2.11 タイプの管理

タイプは、ユーザー指定のオブジェクトまたはコレクションの定義です。タイプを作成、参照、削除し、レポートを表示できます。

Oracle Application Expressは現在、コレクションの定義のみをサポートしています。Oracleのコレクション(SQLコレクション)には、次の2つのカテゴリがあります。

• 可変長配列(VARRAY型)

• ネストした表(TABLE型)

VARRAY型は1次元配列に使用され、ネストした表のタイプは外部表内の単一列の表に使用されます。

• タイプの作成
  オブジェクト・ブラウザを使用してタイプを作成します。
• タイプの参照
  「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択して、タイプに関する各種レポートを表示します。
• タイプのレポート
  オブジェクト・ブラウザでタイプを表示する際、代替ビューを使用できます。
• タイプの削除
  「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択して、「削除」をクリックします。

関連項目:

• 「Oracle Database概要」

• コレクション・タイプの詳細は、『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』を参照してください

2.11.1 タイプの作成

オブジェクト・ブラウザを使用してタイプを作成します。

コレクション・タイプを作成するには、次のステップを実行します。

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「作成」アイコンをクリックします。
3. 「名前」で、次のステップを実行します。

   1. タイプ名 - 作成するタイプの名前を入力します。

   2. 大/小文字を保持 - タイプ名と「タイプ名」フィールドに入力した名前の大文字と小文字を一致させるには、「大/小文字を保持」をクリックします。

   3. 作成するタイプ - 作成するタイプの種類を指定します。

   4. 「次へ」をクリックします。

4. 画面に表示されるステップに従います。

   確認ページが表示され、タイプの作成に使用されるSQLが表示されます。

5. 「タイプの作成」をクリックします。

2.11.2 タイプの参照

「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択して、タイプに関する各種レポートを表示します。

コレクション・タイプを参照するには、次のステップを実行します。

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「タイプ」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択します。

   「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

4. ページ上部のタブをクリックして、タイプに関する各種レポートを表示します。

2.11.3 タイプのレポート

オブジェクト・ブラウザでタイプを表示する際、代替ビューを使用できます。

表2-6に、タイプで使用可能なすべてのレポートを示します。

表2-6 タイプで使用可能なレポート

ビュー	説明
オブジェクトの詳細	選択したタイプの詳細を表示します。タイプを削除するには、「削除」をクリックします。
シノニム	現行のタイプのシノニムのリストを表示します。
権限付与	タイプに関連付けられている権限付与のリストを表示します。権限付与の詳細には、権限受領者、権限、権限付与オプションが含まれます。「権限付与」と「取消し」の操作を実行できます。
SQL	このタイプの再作成に必要なSQLを表示します。

2.11.4 タイプの削除

「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択して、「削除」をクリックします。

コレクション・タイプを削除するには、次のステップを実行します。

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「タイプ」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからタイプを選択します。

   「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

4. 「削除」をクリックします。
5. 確定するには、「終了」をクリックします。