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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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53 ポータルへの個人用ノートの追加

この章では、個人用ノートについての一般的な情報と、リソース・カタログおよびページに「ノート」タスク・フローを追加する方法についての詳細情報を提供します。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータルManage Security and ConfigurationまたはManage Configurationのいずれかの権限を持つメンバーである必要があります。

「ノート」タスク・フローを追加および使用するには、少なくともEdit Pages権限(ページへの「ノート」タスク・フローの追加)およびEdit Task Flows権限が必要です。アドバンスト権限を設定するには、次のイベント権限の1つまたは複数を設定します: Create, Edit, and Delete NotesCreate NotesEdit NotesDelete NotesおよびView Notes

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

53.1 ノートの使用の前提条件

ポータルでノートを使用できるようにするには、ポータル・マネージャか、Manage Security and ConfigurationまたはManage Configuration権限を持つ任意のユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。

  • 「ノート」タスク・フローは、すぐに使用できるデフォルトのリソース・カタログには含まれないため、デフォルトのリソース・カタログに追加してください。

  • 「ページへの「ノート」タスク・フローの追加」で説明されている手順に従って、ポータルのページに、ノート・タスク・フローを追加します。

注意:

ノートの作成、ノートの編集などのノートの機能の使用方法の詳細は、「「ノート」タスク・フローの使用」を参照してください。

53.2 ノートについて

ノートでは、個人用ノートの形式で自分用のリマインダを書き込むための有効な機能が提供されています。「ノート」タスク・フローを使用することにより、ノートを追加できます。これにより、現在ログインしているユーザーの個人用ノートが表示されます(図53-1)。ノートは、自分以外のユーザーから見られることはありません。ノートは、自分以外のユーザーから見られることはありません。同様に、自分以外のユーザーのノートも見えません。

図53-1 ノート・タスク・フロー

図53-1の説明が続きます
「図53-1 ノート・タスク・フロー」の説明

ノート・リストはノート・タイトルでフィルタリングできます。フィルタリングを使用すると、表示されるノートをフィルタ条件に適合するものだけに絞り込むことができます。フィルタリングを最大限に活用できるように、ノートの名前の付け方に工夫をしてください。

ドキュメント、リスト、またはお知らせなどのアセットにノートをリンクできます。新規ノートにはリンクできますが(図53-2)、既存のノートにはリンクできません。オブジェクトにアクセスできるすべてのユーザーは、リンクされたノートも表示できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のノートへの追加とリンクに関する項を参照してください。

図53-2 お知らせの新規ノートへのリンク

図53-2の説明が続きます
「図53-2 お知らせの新規ノートへのリンク」の説明

53.3 ページへの「ノート」タスク・フローの追加

ページにノート・タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

注意:

リソース・カタログでのノート・タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、ノート・タスク・フローはデフォルトのポータル・カタログでは使用できないため、ページで使用できるようにしたカスタム・リソース・カタログにそれを追加した場合は、そのエントリのみが表示されます。

詳細は、「リソース・レジストリからのリソースの追加」を参照してください(「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログで、「タスク・フロー」「デザインタイム」「ノート」の順に選択します)。ポータル・ページの編集にカスタム・リソース・カタログを使用するには、それが使用可能であることを確認し、「ポータルのリソース・カタログの変更」の説明に従って、ポータルでページによって使用されるように設定します。

53.4 「ノート」タスク・フロー・プロパティの設定

ノート・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、「表示オプション」を選択すると、「表示オプション」ダイアログが表示されます(図53-3)。

図53-3 ノート・タスク・フローの「表示オプション」

図53-3の説明が続きます
「図53-3 ノート・タスク・フローの「表示オプション」」の説明

ノート・タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・エディタで、このタスク・フローを含むページを開きます(「ページ・エディタでのページのオープン」を参照)。
  2. タスク・フローを選択して「アクション・メニューの表示」(図53-4)をクリックし、設定するプロパティを選択します。

    図53-4 ノート・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」

    「ノート」の「アクション・メニューの表示」
    • ノート・タスク・フローには固有のプロパティがないため、「パラメータ」ダイアログにはパラメータは表示されません。

      「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」のプロパティは、すべてのユーザーのタスク・フローの外観および動作に影響を及ぼします。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、「コンポーネントの表示オプション・プロパティの設定」および「スタイル・プロパティおよびコンテンツ・スタイル・プロパティの設定」を参照してください。

      「パラメータ」ダイアログと「表示オプション」ダイアログから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。

      注意:

      「表示オプション」ダイアログにELを入力する際、閉じ大カッコがないなど無効な構文が検出された場合にのみ、パーサーはエラーを報告します。検証は構文に対してのみ行われ、式の値に対しては行われません。汎用の表示オプションとは、表10-1に掲載されているオプションです。

      ELの検証は、汎用ではない表示オプションに対しては実行されません。

      ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

  3. 変更を保存します。

53.5 「ノート」タスク・フローの使用

WebCenter Portalでは、ノートを使用することにより、有益な情報や重要度の高い情報を追跡できます。

ノートの作成、ノートの編集などのノートの機能の使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のノートの管理に関する項を参照してください。