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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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16.8 ショートカットの使用

この項では、ショートカットを作成および使用する方法について説明します。

トピック:

16.8.1 ショートカットとは

ショートカットを使用すると、HTMLまたはPL/SQLファンクションを繰り返しコーディングする必要がなくなります。ショートカットを使用して、ボタン、HTMLテキスト、PL/SQLプロシージャ、HTMLなどのページ・コントロールを定義できます。ショートカットを定義すると、そのショートカットが使用される位置に固有な特定の構文を使用して起動できます。ショートカットは何度でも参照できるため、コードの重複を削減できます。

次の属性でショートカットを使用できます。

16.8.2 ショートカット・タイプの理解

この項では、Oracle Application Expressでサポートされるショートカット・タイプについて説明します。

トピック:

16.8.2.1 サポートされるショートカット・タイプ

ショートカットの作成時に、ショートカット・タイプを選択します。Oracle Application Expressは、次のショートカット・タイプをサポートしています。

  • PL/SQLファンクション本体

  • HTMLテキスト

  • エスケープされた特殊文字を持つHTMLテキスト

  • イメージ

  • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのテキスト

  • メッセージ

  • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのメッセージ

16.8.2.2 エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのテキスト

このタイプのショートカットを使用して、JavaScriptリテラル文字列内部のショートカットを参照します。このショートカットは、テキスト文字列を定義します。ショートカットが参照されると、JavaScriptに必要な一重引用符がエスケープされます。

16.8.2.3 メッセージ

このタイプのショートカットを使用して、実行時に変換可能なメッセージを参照します。このショートカットにはショートカット・ボディがないため、ショートカット名と、対応するメッセージ名が一致する必要があります。実行時、ショートカット名は、現在の言語に翻訳可能なメッセージのテキストに展開されます。

16.8.2.4 エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのメッセージ

このタイプのショートカットを使用して、JavaScriptリテラル文字列内部のショートカットを参照し、実行時に変換可能なメッセージを参照します。

16.8.3 ショートカットの定義と参照

ショートカットをアプリケーションに組み込むには、ショートカットを定義して、ショートカット・リポジトリに追加する必要があります。この項では、ショートカットを定義および参照する方法について説明します。

トピック:

16.8.3.1 ショートカットを最初から定義

ショートカットを定義するには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「ショートカット」を選択します。
  3. 「作成」をクリックします。
  4. 「ショートカットの作成」で、「最初から」を選択して「次へ」をクリックします。
  5. 「ショートカットの属性」で、次のステップを実行します。
    1. 名前 - ショートカットを参照する名前を入力します。
    2. タイプ - ショートカット・タイプを選択します。オプションは次のとおりです。
      • PL/SQLファンクション本体

      • HTMLテキスト

      • エスケープされた特殊文字を持つHTMLテキスト

      • イメージ

      • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのテキスト

      • メッセージ

      • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのメッセージ

    3. ショートカット - ショートカットのテキストを入力します。ショートカットは、30,000文字未満の長さにする必要があります。
    4. エラー・テキスト - ショートカットの処理中にエラーが発生した場合に表示するテキストを入力します。
    5. ビルド・オプション - このコンポーネントのビルド・オプションを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新しいショートカットはショートカット・ページ(ショートカット・リポジトリとも呼ばれる)に追加されます。

16.8.3.2 既存のショートカットのコピー

既存のショートカットをコピーするには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「ショートカット」を選択します。
  3. 「作成」をクリックします。
  4. 「ショートカットの作成」で、「既存のショートカットのコピーとして」を選択して「次へ」をクリックします。
  5. 「コピー元アプリケーション」で、ショートカットをコピーするアプリケーションを選択して「次へ」をクリックします。
  6. 「新規ショートカット」で「ショートカットのコピー」をクリックします。
    1. コピー先 - コピーされるショートカットの新しい名前を入力します。
    2. コピー - 「はい」「いいえ」または「コピーおよびサブスクライブ」を選択します。
    3. 「ショートカットのコピー」をクリックします。

    新しいショートカットはショートカット・ページ(ショートカット・リポジトリとも呼ばれる)に追加されます。

16.8.3.3 ショートカットの参照

ショートカットを参照するには、次の構文を使用します。

"MY_SHORTCUT"

ショートカットの名前は、大文字で指定し、引用符で囲む必要があります。

16.8.4 既存のショートカットの編集

作成したショートカットは、ショートカットの編集ページで属性を編集することで変更できます。

既存のショートカットを編集するには、次のようにします。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「ショートカット」を選択します。
  3. ショートカットを選択します。

    ショートカットの編集ページが表示されます。

  4. 属性を編集します。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

16.8.5 ショートカット・レポートへのアクセス

ショートカット・レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「ショートカット」を選択します。
  3. 次のいずれかのタブをクリックします。
    • サブスクリプション - アプリケーションにすべてのサブスクライブされたショートカットを表示するサブスクライブされたショートカット・ページが表示されます。

    • 履歴 - 最近変更されたショートカットの履歴を日付ごとに表示するショートカット履歴ページが表示されます。

    注意:

    「サブスクリプション」タブおよび「履歴」タブが表示されるのは、ショートカットを作成した後のみです。