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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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3.3 サンプル・データベース・アプリケーションの理解

サンプル・データベース・アプリケーションには、衣料品の注文および顧客情報を表示、更新および検索するための使用しやすいインタフェースがあります。「Home」、「Customers」「Products」、「Orders」および「Reports」ナビゲーション・メニューを使用して、ページ間を移動できます。すべてのサンプル・パッケージ・アプリケーションと同様に、サンプル・データベース・アプリケーションは完全に編集可能です。

トピック:

3.3.1 サンプル・データベース・アプリケーションのインストールおよび実行

サンプル・データベース・アプリケーションをインストールするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Expressにサインインします。

    ワークスペースのホームページが表示されます。

  2. 「パッケージ・アプリケーション」アイコンをクリックします。

    パッケージ・アプリケーション・ページが表示されます。

  3. サンプル・データベース・アプリケーションを見つけて選択します。

    ヒント:

    表示を絞り込むには、ページ上部の「検索」フィールドを使用します。

    パッケージ・アプリケーションの詳細ページが表示されます。

  4. 「パッケージ・アプリケーションのインストール」をクリックします。
  5. 認証スキームを選択し、「次へ」をクリックします。
  6. 「パッケージ・アプリケーションのインストール」を再度クリックします。

    パッケージ・アプリケーションの詳細ページが表示されます。ページ上部に、成功メッセージApplication installed,が表示されます。

  7. アプリケーションを実行するには、「実行」をクリックします。適切なログイン資格証明を入力します。
    1. ユーザー名: ワークスペース・ユーザー名を入力します。

    2. パスワード: ワークスペース・パスワードを入力します。

    3. 「サインイン」をクリックします。

    ヒント:

    パッケージ・アプリケーションをインストールすると、パッケージ・アプリケーション・ページの「インストールしたパッケージ・アプリケーション」に表示されます。

3.3.2 サンプル・データベース・アプリケーションの理解

サンプル・データベース・アプリケーションでは、次のことを示します。

  • サマリー情報を表示する方法の例。

  • 顧客、製品および注文の表示、更新および追加に関するレポートおよびフォーム

  • Oracle Application Expressで使用可能な各種のチャートおよびマップ

  • デスクトップ・ページで使用可能な機能のほとんどが複製されるモバイル・ページ

サンプル・データベース・アプリケーションには、次の組込み機能および主要なページがあります。

ヒント:

左ナビゲーション・メニューのサイズは、ウィンドウのサイズに応じて変化します。この項の一部の図では、ナビゲーション・メニューが最小化されています。

トピック:

3.3.2.1 Homeページ

Homeページには、次の主なリージョンがあります。

  • Dashboard - バッジ・リスト・プラグインの使用方法を示します。このリージョンには、基礎となるSQL文に基づいた値が表示されます。このリージョンのリンクでは、Monthly Sales、Monthly Orders、Total ProductsおよびTotal Customersに関するレポートに移動します。

  • Top Customers - スライダ・ツールチップ・プラグインを示します。このリージョンには、基礎となるSQL文に基づいた値が表示されます。このリージョンのリンクでは、Monthly Sales、Monthly Orders、Total ProductsおよびTotal Customersに関するレポートに移動します。

  • Top Products - Top Productsは対話モード・レポートです。レポートは基礎となるSQL文に基づいており、Customersページに表示される情報のサブセットを示します。ユーザーは、製品をクリックするか、リージョンの右上隅にある「view Products」アイコン(右矢印)をクリックすることによって、追加の詳細を表示できます。

  • Top Orders by Date - HTML5棒グラフ・プラグインの使用方法を示します。このグラフには、基礎となるSQL文に基づいた日付別の注文と注文金額が表示されます。ユーザーは右上隅の右矢印をクリックすることによって、Ordersページを表示できます。

  • Tags - タグ・クラウド・プラグインの使用方法を示します。このリージョンには、基礎となるSQL文に基づいた値が表示されます。このリージョンのリンクでは、選択したタグに一致する検索結果が表示されます。

3.3.2.2 Customersページ

Customersページでは、ユーザーが顧客情報を表示および編集できます。

Customers: 顧客情報を追跡するための対話グリッドです。顧客情報を検索するには、「検索」フィールドに検索語を入力し、「実行」をクリックします。顧客名でソートするには、列ヘッダーをクリックし、ソート・アイコンを選択します。

「アクション」メニューを使用してレポートの外観を変更できます。

3.3.2.3 Customersページの使用

この項では、Customersページに組み込まれている機能について説明します。

トピック:

3.3.2.3.1 顧客の編集

既存の顧客情報を更新するには、次のステップを実行します。

  1. 顧客名をクリックします。
  2. Customer Detailsページで、フィールドを編集し、「変更の適用」をクリックします。
  3. 顧客を削除するには、「Delete」をクリックします。

3.3.2.3.2 顧客の作成

新しい顧客を追加するには、次のステップを実行します。

  1. 「Create Customer」ボタンをクリックします。
  2. Customer Detailsページで、フィールドを編集し、「Add Customer」をクリックします。

3.3.2.3.3 データのアップロード

データをアップロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「データをアップロード」ボタンをクリックします。

  2. 「インポート元」で、次のステップを実行します。

    1. インポート元: 次のいずれかを選択します。

      • ファイルをアップロード(カンマ区切り(*.csv)またはタブ区切り)。選択されている場合、「File Name」フォーム要素からファイルを選択します。

      • コピー・アンド・ペースト。選択した場合は、ウィンドウの下部に「コピー・アンド・ペースト」フィールドが表示されます。

    2. セパレータ: 列区切り文字を指定します。タブ区切りには\tを使用します。

    3. 「囲み文字(オプション)」: 区切り文字を入力します。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    4. 1行目に列名がある: 「はい」を選択または選択解除します。

    5. ファイルの文字セット: 適切なファイルの文字セットを選択します。

    6. 「次へ」をクリックします。

  3. 「データと表のマッピング」でマッピングを確認し、「次へ」をクリックします。

  4. 「データのロード」をクリックします。

  5. 結果を確認します。

  6. 「終了」をクリックします。

3.3.2.4 Productsページ

Productsページでは、製品情報を表示および編集できます。「Products」リージョンは、データベースに格納されたイメージを表示するカスタム・ファンクションを使用するSQL問合せに基づいています。

デフォルトでは、このページは「レポート」ビューに表示されます。「アクション」メニューの左側にある「アイコンの表示」および「詳細の表示」をクリックして、表示を変更できます。「レポート」ビューでは、列ヘッダーをクリックし、アイコンを選択して、列でソートできます。「アクション」メニューを使用すればレポートの外観を変更できます。

3.3.2.5 Productsページの使用

この項では、Customersページに組み込まれている機能について説明します。

トピック:

3.3.2.5.1 製品の編集

既存の製品を更新するには、次のステップを実行します。

  1. 製品名をクリックします。
  2. Product Detailsページで、フィールドを編集し、「変更の適用」をクリックします。
  3. 製品を削除するには、「Delete」をクリックします。

3.3.2.5.2 製品の追加

新しい製品を追加するには、次のステップを実行します。

  1. 「Add Product」ボタンをクリックします。
  2. Product Detailsページで、フィールドを編集し、「Add Product」をクリックします。

3.3.2.6 Ordersページ

Ordersページでは、ユーザーが顧客の注文を作成、表示および編集できます。

Ordersは注文情報を追跡するための対話モード・レポートです。列でソートするには、列ヘッダーをクリックし、適切なソート・アイコンを選択します。「アクション」メニューを使用してレポートの外観を変更できます。

3.3.2.7 Ordersページの使用

この項では、Ordersページに組み込まれている機能について説明します。

トピック:

3.3.2.7.1 注文の編集

注文を編集するには、次のステップを実行します。

  1. 注文番号をクリックします。

    Order Detailsページが表示されます。

  2. Order Detailsページで、フィールドを編集し、「変更の適用」をクリックします。
  3. 注文を削除するには、「削除」をクリックします。

3.3.2.7.2 注文の発行

注文を作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「Place order」ボタンをクリックします。

    Identify Customerウィザードが表示されます。

  2. 画面上の指示に従って注文情報を入力します。
  3. 「Complete Order」をクリックします。

    注文の確認ページが表示されます。

  4. 「Close」をクリックします。

3.3.2.8 Reportsページ

Reportsページでは、棒グラフ、円グラフ、マップ、ツリー、タグなどの様々な書式で情報を表示できます。レポートまたはチャートを表示するには、それを選択します。

3.3.2.9 Administrationページ

Administrationページを使用してサンプル・データを管理するには、状態コードと名前を管理し、ユーザー・フィードバック機能を有効にします。ページの右側のレポートを使用してユーザー・アクティビティを表示し、ページ・ビューを表示し、ページ・ビューを月次カレンダで表示します。

Administrationページには、「Administration」と「Reports」の2つのリージョンがあります。

「Administration」リージョンには、次のセクションがあります。

  • Feedback Preference: アプリケーションに対するフィードバックを有効化、無効化および管理します。

  • Manage Sample Data: サンプル・データベース・アプリケーションに付属のサンプル・データを削除したり、再作成します。

  • Manage States: 状態を追加、編集または削除します。

  • Theme Styles: すべてのユーザーのユーザー・インタフェースのテーマ・スタイルを変更します。

Reportsリージョンには、次のセクションが含まれます。

  • Activity Calendar: ユーザー別のページ・ビューを月次カレンダで表示します。

  • Page Views: アプリケーションでのユーザー別のページ・ビューのレポートを表示します。

  • Top Users: このアプリケーションのユーザー・アクティビティのレポートを表示します。

3.3.2.10 モバイル・バージョンへのアクセス

Homeページの右上の「モバイル」をクリックすると、モバイル・デバイスと互換性のある形式でサンプル・データベース・アプリケーションが表示されます。このモバイル・バージョンでは、デスクトップ・バージョンで使用可能な機能のほとんどが複製されます。

サンプル・データベース・アプリケーションのモバイル・バージョンにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. パッケージ・アプリケーション・ページに移動し、サンプル・データベース・アプリケーションを実行します。
  2. 右上の「モバイル」をクリックします。

    サンプル・データベース・アプリケーションのモバイル・バージョンが表示されます。

  3. ページを表示するには、それを選択します。
  4. 特定の顧客または製品を編集するには、それを選択します。

    フォームが表示されます。コンテンツを編集でき、その後「Apply Changes」をクリックします。レコードを削除するには、「Delete」をクリックします。

  5. Homeページに戻るには、左上の「Home」アイコンをクリックします。

    ホーム・ページが表示されます。

  6. Homeページで、次を実行します。
    • サンプル・データベース・アプリケーションのデスクトップ・バージョンに戻るには、「Full Site」をクリックします。

    • アプリケーション・ビルダーに戻るには、「Logout」をクリックします。

3.3.3 サンプル・データベース・アプリケーションの変更

サンプル・データベース・アプリケーションについて調査することは、Oracle Application Expressでのアプリケーションの構築方法を学習する1つの方法となります。

トピック:

3.3.3.1 サンプル・データベース・アプリケーションを変更する理由

サンプル・データベース・アプリケーションなど、パッケージ・アプリケーションで使用可能な機能の種類を理解したら、次のステップは、各ページの構成を理解することです。早く理解するための効果的な方法は、パッケージ・アプリケーションのページを分析および分解することです。何かを破損しても、すぐにパッケージ・アプリケーションを削除してインストールしなおすことができます。

ヒント:

Oracle Application Expressには、サンプル生産性アプリケーションの2種類のパッケージ・アプリケーションがあります。デフォルトでは、サンプル・アプリケーションは完全に編集可能です。対照的に、生産性アプリケーションを編集するには、そのロックを解除する必要があります。生産性パッケージ・アプリケーションのロックを解除すると、そのアプリケーションは今後のアップグレードまたはOracleサポートによるサポートを受けられなくなります。

3.3.3.2 サンプル・データベース・アプリケーションの編集

ヒント:

デスクトップ・アプリケーション・ページを作成するとき、ページ・モードとして「標準」または「モーダル」を選択します。標準ページは、標準のOracle Application Expressページです。モーダル・ダイアログは、エンド・ユーザーが閉じるまでアクティブのままになるオーバーレイ・ウィンドウです。編集可能な標準ページを実行すると、ページ下部に実行時開発者ツールバーが表示されます。開発者ツールバーを使用すると、迅速に、カレント・アプリケーションまたは現在実行されている標準ページを編集したり、セッション・ステートを表示することができます。実行時開発者ツールバーからモーダル・ダイアログ・ページを編集することはできません。

実行中のアプリケーションを編集するには、実行時開発者ツールバーの「アプリケーション」リンクをクリックします。アプリケーションのホームページが表示されます。アプリケーションIDとアプリケーション名がページ上部に表示されます。

アプリケーションを構成するページがアプリケーションのホームページの下部に表示されます。特定のページにアクセスするには、そのページをクリックします。特定のページを検索するには、「検索」フィールドに、ページ・タイトルに対する大/小文字を区別しない問合せまたはページ番号を入力して、「実行」をクリックします。