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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理
12c (12.2.1.2.0)
E82736-03
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12 ユーザー、プロファイルおよび属性の構成

WebCenter Sitesでユーザーを作成し、そのプロファイルおよびユーザー属性を構成できます。

外部ソースでのユーザーの作成の詳細は、その製品のドキュメントを参照してください。

12.1 WebCenter Sitesユーザーの作成について

WebCenter Sitesのネイティブのユーザー・マネージャ、WEM Admin、またはLDAPなどの外部ユーザー・マネージャを使用して、WebCenter Sitesでユーザーを作成できます。

WebCenter Sitesユーザーは次のデータのセットで定義されます。

  • ユーザー・アカウント。これにより、ユーザーにWebCenter Sitesシステムとそのデータベース表へのアクセスを付与します。

  • ユーザー・プロファイル。これは、ユーザーが次に関する作業をするために必要です。

    • WebCenter Sitesアプリケーション

    • 言語パックとデフォルトの言語の設定

    • ワークフロー参加者に割当てを通知するために電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセス。ユーザー・プロファイルは、電子メール・アドレスにユーザー名をマップすることで、ワークフロー・アクションをサポートします。

  • ユーザー属性(ユーザー・プロファイルの電子メールおよびロケールの属性に加えて)。ワークフローに加えてアクションおよびイベントがサポートされている必要があります。

ユーザーを作成および構成したら、ロールを使用して、作業するサイトと関連付ける必要があります。(ユーザーをサイトと関連付ける手順は、コンテンツ管理サイトのアセンブルを参照してください。)

12.2 ユーザー管理オプションの理解

認証情報やユーザー情報などを含む外部ディレクトリ・サーバーまたはユーザー・マネージャに接続するには、WebCenter Sitesのディレクトリ・サービスAPIを使用して、WebCenter Sitesシステムを有効化します。

次の接続オプションを使用できます。

  • Central Authentication Service (CAS): WebCenter Sitesネイティブのユーザー・マネージャ。ネイティブのWebCenter Sitesユーザー管理表であるSystemUsersおよびSystemUserAttrsを使用します。

  • Oracle Access Management: WebCenter Sitesは、Oracle Access Managementと統合して、継ぎ目のないシングル・サインオン・エクスペリエンスを提供します。セキュリティを最強にするため、本番環境でこの認証方法を使用することを強くお薦めします。

  • LDAPディレクトリ: このオプションでは、WebCenter Sitesデータベース以外のLDAPディレクトリ・サーバーにユーザー名と属性が格納されます。セキュリティを最強にするため、本番環境で、Oracle Access Management統合の代替選択肢としてこの認証方法を使用することを強くお薦めします。

WebCenter SitesのセキュリティはACLを基盤としているため、外部ユーザー管理システム(Oracle Access ManagementやLDAPディレクトリなど)は、WebCenter Sites ACLと一致するように構成する必要があります。

外部認証ソリューションへの切替えに関する情報は、『Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成』の、外部認証への切替えに関する項を参照してください。プラグインを構成するプロパティは、wcs_properties.jsonおよびldap.iniファイルにあります。これらのファイルの詳細は、『Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』のUserカテゴリのプロパティに関する項を参照してください。

注意:

このガイドでは、一貫してネイティブの(CAS) WebCenter Sitesユーザー・マネージャを使用します。

次のトピックでは、ユーザー管理オプションに関する情報を提供します。

12.2.1 ネイティブのWebCenter Sitesユーザー・マネージャの理解

ネイティブのWebCenter Sitesユーザー・マネージャを使用している場合、WebCenter Sitesの管理のロードマップのガイドラインに従ってユーザーを作成および構成し、管理システムへのアクセス権を付与します。

12.2.2 LDAPプラグインの理解

LDAPを使用して、管理システムまたは配信システムのユーザーを管理している場合、WebCenter Sites管理者のインタフェースではなくLDAPでユーザー・アカウントを作成します。ただし、WebCenter SitesデータベースにACLおよびロールを作成するには、依然として管理者のインタフェースを使用する必要があります。

12.3 WebCenter Sitesでのユーザーの構成

WebCenter Sitesでユーザーを構成できるため、ユーザー・アカウント、ユーザー・プロファイル、および必要に応じてユーザー属性を編集および保持できます。

次に示す、ユーザー・アカウント、ユーザー・プロファイルおよび(必要な場合は)ユーザー属性の概念を理解してください。

  • ユーザー・アカウントは、WebCenter Sitesで作業するすべての人に必要です。

  • ユーザー・プロファイルは、WebCenter Sitesモジュールおよび製品の作業、デフォルト言語の設定、および電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセスへの参加をする予定のユーザーに必要です。

  • 運用のために、ユーザー・プロファイルのロケールおよび電子メールの属性に加えてユーザー属性も必要な場合があります。その場合、追加の属性を作成できます。

ユーザーを作成したら、そのユーザーが作業する予定のサイトごとにそのユーザー名にロールを割り当てることで、適切なサイトに対してそのユーザーを有効化する必要があります。「ユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)」を参照してください。

新しいユーザーを作成して有効化した後、そのユーザーに次の情報を必ず指定してください。

  • ユーザー・アカウントのユーザー名とパスワードの組合せ。

  • WebCenter SitesのURL:

    http://<server>:<port>/<context>/login

    ここで

    <server>は、WebCenter Sitesを実行するシステムのホスト名またはIPアドレスです。システムの設定によっては、ポート番号(たとえば、server:8080)も必要になる場合があります。

    <context>は、同じサーバー上のWebアプリケーションの名前です。

ユーザー・アカウント、プロファイルおよび属性の作成、変更および削除の手順は、次の各トピックを参照してください。

12.4 ユーザー・アカウントの使用

ユーザー・アカウントを制御および管理するために、WebCenter Sites管理者のインタフェースでユーザーを作成、編集および削除できます。

次の各トピックでは、WebCenter Sites管理者のインタフェースでユーザーを作成、編集および削除する手順について説明します。

注意:

LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。WEM Adminを使用している場合は、「WEM Adminインタフェースでのユーザーの管理」を参照してください。

また、そのガイドを読むときは、ACLという語をgroupという語に置き換え、それらの名前でグループに属するユーザーを作成してください。

12.4.1 Adminインタフェースでのユーザーの作成

次のタスクは、Adminインタフェースでのユーザーの作成に関する情報と手順の説明です。

注意:

LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。

ユーザーを作成する前に、ユーザーについて次の事項を決定します。

  • ユーザー名。

  • パスワード。

  • ACL。これにより、WebCenter Sitesのデータベース表へのユーザーのアクセスが制限されます。

Adminインタフェースでユーザーを作成するには

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー」をダブルクリックします。

  2. 「ユーザー」フォームで、「ユーザーの追加」を選択し、「OK」をクリックします。

    「OK」をクリックする前にユーザー名を追加できます。このユーザー名は、次のフォームの「ログイン名」フィールドに自動入力されて表示されます。

    「ユーザーの追加」フォームが開きます。

    図12-1 「ユーザーの追加」フォーム

    図12-1の説明が続きます
    「図12-1 「ユーザーの追加」フォーム」の説明
  3. 「ユーザーの追加」フォームのフィールドに次のように入力します。

    1. 「ログイン名」フィールドに、一意の名前を入力します。空白や特殊文字(記号など)は含めないでください。アンダースコア文字(_)は使用できます。

    2. 「アクセス権限」リストで、ユーザーのACLを選択します。複数のACLを選択するには、各ACLを[Ctrl]キーを押しながらクリックします。また、範囲内の最初と最後のACLを[Shift]キーを押しながらクリックして選択することで、特定の範囲のACLを選択することもできます。

    3. 「パスワード」フィールドと「パスワードの再入力」フィールドに同じパスワードを入力します。

    4. 「追加」をクリックします。

      ユーザーが作成されます。

一般管理者を作成できます。ユーザーを管理者またはコンテンツ・コントリビュータにする場合の詳細は、一般的なユーザー・タイプの作成を参照してください。

作成後の手順を完了するには

  1. ユーザーが次のオプションのいずれかを実装する場合、ユーザーのプロファイルを作成します。

    • Oracle WebCenter Sites: EngageなどのOracle WebCenter Sites製品。

    • 言語パックおよび様々な言語

    • 電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセス

    「ユーザー・プロファイルの作成および編集」を参照してください。

  2. ユーザーが、ロケールおよび電子メール(ユーザー・プロファイルで指定される)に加えて、またはそのかわりに属性を必要としている場合は、属性を作成します。手順は、ユーザー属性の修正、追加および削除を参照してください。

  3. ユーザーを完全に定義したら、ロールを使用してそのユーザーをサイトに関連付ける必要があります。

    1. 未実行の場合、Adminインタフェースからのロールの作成の説明に従ってユーザーのロールを作成します。

    2. ユーザーをサイトに関連付けるには、サイトを作成し、ユーザーをそのサイトに追加します。手順については、管理者インタフェースからのサイトの作成およびユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)を参照してください。

12.4.2 一般的なユーザー・タイプの作成

ユーザーを作成するときは、そのユーザーが別のWebサイトで持つ予定のロールを考慮することが重要です。多くの場合、ユーザーはあるサイトでは管理者になり、別のサイトではコンテンツ・コントリビュータになります。次の各トピックでは、各ユーザーを特定のタイプのユーザーにする方法について説明します。

12.4.2.1 ユーザーを一般管理者にする

サイトの一般管理者は、そのサイトのすべての局面を制御します。ユーザーが一般管理者である場合、その管理アクションは特定の1つのサイトにログインしている場合にのみ制御できますが、ログインしているときはすべてのサイトを管理できることに注意してください。

  1. 新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかを確認します。

    ユーザーのACLを決定するには、カスタム・ユーザー用の必須のACLを参照してください。そこに記載されている表をみると、一般管理者のACLが、BrowserElement ReaderPageReaderUserReaderxceleditorxceladminTableEditorUserEditorおよびVisitorAdminであることがわかります。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノードノード、ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノード、「グループへのユーザーの割当て」ノードの順に展開し、「新規追加」をダブルクリックします。

    「ユーザーへのグループの割当て」フォームが表示されます。

  3. 一般管理者にするユーザーを選択し、「グループ」フィールドでRestAdminを選択します。

    [Ctrl]キーを押しながらクリックすると複数のユーザーまたはグループを選択できますが、一般管理者は少数にする可能性が高いため、誤ってユーザーをRestAdminグループに追加しないように、一度に1つずつ追加することをお薦めします。

  4. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「サイト」ノードの順に展開し、ユーザーを追加するサイトを選択します。
  5. 「ユーザー」をクリックします。

    「ユーザー・ロールの管理」フォームが表示されます。

    このフォームは、「サイト管理者」タブの下でも使用できます。特定のサイトにログインする場合、「ユーザー」をダブルクリックします。

  6. ユーザーのログイン情報を入力して「編集」アイコンをクリックします。

    「ユーザーのロールを編集」フォームが開きます。

  7. GeneralAdminと、このWebサイト上でそのユーザーに持たせる他のロールを選択します。

    注意:

    このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。

    サイトに一般管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定するかどうかを考慮します。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。

    ユーザーが一般管理者権限を持っている場合、彼らがその一般管理者ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「管理」タブが表示されます。

12.4.2.2 ユーザーをサイト管理者にする

  1. 新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかを確認します。

    ユーザーのACLを決定するには、カスタム・ユーザー用の必須のACLを参照してください。そこに記載されている表をみると、サイト管理者のACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor、およびxceladminであることがわかります。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」、続いて「サイト」を開き、続いてユーザーを追加するサイトを開きます。
  3. 「ユーザー」をダブルクリックします。

    「ユーザー・ロールの管理」フォームが表示されます。

    このフォームは、ログインしているサイトで、「サイト管理者」を開いて「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます(「サイト」ツリー下)。

  4. 「ユーザー名」フィールドで、ユーザーの名前を入力して「選択」をクリックします。
  5. 「ユーザー・ロールの管理」フォームで、ユーザーの名前の隣にある「編集」アイコンをクリックします。

    「ユーザーのロールを編集」フォームが開きます。

  6. 「ロール」フィールドで、SiteAdminAdvanced User、およびこのWebサイト上でそのユーザーに持たせる他のロールを選択します。SiteAdminロールによってそのユーザーに「サイト管理者」タブへのアクセス権が付与され、AdvancedUserロールによってAdminインタフェースへのアクセス権が付与されます。
  7. 「保存」をクリックします。
  8. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」、続いて「ユーザー・アクセス管理」、続いて「RESTセキュリティ」、続いて「グループへのユーザーの割当て」を開きます。
  9. 「新規追加」をクリックします。
  10. サイト管理者にするユーザーを選択し、「グループ」フィールドでSiteAdmin_AdminSiteを選択します。

    [Ctrl]キーを押しながらクリックすると複数のユーザーまたはグループを選択できますが、サイト管理者は少数にする可能性が高いため、誤ってユーザーをSiteAdmin_AdminSiteグループに追加しないように、一度に1つずつ追加することをお薦めします。

  11. 「保存」をクリックします。

注意:

このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるavisportsサンプル・サイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。

サイトにサイト管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定するかどうかを考慮します。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。

ユーザーがサイト管理者権限を持っている場合、彼らがそのサイト管理者ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「サイト」ツリーが表示されます。

12.4.2.3 ユーザーをワークフロー管理者にする

  1. 新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかを確認します。

    ユーザーのACLを決定するには、カスタム・ユーザー用の必須のACLを参照してください。そこに記載されている表をみると、ワークフロー管理者のACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor、およびxceladminであることがわかります。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノードを開き、ユーザーを追加するサイトを開きます。
  3. 「ユーザー」をダブルクリックします。

    「ユーザー・ロールの管理」フォームが表示されます。

    その特定のサイトにログインしている場合、このフォームは、「サイト管理者」を開いて「ユーザー」ノードをダブルクリックしても表示できます(「サイト」ツリー下)。

  4. 「ユーザー名」フィールドで、ユーザーの名前を入力して「選択」をクリックします。
  5. 「ユーザー・ロールの管理」フォームで、ユーザーの名前の隣にある「編集」アイコンをクリックします。
    「ユーザーのロールを編集」フォームが開きます。
  6. 「ロール」フィールドで、WorkflowAdminAdvancedUser、およびこのWebサイト上でそのユーザーに持たせる他のロールを選択します。WorkflowAdminロールは、Workflowノード(「一般的な管理」「管理」ノード配下)へのユーザー・アクセスを付与し、AdvancedUserロールは管理インタフェースへのアクセスを付与します。

    注意:

    このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。

    サイトにワークフロー管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定するかどうかを考慮します。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。

    ユーザーがワークフロー管理者権限を持っている場合、彼らがそのワークフロー・ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「ワークフロー」タブが表示されます。

  7. 「保存」をクリックします。

12.4.2.4 ユーザーをコンテンツ・コントリビュータにする

新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかを確認します。

ユーザーのACLを決定するには、カスタム・ユーザー用の必須のACLを参照してください。表を見ると、すべてのユーザーのACLがBrowserElementReaderPageReaderUserReaderおよびxceleditorであることがわかります。そのユーザーが寄与するようにするコンテンツのタイプに応じて、コンテンツ・コントリビュータに必要な他のACLを追加できます。

たとえば、PageEditor ACLでは、ユーザーにサイトへのページの追加および定義済エレメントに基づいたコンテンツの変更が許可されます。ElementEditor ACLでは、コントリビュータにテンプレートの作成が許可されます。特定のACLおよびそれがコントリビュータの編集アクセスに与える影響の詳細は、システム・デフォルトを参照してください。

ユーザーがページ上の既存のコンテンツの編集のみを行うようにする場合は、追加のACLは必要ありません。単純な編集は、割り当てられたロールに含まれています。

  1. 「一般的な管理」ツリーを開き、「サイト」ノードを展開し、ユーザーを追加するサイトを展開します。
  2. 「ユーザー」をクリックします。

    「ユーザー・ロールの管理」フォームが表示されます。

    このフォームは、ログインしているサイト名の下で、「サイト管理者」を開いて「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます(「サイト」ツリー下)。

  3. 「ユーザー名」フィールドで、ユーザーの名前を入力して「選択」をクリックします。
  4. 「ユーザー・ロールの管理」フォームで、ユーザーの名前の隣にある「編集」アイコンをクリックします。
  5. 「ロール」フィールドで、SitesUserロールを選択します。

    ロールがアセットにどのように接続されているのかに応じて、別のロールの追加が必要な場合もあります。アセットは作成されるときに、ロールに接続されます。そのアセットにアクセスできるロールは、これらのロールのみです。

    注意:

    通常、ユーザーを同じWebサイトのSitesUserロールとAdvancedUserロールには割り当てません。SitesUserロールによってOracle WebCenter Sites: Contributorインタフェースへのアクセス権が付与され、AdvancedUserロールによってAdminインタフェースへのアクセス権が付与されます。

    このドキュメントで使用されるロールの名前は、FirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。

    様々なアセットの設定方法にもよりますが、ほとんどのコンテンツ・コントリビュータには、Webサイト上で、SitesUserを超えるロールを割り当てる必要はありません。コンテンツ・コントリビュータは、管理者が使用するAdminインタフェースではなく、Contributorインタフェースのみを使用してコンテンツを変更します。

  6. 「保存」をクリックします。

12.4.3 Adminインタフェースからのユーザーの編集

次の手順は、WebCenter Sites Adminインタフェースでユーザーを編集する方法を示しています。LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。

ユーザーを編集するには、次の手順を実行します。

注意:

WebCenter Sitesシステム・ユーザー(DefaultReaderContentServerxceladmin)の名前またはACLは変更しないでください。

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー」をダブルクリックします。
  2. 開いたフォームに、ともに作業するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
  3. 「ユーザーの修正」を選択し、「OK」をクリックします。
  4. ユーザーのリストで、作業対象のユーザーを選択します。
  5. 「ユーザーの修正」フォームで目的の変更を行い、「修正」をクリックします。

12.4.4 Adminインタフェースを使用したシステムからのユーザーの削除

次の手順は、WebCenter Sites Adminインタフェースを使用してWebCenter Sitesシステムからユーザーを削除する方法を示しています。LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。

注意:

ユーザー(サイト・データベースに格納されている内部ユーザー、またはLDAPの外部ユーザー)を削除する前に、ユーザーに属しているすべてのリソースがリリースされていることを確認してください。たとえば、ユーザーによってチェックアウトされたアセットがある場合、そのアセットをリリースする必要があります。また、ユーザーがワークフロー・ステップの一部である場合、ワークフローから除外する必要があります。

注意:

WebCenter Sitesシステム・ユーザー(fwadmin、またはadminContentServerまたはDefaultReaderとして使用されるユーザー)は削除しないでください。

  1. ユーザー・プロファイルを削除します。Adminインタフェースでのユーザー・プロファイルの削除を参照してください。
  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー」をダブルクリックします。
  3. 開いたフォームに、削除するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
  4. 「ユーザーの削除」を選択し、「OK」をクリックします。
  5. ユーザーのリストで、削除対象のユーザーの横にある「削除」ラジオ・ボタンを選択します。
  6. 「削除」をクリックします。

    警告メッセージが開きます。

  7. 「OK」をクリックします。

    ユーザーがWebCenter Sitesシステムから削除されます。

12.5 ユーザー・プロファイルとユーザー属性の使用

ユーザー・プロファイルはユーザーおよびそのアクセスを定義し、ロールおよびユーザー属性はユーザー・プロファイルを構成します。

ユーザー・プロファイルは、次に関する作業をするすべてのユーザーに必要です。

  • サイト・モジュールおよび製品

  • 言語パック

  • ワークフロー参加者に割当てを通知するために電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセス。ユーザー・プロファイルは、電子メール・アドレスにユーザー名をマップすることで、ワークフロー・アクションをサポートします。

ユーザー・プロファイルには、一連のユーザー属性が保持されます。デフォルトでは、ユーザー・プロファイルに保持されるユーザー属性は次のもののみです。

  • 電子メール属性。ワークフロー・アクションをサポートするために使用され、値としてユーザーの電子メール・アドレスを取ります。ワークフロー参加者に割り当てられたアセットに関する電子メールをその参加者に送信するワークフロー・アクションを作成できます。

  • ロケール属性。特定のユーザーにどの言語を使用するのかを決定するために使用されます。この属性は、値としてユーザーの優先場所を取ります。

  • タイムゾーン属性。特定のユーザーにどのタイムゾーンを使用するのかを決定するために使用されます。この属性は、値としてユーザーの優先タイムゾーンを取ります。

ユーザーがWEM Adminインタフェースで作成された場合、アバターも属性として付加されます。さらに多くのユーザー属性を追加して、それらの値をWebCenter Sitesユーザー管理表に格納できます。ただし、WebCenter Sitesインタフェースでこれらの値を使用するには、ユーザー・プロファイルのフォームを表示するエレメントをカスタマイズする必要があります。『Oracle WebCenter Sitesでの開発』のOracle WebCenter Sitesの構成に関する項を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。

12.5.1 ユーザー・プロファイルの作成および編集

LDAPを使用している場合、ユーザーおよびサイト管理操作に対するシステム・レスポンスに注意してください。これらのシステム・レスポンスについては、LDAP統合Sitesシステムでのユーザー、サイト、およびロールを参照してください。

ユーザー・プロファイルを作成または編集するには::

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー・プロファイル」をダブルクリックします。

    「ユーザー・プロファイル管理」フォームが開きます。

  2. フォームで、ユーザー名を入力し、「選択」をクリックします。

    選択したユーザーのプロファイルが開きます。

  3. 編集」アイコンをクリックします。

    「ユーザー・プロファイルの編集」フォームが開きます。

    図12-2 「ユーザー・プロファイルの編集」フォーム

    図12-2の説明が続きます
    「図12-2 「ユーザー・プロファイルの編集」フォーム」の説明
  4. 「電子メール」フィールドに、そのユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
  5. (オプション)「ロケール設定」ドロップダウン・リストから、このユーザーのロケール設定を選択します。ユーザーのローカル設定は、WebCenter Sitesシステムの言語設定(「ロケール・マネージャ」で設定)より優先されます。

    注意:

    ユーザーのロケール設定を設定しない(「ロケール設定」ドロップダウン・リストで「設定されていません」が選択されている)場合、WebCenter Sitesインタフェースは、WebCenter Sitesシステムに設定されている言語で表示されます。

  6. (オプション)「タイムゾーン」ドロップダウン・リストで、ユーザーのタイムゾーン設定を選択します。タイムゾーン設定を指定しない(ドロップダウン・メニューで「自動検出」が選択されている)場合、ユーザーのタイムゾーンは、ユーザーのブラウザから自動的に検出されます。
  7. 「保存」をクリックします。
  8. このユーザーが作業する必要があるサイトに対してこのユーザーを有効化します。手順については、ユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)を参照してください。

12.5.2 Adminインタフェースでのユーザー・プロファイルの削除

ユーザー・プロファイルを削除するには::

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー・プロファイル」をダブルクリックします。

    「ユーザー・プロファイル管理」フォームが開きます。

  2. 「削除」をクリックします。

    警告メッセージが開きます。

  3. 「ユーザー・プロファイルの削除」をクリックします。

    削除を確認するメッセージが開きます。

    注意:

    ユーザー(サイト・データベースに格納されている内部ユーザー、またはLDAPの外部ユーザー)を削除する前に、ユーザーに属しているすべてのリソースがリリースされていることを確認してください。たとえば、ユーザーによってチェックアウトされたアセットがある場合、そのアセットをリリースする必要があります。また、ユーザーがワークフロー・ステップの一部である場合、ワークフローから除外する必要があります。

12.5.3 ユーザー属性の修正、追加および削除

デフォルトでは、WebCenter Sitesコンテンツ・アプリケーションが必要とするユーザー属性は、電子メール・アドレスとロケール設定のみです。さらに、WEMに作成されたユーザーには、アバター属性があります。これらの属性をユーザーに割り当てるには、ユーザー・プロファイル機能を使用します。ユーザー・プロファイルの作成および編集を参照してください。必要に応じて、LDAPを使用している場合であっても、この表でユーザーの追加のユーザー属性を格納および使用できます。

注意:

LDAPをWebCenter Sitesと統合すると、ロケール、タイムゾーンおよび電子メールなどのユーザー属性はLDAPに格納され、これらの属性はWebCenter Sitesで編集可能になります。

「ユーザー属性の修正」オプションを使用すると、ユーザー・プロファイルで使用されている属性を変更できます。属性の追加や削除も可能になります。

ユーザーの属性を修正するには::

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノードの順に展開し、「ユーザー」をダブルクリックします。
  2. 開いたフォームに、ともに作業するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
  3. リストで、属性を変更するユーザー名をクリックします。

    「ユーザー属性」フォームが表示されます。

    図12-3 「ユーザー属性」フォーム

    図12-3の説明が続きます
    「図12-3 「ユーザー属性」フォーム」の説明
  4. 「ユーザー属性」フォームのフィールドで、必要に応じて次のうち少なくとも1つを実行します。
    • 「属性値」フィールドの内容を編集することで、属性に割り当てられている現在の値を変更します。

    • フォームの下部にあるフィールドに、その名前と少なくとも1つの値を入力することで新しい属性を追加します。

    • 不要な属性は(「属性値」フィールドで)その関連付けられた値を削除することで削除します。

  5. 「修正」をクリックします。

    変更内容がデータベースにコミットされます。