ページは、アプリケーションの基本的な構成要素です。アプリケーション・ビルダーでアプリケーションを構築する際は、タブ、リスト、ボタン、アイテム、リージョンなどのユーザー・インタフェース要素を含むページを作成します。
ヒント:
アプリケーション・ビルダーでは、ページ・デザイナまたはコンポーネント・ビューを使用してアプリケーション・ページを表示および管理します。詳細は、ページ・デザイナでのページの管理またはアプリケーション・レガシー・コンポーネントの管理を参照してください。
トピック:
関連項目:
開発者は、ページの作成ウィザードを実行することによって、既存のデータベース・アプリケーションにページを追加します。このウィザードには次のようにアクセスできます。
アプリケーションのホームページ: 「ページの作成」をクリックします。アプリケーションのホームページからのページの作成を参照してください。
ページ・デザイナでのページの表示: ページ・デザイナの開発者ツールバーで「作成」をクリックして「ページ」を選択します。ページ・デザイナ・ツールバーを参照してください。
コンポーネント・ビューでのページの表示: コンポーネント・ビューのナビゲーション・バーで「作成」をクリックして「ページ」を選択します。コンポーネント・ビューのナビゲーション・バーを参照してください。
アプリケーションを作成するときに、ターゲット・ユーザー・インタフェースを選択します。選択したユーザー・インタフェースによって、使用可能なページ・タイプが決まります。すべてのページ・タイプがすべてのユーザー・インタフェースでサポートされるわけではありません。
デスクトップ・アプリケーションで使用可能なページ・タイプ
デスクトップ・アプリケーションを作成している場合、ページの作成ウィザードで次のページ・タイプがサポートされます。
表6-19 ページの作成ウィザード: デスクトップ・アプリケーションのページ・タイプ
ページ・タイプ | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
空白ページ |
組込み機能のないページを作成します。 |
該当なし |
レポート |
レポートは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。レポート・オプション:
|
関連項目: |
フォーム |
フォームでは、ユーザーが表内の単一行または複数行を更新できます。フォーム・オプション:
|
関連項目: |
プラグイン |
リージョン・タイプ・プラグインに基づいて新しいページを作成します。開発者はプラグインを使用して、Oracle Application Expressで使用可能な組込みタイプを宣言的に拡張、共有および再利用できます。 |
プラグイン・ページからのプラグインのインポートを参照してください。 |
チャート |
グラフィカル・チャートを作成できます。 |
チャートの作成を参照してください。 |
Calendar |
月別、週別、日別表示のカレンダを生成します。 |
カレンダの作成を参照してください。 |
ツリー |
階層的なデータまたは複数のレベルのデータをグラフィカルに通信し、必要に応じて各ツリー・ノードに固有のページまたはURLにナビゲートするためのツリーを作成します。 |
ツリーの作成を参照してください。 |
ウィザード |
ウィザードを作成します。 |
該当なし |
データのロード |
新しいデータのロード・ウィザードを作成して、エンド・ユーザーが、権限を持つすべてのスキーマに対する表へのデータのロードを管理できるようにします。 |
データ・ロード機能によるアプリケーションの作成を参照してください。 |
フィードバック・ページ |
フィードバック・ページを追加します。フィードバックは、アプリケーション・ユーザーからリアルタイム・コメント、拡張リクエストおよびバグを収集するプロセスです。 |
フィードバックの管理を参照してください。 |
アクセス制御 |
アクセス制御リストを含むページを作成すると、開発者はアプリケーション、個別ページまたはページ・コンポーネントへのアクセスを制御できます。 |
アプリケーション、ページおよびページ・コンポーネントへのアクセスの制御を参照してください。 |
グローバル・ページ |
グローバル・ページ(以前はページ0と呼ばれていた)は、マスター・ページとして機能します。 |
すべてのページにコンポーネントを表示するグローバル・ページの作成を参照してください。 |
レガシー・ページ |
レガシー・ページに含まれるコンポーネントは、引き続きOracleでサポートされますが、使用することはお薦めしません。オプションは次のとおりです。
|
アプリケーション・レガシー・コンポーネントの管理を参照してください。 |
モバイル・アプリケーションで使用可能なページ・タイプ
モバイル・アプリケーションを作成している場合、ページの作成ウィザードで次のページ・タイプがサポートされます。
表6-20 ページの作成ウィザード: モバイル・アプリケーションのページ・タイプ
ページ・タイプ | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
空白ページ |
組込み機能のないページを作成します。 |
該当なし |
レポート |
レポートは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。使用可能なレポート・オプションは次のとおりです。
|
関連項目: |
フォーム |
フォームでは、ユーザーが表内の単一行または複数行を更新できます。使用可能なフォーム・オプションは次のとおりです。
|
関連項目: |
プラグイン |
リージョン・タイプ・プラグインに基づいて新しいページを作成します。開発者はプラグインを使用して、Oracle Application Expressで使用可能な組込みタイプを宣言的に拡張、共有および再利用できます。 |
プラグイン・ページからのプラグインのインポートを参照してください。 |
チャート |
グラフィカル・チャートを作成できます。 |
レガシー・チャートの管理を参照してください。 |
Calendar |
月別、週別、日別表示のカレンダを生成します。 |
カレンダの作成を参照してください。 |
ウィザード |
ウィザードを作成します。 |
該当なし |
フィードバック・ページ |
フィードバック・ページを追加します。フィードバックは、アプリケーション・ユーザーからリアルタイム・コメント、拡張リクエストおよびバグを収集するプロセスです。 |
フィードバックの管理を参照してください。 |
アクセス制御 |
アクセス制御リストを含むページを作成すると、開発者はアプリケーション、個別ページまたはページ・コンポーネントへのアクセスを制御できます。 |
アプリケーション、ページおよびページ・コンポーネントへのアクセスの制御を参照してください。 |
レガシー・ページ |
レガシー・ページに含まれるコンポーネントは、引き続きOracleでサポートされますが、使用することはお薦めしません。オプションは次のとおりです。
|
アプリケーション・レガシー・コンポーネントの管理を参照してください。 |
Oracle Application Expressには、ダイアログ・ページに対するサポートが提供されています。モーダルまたは非モーダル・ダイアログ・ページは、テンプレート・タイプが「ダイアログ・ページ」のページ・テンプレートが、カレント・アプリケーション・テーマに1つ以上含まれている場合にのみサポートされます。
トピック:
新しいページを作成するときに、ウィザードによって、ページ・モードを選択するプロンプトが表示されます。ページ・モードによって、ページが標準アプリケーション・ページであるかダイアログ・ページであるかが決まります。Oracle Application Expressは、次の2つのダイアログ・ページ・タイプをサポートしています。
モーダル・ダイアログ - モーダル・ダイアログは、同じブラウザ・ウィンドウ内に配置されるオーバーレイ・ウィンドウです。モーダル・ダイアログは、ユーザーが終了して閉じるまで、アクティブでフォーカスされたままです。モーダル・ダイアログがアクティブである間は、ダイアログを閉じるまでユーザーは残りのページと対話できません。
非モーダル・ダイアログ - 非モーダル・ダイアログは、個別のポップアップ・ブラウザ・ウィンドウを表示します。ユーザーは、非モーダル・ダイアログおよびページのコンテンツと対話できます。リクエストされる情報が続行に必要でない場合に、非モーダル・ダイアログを使用します。このウィンドウ・タイプは、別の場所で作業が続いている間、開いたままにできます。
Oracle Application Expressには、ユニバーサル・テーマ - 42にダイアログ・ページ・テンプレートが含まれています。ページ・モードを「モーダル」または「非モーダル」に設定すると、Oracle Application Expressは自動的にデフォルトのダイアログ・ページ・テンプレートを使用します。この項では、テーマにダイアログ・テンプレートが含まれていない場合にそれを作成する方法と、ダイアログ・テンプレート属性を編集する方法について説明します。
既存のアプリケーションを使用し、テーマにそのようなダイアログ・ページ・テンプレートが含まれない場合は、ダイアログ・ページ・テンプレートを作成する必要があります。最初から作成できますが、最も簡単な方法は既存のダイアログ・テンプレートをコピーすることです。
ダイアログ・ページ・テンプレートを作成するには、次のステップを実行します。
サンプル・データベース・アプリケーションからダイアログ・ページ・テンプレートをコピーします。
ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
テンプレートをコピーするアプリケーションを選択します。
「共有コンポーネント」をクリックします。
「ユーザー・インタフェース」で、「テンプレート」を選択します。
「作成」をクリックします。
テンプレートの作成ウィザードで、次のステップを実行します。
テンプレート・タイプ - 「ページ」を選択して、「次へ」をクリックします。
作成方法 - 「既存のテンプレートのコピーとして」を選択して、「次へ」をクリックします。
コピー元 - 「サンプル・データベース・アプリケーション」を選択して、「次へ」をクリックします。
テーマの指定 - コピー元のテーマおよびコピー先のテーマを選択して、「次へ」をクリックします。
新規テンプレート - 「モーダル・ダイアログ」テンプレートを探します。「コピー」で、「はい」を選択します。
「ページ・テンプレートのコピー」を選択して作成します。
ダイアログ・ページ・テンプレートがカレント・テーマでアクティブになっていることを確認します。デフォルトのページ・テンプレートの選択を参照してください。
ダイアログ・ページを作成するには、ページ・モードを「モーダル・ダイアログ」または「非モーダル・ダイアログ」に設定する必要があります。ページの作成ウィザードの実行中またはページ属性の編集によってページ・モードを構成できます。
コンポーネント・ビューでダイアログとしてページを定義するには、次のステップを実行します。
関連項目:
「コンポーネント・ビューでのページ属性の編集」および「ダイアログ」
ダイアログ・ページに「取消」ボタンが含まれる場合は、そのボタンのクリックに基づいた動的アクションを生成し、そのTrueアクション・イベントを「ダイアログを取り消す」に設定する必要があります。この動的アクションは、ページ・テンプレート(apex.navigation.dialog.cancel
)に含まれる取消のJavaScriptコールを使用して、ダイアログの取消を処理します。
関連項目:
「ダイアログを閉じる」ページ・プロセスを作成することによって、Oracle Application Expressでダイアログ・ページを閉じます。以前のリリースでは、このページ・プロセスは「ポップアップ・ウィンドウを閉じる」
と呼ばれていました。このダイアログは、ページ・テンプレート(apex.navigation.dialog.close)
に含まれるクローズのJavaScriptコールを使用して、ダイアログのクローズを処理します。ページ・プロセスは、親ページで参照することがあるダイアログ・ページ・アイテムの戻りもサポートしています。例を表示するには、サンプル・データベース・アプリケーションの任意のダイアログ・ページを編集します。
ヒント:
「ダイアログを閉じる」動的アクションでダイアログ・ページを閉じることもできます。動的アクションとプロセスの両方が、ダイアログ・ページ・アイテムの戻りをサポートしています。ページを送信する必要がある場合はページ・プロセスを使用し、ページを送信する必要がない場合は動的アクションを使用します。両方とも、最終的にはクローズのJavaScriptコールをコールします。または、ダイアログ・ページを閉じて、ブランチで指定したページにリダイレクトするページ・ブランチを作成できます。
ダイアログ・ページを開くには、ボタンまたはリンクを使用します。ダイアログ・ページでは、次のブランチング・オプションがサポートされています。
ダイアログ・ページからダイアログ・ページへの場合。
1つのダイアログ・ページから別のダイアログ・ページに、ブランチできます。
両方のページは、「モーダル・ダイアログ」のような同じページ・モードで、ダイアログのChained属性は「はい」に設定されています。Chained属性を「はい」に設定すると、多くの内部Application Expressウィザードで表示されるチェーンまたはネスト・ダイアログがサポートされます。チェーンまたはネスト・ダイアログを使用すると、ダイアログ・ウィンドウを再度利用して各ページを表示できます。
ダイアログ・ページから標準・ページの場合。
ダイアログ・ページから標準・ページにブランチすると、ダイアログが閉じられ、ユーザーはブラウザ内の新しいページに移動します。新しいページは、親(または起動)ページ、もしくはアプリケーション内の別の標準ページです。
ダイアログ・ページで「ダイアログを閉じる」ページ・プロセスを生成した場合、新しい「ダイアログのクローズ」
動的アクション・イベント・タイプを使用して、親ページにリフレッシュ・アクションを実装する必要があります。「値の設定」のTrueアクションを作成するとき、タイプ設定「ダイアログ戻りアイテム」を使用し、ダイアログの戻りアイテムに基づいて単一の値が設定されるようにできます。
例を表示するには、サンプル・データベース・アプリケーションの製品のページに移動します。製品のページで、「Create Product」ボタンにはダイアログを起動する動的アクションが関連付けられています。ダイアログを閉じると、「ダイアログのクローズ」
動的アクションをトリガーします。定義するすべてのTrueアクションにこのタイプの動的アクションを使用できます。この例では、親ページのレポートをリフレッシュしてページを送信します。
ヒント:
親ページの部分ページ・リフレッシュを行う場合は、ダイアログを閉じるときの動的アクションを実装します(たとえば、レポート・ページおよびフォーム・ページのデータをモーダル・ダイアログ・フォームで編集し、閉じるときにのみレポートがリフレッシュされるようにする場合)。対照的に、マルチ・ステップのモーダル・ウィザードがある場合や、ダイアログを閉じるときに可能なターゲットページが複数ある場合は、ブランチ処理が最適な方法となります。
現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションからページをコピーできます。コピー・プロセス中に、共有コンポーネントのコピーや、ターゲット・アプリケーションの共有コンポーネントへのマッピングを変更することもできます。
注意:
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ページのコピー・ウィザードでは、ページを異なるユーザー・インタフェースにコピーできます。コピー・プロセス時に、ユーザーは新しいページのユーザー・インタフェースを選択できます。アプリケーションにデスクトップおよびモバイル・テーマが含まれる場合、両方のユーザー・インタフェース・オプションが表示されます。
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