開発者は、リンク(またはリスト)の共有コレクションをデータベース・アプリケーションに追加できます。リージョンを作成してリージョン・タイプを「リスト」に指定することによって、リストをページに追加します。リストの外観は、リスト・テンプレートで制御します。
トピック:
関連項目:
Oracle Application Expressでは、次の2つのタイプのリストをサポートしています。
静的リスト - 静的リストを作成する場合、リスト・エントリ・ラベルおよびターゲット(ページまたはURLのいずれか)を定義します。既存のエントリをコピーするかリスト・エントリを追加することによって、リストを作成(最初から作成)するときにリスト・エントリを追加できます。表示条件を定義することにより、リスト・エントリを表示するタイミングを制御できます。
動的リスト - 動的リストは、SQL問合せまたは実行時に実行されるPL/SQLファンクションに基づいています。動的リストを使用すると、jQuery Mobileなどのモバイル・フレームワークをサポートするスタイル・リスト・アイテムを動的に作成できます。
リスト定義には、特定のタイプのページ・アイテム(進捗バー、サイドバー、箇条書きナビゲーション・リスト、ナビゲーション・メニューなど)が表示されます。テンプレートによってリストの表示方法を制御できます。
古いテーマでは、タブの作成によるナビゲーション・サポートが提供されています。ユニバーサル・テーマ - 42などの新しいテーマでは、ナビゲーション・メニューの作成によるナビゲーション・サポートが提供されます。使用しているテーマがナビゲーション・メニューをサポートしている場合、アプリケーションの作成ウィザードを実行すると自動的にナビゲーション・メニューが作成されます。サンプル・データベース・アプリケーションには、サイドバーに表示されるナビゲーション・メニューが含まれています。
ナビゲーション・メニューは、階層型サブメニューの作成をサポートしています。ページ上部のタブまたは(前述の例に示すように)サイド・バーのいずれかとして、ナビゲーション・メニューをレンダリングできます。サイド・バーとして表示されるナビゲーション・メニューは、反応性があります。使用可能な領域に基づいて、ナビゲーション・バーは完全なメニューを表示するか、または幅の狭いアイコン・バーに縮小されます。サイド・ナビゲーション・メニューは、テーマおよびユーザー・インタフェース・レベルによって制御されます。
代替リスト・テンプレートを選択するか、「ユーザー・インタフェースの詳細」を編集してナビゲーション・メニューの位置を変更することができます。テーマを編集することで、使用可能なナビゲーション・メニュー・リスト・テンプレートを構成できます。
タブからナビゲーション・メニューへの切替えについて
1レベルのタブを使用する既存のアプリケーションが使用されていた場合、開発者はタブを使用するテーマからナビゲーション・メニューを使用するテーマに切り替えることができます。既存のアプリケーションが2レベルのタブを使用している場合、テーマを変更する前に1レベルに変換する必要があります。
この項では、静的リストの作成について説明します。
トピック:
静的リストの作成プロセスでは、次のステップを実行します。
ステップ2: 最初からリストを作成するか既存リストをコピーするかを指定します。
エントリを最初から作成するか、または既存リストからエントリをコピーすることによって、リスト・エントリを追加できます。リスト全体をコピーすると、すべてのリスト・エントリもコピーされます。
ステップ3: 最初からリストを作成する場合は、リスト・タイプを選択するプロンプトが表示されます。「静的」を選択します。
各リスト要素には、いつ表示するかを制御できる表示条件があります。特定のページのカレントまたは非カレントとしてリスト要素を定義できます。
ステップ4: リスト・リージョンを作成して、ページにリストを追加します。
これらのステップは必要に応じて実行します。リストの作成ウィザードを実行するときに最初の3つのステップを実行できます。または、これらのステップを一度に1つ実行することもできます。
関連項目:
リストを最初から作成するには、次のステップを実行します。
リストの作成後、リストにエントリを追加する必要があります。リストを最初から作成するか、リスト・エントリをリスト内からコピーするか、または既存のエントリをあるリストから別のリストにコピーすると、リスト・エントリを追加できます。
サブリストを含む階層的なリストも作成できます。階層的なリストを作成するには、次のステップを実行します。
階層的なリストをサポートするリスト・テンプレートを選択します。階層的なリストをサポートするリスト・テンプレートを判別するには、サブリスト付きというネーミング規則のあるテンプレートを検索します。
各リスト・エントリの作成時には親リスト・アイテムを選択します。
関連項目:
エントリまたはサブリストを最初から追加するには、次のステップを実行します。
関連項目:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のCOUNT_CLICKプロシージャに関する項
あるリストから別のリストに静的リスト・エントリをコピーできます。
リスト間でリスト・エントリをコピーするには、次のステップを実行します。
リスト・エントリの親の変更ページは、リスト・エントリ階層を管理するために使用します。
リスト・エントリの親を変更するには、次のステップを実行します。
孤立リスト・エントリとは、親が現在のリストのメンバーではないリスト・エントリです。リスト・エントリが孤立している場合は、親のエントリを削除します。
孤立リスト・エントリを管理するには、次のステップを実行します。
この項では、動的リストの作成について説明します。
動的リストを使用すると、jQuery Mobileなどのモバイル・フレームワークをサポートするスタイル・リスト・アイテムを動的に作成できます。動的リストは、SQL問合せまたはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションに基づいています。
動的リストの作成プロセスでは、次のステップを実行します。
ステップ2: 最初からリストを作成するか既存リストをコピーするかを指定します。
ステップ3: 最初からリストを作成する場合は、リスト・タイプを選択するプロンプトが表示されます。「動的」を選択します。
ステップ4: SQL問合せまたはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションを入力します。
ステップ5: リスト・リージョンを作成して、ページにリストを追加します。
関連項目:
SQL問合せまたはSQL問合せを戻すファンクションを使用して、動的リストを作成します。
SQL問合せの構文は、次のとおりです。
SELECT level, labelValue label, [targetValue] target, [is_current] is_current_list_entry, [imageValue] image, [imageAttributeValue] image_attribute, [imageAltValue] image_alt_attribute, [attribute1] attribute1, [attribute2] attribute2, [attribute3] attribute3, [attribute4] attribute4, [attribute5] attribute5, [attribute6] attribute6, [attribute7] attribute7, [attribute8] attribute8, [attribute9] attribute9, [attribute10] attribute10 FROM ... WHERE ... ORDER BY ...
SQL問合せを戻すファンクションの構文は、次のとおりです。
RETURN 'SELECT level, labelValue label,'|| ' [targetValue] target,'|| ' [is_current] is_current_list_entry,'|| ' [imageValue] image,'|| ' [imageAttributeValue] image_attribute, '|| ' [imageAltValue] image_alt_attribute,'|| ' [attribute1] attribute1,'|| ' [attribute2] attribute2,'|| ' [attribute3] attribute3,'|| ' [attribute4] attribute4,'|| ' [attribute5] attribute5,'|| ' [attribute6] attribute6,'|| ' [attribute7] attribute7,'|| ' [attribute8] attribute8,'|| ' [attribute9] attribute9,'|| ' [attribute10] attribute10'|| 'FROM ...'|| 'WHERE ...'|| 'ORDER BY ...';
内容は次のとおりです。
level
およびlabelvalue
が必要です。
level
: 階層リストで、level
パラメータを指定する必要があります。階層リスト以外では、このパラメータをNULL
に設定できます。
labelvalue
: リスト・エントリとして表示されるテキスト。
targetvalue
: リスト・エントリの選択時にブランチ先となるターゲットURL。
is_current
: リスト・エントリの動作を制御します。値は次のとおりです。
NULL
: ターゲットの現行性はターゲットURLに基づきます。
'YES'
: リスト・エントリが常にカレントです。
'NO
': リスト・エントリがカレントではありません。
imagevalue
: リスト・エントリに表示されるイメージ名。
imageattributevalue
: 幅や高さなどのイメージの属性。
imagealtvalue
: ユーザーがイメージ上でクリックする必要のあるテンプレートでアクセシビリティに必要なイメージALT
タグの値。
attribute1
から10
: これらの属性は、静的リスト・エントリページで公開される既存の10のユーザー属性と一致します。
動的リストを作成するには、次のステップを実行します。
関連項目:
この項では、リストのコピー方法について説明します。別のアプリケーションまたは既存のアプリケーションからリストをコピーできます。
あるリストから別のリストにリスト・エントリをコピーできます。
リスト間でリスト・エントリをコピーするには、次のステップを実行します。
カレント・アプリケーションまたは別のアプリケーションからリストをコピーできます。
リストをコピーするには:
リストとリスト・エントリの作成後、リージョンを作成してリージョン・タイプを「リスト」に指定することによって、このリストをページに追加します。
関連項目:
ページにリストを追加するには、次のステップを実行します。
リストを追加する各ページに対して、これらのステップを実行します。
関連項目:
リスト表示の変更方法については、「リスト・テンプレート」を参照してください