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Oracle® Application Expressエンド・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E89952-01
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4 データのロード・ウィザードの例

既存のアプリケーションのデータのロード・ウィザードを使用して、Oracle Application Expressアプリケーションにデータをインポートできます。

ヒント:

この項で説明する機能を使用するには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれている必要があります。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のデータのロード機能を使用したアプリケーションの作成に関する説明を参照してください。

4.1 データのロード・ウィザードの使用について

エンド・ユーザーは、データ・ロード・ウィザードを実行して、ファイルからデータをアップロードするか、エンド・ユーザーがウィザードに直接入力したデータをコピー・アンド・ペーストできます。

データ・ロード機能を持つアプリケーションでは、アプリケーション開発者が構成した表にエンド・ユーザーが直接データをインポートできます。

アプリケーションのデータのロード・ウィザードに、データのアップロード時に表参照およびトランスフォーメーション・ルールを適用する機能が組み込まれている場合があります。データを実際にデータベースにインポートする前に、ユーザーにはすべての参照およびトランスフォーメーション・ルールが適用されたデータをプレビューできます。

  • 表参照: これらのルールでは、インポート・ファイル内のデータを自動的にマッピングしたり、別の表のデータにフィールドをコピー・アンド・ペーストします。たとえば、インポート・ファイルにはDEPTNO列に部門名が含まれているが、アップロード表ではその列に数値が必要な場合、表参照ルールを使用して、別の表でその部門名に対応する部門番号を探します。

  • データ・トランスフォーメーション・ルール: このルールでは、インポート・データを大文字や小文字に変更するなどといったフォーマットの自動変換を行います。たとえば、インポート・ファイルの列データで大文字と小文字の両方が使用され、インポート先の表ではすべて大文字である必要がある合、データ・トランスフォーメーション・ルールにより、その列にはデータのアップロード時に自動的に大文字のみが挿入されるようにします。

4.2 ファイルからアプリケーションへのデータのインポート

テキスト・ファイルなどのファイルからアプリケーションにデータをインポートするには、データ・ロード・ウィザードを使用します。

この手順には、サンプル・パッケージ・アプリケーションである、サンプル・データベース・アプリケーションからの例が含まれます。

アプリケーションにデータをアップロードするには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれ、ファイルが正しくフォーマットされている必要があります。

ファイルからデータをアップロードするには、次の手順を実行します。

  1. サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションを実行します。
  2. 顧客・ページで、「データをアップロード」をクリックします。
    データ・ロード・ウィザードが表示されます。次に、データをアップロードする方法を選択します。
  3. 「インポート元」で「ファイルをアップロード(カンマ区切り(*.csv)またはタブ区切り)」を選択します。
  4. 「データ・ロード・ソース」で、次のようにします。
    1. ファイル名: アップロードするデータを含むファイル名を参照します。

      ヒント:

      サンプル・データを含むテキスト・ファイルを作成するには、ページの最上部に表示されるデータをコピーしてテキスト・ファイルに貼り付けます。このサンプル・データを使用する場合、セパレータ属性にカンマ(,)を入力する必要があります。

    2. セパレータ - 列セパレータ文字を入力します。カンマ(,)をカンマ・セパレータに入力するか、\tをタブ・セパレータに入力します。
    3. 「囲み文字(オプション)」: 区切り文字を入力します。
      この文字を使用して、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。区切り文字を指定すると、データ・ワークショップはデータ値の開始境界および終了境界で発生するホワイトスペースを無視します。このオプションを使用すると、指定した区切り文字でデータ値を囲むこともできます。
    4. 1行目に列名がある: データの最初の行に列名がある場合は、このオプションを選択します。
    5. オプションで、「詳細設定の使用」を選択して次の属性を構成します:
      • 小数点文字: 小数点文字を入力して、数値の整数部と小数部を区切ります。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • グループ・セパレータ: グループ・セパレータを入力し、整数グループを区切ります。数字ではない文字は、いくつかの例外を除き、どれでもグループ・セパレータとして使用できます。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • 通貨記号: データに国際通貨記号が含まれている場合は、それをここに入力します。例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • ファイルのキャラクタ・セット: アップロードするファイルに関連付けられているファイル・キャラクタ・セットを選択します。

      • 使用する日付/数値書式 - データ・ロード時にアプリケーションの日付およびタイムスタンプの書式を使用するには「アプリケーションの標準書式マスクの使用」、独自書式を使用するには「アップロード列のカスタム書式の提供」を選択します。

    6. 「次へ」をクリックします。

      「データと表のマッピング」ページが表示されます。

  5. 「データと表のマッピング」では、次のステップを実行します。
    1. ターゲット列 - 宛先の列名が示されます。列名を変更するには、リストから新しい列名を選択します。列を非表示にするには、「ロードしない」を選択します。
    2. 「次へ」をクリックします。

    すべての表参照およびトランスフォーメーション・ルールの適用後、挿入または更新されるデータを示す「データ検証」ページが表示されます。

  6. アップロードするデータを確認して、「データのロード」をクリックします。

    「データ・ロード結果」ページには、次が表示されます。

    • 挿入された行: 表にアップロードされた新しい行です。

    • 更新された行: 新しい情報で更新された表内の行数です。

    • 失敗した行: 追加または更新されていないアップロード・ファイルからの行数です。

    • レビューの必要な行: レビューが必要な行数です。

  7. 「終了」をクリックします。

関連項目:

  • データのロード・ウィザードの使用について

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』グローバリゼーション属性の構成に関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』パッケージ・アプリケーションの使用に関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』パッケージ・アプリケーションのサンプル・データベース・アプリケーションの理解に関する項

4.3 アプリケーションへのデータのコピー・アンド・ペースト

テキスト・ファイルなどのファイルからデータをコピーして貼り付けるには、データ・ロード・ウィザードを使用します。

この手順には、サンプル・パッケージ・アプリケーションである、サンプル・データベース・アプリケーションからの例が含まれます。

アプリケーションにデータをアップロードするには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれ、ペーストしたデータが正しくフォーマットされている必要があります。

データをコピー・アンド・ペーストしてアップロードするには、次の手順を実行します。

  1. サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションを実行します。
  2. 顧客・ページで、「データをアップロード」をクリックします。
    データ・ロード・ウィザードが表示されます。次に、データをアップロードする方法を選択します。
  3. 「インポート元」から、「コピー・アンド・ペースト」を選択します。
  4. 「データ・ロード・ソース」で、次のようにします。
    1. 区切りデータをコピー・アンド・ペースト - 「データ・ロード・ソース」ダイアログに表示されるサンプルのカンマ区切りリスト(First Name,Last Name,Street...)をコピーし、ここに貼り付けます。
    2. セパレータ - 列セパレータ文字を入力します。カンマ(,)をカンマ・セパレータに入力するか、\tをタブ・セパレータに入力します。
    3. 「囲み文字(オプション)」: 区切り文字を入力します。この文字を使用して、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。
    4. 1行目に列名がある: データの最初の行に列名がある場合は、このオプションを選択します。
    5. オプションで、「詳細設定の使用」を選択して次の属性を構成します:
      • 小数点文字: 小数点文字を入力して、数値の整数部と小数部を区切ります。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • グループ・セパレータ: グループ・セパレータを入力し、整数グループを区切ります。数字ではない文字は、いくつかの例外を除き、どれでもグループ・セパレータとして使用できます。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • 通貨記号: データに国際通貨記号が含まれている場合は、それをここに入力します。例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

      • ファイルのキャラクタ・セット: アップロードするファイルに関連付けられているファイル・キャラクタ・セットを選択します。

      • 使用する日付/数値書式 - データ・ロード時にアプリケーションの日付およびタイムスタンプの書式を使用するには「アプリケーションの標準書式マスクの使用」、独自書式を使用するには「アップロード列のカスタム書式の提供」を選択します。

    6. 「次へ」をクリックします。

      「データと表のマッピング」ページが表示されます。

  5. 「データと表のマッピング」では、次のステップを実行します。
    1. ターゲット列 - 宛先の列名が示されます。列名を変更するには、リストから新しい列名を選択します。列を非表示にするには、「ロードしない」を選択します。
    2. 「次へ」をクリックします。

      すべての表参照およびトランスフォーメーション・ルールの適用後、挿入または更新されるデータを示す「データ検証」ページが表示されます。

  6. アップロードするデータを確認してデータ検証を行い、「データのロード」をクリックします。

    「データ・ロード結果」ページには、次が表示されます。

    • 挿入された行: 表にアップロードされた新しい行です。

    • 更新された行: 新しい情報で更新された表内の行数です。

    • 失敗した行: 追加または更新されていないアップロード・ファイルからの行数です。

    • レビューの必要な行: レビューが必要な行数です。

  7. 「終了」をクリックします。

関連項目:

  • データのロード・ウィザードの使用について

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』パッケージ・アプリケーションのサンプル・データベース・アプリケーションの理解に関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』パッケージ・アプリケーションの使用に関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』グローバリゼーション属性の構成に関する項