このセクションでは、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアで使用するシステムファームウェアバージョンおよび Oracle Solaris OS バージョンについて説明します。
Oracle VM Server for SPARC 3.5 ソフトウェアは、少なくとも最小バージョンのシステムファームウェアおよび Oracle Solaris OS とともに実行できます。そのような構成では、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの一部の機能が使用できない可能性があります。
本番環境で最良の結果が得られるように、完全に認定されたシステムファームウェアバージョンに記載されているシステムファームウェアバージョン、および完全に認定された Oracle Solaris OS バージョンに記載されている Oracle Solaris OS バージョンで実行してください。
![]() | 注意 - 個々のシステムファームウェア、Oracle Solaris OS、またはソフトウェアコンポーネントの旧バージョンにダウングレードしないでください。このようなダウングレードは、予期しない動作や障害の原因となる可能性があります。 |
このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC 3.5 OS を実行するために必要なシステムファームウェアのバージョンに関する情報を示し、次のトピックについて説明します。
少なくとも次のバージョンのシステムファームウェアが実行されているシステムに最新の Oracle VM Server for SPARC パッケージを適用できます。これは、プラットフォームに固有で、マシン内の CPU の要件に依存します。
SPARC S7 シリーズサーバー: 9.7.2
Fujitsu M10 サーバー: XCP2012
Fujitsu SPARC M12 サーバー: XCP3021
SPARC M7 シリーズサーバー: 9.7.1
SPARC M6 サーバー: 9.5.4.b
SPARC M5 サーバー: 9.5.4.b
SPARC T7 シリーズサーバー: 9.7.1
SPARC T5 サーバー: 9.5.4.a
SPARC T4 サーバー: 8.8.4
SPARC T3 サーバー: 8.3.20
UltraSPARC T2 Plus サーバー: 7.4.10.a
UltraSPARC T2 サーバー: 7.4.10.a
すべての Oracle VM Server for SPARC 3.5 機能を有効にするには、次のプラットフォームで完全に認定されたシステムファームウェアバージョンを実行している必要があります。
SPARC S7 シリーズサーバー: 9.8
Fujitsu M10 サーバー: XCP2280
Fujitsu SPARC M12 サーバー: XCP3021
SPARC M7 シリーズサーバー: 9.8
SPARC M6 サーバー: 9.6.7
SPARC M5 サーバー: 9.6.7
SPARC T7 シリーズサーバー: 9.8
SPARC T5 サーバー: 9.6.7
SPARC T4 サーバー: 8.9.5.a
SPARC T3 サーバー: 8.3.31
SPARC T2 Plus サーバー: 7.4.12
SPARC T2 サーバー: 7.4.12
Oracle VM Server for SPARC 3.5 のすべての機能を利用するには、Oracle の SPARC T シリーズサーバー、SPARC M シリーズサーバー、または SPARC S シリーズサーバーが、少なくとも 完全に認定されたシステムファームウェアバージョンに示されているシステムファームウェアバージョンを実行していることを確認してください。Oracle システムのファームウェアダウンロードとリリース履歴のページ (http://www.oracle.com/technetwork/systems/patches/firmware/release-history-jsp-138416.html)からこれらのパッチにアクセスできます。
このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC 3.5 OS を実行するために必要な Oracle Solaris OS バージョンに関する情報を示し、次のトピックについて説明します。
Oracle VM Server for SPARC 3.5 制御ドメインでの最小の Oracle Solaris OS バージョンは Oracle Solaris 11.3 Support Repository Update (SRU) 23 OS です。最小の Oracle Solaris OS バージョンは、サービスドメインにも適用されます。ルートドメインおよび I/O ドメインでの最小の Oracle Solaris OS バージョンは Oracle Solaris 11.3 SRU 8 です。サポートされるサーバープラットフォーム上のゲストドメインで実行できる Oracle Solaris 10 OS などの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-sparc-enterprise/overview/index.html にある使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。
すべての Oracle VM Server for SPARC 3.5 機能を有効にするには、すべてのドメイン (制御ドメイン、I/O ドメイン、ルートドメイン、サービスドメイン、およびゲストドメイン) で完全に認定された Oracle Solaris OS バージョンの Oracle Solaris 11.3 SRU 23 を実行する必要があります。
少なくとも Oracle Solaris 11.3 SRU 23 OS をインストールするか、またはこれにアップグレードすると、Oracle VM Server for SPARC 3.5 ソフトウェアがデフォルトでインストールされます。
ldomsmanager パッケージは、Oracle Solaris 11.3 Support Repository, または My Oracle Support から入手することもできます。
Support Repository Update を使用して Oracle Solaris 11 システムを更新する方法 (http://www.oracle.com/technetwork/articles/servers-storage-admin/o11-018-howto-update-s11-1572261.html)およびUpdating to Oracle Solaris 11.3 の Updating a System to Oracle Solaris 11.3も参照してください。
この製品の最新情報や既知の問題は、ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html) に含まれています。
Oracle VM Server for SPARC 3.5 のマニュアルページおよび日本語翻訳は、ldomsmanager パッケージの一部としてシステムにインストールされます。
次の表に、Oracle VM Server for SPARC 3.5 リリースで利用できるドキュメントを示します。これらのドキュメントは、特に記載がないかぎり、HTML 形式と PDF 形式で利用できます。
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使用しているサーバー、ソフトウェア、または Oracle Solaris OS に関連するドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html で参照できます。必要なドキュメントや情報を検索するには、「Search」ボックスを使用します。