Dgraphログ・レベルの設定

bdd.confDGRAPH_LOG_LEVELプロパティは、起動時のDgraphログ・サブシステムのログ・レベルを設定します。

ログ・レベルを明示的に設定しない場合(つまりDGRAPH_LOG_LEVELプロパティが空の場合)、すべてのサブシステムはNOTIFICATIONログ・レベルを使用します。

プロパティの構文は、次のとおりです。
DGRAPH_LOG_LEVEL=subsystem1 level1|subsystem2 level2|subsystemN levelN
説明:
  • subsystemは、「Dgraph出力ログ」でリストされているDgraphログ・サブシステム名です。
  • levelは、次のログ・レベルのうちの1つです。
    • INCIDENT_ERROR
    • ERROR
    • WARNING
    • NOTIFICATION
    • NOTIFICATION:16
    • TRACE
    • TRACE:16
    • TRACE:32

サブシステム/レベルの組合せを複数設定する場合は、パイプ文字が必要です。

Dgraphログ・レベルを設定するには、次の手順を実行します。

  1. $BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confのコピーを別のディレクトリに作成します。
  2. コピーのDGRAPH_LOG_LEVELプロパティを変更し、必要なログ・レベルを設定します。
  3. bdd-adminスクリプトをpublish-configコマンドとともに実行して、BDDクラスタの構成ファイルを更新します。

    このコマンドの詳細は、「publish-config」を参照してください。

  4. bdd-adminスクリプトをrestartコマンドとともに実行することによって、Dgraphを再起動します。

    このコマンドの詳細は、「restart」を参照してください。

次の例に示すように、bdd-adminスクリプトをset-log-levelsコマンドとともに実行することによって、Dgraphログ・レベルを動的に変更できることに注意してください。
./bdd-admin.sh set-log-levels -c dgraph -s eql,task_scheduler -l warning
コマンドの--non-persistentオプションが使用されているかどうかに応じて、新規ログ・レベルが次のDgraphの再起動でも維持される場合があります。
  • --non-persistentが使用される場合、変更は次のDgraphの再起動で維持されず、このときはDGRAPH_LOG_LEVELプロパティのログ・レベルが使用されます。
  • --non-persistentが省略される場合、$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confDGRAPH_LOG_LEVELプロパティに書き込まれることによって、新しい設定が維持されます。これは、次のDgraphの再起動では、bdd.confファイルの変更されたログ・レベルを使用することを意味します。

set-log-levelsコマンドの詳細は、「set-log-levels」を参照してください。