編集可能な共通のページ属性には、ページの名前またはタイトル、ヘッダーおよびフッター・テキスト、選択した認可スキームが含まれます。
トピック:
コンポーネント・ビューのページ属性ページは、次のセクションに分かれています。
トピック:
表24-4に、ページ名、英数字の別名(オプション)、関連付けられたページ・グループなど、カレント・ページの一般的な属性を示します。
表 24-4 ページ属性: 名前
属性 | 説明 |
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アプリケーション開発者のカレント・ページの名前を指定します。この名前は、ページ番号およびページ・タイトルとともに、多くのページおよびレポートで使用されます。 |
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このページの英数字の別名を入力します。この別名は、カレント・アプリケーション内で一意である必要があります。 たとえば、アプリケーション100のページ1で作業している場合、別名「 f?p=100:home |
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このページと関連付けるページ・グループを指定します。ページ・グループは、機能に影響しませんが、開発者がアプリケーション内のページを管理するのに役立ちます。 グループからページを削除するには、「- グループが割り当てられていない -」を選択し、「変更の適用」をクリックします。 関連項目: ページ・グループの作成 |
表24-5に、選択されるページ・テンプレート、標準タブ・セット、タイトル、カーソル・フォーカスなど、カレント・ページの一般的な表示属性を示します。
表 24-5 ページ属性: 表示属性
属性 | 説明 |
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ブラウザ・ウィンドウのタイトル・バーに表示するタイトルを入力します。Application Expressエンジンは、ページ・テンプレートで使用される#TITLE#置換文字列のかわりに、ここで指定するタイトルを使用します。このタイトルは、HTMLタグ<TITLE>と</TITLE>の間に挿入されます。 |
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ページ・モードを選択します。オプションは次のとおりです。
関連項目: ダイアログ・ページの作成 |
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テンプレート・オプションを使用すると、カレント・ページ・テンプレートに適用される各種CSSカスタマイズ設定の選択が可能になります。テンプレート・オプションとこれに対応するCSSクラスは、ページ・テンプレート・レベルで定義されます。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。 関連項目: テーマの編集 |
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ページ・テンプレートに置換文字列#PAGE_CSS_CLASSES#が含まれている場合に置換されるスペースで区切られたリストとして、追加のCSSクラスを入力します。 関連項目: テーマの編集 |
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カーソル・フォーカスを指定します。使用可能なオプションは次のとおりです。 |
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インターネット・メディア・タイプを入力します。インターネット・メディア・タイプは、2つの部分で構成される、インターネット上のファイル形式を表す識別子です。メディア・タイプは、少なくともタイプとサブタイプの2つの部分で構成され、オプションで1つ以上のパラメータを指定します。メディア・タイプは、ページ描画の際にHTTPヘッダーのContent-Typeで使用されます。ページ・レベルのメディア・タイプが、アプリケーション・レベルのメディア・タイプを上書きします。この属性のデフォルト値は |
表24-6に、カレント・ページにJavaScriptを含めることができる属性を示します。
表24-6 JavaScript属性
属性 | 説明 |
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このページにロードするコードのJavaScriptのファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列 例を表示するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。 |
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このページで使用するコードのJavaScriptコード(ファンクション、グローバル変数の宣言など)を入力します。コードを複数のページで使用する場合は、そのコードを外部のJavaScriptファイルに追加して重複を避けることを検討してください。 ここに入力したコードによって、ページ・テンプレート内の 注意: スクリプトの開始タグや閉じタグを含めないでください。JavaScriptコードのみ含めます。 ショートカットを参照するには、次の方法を使用します。 "SHORTCUTNAME" |
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ページがロードされたときに実行されるJavaScriptコードを入力します。このコードはOracle Application Expressによって生成されたJavaScriptコードの後に実行されます。 ここに入力したコードによって、ページ・テンプレート内の 注意: スクリプトの開始タグや閉じタグを追加せず、JavaScriptコードのみ追加します。 |
表24-7に、カレント・ページにカスケード・スタイルシート(CSS)ファイルを含めることができる属性を示します。
表24-7 CSS属性
属性 | 説明 |
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このページにロードされるカスケード・スタイルシート・ファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列 ここに入力したファイルURLによって、ページ・テンプレート内の 注意: リンクの開始タグや閉じタグを含める必要はありません。ファイルURLのみを含めてください 例を表示するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。 |
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このページに使用されるカスケード・スタイルシートのコードを入力します。コードが複数のページで使用されている場合、重複を避け、ブラウザで静的ファイルをキャッシュするため、外部ファイルに挿入することを検討してください。 ここに入力したコードによって、ページ・テンプレート内の 注意: スクリプトの開始スタイル・タグや閉じスタイル・タグを含めないでください。カスケード・スタイルシート・コードのみを含めます。 例を表示するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。 |
表24-8に、ダイアログとして表示するページを定義する属性を示します。次の属性は、ページ・モードが「モーダル・ダイアログ」または「非モーダル・ダイアログ」に設定されている場合にのみ適用されます。
ヒント:
次の属性は、ページ・テンプレート・レベルで定義された同様の設定を上書きします。ダイアログを参照してください。
表24-8 ページ属性: ダイアログ
属性 | 説明 |
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ダイアログの幅をピクセルまたはパーセント単位で入力します。この設定は、ページ・テンプレート・レベルで指定されたデフォルトのダイアログ幅を上書きします。 デスクトップ・ユーザー・インタフェースを使用しているページの場合、値は500などのピクセル単位で設定する必要があります。jQueryモバイル・スマートフォン・ユーザー・インタフェースを使用しているページの場合、値は80%などのパーセント単位で設定する必要があります。 ページ・テンプレートのダイアログ初期化コード内の置換文字列 |
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ダイアログの高さを500などのピクセル単位で入力します。 ページ・テンプレートのダイアログ初期化コード内の置換文字列 |
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ダイアログの最大幅をピクセル単位で入力します。この設定は、ページ・テンプレート・レベルで指定されたデフォルトのダイアログ最大幅を上書きします。 jQueryモバイル・スマートフォン・ユーザー・インタフェースを使用しているページの場合、最大幅は500です。ページ・テンプレートのダイアログ初期化コード内の置換文字列 |
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Oracle Application Expressのダイアログ・サポートは、ページのユーザー・インタフェースによって異なり、jQuery UIダイアログはデスクトップ・ユーザー・インタフェースに使用され、jQuery Mobileダイアログ・ウィジェットはモバイル・ユーザー・インタフェースに使用されます。Oracle Application Expressでは、ダイアログ属性のサブセットとして、高さ、幅および最大幅がサポートされます。 ページ・テンプレート・レベルで定義されたダイアログ初期化コード内の置換文字列 詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。 |
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ダイアログに適用する追加のCSSクラスをスペース区切りリストとして入力します。次に例を示します。 ui-dialog--wizard ページ・テンプレートに出現した置換文字列 |
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このダイアログが別のダイアログによって開かれ、同じダイアログ・ウィンドウを再利用する場合、「はい」を選択します。たとえば、このダイアログが複数ページ・ダイアログ・ウィザードの一部で、ウィザードの各ステップにダイアログ・ウィンドウを再利用する場合です。 このダイアログが別のダイアログによって開かれ、新規ダイアログ・ウィンドウで開かれる必要がある場合、「いいえ」を選択します。たとえば、このダイアログがモーダルで、親モーダル・ダイアログ・ウィンドウ内で開く場合です。 |
表24-9に、ページ・ヘッダーおよびページのHTML本文テキストを定義する属性を示します。
表24-9 HTMLヘッダー属性
属性 | 説明 |
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ページ・テンプレート・ヘッダー内の 注意: JavaScriptコードまたはカスケード・スタイルシートを専用のJavaScriptおよびCSS属性に追加する必要があります。 |
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ページ・テンプレートの |
このページでページ・アイテムを読取り専用としてレンダリングするために必要な条件タイプをリストから選択します。条件を選択しない場合、ページ・アイテムが通常どおりにレンダリングされます。読取り専用条件は、「ヘッダーの前」のプロセス・ポイントを持つプロセスを実行した後に評価されます。
ヒント:
一部のページ・アイテム(検索フィールドなど)または特定のリージョンのすべてのページ・アイテムを、この条件の評価内容とは無関係に常に入力可能なページ・アイテムとしてレンダリングする場合は、これらのリージョンまたはページ・アイテムの読取り専用条件を「なし」に設定します。
表24-11に、カレント・ページの認可スキームおよび認証要件を定義する属性を示します。
表 24-11 ページ属性: セキュリティ
属性 | 説明 |
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ページに適用する認可スキームを選択します。認可スキームはアプリケーション・レベルで定義され、アプリケーション内の多くの要素に適用できます。 認可スキームは、アプリケーション・セッション(セッションの作成時)ごとに1回評価されるか、ページ・ビューごとに1回評価されます。選択した認可スキームがtrueと評価された場合、ページが表示され、他の定義された条件に従います。falseと評価された場合、ページは表示されず、エラー・メッセージが表示されます。 関連項目: 認可を介したセキュリティの提供 |
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このページがパブリック・ページとして定義されているか、または認証が必要かを指定します。ページをパブリック・ページとして指定した場合、ページは認証の前に表示されます。この属性は、認証が必要なアプリケーションにのみ適用されます。アプリケーションのページ監視ファンクションは、このページ属性にアクセスして、表示前に事前認証が不要なページを識別できます。認証スキームのページ監視ファンクションの実装によって、この属性が影響するかどうかが判別されます。 関連項目: 認証によるユーザー・アイデンティティの証明 |
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この属性を使用して、アプリケーション・ページのディープ・リンクを有効または無効にします。オプションは次のとおりです。
関連項目: 認証 |
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ページ・アクセス保護 |
注意: この属性は、アプリケーションについて「セッション・ステート保護」が有効化されている場合のみ表示されます。セッション・ステート保護の理解を参照してください。 カレント・ページのページ・アクセス保護レベルを選択します。
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この属性を「オン」に設定してもページには影響はありません。この値を「オフ」に設定すると、FORMタグに次のHTMLが生成されます。 autocomplete="off" |
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注意: この機能には、HTTPヘッダー・レスポンス変数 オプションは次のとおりです。
セキュリティの観点からおよびベスト・プラクティスとして、ブラウザのキャッシュを無効にしておくことをお薦めします。これにより、ブラウザに機密データが格納されないようにし、URLが変わる場合に常にページがリクエストされます。そうしない場合、ログアウト後にブラウザ履歴で前に戻り、以前のセッションのキャッシュされたコンテンツを表示できる可能性があります。 |
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「セッションを再結合」属性は、Application ExpressがセッションIDを含まないアプリケーションURLをサポートするかどうかを制御します。セッションの再結合が有効で、URLにセッションIDが含まれていない場合、Application ExpressはセッションCookieを使用して既存のセッションを結合することを試みます。このページ・レベルの値は、より制限的なインスタンス・レベルの設定によってオーバーライドされます。 警告: セッションの再結合を有効にすると、攻撃者が既存のエンド・ユーザー・セッションを乗っ取ることが可能になるため、アプリケーションのセキュリティが侵害される可能性があります。詳細は、「セッションを再結合」についてを参照してください。 「セッションを再結合」から、次のオプションを選択します。
関連項目: ブラウザ・セキュリティ、「セッションを再結合」についておよびOracle Application Express管理ガイドの「セッション再結合の構成」 |
「複製ページの送信を許可」リストを使用して、ユーザーがページを1行で繰り返し処理できるかどうかを指定します。重複するページ送信が繰り返し処理されないようにするには、この属性を「いいえ」に設定します。
重複するページ送信の例を次に示します。
ユーザーが「送信」ボタンを繰り返しクリックした場合
ブランチ・タイプ「ページにブランチ」を作成して、ユーザーがブラウザの再ロード・ボタンをクリックした場合
「複製ページの送信時は、このURLに移動」で、URLを入力します。「複製ページの送信を許可」を「いいえ」に設定している場合はこのフィールドを使用します。「いいえ」を選択していて同一ページを2回発行すると、Oracle Application Expressはエラー・メッセージとユーザーが指定したURLへのリンクを表示します。
表24-12に、カレント・ページのキャッシュを有効にする属性を示します。
表24-12 ページ属性: サーバー・キャッシュ
属性 | 説明 |
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ページ・キャッシュを有効にするかどうかを指定します。ページ・キャッシュは、ページを動的に表示せずにキャッシュから表示するため、パフォーマンスが向上します。オプションは次のとおりです。
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「有効」または「ユーザー別のキャッシュ」を選択するかどうかを表示します。キャッシュされたページが有効な時間を指定してください。 |
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条件を指定してください。条件がTrueを戻す場合、ページはキャッシュから表示されます。条件がFalseを戻す場合、ページは動的にレンダリングされ、キャッシュから取得されません。 |
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選択した「キャッシュ・ページ条件」に従って条件付きで表示されます。選択した特定の条件タイプに基づいて、この属性に値を入力してください。 |
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選択した「キャッシュ・ページ条件」に従って条件付きで表示されます。選択した特定の条件タイプに基づいて、この属性に値を入力してください。 |
関連項目:
Oracle Application Express管理ガイドの「キャッシュされたリージョンおよびページの管理」およびコンポーネント・ビューでのリージョン・キャッシュの使用
このページに対するビルド・オプションを選択します。ビルド・オプションを使用すると、機能を有効または無効にできます。ほとんどのアプリケーション属性は、ビルド・オプション属性を持ちます。特定の構成でページを除外する場合以外は、カレント・ページのビルド・オプションを指定しないでください。
ビルド・オプションは、INCLUDE
およびEXCLUDE
という2つの値をとることができます。属性を含めように指定すると、Application Expressエンジンは、実行時にその属性をアプリケーション定義の一部とみなします。逆に、属性を除外するように指定すると、Application Expressエンジンは、その属性を存在しないものとして処理します。
関連項目:
表24-13に、アプリケーションがエラーのログを記録する方法を制御または変更するために使用する属性を示します。
「インライン・エラー通知テキスト」で、ページでエラーが発生した場合に#NOTIFICATION_MESSAGE#
テンプレート置換文字列に表示するエラー・テキストを入力します。
表24-13 ページ属性: エラー処理
属性 | 説明 |
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ページでエラーが発生した場合に |
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既存のエラー・メッセージと表示位置を変更するか、エラーが発生した場合にそれをログに記録するための、PL/SQLエラー・ファンクションの名前を入力します。このファンクションは、データベース内のパッケージ・ファンクションまたはスタンドアロンのファンクションを参照できます。次に例を示します。 log_apex_error データベースのPL/SQLパッケージまたはスタンドアロンのファンクションを参照する場合、 #OWNER#.log_apex_error
function <name of function> (
p_error in apex_error.t_error )
return apex_error.t_error_result
関連項目: 『Oracle Application Express APIリファレンス』の 注意: アプリケーション・レベルで指定するエラー処理ファンクションは、ページ・レベルで指定されるエラー処理により上書きされます。アプリケーション属性の編集を参照してください。 |
関連項目:
この属性を使用して、カレント・ページのヘルプ・テキストを入力します。ヘルプ・テキストは、ヘルプ・システムを使用して表示されます。このヘルプ・システムは開発する必要があります。
関連項目:
JavaScriptをページのJavaScript属性に追加することによって、JavaScriptをアプリケーションに含めることができます。これは、ページに固有のファンクションに有効な方法であり、ファンクションを.js
ファイルに組み込む前にテストを行う有効な方法です。
次の例では、コードを追加することによって、カレント・ページの任意の場所からtest
ファンクションにアクセスできるようにしています。
JavaScriptコードをJavaScript属性に追加するには、次のステップを実行します。
関連項目:
リージョンの再結合属性は、既存のセッションの結合(ディープ・リンクと同等)に対するサポートを制御します。技術的に、この属性は、このアプリケーションに対するURLにセッションIDを含むかどうかを決定します。
警告:
セッションの再結合を有効にすると、攻撃者が既存のエンド・ユーザー・セッションを乗っ取ることが可能になるため、アプリケーションのセキュリティが侵害される可能性があります。詳細は、「セッションを再結合」についてを参照してください。
セッションの再結合を使用するには、管理者がインスタンス・レベルでセッションの再結合を有効化する必要があります。インスタンス・レベルでのセッションの再結合のより制限的な値は、アプリケーションおよびページ設定をオーバーライドします。
コンポーネント・ビューでセッションの再結合を構成するには、次のステップを実行します。
ヒント:
ダイアログ・ページの作成は、複数ステップのプロセスです。詳細は、ダイアログ・ページの作成を参照してください。
コンポーネント・ビューでダイアログ属性を構成するには、次のステップを実行します。