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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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14.5 ブランチを使用したナビゲーションの制御

この項では、アプリケーションへのブランチの追加方法について説明します。ブランチは、指定したページが送信された後の特定のページ、プロシージャまたはURLへのリンクに対する指示です。たとえば、ページ1の送信後、ページ1からページ2にブランチできます。

トピック:

14.5.1 ページ・デザイナでのブランチの作成

ページ・デザイナでブランチを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」または「プロセスタブ」で、「ブランチ」を右クリックして、「ブランチの作成」を選択します。

    プロパティ・エディタにブランチ属性が表示されます。

    ヒント:

    「メッセージ」タブに、対処が必要なメッセージを示す赤または黄色の印が表示されます。メッセージを選択すると、プロパティ・エディタに関連する属性が表示されます。赤いエラー・メッセージは、保存する前に対処する必要があります。

    1. 指定、名前: 開発者が簡単に識別できるブランチ名を指定します。
    2. 実行オプション:
      1. 順序: このコンポーネントの順序を指定します。これによって実行の順序が決まります。

      2. ポイント: このブランチ・アクションが考慮される処理内のポイントを選択します。オプションは次のとおりです。

        • 送信後(以前の名前は計算の前)

        • 検証中(以前の名前は検証の前)

        • プロセス(以前の名前はプロセスの前)

        • プロセスの後(以前の名前はプロセスの後)

        • ヘッダーの前(以前の名前はヘッダーの前)

    3. 動作、タイプ: ページ・ブランチ・タイプを選択します。詳細は、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

      プロパティ・エディタに表示される属性は、選択したブランチ・タイプによって異なります。

      タイプが「ページまたはURL(リダイレクト)」の場合、「ターゲット」をクリックして、リンク・ビルダー・ターゲット・ダイアログで属性を編集します。

    4. サーバー側の条件:
      1. 対象ボタン: このページ処理コンポーネントを、指定したボタンがクリックされたときのみ実行する場合、リストからボタンを選択します。このボタンの条件を他の条件と統合し、このページ処理コンポーネントがいつ実行されるかをさらに絞り込むことができます。

      2. 条件タイプ: このコンポーネントをレンダリングまたは処理するために満たす必要がある条件タイプをリストから選択します。詳細は、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  3. プロパティ・エディタですべての属性を表示するには、「すべて表示」をクリックします。
  4. 次のブランチ属性を編集します。

    ヒント:

    属性の詳細は、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックして、参照してください。

  5. 「保存」をクリックします。

14.5.2 コンポーネント・ビューでのブランチの作成

ブランチの作成ウィザードを実行し、ブランチ・ポイントおよびブランチ・タイプを指定すると、ブランチを作成できます。

ブランチを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ページに移動します。レガシー・コンポーネント・ビューでのページの表示を参照してください。
  2. 「ブランチ」で、「作成」アイコンをクリックします。

    ブランチの作成ウィザードが表示されます。

  3. 「ブランチ属性」で、次のステップを実行します。
    1. 名前: 開発者が簡単に識別できるブランチ名を指定します。
    2. 順序: このコンポーネントの順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。
    3. ブランチ・ポイント: ブランチ・ポイントを選択します。オプションは次のとおりです。
      • 送信時: 計算の前: 計算、検証またはプロセスの前にブランチが実行されます。このオプションは、プロセスを起動する必要がないボタン(「取消」ボタンなど)に使用します。

      • 送信時: 検証の前: 計算の後、検証またはプロセスの前にブランチが実行されます。検証が失敗すると、ページ・プロセスは停止し、ロールバックが実行され、ページにエラーが表示されます。このデフォルト動作のために、ブランチを作成して検証を提供する必要がありません。ただし、計算の結果に応じてブランチする必要がある場合があります(たとえば、前のブランチ・ポイントに戻る場合)。

      • 送信時: プロセスの前: 計算および検証の後、プロセスの前にブランチが実行されます。このオプションを使用すると、検証されたセッション・ステートに基づいて、ページ・プロセスの実行前にブランチされます。

      • 送信時: プロセスの後: 計算、検証およびプロセスの後にブランチが実行されます。このオプションを使用すると、計算、検証およびプロセスの実行後にURLまたはページにブランチされます。このオプションを使用する際、任意のブランチ・ポイントに複数のブランチが存在する場合は、ブランチを順序付ける必要があります。

      • ロード時: ヘッダーの前: ページのレンダリング前にブランチが実行されます。このオプションを使用すると、カレント・ページではなく別のページが表示されるか、またはユーザーが別のURLまたはプロシージャにリダイレクトされます。

    4. ブランチ・タイプ: ブランチ・タイプを選択します。最も一般的なブランチ・タイプは「ページまたはURLにブランチ」です。
    5. 「次」をクリックします。
  4. 「ターゲット」で、画面に表示される手順に従います。表示される属性は、選択した「ブランチ・タイプ」タイプによって異なります。詳細は、アイテムのヘルプを参照してください。
  5. 「ブランチ条件」で、次のステップを実行します。
    1. 対象ボタン - ユーザーが特定のボタンをクリックした場合にのみこのブランチを実行するには、リストからボタンを選択します。このボタンの条件を他の条件と統合し、このブランチをいつ実行するかをさらに絞り込むことができます。
    2. 条件タイプ: このコンポーネントをレンダリングまたは処理するために満たす必要がある条件タイプをリストから選択します。
  6. 「ブランチの作成」をクリックします。

14.5.3 条件付きブランチ処理について

他のコントロールと同様に、ブランチが条件付きで実行されるように設定できます。ブランチが条件付きで実行されるようにするには、プロパティ・エディタでブランチ属性を表示します。「サーバー側の条件」で、適切な属性を編集します。