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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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9.2 フォームの作成

開発者は、アプリケーションの作成ウィザード、ページの作成ウィザード、リージョンの作成ウィザードなど、多数のウィザードを使用してフォームを作成できます。使用可能なフォームは、選択したアプリケーション・ユーザー・インタフェース(デスクトップやモバイルなど)に応じて異なることに注意してください。

ヒント:

ウィザードには、表を選択するものもあれば、SQL問合せを指定するものもあります。SQL問合せの記述が不明な場合は、「クエリー・ビルダー」ボタンをクリックします。『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のクエリー・ビルダーの使用に関する項を参照してください。

トピック:

9.2.1 ページの作成ウィザード実行時のフォーム・オプション

アプリケーションを作成するときに、ターゲット・ユーザー・インタフェースを選択します。選択するユーザー・インタフェースにより、使用可能なフォームが決まります。

デスクトップ・アプリケーションに使用可能なフォーム

デスクトップ・アプリケーションを作成する場合、ページの作成ウィザードでサポートされるフォームは次のとおりです。

表9-1 ページの作成ウィザード: デスクトップ・アプリケーション用のフォーム

フォーム・タイプ 説明 詳細情報

表のフォーム付きレポート

2つのページを作成します。1つのページは、対話グリッドとして表示されます。各行に2ページ目へのリンクが提供され、これを使用して各レコードを更新できます。レポートおよびフォームを構築する表を選択できます。

注意: このウィザードでは、127列を超える列が含まれている表はサポートされていません。127列を超える列を選択すると、エラーが発生します。

適用されません。

編集可能対話グリッド

対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートのデータのセットがユーザーに表示されます。編集可能対話グリッドでは、ユーザーはページ上で直接データ・セットを追加、変更およびリフレッシュすることもできます。機能面では、対話グリッドには、対話モード・レポートで使用可能な多くのカスタマイズ機能と、マウスを使用して対話的にレポートを再配置する機能が含まれています。対話グリッドを構築する表を選択します。

対話グリッドの管理および既存の対話グリッドを編集可能にするを参照してください。

1ページのマスター・ディテール

編集可能対話グリッドを含む1ページのマスター・ディテールを作成します。このページを使用すると、関連する2つの表またはビューに対し、値の問合せ、挿入、更新および削除を行うことができます。マスター・リージョンおよびディテール・リージョンを構築する表を選択します。

マスター・ディテール・フォームの管理を参照してください。

2ページのマスター・ディテール

2ページのマスター・ディテールでは、マスター表の最初のページに1つの対話グリッドが作成され、2ページ目に(マスター用の)標準フォームおよびディテール用の対話グリッドが作成されます。

マスター・ディテール・フォームの管理を参照してください。

表のフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームを作成します。フォームを構築する表を選択できます。

適用されません。

プロシージャのフォーム

ストアド・プロシージャの引数に基づくフォームを構築します。ストアド・プロシージャまたはパッケージに実装済のロジックまたはデータ操作言語(DML)が存在する場合は、この方法を使用します。

適用されません。

SQL問合せのフォーム

EQUIJOINなどのSQL問合せによって戻される列に基づくフォームを作成します。

適用されません。

Webサービスのフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成します。

Webサービスでのフォームの作成を参照してください。

Webサービスのレポートとフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成し、レポートに結果を表示します。

Webサービスでの入力フォームとレポートの作成を参照してください。

モバイル・アプリケーションに使用可能なフォーム

モバイル・アプリケーションを作成する場合、ページの作成ウィザードでは、次のフォームがサポートされます。

表9-2 ページの作成ウィザード: モバイル・アプリケーション用のフォーム

フォーム・タイプ 説明 詳細情報

表のリスト・ビュー付きのレポート

データベース表の単一行を更新できるフォームおよびリスト・ビューを作成します。フォームを構築する表を選択し、リスト・ビューのテキスト表示に使用する列を選択します。

該当なし

表のフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームを作成します。フォームを構築する表を選択できます。

該当なし

プロシージャのフォーム

ストアド・プロシージャの引数に基づくフォームを構築します。ストアド・プロシージャまたはパッケージに実装済のロジックまたはデータ操作言語(DML)が存在する場合は、この方法を使用します。

該当なし

SQL問合せのフォーム

EQUIJOINなどのSQL問合せによって戻される列に基づくフォームを作成します。

該当なし

Webサービスのフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成します。

Webサービスでのフォームの作成を参照してください。

Webサービスのレポートとフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成し、レポートに結果を表示します。

Webサービスでの入力フォームとレポートの作成を参照してください。

9.2.2 ページの作成ウィザードを使用したフォームの作成

フォームを作成する最も簡単な方法は、ページの作成ウィザードを使用することです。

ページの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. 「ページの作成」をクリックします。
  4. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。
    1. ユーザー・インタフェース: ページのユーザー・インタフェースを選択します。
    2. ページ・タイプの選択: 「フォーム」を選択します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  5. 作成するフォーム・ページのタイプを選択します。ページの作成ウィザード実行時のフォーム・オプションを参照してください。
  6. 画面に表示されるステップに従います。
    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

9.2.3 アプリケーションの作成ウィザードを使用したフォームの作成

アプリケーションの作成ウィザードを使用して、表内の単一行を更新するフォームを作成します。このウィザードでは、フォームを構築する表を選択できます。

アプリケーションの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。
  3. アプリケーション・タイプで「デスクトップ」を選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「名前」は、次のようにします。
    1. スキーマ: アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。データベース・スキーマ所有者を指定します。
    2. 名前: 開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
    3. アプリケーション: アプリケーションを識別する整数値を指定します。アプリケーションIDは、Application Expressインスタンス内で一意である必要があります。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。
    4. テーマ: テーマを選択します。テーマは、アプリケーション全体のレイアウトおよびスタイルの定義に使用するテンプレートのコレクションです。
    5. テーマ・スタイル: テーマ・スタイルを選択します。テーマ・スタイルは、テーマ42および51などの新しいアプリケーションに対してのみ使用可能です。
      テーマ・スタイルは、ベースCSSに追加されるCSSです。開発者は、テーマ・ローラー・ユーティリティを使用してアプリケーションの外観を変更できます。
    6. 「次へ」をクリックします。

    ヒント:

    この時点で、ログイン・ページと空白ページのみで構成されるアプリケーションを作成するには、「アプリケーションの作成」をクリックします。

    次に、ページをアプリケーションに追加します。

  5. 「ページ」で、「ページの追加」をクリックします。「アプリケーションの作成」ダイアログで、次のようにします。
    1. ページ・タイプの選択: ページ・タイプ「フォーム」を選択します。
    2. 親ページ: 該当する場合、従属ページを選択します。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    3. 表名: 表を選択します。
    4. 「ページの追加」をクリックします。
    ページがページ上部に表示されます。ページを削除するには、「削除」アイコンをクリックします。
  6. すべてのページが追加されるまで前のステップを繰り返します。
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 画面に表示されるステップに従います。

    ヒント:

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

9.2.4 ページ・デザイナでのフォーム・リージョンの作成

注意:

「ギャラリ」でフォームを選択して「レイアウト」タブにドラッグしてドロップし、手動でフォームを作成することもできます。ただし、手動でフォームを作成する方法では、基礎となる必須のフォーム・アイテムとプロセスがすべて作成されるわけではないため、お薦めしません。

ページ・デザイナでのフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. ページ上部のページ・デザイナ・ツールバーに移動します。
  3. ページ・デザイナ・ツールバーで、「作成」メニューをクリックし、「フォーム・リージョン」を選択します。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  4. 作成するフォームのタイプを選択し、「次へ」をクリックします。
    オプションは次のとおりです。
    • 表のフォーム

    • SQL問合せのフォーム

    • プロシージャのフォーム

    • Webサービスのフォーム

    フォーム・リージョン・オプションの詳細は、リージョンの作成ウィザード実行時のリージョン・タイプを参照してください。

  5. 画面に表示されるステップに従います。