アイテムは、HTMLフォームの一部です。アイテムは、テキスト・フィールド、テキスト領域、パスワード、選択リスト、チェック・ボックスなどを示します。この項では、ページ・デザイナでページ・レベル・アイテムを作成する方法について説明します。
トピック:
アイテム属性は、ページ上のアイテムの表示に影響します。たとえば、これらの属性は、ラベルの表示位置、アイテムの大きさおよびアイテムの表示位置(前のアイテムの横または下)に影響します。
ページ・デザイナでページ・レベル属性を表示するには、次のステップを実行します。
この項では、アイテムの作成ウィザードを実行して、ページ・レベル・アイテムを作成する方法について説明します。
トピック:
静的値リストを作成する方法の1つに、アイテムのLOV定義の編集があります。このタイプのLOVは再使用できないことに注意してください。LOVをいつでも使用可能な共有コンポーネントとして作成することをお薦めします。
静的値リストを作成するには、次のステップを実行します。
トピック:
関連項目:
この例では、アルファベット順で表示される4つの値(Cow、Dog、Cat、Lion)が値リストにあります。各エントリの戻り値は表示値と同じです。
STATIC:Cow,Dog,Cat,Lion
この例では、定義にリストされた順序で表示される10の値が値リストにあります。各エントリの戻り値は表示値と同じです。
STATIC2:10,15,20,25,50,100,200,500,1000,10000
カスケードLOVを作成すると、ページ上の1つのアイテムによって別のアイテムのLOVが決定されます。アプリケーション・ビルダーでは、選択リスト、シャトル、チェック・ボックス、ラジオ・グループ、ポップアップLOVおよびリスト・マネージャの各アイテム・タイプに対して、カスケードLOVがサポートされています。
カスケードLOVは、2つのアイテムを作成することによって作成します。2つ目のアイテムに値を移入するには、アイテムの作成ウィザードを実行しているときか、またはアイテムの属性を編集することによって、カスケードLOV親アイテムを指定します。
次の例では、2つの関連する選択リストを作成する方法を示します。この場合、最初のリストの値が2つ目のリストに移入されます。
値のカスケード・リストを作成するには、次の手順を実行します。
最初のアイテムを作成し、そのアイテムにP1_DEPTNOという名前を付けます。
選択リスト・アイテムを作成します。
「指定」の「タイプ」で、「選択リスト」を選択します。
「指定」は、次のようにします。
名前 - 次のように入力します。
P1_DEPTNO
タイプ - 「選択リスト」を選択します。
「ラベル」は、次のようにします。
ラベル - 次のように入力します。
Department
「LOV」で、次のようにします。
タイプ - 「SQL問合せ」を選択します。
「SQL問合せ」で、次を入力します。
SELECT dname as d, deptno as r FROM dept ORDER BY dname
NULL値の表示 - 「はい」を選択します。
NULL表示値 - 入力/選択します。
- Select Department -
残りのデフォルト値を受け入れます。
「保存」をクリックします。
P1_EMPNO
という名前の2つ目のアイテムを作成します。
選択リスト・アイテムを作成します。
「指定」の「タイプ」で、「選択リスト」を選択します。
「指定」は、次のようにします。
名前 - 次のように入力します。
P1_EMPNO
タイプ - 「選択リスト」を選択します。
「ラベル」は、次のようにします。
ラベル - 次のように入力します。
Employee
「LOV」で、次のようにします。
タイプ - 「SQL問合せ」を選択します。
「SQL問合せ」で、次を入力します。
SELECT ename as d, empno as r FROM emp WHERE deptno = :P1_DEPTNO ORDER BY ename
NULL値の表示 - 「はい」を選択します。
NULL表示値 - 入力/選択します。
- Select Employee -
残りのデフォルト値を受け入れます。
「保存」をクリックします。
2つの選択リストが表示されます。「Department」選択リストで選択を行うと、「Employees」選択リストに表示される個人が決定されます。
この項では、ページ・デザイナでページ・レベル・アイテムを編集する方法について説明します。
トピック:
アイテムのデフォルト値は、ページ・アイテムの編集ページの「デフォルト」の下にある属性を使用して定義します。デフォルト値は、アイテムの値がセッション・ステートから導出されない場合およびソース値がNULL
の場合に使用されます。
アイテムのデフォルト値を定義するには、次のステップを実行します。
クイック選択では、ユーザーは、テキストを入力したり、使用可能なオプションのリストから選択するかわりに、事前定義された値をワンクリックで選択できます。アイテム・タイプでクイック選択がサポートされている場合は、「クイック選択」属性を使用して、特定のアイテムの下に表示される選択項目を最大10個定義できます。クイック選択をクリックすると、アイテムの値が設定されます。次の例は、5%、10%、15%および20%のクイック選択を示しています。
クイック選択を作成するには、次のステップを実行します。
開発者は、「保存されていない変更の警告」アイテム属性を使用して、保存されていない変更のチェックにページ・アイテムを含めるかどうかを指定できます。このチェックにより、保存されていない変更が含まれるページから移動しようとすると、ユーザーに警告が表示されます。データベース列に基づかないアイテム(検索アイテムなど)は、チェックする必要がありません。それらのアイテムに対しては、「保存されていない変更の警告」を「チェックしない」に設定します。
「保存されていない変更の警告」属性を構成するには、次のステップを実行します。
ヒント:
「保存されていない変更の警告」属性は、apex.page.warnOnUnsavedChanges
APIを使用して実装されます。
関連項目:
保存されていない変更についてユーザーに警告するためのページ属性の構成およびOracle Application Express APIリファレンス