汎用のas.ore
関数は、インメモリーRオブジェクトをore
オブジェクトに強制変換します。より厳密なas.ore.character
などの関数は、オブジェクトを特定の型に強制変換します。ore.push
関数は、Rクラス・タイプをore
クラス・タイプに暗黙的に強制変換し、ore.pull
関数は、ore
クラス・タイプをRクラス・タイプに強制変換します。これらの関数の詳細は、「データベースに対するデータの移動」を参照してください。
例1-5 RおよびOracle R Enterpriseのクラス・タイプの強制変換
この例では、ore
オブジェクトへのRオブジェクトの強制変換を示します。Rのinteger
オブジェクトを作成した後、汎用メソッドas.ore
を使用してore.integer
であるore
オブジェクトに強制変換します。この例では、Rオブジェクトを他の様々なore
クラス・タイプに強制変換します。埋込みRの実行関数でのas.factor
の使用例は、例6-13を参照してください。
x <- 1:10 class(x) X <- as.ore(x) class(X) Xn <- as.ore.numeric(x) class(Xn) Xc <- as.ore.character(x) class(Xc) Xc Xf <- as.ore.factor(x) Xf例1-5のリスト
R> x <- 1:10 R> class(x) [1] "integer" R> X <- as.ore(x) R> class(X) [1] "ore.integer" attr(,"package") [1] "OREbase" R> Xn <- as.ore.numeric(x) R> class(Xn) [1] "ore.numeric" attr(,"package") [1] "OREbase" R> Xc <- as.ore.character(x) R> class(Xc) [1] "ore.character" attr(,"package") [1] "OREbase" R> Xc [1] "1" "2" "3" "4" "5" "6" "7" "8" "9" "10" R> Xf <- as.ore.factor(x) R> Xf [1] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Levels: 1 10 2 3 4 5 6 7 8 9