無かのオプションを提供します(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のポータルのアクティビティの追跡に関する項を参照)。

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローに関連付けられたPortalsプロパティは、アクティビティをストリームする特定のポータルを選択するためのさらなるオプションを提供します。

1つ以上のポータルのアクティビティにストリームを制限するには、次の手順を実行します。

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログの「Portals」フィールドに、このタスク・フロー・インスタンスのアクティビティをストリームするポータル名またはポータルGUIDのカンマ区切りリストを入力します。

    ヒント:

    ポータル内部名を入力します。ポータルの内部IDは、ポータルの管理設定の「概要」ページで指定されています。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.7 1つ以上のサービスへのストリームの制限

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローと「アクティビティ・ストリーム - クイック・ビュー」タスク・フローの構成オプションは、アクティビティをストリームするサービス・カテゴリを選択するための方法を提供します(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のポータル・アクティビティの追跡に関する項を参照)。

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローに関連付けられているService Categoriesプロパティは、特定の選択を強制できるようにすることで、この機能を拡張します。たとえば、listsサービス・カテゴリを指定することで、リストからストリームされたコネクションのアクティビティのみをタスク・フロー・インスタンスに表示できます。

1つ以上のサービスにストリームされるアクティビティを制限するには、次の手順を実行します。

  1. ページを編集し、「アクティビティ・ストリーム」インスタンスをクリックします。
  2. 「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログの「Service Categories」フィールドに、このインスタンスのアクティビティをストリームするサービスのカンマ区切りリストを入力します。

    ヒント:

    サービス・カテゴリIDまたはサービスIDを入力します。有効なサービスIDのリストは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』サービスIDに関する項の表を参照してください。

  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.3.4.8 自分のアクティビティへのストリームの制限

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローに関連付けられたProfile Onlyプロパティを使用して、ストリームされたアクティビティの表示をユーザー自身のアクティビティのみに制限できます。

ストリームされたアクティビティをユーザー自身のアクティビティのみに制限するには:

  1. ページを編集し、「アクティビティ・ストリーム」インスタンスをクリックします。
  2. 「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログで、「Profile Only」を選択します。

    注意:

    ユーザー自身のアクティビティとそのコネクションのアクティビティを表示するには、「Profile Only」の選択を解除します。

  4. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.4 「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの使用

「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のポータルのアクティビティの追跡に関する項を参照してください。

43.5 パブリッシャについて

パブリッシャ・タスク・フローは、すべてのコネクションのアクティビティ・ストリームや指定されたポータルにアクセス可能なコネクションに、メッセージ、ファイルおよびURLを公開できます。

関連項目:

パブリッシャ・タスク・フローに関連付けられているパラメータの詳細は、「パブリッシャ・タスク・フローのプロパティの使用」を参照してください。

パブリッシャ・タスク・フローの必知事項は次のとおりです。

  • 「パブリッシャ」タスク・フローは、メッセージの送信に使用できますが、受信には使用できません。メッセージを表示するための機能は備えていません。

  • 「パブリッシャ」タスク・フローは、ユーザーが入力したメッセージを公開するアクティビティ・ストリームと連動するように特化されています。

  • これには、固有の異なるプロパティの設定があります(「パブリッシャ・タスク・フローのプロパティの使用」を参照)。

  • 「パブリッシャ」タスク・フローは、アプリケーション・レベルの構成設定でも、ユーザーの個人用プリファレンスでも制御できません。ユーザーが公開したメッセージを参照できるユーザーは、タスク・フロー自体のコントロールを使用して指定します。また、タスク・フローのプロパティを使用して、メッセージの宛先に対してなんらかの制御を行うこともできます。たとえば、「パブリッシャ」タスク・フローには、関連付けられたプロパティ(Is Update Status)があります。このプロパティは、最後に公開されたメッセージをユーザーのプロファイルのステータス・メッセージとして表示します。

パブリッシャ・タスク・フローの1つの例を示します。プロパティの設定方法によって、メッセージ、ファイルまたはリンクを共有するオプション(図43-11)、あるいはドキュメントを共有するオプションのみを表示できます(図43-12)。

図43-11「パブリッシャ」タスク・フロー

図43-11の説明が続きます
「図43-11 「パブリッシャ」タスク・フロー」の説明

図43-12 「Upload Document Only」オプションが選択された「パブリッシャ」タスク・フロー

図43-12の説明が続きます
「図43-12 「Upload Document Only」オプションが選択された「パブリッシャ」タスク・フロー」の説明

デフォルトのWebCenter Portalのインストールでは、パブリッシャ・タスク・フローは「アクティビティ」ビジネス・ロール・ページに配置されます。このページは、すべての認証されたユーザー(つまり、ログインしているユーザー)にホーム・ポータルで提供されます。

デフォルトの「アクティビティ」ビジネス・ロール・ページには、「パブリッシャ」使用して入力したメッセージが公開される、「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローも含まれています。

関連項目:

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のビジネス・ロール・ページの管理に関する項

43.6 ページへの「パブリッシャ」タスク・フローの追加

ページにパブリッシャ・タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

ヒント:

リソース・カタログでの「パブリッシャ」タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「パブリッシャ」タスク・フローは「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダに含まれます。

43.7 パブリッシャ・タスク・フローのプロパティの使用

パブリッシャ・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、タスク・フロー・インスタンスが表示されるページを編集し、タスク・フローをクリックして「アクション・メニューの表示」を開き、「パラメータ」を選択して「パラメータ」ダイアログを表示します(図43-13)。

図43-13 パブリッシャの「パラメータ」ダイアログ

図43-13の説明が続きます
「図43-13 パブリッシャの「パラメータ」ダイアログ」の説明

次の各項では、パブリッシャ・タスク・フローに関連付けられたプロパティと、このタスク・フローのパラメータについて説明します。

43.7.1 パブリッシャ・タスク・フローのプロパティの設定

ページ・エディタでコンポーネントを選択すると、「アクション・メニューの表示」が開き(43-14)、ここから、コンポーネントのプロパティ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。

図43-14 パブリッシャ・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」

図43-14の説明が続きます
「図43-14 パブリッシャ・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」」の説明

パブリッシャ・タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・エディタで、このタスク・フローを含むページを開きます(「ページ・エディタでのページのオープン」を参照)。
  2. タスク・フローを選択して「アクション・メニューの表示」をクリックし、設定するプロパティを選択します。
    • パラメータによって、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツが制御されます。各パラメータの詳細は、「「パブリッシャ」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。パラメータをイベントに結び付けたり、パラメータを使用してタスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、「ページとコンポーネントの結付け」を参照してください。

    • アクセス設定で、特定のロール、ユーザーまたはグループに対してコンポーネントを表示または非表示にします。詳細は、「コンポーネント・アクセスの設定」を参照してください。

    • 「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」のプロパティは、すべてのユーザーのタスク・フローの外観および動作に影響を及ぼします。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

    「パラメータ」ダイアログと「表示オプション」ダイアログから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。

    注意:

    「表示オプション」ダイアログにELを入力する際、閉じ大カッコがないなど無効な構文が検出された場合にのみ、パーサーはエラーを報告します。検証は構文に対してのみ行われ、式の値に対しては行われません。汎用の表示オプションとは、表10-1に掲載されているオプションです。

    ELの検証は、汎用ではない表示オプションに対しては実行されません。

    ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

  3. 変更を保存します。

43.7.2 「パブリッシャ」タスク・フローのパラメータ

表43-6は、「パブリッシャ」タスク・フローに固有のパラメータについて説明しています。

表43-6 「パブリッシャ」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Hide Attach Links

「添付: ファイル | リンク」オプションの表示または非表示を指定します

  • 選択すると、「添付: ファイル | リンク」オプションは非表示になります。

  • 選択解除すると、「添付: ファイル | リンク」オプションが表示されます。

「添付: ファイル | リンク」オプションはデフォルトで表示されます。

Hide Document Uploader

タスク・フローでドキュメントのアップロードに「ファイル」リンクを使用できるようにするかどうかを指定します

  • 選択すると、「ファイル」リンクは非表示になります。

  • 選択解除すると、「ファイル」リンクが表示されます。「ファイル」リンクは、「添付: ファイル | リンク」オプションが表示されている場合のみ表示されます。

「ファイル」リンクはデフォルトで表示されます。

注意: Upload Document Onlyオプションが選択されている場合は、このオプションを選択しないでください。両方のオプションを選択すると、パブリッシャにコントロールが表示されません。

Hide Sharing Picker

「共有対象」メニューの表示または非表示を指定します

  • 選択すると、「共有対象」メニューは非表示になります。

  • 選択解除すると、「共有対象」メニューが表示されます。

「共有対象」メニューはデフォルトで表示されます。

Message key of hints text

ヒント・テキストのリソース・バンドル・クラスとメッセージ・キーを指定します

ヒント・テキストがない場合の事前定義済キーとして、key[,RBClass]. __EMPTY__の形式を使用してください。これはデフォルト値です。

Is Update Status

タスク・フロー・インスタンスに入力されたメッセージが、ユーザーのプロファイルのステータス・メッセージにも公開されるようにするかどうかを示します

  • 選択すると、メッセージはユーザーのプロファイルのステータス・メッセージとして公開され、選択した受信者のアクティビティ・ストリームにも公開されます。

  • 選択解除すると、メッセージは選択した受信者のアクティビティ・ストリームにのみ公開されます。

公開されるメッセージにファイルまたはURLを添付すると、Is Update Statusが選択されていても、そのメッセージがプロファイルのステータス・メッセージとして使用されることはなくなります。

プロファイルの詳細は、「ポータルへのプロファイルの追加」を参照してください。

Keep open the Publisher after publish

ユーザーが「公開」ボタンをクリックした後、パブリッシャを開いたままにするかどうかを指定します

  • 選択すると、メッセージを公開した後にテキスト・ボックスが開いたままになります。

  • 選択解除すると、メッセージを公開した後にパブリッシャ・コントロールが閉じられます。

デフォルトでは、メッセージを公開した後、パブリッシャは開いたままになります。

Object Id

共有するオブジェクトのID

このプロパティは、公開されているオブジェクトへの移動に使用するリンクの生成に役立ちます。EL式を使用してそれを行う予定である場合以外は、値を指定する必要はありません。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください

Object Type

共有するオブジェクトのタイプ

このプロパティは、公開されているオブジェクトへの移動に使用するリンクの生成に役立ちます。EL式を使用してそれを行う予定である場合以外は、値を指定する必要はありません。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください

Scope Id

公開先範囲のID

このプロパティは、公開されているオブジェクトへの移動に使用するリンクの生成に役立ちます。EL式を使用してそれを行う予定である場合以外は、値を指定する必要はありません。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください

Service Id

共有オブジェクトが属するサービスのサービスID

このプロパティは、公開されているオブジェクトへの移動に使用するリンクの生成に役立ちます。特定のサービスIDを入力またはEL式を使用してそのリンクを生成する予定がない場合は、値を指定する必要はありません。有効なサービスIDのリストは、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』のツールおよびサービスに関連するELに関する項を参照してください。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

Space Name

このタスク・フロー・インスタンスに入力したメッセージを公開するポータルの名前

ポータルの内部名を入力してください。ポータルの表示名ではありません。ポータルの内部名は、ポータルの管理設定の「一般」ページの「ポータルURL」で指定される名前になります。ポータルの表示名は「表示名」によって指定される名前で、ポータルの上部にあるポータル・バナーに表示される名前になります。

Upload Document Only

パブリッシャで、ドキュメントのアップロード機能のみを表示して、テキスト入力領域と「添付: リンク」オプションを非表示にすることを指定します(図43-12)

  • 選択すると、ドキュメントのアップロード機能のみを表示して、テキスト入力領域と「添付: リンク」オプションを非表示にします。

  • 選択解除すると、テキスト入力領域と「添付: ファイル | リンク」オプションが表示されます。

このオプションはデフォルトで有効になっていません。

注意: このオプションを選択する場合は、Hide Document Uploaderが選択されていないことを確認します。両方のオプションを選択すると、パブリッシャにコントロールが表示されません。

User Name

現在のビューを所有するユーザーの名前

この値は、デフォルトで入力済です。デフォルト値の#{o_w_w_i_v_b_resourceViewerBean.username}は、変更しないようにしてください。

Via User

現在のユーザーが共有しているオブジェクトを提供したユーザーの名前

たとえば、Johnが全員と共有しているドキュメントは、最初にJaneがJohnと共有していたドキュメントだとすると、JaneがVia Userになります。

43.7.3 パブリッシャ・タスク・フロー・インスタンスを使用したファイルのアップロードのブロック

Hide Document Uploaderプロパティを使用すると、パブリッシャ・タスク・フロー・インスタンスの「添付: ファイル」オプションを非表示にできます。ユーザーは、リンクを共有することはできますが、ファイルを共有できなくなります。

パブリッシャ・タスク・フロー・インスタンスを使用したファイルのアップロードをブロックするには、次の手順を実行します。

  1. パブリッシャ・タスク・フロー・インスタンスで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Document Uploader」を選択します。

    注意:

    「添付: ファイル」オプションを表示するには、「Hide Document Uploader」の選択を解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

43.7.4 受信者の範囲の制限

Space Nameプロパティを使用すると、公開したメッセージの受信者の範囲を、特定のポータル内のユーザーのコネクションに制限できます。これを実行すると、メッセージは、指定したポータルの自分のアクティビティ・ストリームと自分のコネクションのアクティビティ・ストリームのビューにのみストリーミングされます。

受信者の範囲を特定のポータルに制限するには、次の手順を実行します。

  1. ページを編集し、「パブリッシャ」インスタンスをクリックします。
  2. 「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログの「Portal Name」フィールドに、ポータルの内部名を入力します。

    ヒント:

    ポータルの内部名は、ポータルの管理設定の「一般」ページの「ポータルURL」で指定される名前になります。ポータルの表示名は「表示名」によって指定される名前で、ポータルの上部にあるポータル・バナーに表示される名前になります。

  4. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  5. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

    そのパブリッシャ・タスク・フロー・インスタンスから投稿したメッセージは、指定のポータルにアクセスできるコネクションとのみ共有されます。

43.7.5 プロファイルのステータス・アップデータとしてのパブリッシャの使用

パブリッシャ・パラメータIs Update Statusを使用すると、添付ファイルのないすべてのメッセージが、指定した受信者のみでなく、ユーザーのプロファイルのステータス・メッセージとしても公開されるように指定できます(図43-15)。

図43-15 プロファイルのステータスとして公開されたメッセージ

図43-15の説明が続きます
「図43-15 プロファイルのステータスとして公開されたメッセージ」の説明

添付ファイルまたはリンクを含むメッセージは、プロファイルのステータス・メッセージとして公開されません。

メッセージがプロファイルのステータス・メッセージとしても公開されるように指定するには、次の手順を実行します。

  1. パブリッシャ・タスク・フローが配置されているページを編集します。
  2. パブリッシャ・タスク・フローをクリックし、「アクション・メニューの表示」を表示して、「パラメータ」を選択します。
  3. 「パラメータ」ダイアログで、「Is Update Status」を選択し、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

    その「パブリッシャ」タスク・フロー・インスタンスから投稿された、添付ファイルを含まないメッセージは、ユーザーの個人用プロファイルのステータス・メッセージとしても共有されます。

43.7.6 ファイル・アップローダとしてのパブリッシャの使用

Upload Document Onlyプロパティを使用すると、「パブリッシャ」タスク・フローの機能をファイル・アップローダに限定できます(図43-16)。

図43-16 ドキュメント・アップローダとしての「パブリッシャ」タスク・フロー

図43-16の説明が続きます
「図43-16 ドキュメント・アップローダとしての「パブリッシャ」タスク・フロー」の説明

「パブリッシャ」タスク・フローでアップロードしたファイルは、選択したスペース内のドキュメント・ライブラリにあるパブリック・フォルダに配置されます。つまり、次のようになります。

  • ホーム・ポータルの場合:

    • 「全員」を選択することで、自分の各コネクションの個人用ドキュメント・ライブラリ内のパブリック・フォルダにファイルを公開します。

    • 指定のポータルを選択して、選択したポータルのドキュメント・ライブラリ内の「パブリック」フォルダにファイルを公開します。

  • ポータルの場合は、そのポータルのドキュメント・ライブラリ内の「パブリック」フォルダにファイルが公開されます。

「パブリッシャ」タスク・フローをファイル・アップローダとして使用するには:

  1. アクティビティ・ストリーム・タスク・フロー・インスタンスで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Upload Document Only」を選択します。

    注意:

    メッセージおよびリンク・コントロールを表示するには、「Upload Document Only」の選択を解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

    「パブリッシャ」タスク・フローは、ファイル・アップローダとして表示されます(図43-16を参照)。テキスト領域と「リンクの共有」アイコンは表示されません。

43.8 「パブリッシャ」タスク・フローの使用

「パブリッシャ」タスク・フローをユーザーが使用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のアイテムのお気に入り登録、コメントおよび共有に関する項を参照してください。