6 Control GUI の操作

DIVArchive Control GUI は DIVArchive Manager、DIVArchive データベースの両方に接続するソフトウェアユーティリティーであり、DIVArchive の動作をモニター、制御、および管理します。DIVArchive Manager、DIVArchive データベースの両方への TCP/IP 接続を備えた任意のコンピュータから、複数の Control GUI インスタンスを同時に操作できます。Control GUI は Oracle Java に基づくため、プラットフォームに依存しません。

Control GUI は、DIVArchive システムの集中的なアーカイブ操作向けに意図されたものではありません。アーカイブ操作は通常、ブロードキャスト自動化システムやメディアアセット管理システムから DIVArchive に対して起動されます。Control GUI はそれらの動作を置き換えるのではなく、補うためのものです。

Control GUI が提供する機能を次に示します。

  • DIVArchive クライアント API 経由で、あるいは Control GUI から送信された要求のモニタリング。

  • DIVArchive に接続された Actor、ドライブ、およびディスクのステータスのモニタリング。

  • ArchiveRestorePartial File Restore など、利用可能なすべての DIVArchive クライアント API コマンドを起動し、DIVArchive に実行対象として送信する。

  • DIVArchive によって制御される各ライブラリのテープの管理 (内部化、外部化、テープリパックなど)。

  • DIVArchive データベースの調査およびデータマイニング。

詳細は、要求に関係するセクションを参照するか、Oracle Support に連絡してください。DIVArchive のライセンス情報については、付録Aを参照してください

Control GUI の起動および Manager への接続

Control GUI を起動して Manager に接続するには、次の手順を使用します。

  1. Control GUI のアイコン (通常はコンピュータのデスクトップ上にある) をダブルクリックして Control GUI を起動します。

  2. インタフェースのロードが完了したら、画面左上にある「Connect」アイコンをクリックします。「Connect」アイコンは、左 (「Home」タブの上) にある最初のアイコンです。

  3. Connect」ダイアログボックスで、「IP address」および「Port」フィールドに Manager の IP アドレスと TCP ポートを入力します。

  4. Connect」ボタンをクリックします。

接続が成功した場合、Control GUI 画面下部の左にある接続ステータス領域に Connected と表示されます。Control GUI が DIVArchive Manager への接続を確立できなかった場合、DIVArchive データベースのみへの接続が試みられます。サイトに固有の接続パラメータについては、Site Configuration を参照してください。

ユーザーのアクセス権

DIVArchive Manager への接続が確立されたあと、ユーザーは Control GUI で DIVArchive 操作をモニターしたり、データベースからデータを取得したりすることのみ可能です。これは User プロファイルと呼ばれます。

User プロファイルモードでは、すべてのコマンド機能にアクセスできるわけではありません。これは、モニタリングは必要だが DIVArchive へのコマンドの送信は許可されないという状況を許可します。

アーカイブや復元などの要求を DIVArchive に発行したり、ライブラリからテープを取り出したりするには、Administrator プロファイルに変更する必要があります。

Administrator プロファイルはパスワードで保護されています。このプロファイルのパスワードはシステムインストール時に設定されます (このパスワードについては、Oracle Support に連絡して支援を受けること)。

Control GUI プロファイルには、Operator プロファイルと Advanced Operator プロファイルも存在しています。2 つのプロファイルの違いは、Advanced Operator プロファイルには「Insert」および「Eject」テープコマンドが含まれていることです。通常運用時は、テープの挿入やイジェクトを行わないかぎり、Operator プロファイルを使用します。

プロファイルを変更するには、次の手順を使用します。

  1. 画面左上の「Profile」アイコンをクリックします。「Profile」アイコンは左から 3 番目のアイコンであり、その上には 2 つのシルエットが表示されています。

    また、画面左上のオーブをクリックし、表示されるメニューから「Change Profile」メニュー項目をクリックしてもかまいません。

  2. Select New Profile」リストから目的のプロファイルを選択します。

  3. 選択したプロファイルのパスワードを「Password」フィールドに入力します。

  4. OK」をクリックして新しいプロファイルをロードします。

Control GUI の設定

Control GUI の設定にアクセスするには、次のように画面左上の「Start」オーブを使用します。

  1. メイン画面の左上にある「Start」オーブをクリックします。

  2. Tools」メニュー項目をクリックします。

  3. Preferences」メニュー項目をクリックして「Preferences」ダイアログボックスを表示させます。

  4. Preferences」タブで、「Current Requests」フィールドに現在の要求の数を設定します。

    このオプションは、「Manager Current Requests」ビューに同時に表示される要求 (完了した要求や異常終了した要求も含む) の最大数を識別します。表示される要求の数がこの数を超えると、新しい要求が追加されるたびに、もっとも古い要求が削除されます。

  5. Preferences」タブで、各フィールドの「Max Rows Requestable from Database」にデータベースに対して要求可能な最大行数を設定します。データベースクエリーの実行時には、返される行の最大数がこれらの値に制限されます。クエリーの結果がこの数を超えた場合、表示されるクエリーの数は指定された数 (最大) に等しくなり、次のようなメッセージを含むウィンドウが表示されます: There are nnnn rows matching filters.Change filters to reduce this number under nnnn

    • Tapes

    • Archive Objects

    • Require/Release

    • Logged Events

    • Logged Requests

    • SPM Actions

Look-and-Feel」タブの「Look-and-Feel」リストと「Theme」リストを使ってビジュアルウィンドウタイプとカラーテーマを設定します。

Fonts」タブでは、フォントをシステムデフォルトのままにする (「use system default fonts」オプションを選択する) ことも、Control GUI で使用される表示フォントをカスタマイズすることもできます。Control GUI のデフォルトのフォントは Arial Unicode MS ですが、これは Unicode 文字をサポートしています。カスタムフォントを選択するには、次の手順を使用します。

  1. Fonts」タブをクリックします。

  2. use custom fonts」オプションを選択します。

  3. Labels」フィールドの右側で、「Select」ボタンをクリックしてラベル用のフォントを選択します。

  4. Fields」フィールドの右側で、「Select」ボタンをクリックしてフィールド用のフォントを選択します。

Manager のログレベルの構成

Manager のログレベルは Control GUI から構成できます。Manager のアクティビティーを調査するために詳細レベルを高める必要がある場合、Manager を再起動しないでログレベルを変更できます。ログレベルを変更するには、次の手順を使用します。

  1. メイン画面の左上にある「Start」オーブをクリックします。

  2. Tools」メニュー項目をクリックします。

  3. Modify Log Levels」メニュー項目をクエリーします。

    Modify Manager Log Levels」ダイアログボックスが表示されます。

  4. Trace Level」リストを使ってトレースログのロギングレベルを選択します。

  5. Service Level」リストを使ってサービスログのロギングレベルを選択します。

  6. OK」をクリックして変更を保存します。

Control GUI のダッシュボードとクイック起動ボタン

DIVArchive Control GUI のルックアンドフィールは、ほかの Windows ベースのアプリケーションと似ています。Control GUI のダッシュボードには、アプリケーションが起動してすぐに、ひと目でわかる情報が表示されます。

ダッシュボードは、システムデータを表す統計を棒グラフとして提供します。グラフの下には日次統計やライフタイム統計が表示されます。

デフォルトで表示されるグラフを次に示します。

Daily Operations

このグラフは、実行された Archive、RestorePartial File RestoreDelete、および Copy 操作の 7 日分のウィンドウ、およびそれらの操作の 30 日平均を反映したものです。

Daily Data Transfers

このグラフは、送受信された DIVArchive データの動きの 7 日分のウィンドウを反映したものであり、30 日平均が表示されます。

Storage Distribution

このグラフは、Nearline ディスクアレイ、オンライン ACS 内のテープ、オフライン ACS 内のテープ、および保管されたテープへのデータストレージ分布状況を反映したものです。

Monthly Storage Trend

このグラフは、アーカイブおよび削除された月次データを反映したものです。12 か月平均は、過去 12 か月間のデータの動きを反映しています。12 か月平均の計算には現在の月のアクティビティーが使用されます。

Tapes Status

このグラフは、DIVArchive によって管理されているオンラインテープの合計数 (空、一部使用、およびフル使用) を反映したものです。

Resource Utilization

このグラフは、Actor、テープドライブ、およびトランスコーダの DIVArchive リソース使用状況を反映したものです。

クイック起動ボタン

Control GUI インタフェースの最上部にあるクイック起動ボタンを、次に示します。

Connect to Manager

これは左にある最初のボタンであり、DIVArchive Manager への接続を可能にします。このボタンには、コンピュータとプラス記号の画像が 2 つあります。

Disconnect from Manager

これは左から 2 番目のボタンであり、Manager との接続を切断します。このボタンには、コンピュータとマイナス記号の画像が 2 つあります。

Change User Profile

これは左から 3 番目のボタンであり、さまざまなユーザープロファイル (UserAdministratorOperatorAdvanced Operator) へのアクセスを可能にします。このボタンには、シルエットの画像が 2 つあります。

Display the Dashboard

これは左から 4 番目のボタンであり、クリック時にダッシュボードの画面を表示します。このボタンには、時計の画像と棒グラフの画像があります。

Display Manager

これは左から 5 番目のボタンであり、クリック時に Manager の画面を表示します。このボタンには、コンピュータの画像と、2 つの矢印 (1 つは右向き、もう 1 つは左向き) があります。

Display Archived Objects

これは左から 6 番目のボタンであり、クリック時にアーカイブオブジェクトの画面を表示します。このボタンには、ビデオ再生ボタンの画像があります。

Display Logged Requests

これは左から 7 番目のボタンであり、クリック時に記録済み要求の画面を表示します。このボタンには、ログファイルの画像があります。

Display Logged Events

これは右にある最後のボタンであり、クリック時に記録済みイベントの画面を表示します。このボタンには、カレンダの画像があります。

Control GUI のツールバーとナビゲーション

DIVArchive のツールバーとナビゲーションでは、Windows スタイルのリボンバーとタブが使用されています。また、画面左上にある「Start」オーブからさまざまな機能を実行することもできます。

Start」オーブに含まれるメニュー項目を次に示します。

  • Connect (Manager へ)

  • Disconnect (Manager から)

  • Change Profile

  • Connection Information

  • Tools

    • Export Current View

    • Print Current View

    • Generate Thread Dump

    • Modify Log Levels

    • Preferences

DIVarchive「Start」オーブの「About DIVArchive CSM」をクリックすると、Control GUI のリリース情報を取得できます。

DIVArchive「Start」オーブの「Connection Information」をクリックすると、Control GUI の接続情報を取得できます。

以降のセクションではリボンバーの各タブについて説明します。各タブには説明にあるとおり、さまざまな画面を表示するためのアイコンが含まれています。

「Home」タブ:「Dashboard」

このボタンをクリックすると、DIVArchive メインダッシュボード画面が直接表示され、そこに全般的なシステム情報や統計が表示されます。このダッシュボードビューについては、1 つ前のセクションで説明しています。

「Home」タブ:「Manager」 (「Current Requests」ビュー)

Current Requests」ビューには主に、DIVArchive に送信された現在実行中の要求または保留中の要求が表示されます。完了または異常終了した要求や、実行中に警告が発生した要求も表示されます。この機能が有効になるのは、Control GUI が DIVArchive に接続されている場合だけです。接続前に完了または異常終了した要求は表示されません。接続中に表示される保留中、実行中、完了、および異常終了要求の数は、Control GUI の設定内容に依存します。ある要求を右クリックすると、追加のオプションを含むコンテキストメニューが表示されます。

要求の各ステップ

Step」列は、要求で現在 DIVArchive によって実行されている操作を示します。各ステップの簡単な説明を次に示します。

Mounting

ドライブにテープが挿入されています。マウントステップが完了するのは、テープが完全にスレッド化されてテープヘッダーの位置にポジショニングされ、テープの DIVArchive ラベルがバーコードのラベルに基づいて検証されたあとです。

ラベルが一致しない場合、要求は異常終了し、テープは Not Writable に設定されます。この状況が発生するのは、DIVArchive の Actor-ドライブ構成に不一致が存在する場合、またはテープが別のアーカイブシステムですでに使用されていた (したがって DIVArchive で使用できないテープラベルが付いていた) 場合です。後者の例は共有ライブラリ環境の保護機能の 1 つであり、この例ではテープのセット IDが (DIVArchive で使用されないことを表す) 99 に設定されていませんでした。

ほかのアーカイブシステムで使用したテープは、テープラベルをクリアしたあとで DIVArchive で使用する必要があります。そのようなテープを使用する場合は、Oracle Support に連絡して支援を受けてください。

Dismounting

このステップは、ドライブからのテープのイジェクトが関係しています。DIVArchive Actor が (テープの巻き戻し、アンスレッド化、およびイジェクトを行うための) Eject コマンドをドライブに発行したあと、DIVArchive Robot Manager がマウント解除コマンドをライブラリに発行し、テープをテープビンに戻します。ドライブが要求を完了できなかった場合、要求は終了し、ドライブが Out of Order に設定されます。

Positioning

テープからの読み取り時は、選択されたオブジェクトの位置にテープがポジショニングされます。テープへの書き込み時は、End of Data の位置 (つまり最後のオブジェクトが書き込まれた位置) にテープがポジショニングされます。この処理の時間が長すぎる場合、DIVArchive は操作をタイムアウトし、テープのマウント解除を試みます。それも失敗した場合、ドライブが Out of Order に設定されます。

Reading

Object」列に表示された DIVArchive オブジェクトがテープから読み取られています。このステップの処理時間が長すぎる場合 (ドライブがハングアップ状態になっている場合など)、DIVArchive はこのステップをタイムアウトし、別のドライブ (または利用可能な場合は別のインスタンス) の使用を試みます。

Writing

Object」列に表示された DIVArchive オブジェクトがテープに書き込まれています。このステップの処理時間が長すぎる場合 (ドライブがハングアップ状態になっている場合など)、DIVArchive は別のドライブ内の別のテープへのオブジェクトの書き込みを試みます。

Deleting

このステップは、アーカイブ操作でテープへの書き込みを始める前に、テープのラベルを書き直し、その中の End of Data ポインタを移動しています。これが見られるのは、以前 DIVArchive で使用されていたが、その後すべてのオブジェクトが削除され、その結果未使用テープセットに戻されたテープの場合です。

Transferring

データの転送が Actor キャッシュからソースへ、または宛先から Actor キャッシュへ行われています。

Waiting for Operator

このステップは、要求を一時停止状態に置き、ユーザーの介入 (ライブラリのカートリッジアクセスポートへのテープの挿入など) に対して待機しています。

Waiting for Resources

この要求で必要な DIVArchive リソースが別の要求で現在使用中である場合、それらのリソースが利用可能になった時点で要求が実行されます。またリソースの利用可能性は、キュー内のずっと下のほうのその他の要求の要求優先度にも影響されます。

DIVArchive には、低い要求優先度を持つ要求に、以前の要求によってすでにマウントされたテープが関係していた場合、それらの要求が高い優先度の要求より優先される、という高度な機能が組み込まれています (この機能は DIVArchive 構成で有効化する必要がある)。この機能は、テープのマウントやマウント解除の量を大幅に低減し、すべての要求の実行を全体として高速化する可能性があります。

完了済み要求のクリア

CompletedAbortedPartially Aborted、または Cancelled 要求を Current Requests Queue からクリアするには、「View」タブの「Clear」または「Clear All」ボタンをクリックするか、「Current Requests」のコンテキストメニューを使用します。

要求のキャンセル

実行中または保留中の要求をキャンセルするには、キャンセルする特定の要求を選択したあと、コマンドメニューから、または「Current Requests」のコンテキストメニューから、「Cancel」をクリックします。

注記:

要求で現在実行されている操作 (またはステップ) が完了しないと、その要求が実際には DIVArchive によってキャンセルされない可能性があります。

要求の優先度の変更

Current Requests Queue 内に保留中の要求が複数存在している場合、DIVArchive は各要求をその要求優先度に基づいて処理します。

ある特定の要求を、キュー内で先行する要求の前に (またはあとで) 実行させる必要がある場合、その要求の優先度を手動で調整し、先行する要求の優先度より高い (または低い) 値にすることができます。また、要求の優先度の上昇 (または下降) は、サードパーティーアーカイブイニシエータを使って DIVArchive クライアント API 経由で実行することもできます。

保留中の要求の優先度を上げても、現在実行中の要求が停止または一時停止されるわけではありません。これはただ、保留中の要求が DIVArchive によって処理される順番を変更するだけです。ただし、ある実行中の要求の処理が完了したあと、その要求が使用していたリソース (特定のテープなど) が利用可能になった場合は除外します。また、DIVArchive 構成の DIVARCHIVE_PRIORITY_TIER 設定が有効化されている場合も、要求の実行順に影響が及ぶ可能性があります (具体的には、キュー内の下のほうの要求にすでにマウント済みのテープが関係する場合、その要求の要求優先度にこの値が加算される)。

デフォルトでは、DIVArchive はキュー内のすべての要求の要求優先度を定期的にインクリメントします。これにより、優先度の低い要求 (Copy to Group など) が優先度の高い要求によって継続的にオーバーライドされ、キュー内で長い間スタック状態にならないようにします。

要求の再試行

Retry コマンドを使えば、以前に完了または失敗した要求を DIVArchive に再送信できます。これは、詳細がわずかしか違わない類似要求を再送信する場合に役立ちます。(入力されたパラメータが間違っていたり、Source/Destination が短時間オフラインになったりしたために) 終了された要求がある場合、その失敗した要求を再試行すれば、まったく新しい要求を送信する必要がなくなります。

「Home」タブ:「Actors」

「Actors」ビューには、構成ユーティリティーで定義された各 Actor のステータスと、現在実行中のすべての要求が表示されます。このビューを表示するには、「Home」タブで「Actors」を選択します。

いずれかの Actor を選択すると、その Actor で現在実行されている要求が、下のウィンドウ内に表示されます。DIVArchive Manager から接続を確立できない Actor は、Off として表示されます。Actor をダブルクリックすると、その Actor の構成が表示されます。

「Home」タブ:「Robot Managers」

Home」タブの「Robot Managers」ボタンをクリックすると、DIVArchive システムで識別されているロボットが表示されます。

「Home」タブ:「Libraries」

「Libraries」ビューは、DIVArchive に接続されている各ライブラリの情報を提供し、そのステータスを表示します。この画面には、接続されているライブラリの Serial NumberNameTypeACSStatusFirst Utilization DateTotal TapesTotal Data StoredTotal Capacity、および Free Capacity が表示されます。

ライブラリをダブルクリックすると、「Library Entry Detail」画面が表示されます。このビューは、指定されたライブラリに関する情報を提供します。

「Home」タブ:「Drives」

「Drives」ビューには、DIVArchive に接続されたライブラリの各テープドライブのステータス、各ドライブにマウントされているテープ (存在する場合)、およびドライブ内のテープで現在実行されている操作が表示されます。ドライブのオンライン/オフラインのステータスは、構成ユーティリティーの「Drives」タブの「Drives」フレームで構成されます。

DIVArchive は、特定のドライブで問題を検出すると、安全のためにそのドライブを Out of Order に設定します。この状態に設定されたドライブは、DIVArchive 操作に使用されません。

注記:

あるドライブが Out of Order に設定された場合、そのドライブの状態を構成ユーティリティーで Working Well に戻す前に、エラーの原因を調査する必要があります。

「Home」タブ:「Disks」

「Disks」ビューには、DIVArchive で構成されているディスクのオンラインステータスと容量が表示されます。ディスクのステータスは、構成ユーティリティーの「Disks」タブで設定できます。あるディスクが DIVArchive によって Out of Order に自動的に設定された場合、そのディスクの状態を Working Well に戻す前に、エラーの原因を調査する必要があります。DIVArchive はディスクで I/O エラーを検出すると、そのディスクを自動的に Out of Order に設定します。

Consumed Size」という名前の列は、ディスク上のコンテンツが消費している容量 (K バイト) を表します。この列は特に、無制限のディスク容量を持つクラウドアカウントで役立ちます。この情報から、クラウド内に格納されたコンテンツの量がわかるためです。

またこのビューには、アレイに関連付けられた「Cloud Storage Class」列も表示されます。クラウド以外のディスクのストレージクラスは「NONE」です。クラウドディスクのストレージクラスは、Standard (クラウドからすぐにダウンロード可能)、Archive (クラウドからのダウンロードに最大 4 時間必要) のいずれかになります。

「Home」タブ:「Tapes」

このビューを表示するには、「Home」タブで「Tapes」を選択します。このビューにアクセスするには、少なくとも DIVArchive データベースに接続されている必要があります。「Tapes」ビューには、DIVArchive で管理されているテープに関する DIVArchive データベースクエリーを実行するための柔軟な検索条件が、(画面上部に) 用意されています。検索クエリーは、DIVArchive Manager が実行中かどうかとは無関係に実行できます。ただし、Control GUI が DIVArchive データベースに接続されている必要があります。

Sony オプティカルドライブの導入以降、テープをクリックすることでメディアがライトワンスかどうかを確認できるようになっています (Write-Once プロパティーは「Tape Properties」ウィンドウで表示される)。Blu-ray ディスクはテープとして表示され、Control GUI の「Tapes」ビューパネルで確認できます。「Write Once Media」列ではこの情報が YN のいずれか (テープがライトワンスかどうかを示す) として表示されます。また、ライトワンスメディアのみが表示されるようにビューをフィルタリングすることもできます。

「Tapes」ビューで特定のテープを右クリックすると、その選択したテープで実行可能な追加オプションを含むコンテキストメニューが表示されます。「Tape Properties」ダイアログは情報提供のためだけのものです。オペレータがこのダイアログボックスからテープ内のデータを直接操作することは、一切できません。「Tapes」コンテキストメニューの「Properties」メニュー項目を選択すると、選択されたテープの「Tape Properties」画面が表示されます。

「Home」タブ:「Sources Destinations」

Control GUI の「Sources Destinations」ビューは、DIVArchive システムで識別されているソースと宛先に関する情報を提供します。このビューを表示するには、「Home」タブの「Sources Destinations」ボタンをクリックします。このビューには、ソースまたは宛先の NameProduct SystemTypeAddress、および First Utilization Date が表示されます。エントリの 1 つをダブルクリックすると、「Entry Details」ダイアログボックスが表示されます。

このダイアログボックスの「Core」フレームの情報には、「Name」、「Type」、「Production System」、「Site ID」、「First Utilization Date」の各フィールドが含まれます。

このダイアログボックスの「Connection」フレームの情報には、「Address」、「Root Path」、「Options」の各フィールドが含まれます。

このダイアログボックスの「Data Limits」フレームの情報には、「Max Throughput」、「Max Accesses」、「Max Read Accesses」、「Max Write Accesses」の各フィールドが含まれます。

このダイアログボックスの情報は編集不可能であり、情報提供のためだけのものです。

「Action」タブ

リボンバーの「Action」タブでは、ほとんどのオブジェクトベースの操作 (ArchiveRestoreCopyDelete など) を実行できます。

同じファイルを同じ宛先に 2 回並行して復元する場合、Windows での動作と Linux での動作は異なります。Windows では、最初の復元 (完全に同時には終了できません) では、2 番目の復元が終了するようにファイルをロックします。Linux では、ファイルシステムレベルでそのようなロックは行われません。両方の復元が同時に実行され、どちらでも同じファイルに書き込まれます。結果のファイルの内容は予測不可能です。

Action」タブの右側には「Tape Actions」ボタンがあります。「Tape Actions」ボタンをクリックすると、さまざまなテープ操作が実行されます。ほとんどのテープ操作は非常にわかりやすく説明は不要です。ただし、Automatic Repack 操作については少し説明する必要があるので、次のセクションで説明します。

自動リパック

DIVArchive がテープにオブジェクトを書き込む場合、オブジェクトがそのテープに前回書き込まれた位置からしかオブジェクトを追加できません。その後、任意のオブジェクトがテープから削除されても、そのオブジェクトの領域を再利用することはできません。最終的に、削除されるオブジェクトの数が増えるにつれてテープの断片化が発生し、かなりの量の使用不能領域がテープライブラリ内に蓄積されてしまう可能性があります。

テープのリパックを行えば、この使用不能領域を取り戻すことができます。DIVArchive のリパック処理は、リパック対象のテープからすべての情報を読み取って一時キャッシュに格納したあと、その元のテープと同じグループの新しいテープにその情報を (シーケンシャルに) 書き戻します。

テープのリパックは、「Repack Tape」ボタンをクリックして手動で実行することも可能ですが、テープの断片化や使用済み容量のしきい値を超えると自動的にトリガーされます。

自動リパックを有効化または無効化するには、「Action」タブの「Automatic Repack」ボタンをクリックします。

注記:

自動リパックでは WORM メディアは無視されます。WORM メディアを手動でリパックしても、領域を回復することはできません。

Automatic Repack」ボタンをクリックすると、ダイアログボックスが表示されます。自動リパックを有効化するには、チェックボックスを選択してから「Send」ボタンをクリックします。これを無効化するには、チェックボックスの選択を解除してから「Send」ボタンをクリックします。

自動リパックが有効化されると 2 つ目のダイアログボックスが表示されるので、そこで Tape Filling Threshold (%)Tape fragmentation threshold (%)Start TimeDurationRepack tapes from selected group などのリパックパラメータを構成します。

「Manage」タブ:「Objects」

このビューを表示するには、「Manage」タブの「Objects」をクリックします。このビューにアクセスするには、少なくとも DIVArchive データベースに接続されている必要があります。オブジェクトを検索できます

任意のオブジェクトを選択して右クリックすると、オブジェクトのコンテキストメニューが表示されます。これらのコマンドは「Action」タブのメニューに含まれるコマンドのサブセットであり、同じ機能を実行します。このコンテキストレベルでは、リクエストウィンドウは (デフォルトでは)、要求の「Instance」フィールドにオブジェクトのインスタンスを自動的に指定しません。コマンドを送信する前に、このフィールドに特定のインスタンスを手動で入力できます。「Instance」フィールドが空のままになっていた場合、コマンドはオブジェクトのすべてのインスタンスを処理します。たとえば、このメニューから「Delete」を選択し、要求でインスタンス番号を指定しなかった場合、DIVArchive はオブジェクトのすべてのインスタンスを削除します。

Object Properties」ダイアログボックスにはオブジェクトのプロパティー、インスタンス、およびコンポーネントが表示されます。このビューから発行するコマンドでは必ず、有効なインスタンス番号を指定する必要があります。指定しない場合は、コマンド送信時にエラーメッセージが表示されます。

これには、要求からインスタンス番号を完全に削除することも含まれます。たとえば、このメニューから「Instance」フィールドを空のままにするとオブジェクトのすべてのインスタンスは削除できません。このビューではオブジェクトの最後のインスタンスが削除されることが許可されないため、この要求は自動的に DIVArchive によって終了されます。

あるオブジェクトインスタンスの 1 つのファイル (またはその一部) が 2 つ以上のテープにまたがって存在しており、かつそのセットの 1 つのテープだけが外部化された場合でも、そのインスタンスは外部化されたものと見なされます。これに対し、あるオブジェクト (つまりすべてのインスタンス) が外部化されたものと見なされるのは、そのオブジェクトのすべてのインスタンスが外部化された場合だけです。

Object Properties」画面の下部にある「Instances」タブをクリックすると、オブジェクトの「Instances」画面が表示されます。このビューには、オブジェクトのインスタンスと各インスタンスの要素が表示されます。

Object Properties」画面の下部にある「Components」タブをクリックすると、「Object Component」画面が表示されます。表示されたコンポーネントの 1 つをクリックすると、そのコンポーネントの情報がウィンドウ下部に表示されます。

「Manage」タブ:「Requests」

このビューを表示するには、「Manage」タブの「Requests」をクリックします。このビューはデフォルトで 300 行に制限されます。Control GUI の接続が切れたり再起動されたりすると、完了、キャンセル、および異常終了した要求はクリアされます。「Requests」ビューは、以前に完了した要求を DIVArchive データベースから取得するために用意されたものです。これは Oracle Support により、以前に報告された問題のトラブルシューティングのために頻繁に使用されます。

Errors」列をクリックすれば、エラーをすばやく特定できます。特定の要求のリクエスト ID がわかったら、それを「Events」ビューに入力することで、その要求のイベントログを Control GUI からテキストファイルにエクスポートできます。表示された要求を検索するには、画面上部の検索領域を使用します。

ある要求をダブルクリックすると「Request Properties」画面が表示され、選択された要求に関する情報 (Request Properties、Object Properties、Archive Properties、および Events List) が表示されます。DIVArchive データベースには最大 5000 件の記録済み要求が格納されます。この要求数に達すると、もっとも古い要求が上書きされます。ほとんどの施設では、これは少なくとも約 6 か月分から 12 か月分の記録済み要求に相当します。

「Manage」タブ:「Media」

このビューを表示するには、「Manage」タブの「Media」をクリックします。このビューには、DIVArchive システムで識別されているテープグループおよびディスクアレイの、それぞれの情報が表示されます。検索のフィルタリングは、画面上部のリストを使って行います。

Name」リストにはメディアの完全名、ワイルドカードを含む部分的な名前のいずれかを指定できます。アスタリスクを指定すると、すべてのメディア名が表示されます。

「Type」リストでは表示対象として、すべてのメディアタイプ、グループのみ、アレイのみ、いずれかを選択できます。

フィルタリングの選択後に「Refresh」をクリックすると、表示が更新されます。

テープグループまたはディスクアレイをダブルクリックすると、そのグループまたはアレイに関する詳細を含むダイアログボックスが表示されます。この画面は情報提供のためだけのものであり、編集はできません。

「Manage」タブ:「Require/Release

このビューを表示するには、「Manage」タブの「Require/Release」をクリックします。このビューにアクセスするには、少なくとも DIVArchive データベースに接続されている必要があります。オペレータはこのビューで、DIVArchive データベースに対して次の情報を探すためのクエリーを発行できます。

  • DIVArchive によって管理される任意のライブラリからの外部化が可能なリリース済みインスタンス。

  • ライブラリに挿入される必要のある外部化済みインスタンス。

  • 復元要求を処理するために挿入する必要のあるテープのリスト (要求されたテープ)。

  • ライブラリからの外部化が可能なテープのリスト (リリース可能なテープ)。

注記:

リリース可能なテープには、リリース済みのインスタンスだけが含まれています。

クエリーから返される結果のタイプや件数を制限するには、画面上部にあるフィルタを使用します。クエリーを実行するには、画面右上の「Refresh」をクリックします。利用可能なフィルタは次の 2 つしかありません。

Dates

Begin」および「End」で検索対象の日付と時間を選択します。このオプションをクエリーで有効にするには、「Enable」チェックボックスを選択します。このオプションを検索に含めないようにするには、チェックボックスの選択を解除します。

Demand

Required & Externalized」テープ (外部化されたテープのうち、要求されたものだけが表示される)、「Released & Inserted」テープ (内部化/挿入されたテープのうち、リリースされたものだけが表示される) のどちらを表示するかを選択するには、このリストを使用します。

画面の下部に「Required Tapes」ボタンと「Releasable Tapes」ボタンがあります。「Required Tapes」ボタンは、ライブラリに挿入する必要のあるテープのリストを生成します。「Releasable Tapes」ボタンは、インスタンスがリリースされたためにライブラリからの外部化が可能となったテープのリストを生成します。

どちらのボタンをクリックしても、関連するダイアログボックスが表示されます。「Required Tapes」画面では、リストの表示、出力、またはテキストファイルへの保存を行えます。「Releasable Tapes」画面では、リストの表示、出力、テキストファイルへの保存を行えるほか、「Eject Tape」ボタンをクリックしてテープをイジェクトすることもできます。

「Manage」タブ:「SPM Actions」

このビューを表示するには、「Manage」タブの「SPM Actions」をクリックします。このビューにアクセスするには、少なくとも DIVArchive データベースに接続されている必要があります。このビューは、Oracle DIVArchive Storage Plan Manager (SPM) がインストールされたインストールでのみ使用できます。これを使えば、SPM モジュールから DIVArchive に対して起動されたアクションに関するより詳細な情報を、DIVArchive データベースから抽出できます。DIVArchive のライセンス情報については、付録Aを参照してください

クエリーから返される結果のタイプや件数を制限するには、画面上部にあるフィルタを使用します。クエリーを実行するには、画面右上の「Refresh」をクリックします。

SPM アクションのクエリーから返された結果の 1 つを右クリックすると、SPM アクションのコンテキストメニューが表示されます。このメニューに含まれるオプションは次の 2 つだけです。

Request Properties

これを選択すると、SPM アクションに関連する要求のイベントリストが表示されます。これは、リクエスト ID がゼロでない SPM アクションでのみ使用できます。

Reschedule Action

SPM から起動された要求が失敗した場合 (スロットのメディアや関連 Actor が利用できなかった場合など)、これを使えば、その SPM アクションを再試行できます。

「Analytics」タブ:「Metrics」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「Metrics」をクリックします。「Metrics」ビューには、検索を絞り込むための一連のフィルタが用意されています。Metric DefinitionCollection IntervalAggregation ItemResource NameValueCountStart Date、および Last Update Date によって情報をフィルタリングできます。「Metric Definition」リストには、構成ユーティリティーで定義されたメトリックと組み込みメトリック (DIVAPROTECT*) が含まれます。

詳細は、Oracle DIVArchive 7.5 追加機能のドキュメントライブラリにある Oracle DIVArchive DIVAprotect のユーザーズガイドを参照してください。

「Analytics」タブ:「Events」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「Events」をクリックします。このビューにアクセスするには、少なくとも DIVArchive データベースに接続されている必要があります。「Events」ビューは通常、トラブルシューティングのために「Requests」ビューと組み合わせて使用されます。表示された結果をフィルタリングするには、「Dates」 (「Start」および「End」の日付と時間)、「Severity」 (InformationWarningsErrorsCritical)、「Request ID」、「Description」など、画面上部のフィルタを使用します。

特定の要求が失敗した場合、その要求のログをテキストファイルにエクスポートし、Oracle Support に送信できます (要求された場合)。この情報は、Oracle Support のエンジニアが DIVArchive Customer Information Collection Tool を使って直接収集することもできます。

失敗した要求のリクエスト ID (通常は「Requests」ビューから取得される) に対してクエリーが実行された場合、その要求のイベントログと同じイベントが表示されます。このファイルをテキストファイルとして保存するには、「Export」を選択します。

DIVArchive のデータベースに格納されるイベントの最大数は、100 万件です。記録されたイベントの数がこの値を超えると、DIVArchive は既存のイベントの上書きをもっとも古いエントリから開始します。

「Analytics」タブ:「Drive Alert Logs」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「Drive Alert Logs」をクリックします。このビューには、テープドライブから報告されたエラーが一覧表示されます。この情報はベンダー固有であり、メーカーやモデルによって異なる可能性があります。画面上部のフィルタを使えば検索をフィルタリングできます。たとえば、特定のテープに関係するエラーを検索できます。

「Analytics」タブ:「Library Alert Logs」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「Library Alert Logs」をクリックします。このビューには、直接接続 SCSI プロトコルライブラリから報告されたエラーが一覧表示されます。この情報はベンダー固有であり、ライブラリのメーカーやモデルによって異なる可能性があります。画面上部のフィルタを使えば検索をフィルタリングできます。

「Analytics」タブ:「DIVArchive Information」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「DIVArchive Information」をクリックします。DIVArchive が管理するストレージの量は、DIVArchive の構成によって決定されます。管理済み容量の合計が容量の 90 パーセントに達すると、Control GUI の「Manager Requests」ビューで、DIVArchive による定期的な警告メッセージの発行が開始されます。

管理済みの容量が構成された容量に近づくと、警告メッセージの頻度が高くなります。この制限に達すると、アーカイブ要求はその後 DIVArchive によって受け付けられなくなり、自動的に終了されます。ただし、復元要求は引き続き受け付けられます。

DIVArchive のライセンス情報については、付録Aを参照してください

「Analytics」タブ:「Database Logs」

この画面を表示するには、「Analytics」タブの「DIVArchive Information」をクリックします。このビューには、Oracle データベースに報告されたエラーが一覧表示されます。検索を絞り込むための一連のフィルタが用意されています。たとえば、特定のテープに関係するエラーを検索できます。

「View」タブ:「Properties」、「Clear」、「Clear All」

View」タブでは、ほかの Control GUI 画面で選択された項目のプロパティーを表示できます。元の画面で項目 (オブジェクトやシステムコンポーネントなど) を強調表示し、「View」タブをクリックしたあと、「Properties」ボタンをクリックします。

View」タブの「Clear」および「Clear All」ボタンをクリックすると、1 つ以上の要求、エラー、警告などが該当の画面からクリアされます。

現在のビューのエクスポート

Control GUI のほとんどすべてのビューに現在表示されている情報をエクスポートするには、「Start」オーブをクリックしたあと、「Tools」メニューから「Export Current View」をクリックします。

エクスポートは、次のテーブルを除く、Control GUI の「Home」タブ:「Tapes」ビューとその他のすべてのビューで使用できます。

表示されるファイル保存ダイアログボックスで、現在表示されているテーブル内の情報の格納先として、既存のファイルを選択するか、新しいファイルの名前を指定します。イベントを保存したあと、Excel などのスプレッドシートで表示するには、次の手順を使用します。

  1. File Name」フィールドで、ファイル名のあとに拡張子 .csv を入力します。

  2. Export」をクリックしてビューのエクスポートを完了させます。

エクスポートされるビューの内容は、現在のフィルタ選択によって決まります。最後のクエリー以降にフィルタを変更したが、「Refresh」をクリックしなかった場合、エクスポートされるログには現在のフィルタ選択が表示されません。また、ビューのエクスポート時に「Detailed View」のテーブルが空だった場合、エクスポート先のファイルに含まれる情報は、現在のフィルタ選択を示す 2 行だけとなります。