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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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50 ポータルへのメールの追加

この章では、メールの機能とポータルでメールを管理する方法について説明します。また、「メールの送信」機能の構成方法についても説明します。「メールの送信」機能には、メール・サービスは必要ありません。つまり、ポータルでメール・サービスが構成されていなくても、WebCenter Portalおよびメールを使用するポータルで「WebCenter Portalのメール・サービス」オプションが選択されている場合、このオプションで「メールの送信」機能を使用できます。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータルManage Security and ConfigurationまたはManage Configurationのいずれかの権限を持つメンバーである必要があります。

「メール」タスク・フローを追加および使用するには、少なくともEdit Pages権限(ページへのメール・タスク・フローの追加)およびEdit Task Flows権限が必要です。

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

50.1 メール・サービスの前提条件

メール・サービスが機能するには、システム管理者がWebCenter Portalで次のタスクを実行する必要があります。

  • WebCenter Portalにメール・サービス・コンポーネントをインストールして構成し、2つのアプリケーション間の接続がアクティブであることを確認します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメールの管理に関する項を参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenter Portalのメール通知の送信の構成に関する項で説明されている手順に従って、WebCenter Portalで「メールの送信」機能を有効にします。

関連項目:

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメールにかかわる問題のトラブルシューティングに関する項

ポータルでメール・サービスを使用できるようにするには、ポータル・マネージャか、Manage Security and Configuration権限またはManage Configuration権限を持つユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。

注意:

「メールの送信」機能とメールの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のメールの送信と表示に関する項を参照してください。

50.2 ポータルのメール配信リストの構成

メール配信リストは、ポータル通信用の効率的な機能を備えています。メール・サーバーがMicrosoft Exchangeで、Microsoft Active Directory Server (ADS)がインストールされており、アクティブなディレクトリ接続の詳細(LDAP)がメール・サーバー接続の設定で提供されている場合、WebCenter Portalによって各ポータルにデフォルトの配信リストが作成されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメールの管理に関する項を参照してください。

注意:

  • 一部のブラウザでは、英語以外の多数の言語について、「メールの送信」の通知が文字化けします。マルチバイト・キャラクタがエンコードされている場合(mailto:プロトコルの場合は必須)、URLの長さがブラウザの制限を超過します。回避策として、ローカル・メール・クライアントではなくWebCenter Portalのメール・サービスを使用するように、「メールの送信」機能を構成してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメール通知の送信の構成に関する項を参照してください。

  • WebCenter Portalとメール・サーバー間の接続の管理は、システム管理者が行います。この接続に関する問題が発生した場合は、システム管理者に問題を報告してください。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメール・サーバーの登録に関する項を参照してください。

メールはポータルの作成時に有効にされ、デフォルトの配信リストが作成されることに注意してください。ポータル名が一意でないと、デフォルトの配信リストの作成が失敗します。そのような場合、デフォルトの配信リストを選択することが必要になります。

ポータルで、配信リストはポータルのメンバーのメール・アドレスを含む、構成されたメール・サーバー(Exchange Server)内で作成されます。そのため、配信リストにメールを送信すると、そのポータルのすべてのメンバーがメールを受信します。ポータル・メンバーは、ユーザーまたはグループである場合もあります。そのような場合、メールはそのグループのメンバーにも送信されます。これらのグループには、自身に関連付けられたメールIDがない場合があります。「メールの送信」オプションで、メールがメンバーに送信される際に誰を含めるかを指定することができます。

デフォルトの配信リストの名前は、portal_name@mail_domainです。たとえば、Finance Projectという名前のポータル用のデフォルトの配信リストは、FinanceProject@mail_domainになります。mail_domainは、「メール・サーバー接続の編集」画面(Oracle Enterprise Managerを介してアクセス)の「LDAPドメイン」設定から導出されます。メンバーがポータルから脱退したりポータルに参加すると、WebCenter Portalがデフォルトの配信リストを自動的に更新して、ポータル・メンバーシップと同期します。ただしこの機能は、メール・サーバーがMicrosoft Exchangeで、Active Directory Server (ADS)がインストールされている場合のみ提供されます。

メール・サービスが切断されている場合、WebCenter Portalポータルに自動的に作成されたデフォルトの配信リストを削除して、ポータルのすべてのメンバーにメールを送信しようとします(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のポータルのメンバーまたはマネージャへのメール送信に関する項を参照)。「メールの作成」ウィンドウが開き、「宛先」フィールドにメール配布リストが入力されるかわりに空白のままになります。

デフォルトの配信リストを使用するかわりに、次のようにポータルのメールの配信リストを変更できます。

  1. ツールとサービス・ページ(「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「メール」を選択します(図50-1)。

    ブラウザに次のURLを入力して、直接「ツールとサービス」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/portalName/admin/services

    図50-1 ポータルのメール配信リストの構成

    図50-1の説明が続きます
    「図50-1 ポータルのメール配信リストの構成」の説明
  2. (オプション)現在のポータルのメール配信リストを変更するには、次の手順を実行します。
    • 「配信リストの検索」アイコンをクリックして、新しい配布リストの名前を検索して選択します。

    「配信リスト」フィールドが空白のままの場合、「メールの作成」ダイアログでは「宛先」フィールドに配信リストが表示されません。

  3. ポータル・ユーザーとのDL同期を維持」を選択して、指定した配信リストをポータル・メンバーシップと同期します。

    このオプションを選択すると、ポータルでメンバーシップを取り消したメンバーのメール・アドレスを削除し、新しいメンバーのメール・アドレスを追加することにより、カスタムの配信リストが自動的に更新されます。

  4. 「メールの送信オプション」で、チェック・ボックスを任意の組合せで選択します。
    • 「配信リストを含む」を選択すると、メールの作成ダイアログの「宛先」フィールドに、「配信リスト」で指定した値が移入されます(デフォルトのポータルのメール配信リストか、指定したカスタム配信リスト)。

    • 「メール・アドレスに関連付けられているすべてのメンバーとグループを含める」を選択すると、メールの作成ダイアログの「宛先」フィールドに、関連付けられたメール・アドレスを持つすべてのポータルのメンバーとグループのメール・アドレスが移入されます。

    • ポータルに定義されたグループに関連付けられたメール・アドレスがない場合は、「グループ内のメール・アドレスに関連付けられていないすべてのメンバーを含める」を選択すると、メールの作成ダイアログの「宛先」フィールドに、ポータルの各グループ(関連付けられたメール・アドレスを持たない)から、関連付けられたメール・アドレスを持つすべてのポータル・メンバーのメール・アドレスが移入されます。

      注意:

      この選択を行うと、非常に大きな配信リストが生成され、パフォーマンス問題やメール・サーバー・エラーが発生する可能性があります。システム管理者は、WLST setMailServicePropertyコマンドのmail.recipient.limitプロパティを使用して、メッセージの受信者の数を制限できます(『Oracle Fusion Middleware WebCenter WLSTコマンド・リファレンス』setMailServicePropertyに関する項を参照)。

  5. 「保存」をクリックします。

50.2.1 ポータルの共有メール接続の構成

共有メール接続を使用するようにポータルが構成されている場合、ユーザーがWebCenter Portalのメール・サービスを使用してメールを送信する際に、資格証明を指定する必要はありません。

ポータルの共有メール接続を構成するには、次の手順を実行します。

  1. WebCenter Portalがメールの送信にWebCenter Portalのメール・サービスを使用していることを確認します。

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のメール通知の送信用の共有メール接続の有効化に関する項を参照してください。

  2. 必要な共有資格証明で構成されている外部アプリケーションを使用するメール接続を設定するようFusion Middleware管理者に依頼し、そのメール接続の名前を記録します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』の共有メール接続の設定に関する項を参照してください。

  3. ポータル管理(「ポータル管理へのアクセス」を参照)で、「設定」をクリックします。
  4. 「設定」ページで、「属性」セクションまでスクロールし、「属性の追加」をクリックします。
  5. 「属性の追加」ダイアログで、表50-1にリストされた(および図50-2に示される)カスタム属性を入力し、「追加」をクリックします。

    表50-1 共有メール接続のカスタム属性

    名前

    collab.mail.compose.sharedConnectionName

    共有メール接続の名前。例: MySharedMailConnection

    notifications.use.mail.composer

    trueに設定する必要があります。

    属性はポータルの設定に追加されます。

    図50-2 ポータルの共有メール接続属性の設定

    図50-2の説明が続きます
    「図50-2 ポータルの共有メール接続属性の設定」の説明
  6. (オプション)デフォルトでは、パブリック・ユーザーや匿名ユーザーには「メールの送信」の通知が無効になっています。ポータル内でこれらを有効にするには、次に示すポータルのカスタム属性を追加します。
    notifications.anonymous.enabled = true

50.3 「メールの送信」機能の構成

「メールの送信」機能には、WebCenter Portalの「メール」コンポーネントは必要ありません。つまり、WebCenter Portalで「メール」が構成されていなくても、「WebCenter Portalのメール・サービス」オプションを使用して「メールの送信」機能を使用できます。

システム管理者は「メールの送信」機能で使用するメール・クライアント(「WebCenter Portalのメール・サービス」コンポーネントまたはローカル・メール・クライアントのいずれか)を決定します。デフォルト値はローカル・メール・クライアントです。システム管理者がこのメール・クライアント設定をユーザーがオーバーライドできるようにしている場合は、「メール・プリファレンス」ページで別のメール・クライアントを使用することを選択できます(図50-3)。

図50-3 「メールの送信」のメール・プリファレンス

図50-3の説明が続きます
「図50-3 「メールの送信」のメール・プリファレンス」の説明

50.3.1 優先するメール接続の選択

WebCenter Portalが複数のメール接続にアクセスできる場合、使用する接続を選択する方法も提供します。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の優先するメール接続の選択に関する項を参照してください。

50.4 「メール」タスク・フローについて

メール・タスク・フローを使用すると、使い慣れたメール機能をポータルに簡単に公開できます。これは通常の勤務先のメールを提供する同じメール・サーバーで動作し、ポータルに公開されるメール・メッセージは、メール受信ボックスに表示されるのと同じメッセージです。また、多くの同じアクションもサポートされています。たとえば、添付ファイル付きメッセージの送信、メッセージの転送などが行えます。これは会社のメールに置き換わるものではありませんが、WebCenter Portal内でアクセスできるようにすることで、会社のメールを拡張します。

「メール」タスク・フローを使用すると、表示、読取り、作成、添付ファイルを使用した作成、返信、転送および削除など、単純なメール機能を実行できます。メールはすべて受信ボックスに格納され、そこからリンクを介してアクセスできます。

注意:

メール機能の使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のメールの送信と表示に関する項を参照してください。

「メール」タスク・フローでは、受信ボックス・フォルダのみからメール・メッセージをフェッチします。他のフォルダからのメールのフェッチまたはメッセージの移動はサポートしていません。

IMAP4プロトコルとSMTPプロトコルに基づいたすべてのメール・サーバーがサポートされます。WebCenter Portalは複数のメール接続へのアクセスを提供します。ポータルのプリファレンス設定で選択することにより、異なるメール接続を使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の優先するメール接続の選択に関する項を参照してください。

「メール」タスク・フローはメール・サーバーの機能を公開します(図50-4)。「メール」タスク・フローは組込みイメージをレンダリングしないことに注意してください。電子メールにインライン・イメージが含まれている場合は、メッセージ本文内には表示されず、添付ファイルとして表示されます。

図50-4 「メール」タスク・フロー

図50-4の説明が続きます
「図50-4 「メール」タスク・フロー」の説明

「メール」タスク・フローは次の機能を提供します。

  • 表示するメッセージを指定するためのメニュー

  • 新しいメッセージの作成プロセスを開始するための「作成」アイコン

  • 新しいメッセージを含むタスク・フローを更新するための「リフレッシュ」アイコン

ポータルの作成時に、すべてのポータル・メンバーのメーリング・リストを含むデフォルトのメール配信リストが自動的に作成されます。ポータル・マネージャは、別の配信リストを構成できます。構成後は、ポータルへのメンバーの追加または削除の際に、メーリング・リストが自動的に更新されます。詳細は、「ポータルのメール配信リストの構成」を参照してください。

ポータル・メーリング・リストに送信されたすべてのメールは、ポータル・ディスカッション・フォーラムにも投稿されます。

ユーザーはその他のポータル・ユーザーまたは「メール」コンポーネントをサポートするバックエンド・サーバーで認識される任意のユーザーにメールを送信できます。

「メール」をインスタント・メッセージおよびプレゼンス(IMP)と統合することで、他のユーザーと連絡するための追加オプションが提供されます。各メール・メッセージには、送信者のユーザー名とステータス・アイコン(図50-5)が含まれています。ステータス・アイコンをクリックすると、チャット・セッションを開始または新しいメールを送信するためのオプションを含むコンテキスト・メニューを開くことができます。

注意:

IMPがWebCenter Portalで構成されていない場合、ステータス・アイコンがグレー表示されます。インスタント・メッセージおよびプレゼンスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・ビューアの使用に関する項を参照してください。

図50-5 ユーザー名とステータス・アイコン

図50-5の説明が続きます
「図50-5 ユーザー名とステータス・アイコン」の説明

ページの編集権限を持つユーザーは、ページ・エディタでタスク・フローのリージョン・パラメータにアクセスできます。メール・タスク・フローのプロパティの設定の詳細は、「メール・サービス・タスク・フローのプロパティの使用」を参照してください。

50.5 メール・タスク・フローへのログイン

「メール」タスク・フローにログインするには、次の手順を実行します。

  1. 「メール」タスク・フローに移動し、「メールにログイン」リンク(図50-6)をクリックします。

    図50-6 「メール」タスク・フローのログイン・メッセージ

    図50-6の説明が続きます
    「図50-6 「メール」タスク・フローのログイン・メッセージ」の説明

    「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ(図50-7)が開きます。

    図50-7 「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ

    図50-7の説明が続きます
    「図50-7 「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ」の説明

    注意:

    「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログには、この画面を提供するサービスの要件に応じて、追加のフィールドおよび情報が含まれている場合があります。外部アプリケーションとWebCenter Portalアプリケーションへのログイン資格情報の格納の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の外部アプリケーションのログイン情報の指定に関する項を参照してください。

  2. ユーザー名とパスワード、およびメール・アプリケーションに必要なその他のログイン資格証明を入力します。

    必須フィールドには、アスタリスク(*)が付いています。

  3. (オプション)「ログイン情報を保存する」を選択して資格情報を格納します。

    次回WebCenter Portalにログインするときには、記憶領域からメール資格証明が取得され、ログインできます。

  4. 「OK」をクリックすると、「メール」タスク・フローにより、受信ボックスからメールが表示されます。

注意:

デフォルトでは、メール・サーバー受信箱フォルダから50件の最新メール・メッセージが表示されます。ただし、必要に応じて、追加のメールのフェッチが必要とするメモリー・キャッシュの増加をサーバーがサポートしている場合、システム管理者はこれをより高い値に構成できます。環境に適した値にするように注意する必要があります。この値はすべてのユーザーに影響します。つまり、メール・サービスが200件の最新メール・メッセージを読み取るように構成される場合、メール・サービスはすべてのユーザーの200件のメール・メッセージを読み取ります。

50.6 ページへの「メール」タスク・フローの追加

メール・タスク・フローを使用すると、ポータルのコンテキスト内で会社のメール・サーバーの機能が公開されます。「メール」タスク・フローを使用すると、個人メールの表示、返信および管理が行えます。

ページにメール・タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

ヒント:

リソース・カタログでのメール・タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのホーム・ポータル・カタログでは、メール・タスク・フローは「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダに含まれます。

メール・タスク・フローの詳細は、「「メール」タスク・フローについて」を参照してください。

50.7 メール・サービス・タスク・フローのプロパティの使用

メール・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、「パラメータ」を選択すると、「パラメータ」ダイアログが表示されます(図50-8)。

図50-8 メール・タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」

図50-8の説明が続きます
「図50-8 メール・タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」」の説明

次の各項では、メール・タスク・フローのプロパティと、このタスク・フローのパラメータについて説明します。

50.7.1 「メール」タスク・フローのプロパティの設定

ページ・エディタでコンポーネントを選択すると、「アクション・メニューの表示」が開き(図50-9)、ここから、コンポーネントのプロパティ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。

図50-9 メール・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」

「メール」の「アクション・メニューの表示」

メール・サービス・タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・エディタで、このタスク・フローを含むページを開きます(「ページ・エディタでのページのオープン」を参照)。
  2. タスク・フローを選択して「アクション・メニューの表示」をクリックし、設定するプロパティを選択します。
    • パラメータによって、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツが制御されます。各パラメータの詳細は、「「メール」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。パラメータをイベントに結び付けたり、パラメータを使用してタスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、「ページとコンポーネントの結付け」を参照してください。

    • アクセス設定で、特定のロール、ユーザーまたはグループに対してコンポーネントを表示または非表示にします。詳細は、「コンポーネント・アクセスの設定」を参照してください。

    • 「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」のプロパティは、すべてのユーザーのタスク・フローの外観および動作に影響を及ぼします。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  3. 変更を保存します。

50.7.2 メール・タスク・フローのパラメータ

「メール」タスク・フローには、1つの関連するリージョン・パラメータ(Tabular)があります。EL値タイプを使用して、trueの値を入力し、件名、送信者、送信日などのメール・メッセージに関連付けられた情報を表形式で表示します。図50-10に、表形式の「メール」タスク・フローを示します。

図50-10 パラメータTabularがtrueに設定された場合の「メール」タスク・フロー

図50-10の説明が続きます
「図50-10 パラメータTabularがTrueに設定された場合の「メール」タスク・フロー」の説明