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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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7.4 ページ・デザイナでのページ属性の管理

ページ属性では、ページ名またはタイトル、ヘッダーおよびフッター・テキスト、ナビゲーション・メニュー、ページ・レベルのJavaScriptまたはCSSファイルの追加、エラー処理、選択した認可スキームなど、特定のページの基本情報と機能を制御します。

トピック:

7.4.1 プロパティ・エディタでのページ属性の編集

ページ・デザイナでページ属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブまたは「レイアウト」タブのいずれかで、ページ名を選択します。

    プロパティ・エディタにページ属性が表示されます。

    プロパティ・エディタでは、属性が機能グループに編成されます。次のアイコンを使用して、これらのグループを展開または縮小します。

    • 共通の表示 - デフォルト値が変更されていたり、よく編集される属性のみを表示します。

    • すべて表示 - すべての属性を表示します(デフォルト)。

    • すべて閉じる - グループ・ヘッダーのみが表示されるように機能グループを縮小します。

    • すべて開く - すべての属性が表示されるように機能グループを展開します。

    • グループに移動 - 選択したグループにナビゲートして、必要に応じて展開します。

  3. グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。

    その用語を含むグループと属性が表示されます。

  4. プロパティ・エディタで該当する属性を編集します。

    ページが保存されるまで、編集した属性の属性名の左側に青色のマーカーが表示されます。

    注意:

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  5. 変更内容を保存するには、「保存」または「ページの保存と実行」をクリックします。

7.4.2 ページ・デザイナを使用したJavaScriptの組込み

JavaScriptグループの属性を編集することによって、ページにJavaScriptを含めることができます。これは、ページに固有のファンクションに有効な方法であり、ファンクションを.jsファイルに組み込む前にテストを行う有効な方法です。

次の例では、コードを追加することによって、カレント・ページの任意の場所からtestファンクションにアクセスできるようにしています。

JavaScriptコードをJavaScript属性に追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、ページ名を選択します。
    プロパティ・エディタにページ属性が表示されます。
  3. 「すべて閉じる」アイコンをクリックして、「JavaScript」を見つけて展開します。
  4. 「JavaScript」で、次の属性にコードを入力します。

    ヒント:

    属性の詳細を参照したり、例を表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択して、中央ペインの「ヘルプ」タブをクリックします。

    • ファイルURL: このページにロードするコードのJavaScriptファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列#MIN#を使用して.minを、または#MIN_DIRECTORY#を使用してminified/を通常ページ・ビューのファイルURLに含めたり、ページをデバッグ・モードで表示する場合は空の文字列を含めることができます。アプリケーションのバージョンをファイルURLに含める場合、置換文字列#APP_VERSION#にアクセスすることもできます。

    • ファンクションおよびグローバル変数の宣言 - このページで参照されるファンクションまたはグローバル変数宣言などのJavaScriptコードを入力します。複数のページで同じJavaScriptが必要な場合、重複を避け、ブラウザで静的ファイルをキャッシュするため、外部JavaScriptファイルにコードを挿入することを検討してください。

      ここに入力したコードによって、ページ・テンプレート内の#PAGE_JAVASCRIPT#置換文字列が置き換えられます。

      ヒント:

      注意: スクリプトの開始タグや閉じタグを含めないでください。JavaScriptコードのみ含めます。

      ショートカットを参照するには、次の方法を使用します。

      "SHORTCUTNAME"
      
    • ページ・ロード時に実行: ページのロード時に実行するJavaScriptコードを入力します。このコードはOracle Application Expressによって生成されたJavaScriptコードの後に実行されます。

    たとえば、「ファンクションおよびグローバル変数の宣言」属性に次を追加すると、カレント・ページのすべての場所からアクセス可能なファンクションをテストします。

      function test(){
        alert('This is a test.');
      }
    
  5. 「保存」をクリックします。

7.4.3 ページ・デザイナでのセッションの再結合の構成

リージョンの再結合属性は、既存のセッションの結合(ディープ・リンクと同等)に対するサポートを制御します。技術的に、この属性は、このアプリケーションに対するURLにセッションIDを含むかどうかを決定します。

警告:

セッションの再結合を有効にすると、攻撃者が既存のエンド・ユーザー・セッションを乗っ取ることが可能になるため、アプリケーションのセキュリティが侵害される可能性があります。詳細は、「セッションを再結合」についてを参照してください。

セッションの再結合を使用するには、管理者がインスタンス・レベルでセッションの再結合を有効化する必要があります。インスタンス・レベルでのセッションの再結合のより制限的な値は、アプリケーションおよびページ設定をオーバーライドします。

ページ・デザイナでセッションの再結合を構成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、ページ名を選択します。
    プロパティ・エディタにページ属性が表示されます。
  3. 「すべて閉じる」アイコンをクリックして、「セキュリティ」を見つけて展開します。
  4. 「セキュリティ: セッションを再結合」で、オプションを選択します。
    • アプリケーション・デフォルト - アプリケーション・レベルで定義されている設定を継承します。

    • 無効 - URLにセッションIDが含まれていない場合、Application Expressは新しいセッションを作成します。

    • パブリック・セッションに対して有効 - URLがパブリック・ページのもので、セッションIDが含まれていない場合、Application Expressはそのアプリケーションに対して確立された既存のセッションCookieの利用を試みます。Application Expressは、セッションがまだ認証されていない場合にのみCookieを使用して結合します。

      オプション「パブリック・セッションに対して有効」では、「フレームへの埋込み」を「同じ起点から許可」または「拒否」に設定する必要があります。これはURLペイロードの条件に関連付けられませんが、セッション・ステート保護されるURLにも適用されます。

    • すべてのセッションに対して有効 - URLにセッションIDが含まれておらず、次の条件が満たされる場合、Application Expressはそのアプリケーションに対して確立された既存のセッションCookieの利用を試みます。

      • セッション・ステート保護がそのアプリケーションに対して有効で、URLに有効なチェックサムが含まれています。パブリック・ブックマークの場合、最も制限的なアイテム・レベルの保護は「制限なし」または「チェックサムが必要 - アプリケーション・レベル」である必要があります。

      • URLにペイロードは含まれていません(リクエスト・パラメータ、クリア・キャッシュまたはデータ値ペア)。

        この設定では、アプリケーションの「フレームへの埋込み」が「同じ起点から許可」または「拒否」に設定されている必要もあります。

    ヒント:

    「アプリケーション・デフォルト」オプションは、アプリケーション・レベルで定義されている設定を継承します。ブラウザ・セキュリティを参照してください。

  5. 「保存」をクリックします。

関連項目:

7.4.4 ページ・デザイナでのダイアログ属性の構成

ヒント:

ダイアログ・ページの作成は、複数ステップのプロセスです。詳細は、ダイアログ・ページの作成を参照してください。

ページ・デザイナでダイアログ属性を構成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、ページ名を選択します。
    プロパティ・エディタにページ属性が表示されます。
  3. 「すべて閉じる」アイコンをクリックします。
  4. 「外観」を見つけて展開し、「ページ・モード」が「モーダル・ダイアログ」または「非モーダル・ダイアログ」のいずれかに設定されていることを確認します。
  5. 「ダイアログ」を展開して、次の属性を構成します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

    1. 高さ
    2. 最大幅
    3. 属性
    4. CSSクラス
    5. チェーン
  6. 変更内容を保存するには、「保存」または「ページの保存と実行」をクリックします。

7.4.5 保存されていない変更についてユーザーに警告するためのページ属性の構成

開発者は「保存されていない変更の警告」ページ属性を有効にして、ユーザーがページから移動しようとしたときに、保存されていない変更について警告できます。

「保存されていない変更の警告」ページ属性を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、ページ名を選択します。
    プロパティ・エディタにページ属性が表示されます。
  3. 「すべて閉じる」アイコンをクリックして、「ナビゲーション」を見つけて展開します。

    ヒント:

    属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。属性が表示されます。

  4. ユーザーに警告するには、「保存されていない変更の警告」で、「はい」を選択します。
  5. 「保存」をクリックします。

ヒント:

「保存されていない変更の警告」属性は、apex.page.warnOnUnsavedChanges APIを使用して実装されます。